‘気学’ タグのついている投稿

リーダー像とその条件

2011年6月1日 水曜日

戦後の教育において、リーダー教育と言う分野は国の方針としては無かったと思います。

俗に帝王学と言われる分野であります。規格大量生産による社会機構を求め、それに合わせて人の教育も横並びの同一規格に沿って育成されて、年功序列を第一とする雇用も生じて、安定と平等を目指してきた時代でありました。

世界経済が一気に加速し、広がって行く中で日本経済は対応出来ず、横並びで進んできた状況のマイナス面が露呈した状態であります。

今の時代のように内部機構である官僚機構の腐敗や時代に合わなくなった規制等が生じた時、決断や責任や実力と言った行動を取れる人、すなわちリーダーが存在していなかった訳です。

帝王学を学ぶことで、リーダーになれるかと言うと、ある程度の段階までは学ぶことは可能でも、最終的にはリーダーになれる条件は「持って生まれた感性」の有無であります。

リーダーの条件としての一般的五条件は。
①先見の明がある。
②人の話に耳を傾ける器量がある。
③決断力がある。
④意思の強さがある。
⑤統率力がある。

チームワークとしてのリーダー五条件は。
①指導力がある。
②明るさと優しさがある。
③人望と信頼がある。
④冷静な判断力がある。
⑤アイデアマンである。

自分自身すべてこの五条件を満たすことよりも自身の器量と気質を知って、不足条項は他の人に補ってもらうことが大事であり己(おのれ)を知ることからの出発です。

気学の人の気質の分類は。
一白水星・四緑木星・七赤金星の人は「情の気質」として判断。
二黒土星・五黄土星・八白土星の人は「意の気質」として判断。
三碧木星・六白金星・九紫火星の人は「知の気質」として判断しております。

情の気質は支える立場。情熱打ち込む立場。協調して行く立場。受身の立場。実務型です。

意の気質は行動の立場。意欲を表す立場。積極的に切り開く立場。前向きな立場。努力型です。

知の気質は企画の立場。理性的に考慮する立場。理想探求の立場。主導型です。

リーダーの条件をこの情・意・知で考えると
①先見の明は「知の気質」(三碧木星・六白金星・九紫火星の人)
②人の話に耳を傾ける器量は「情の気質」(一白水星・四緑木星・七赤金星の人)
③決断力は「意の気質」(二黒土星・五黄土星・八白土星の人)
④意思の強さは「意の気質」(二黒土星・五黄土星・八白土星の人)
⑤統率力は「知の気質」(三碧木星・六白金星・九紫火星の人)
に属すると言うことになります。

リーダー像は時代の背景や環境状況で求める像が変わります。五条件の要素の重点が異なって来ます。今の日本の困難を乗り切る気質のリーダーは「意の気質」(二黒土星・五黄土星・八白土星の人)を持った人が必要です。

みちのしらべ「陰陽祐気学」本サイトはこちら

みちのしらべ 毎日の運勢はこちら

みちのしらべ 今月の運勢はこちら

ワンマン経営者

2011年5月22日 日曜日

首領(リーダー要素)の三要素は権力と名誉と所得であります。

この三要素が揃うと人は独裁(ワンマン)に走って行きます。今までの日本の社会機構の中で三要素が揃うと言う事は少なかったと思うのです。

世の中が成長し所得を得る事も多くなり名誉があっても権力がなかったり、権力があっても名誉がなかったり、権力があっても低所得であったりして「天は二物を与えてくれない」定義があてはまっていたのです。

しかし近年日本も物資的に豊かになり、合理化と言う旗印の下で改革して来た事が「人の恨みを買う」ことになり、天より二物以上の力を与えられた時に、一歩引いて考えて配慮することよりも自分の都合の良い方向を選択し、それが結果として墓穴への道となって来ていると思えるのです。

リーダーと言う皆から信任された過去の立場から、やがて権力を背景に自分の思い通りに物事を行いはじめるワンマンなる立場になり社会の為、会社の為と思って行動していた事が、やがて私欲の為に行動する事になる訳で人間が権力と名誉と所得を得た時に「心のおごり」が生じ「満れば欠くる」と言う鉄則の軌道を辿ることになってしまうのです。

気学の教示の中に「禍福は不運のもと」と言う教示があります。また徳川家康公の人生訓の中の「及ばざるは過ぎたるより勝れり」と言う教訓があります。

今までのこうした社会に影響を与える経営者や指導者は、少なくとも社会や国や企業と言うものに対して一定の節度なり礼儀なりけじめなりを持っていました。

それが「金儲け」と言う大義名分の前では論理やモラルが吹っ飛んで行ってしまい、人の目標になるべき企業や会社のトップが、なり振り構わぬ行動に出てしまうのはトップとしての器量が備わっていなかったと思われるのです。

それは余りにも過去の参謀としての気質が備わっており人に対する配慮、人に対する対応に勝れているがゆえにそれが逆になった時、ワンマン経営に陥り易い気質となって来ると思えるのです。

昔から「運・鈍・根」(過去のブログで発表済み)と言われ成功する三要素が深く示されておりますが、成功成就してから以後の長持ちさせる秘訣は示されておりません。それは今までの恩恵を忘れて「自己保身」に走るからであります。

一端「自己保身」に入りますと人の苦言や提言に対して「聞く耳を持たない態度」となって来ます。つまりワンマン化であります。リーダー時代は良く人の意見や考え方に対して「聞く耳を持って」人の活用と言う事を第一に取り入れている人が「保身」と言う立場に立って閉鎖的な態度となって来ることになります。

自分の身の廻りにはいつの間にか「御用社員」しか存在しなくなり、実力ある社員が遠のき「裸の王様」になっている事に気が付かないくらいになってしまうのです。

苦労して創業者が会社を大きくして、その創業者の哲学なり経営の奥儀が活かされずに継承された人達や自分自身でやり遂げて来た人も、そうした創業者の精神や創業時の気持ちを顧みる事なく不名誉な道を選択してしまうことになり、人間の陥り易い「心のおごり」に対して「他山の石」とすべき事と思います。

今、真に求められているのは経営者としての倫理観であります。

人生においての「賭け」と言う「バクチ」は付いて来ます。人生の中で大きな賭けと言うことは一度や二度あると思います。

しかし運と言うものは「バランス」面が強くあります。儲けた後は損をします。運を大きく掴もうと思ったら小さな「賭け事」はしない事です。小さく儲ける人は大きな儲けの出来ない人で大きな運の掴めない人であります。小事に捉われる人は大事の掴めぬ人であります。

権力と金の力とは「人の心」を大きく変貌させるものと改めて思う次第です。

みちのしらべ「陰陽祐気学」本サイトはこちら

みちのしらべ 毎日の運勢はこちら

みちのしらべ 今月の運勢はこちら

会社30年寿命説

2011年5月12日 木曜日

企業にも個人の運勢と同様に運気運勢があります。「会社30年寿命説」と言う風説も生じる要因は、30年と言う歳月が時代の変化や会社の世代交代、あるいはマンネリ化による動脈硬化が生じ、新陳代謝の必要性が生じて来る時にあたります。

気学では、36年周期を一つの目安と考えております。優秀な企業でも30年以上経過すると成長力が低下して来る訳であります。経営者や代表者が替わることにより、企業の運気運勢も変化する新風がもたらせる場合もありますが、引き継ぐ後継者の運気運勢の時期もあり、一概には良いと言えない訳です。

後継者の運勢が上昇期に当たり,また企業としての運気の良い年回りに当たっていれば,順調な引継ぎとなるのです。逆であれば苦難の道と言うことになります。

企業の運勢は社名の称号・設立登記あるいは会社形態登記が誕生日同様となります。従ってより良い時期を選んで登記する事と,トップ経営者・代表者の運気拡張機運に時期を確定することであります。

業種の運気運勢の盛んなる期、代表者および経営者幹部の盛運なる期に設立登記あるいは変更登記をして行くことが会社発展の出発であります。

企業にも運気運勢の良否盛衰のあることをしっかりと認識することであります。企業も人と同じく生きて成長して行くものであります。

登記した日が誕生日となり、代表者を頂点として従業員も会社発展・繁栄・また栄枯盛衰の傘下の中に入っていくのであります。

良い時期や悪い時期の景気の動向も反映されると同時に、企業の拡張に於ける支店・出張所あるいは工場・倉庫・また関連会社や取引を開始することに於いても方位方角の吉凶があり、とくに本社の社屋を新しく建て替えをしたり、改造築したり事務所の配置や社屋の社相の吉凶も、発展し成長して行く過程に、多大なる影響が生じて行くのであります。

経営は生き物である以上、寿命もあります。新陳代謝をせずにワンマン経営を続けたら30年か40年にして尽きて行くのが自然界の理です。気学36年周期を中心として廻るのです。

経営の新陳代謝が課せずに、同族者の経営から動脈硬化を起こし維持出来ずに終わった会社がいくつもあります。「商いの道」とは無と言う実体の無いものから、有限なるものを産み出す行為これが基本行為です。

また商いとはあきない(飽きない)と言います。飽いていては力もはいりませんし上手くいく訳が無いのです。毎日の努力と継続が大切です。

企業・事業に於ける周期について

(起業・創業)(9年×2周期で18年間)
起業・創業の流れは一気に一循環に向かう上昇時代で3年ごとの良否の繰り返しの中で、二循環へ向かう発育と成長を果たし繁栄する。

(継承・継続)(9年×2周期で18年間)
落日を脱し継続機運が活かされて、二代目の育成がされて、創業者の円熟さと二代目への継承者へと交代を心掛けて帝王学実践時期である。

(次世代転化・後継ぎ)(9年×2周期で18年間)
後継者が果たされて新陳代謝の機運が高まり、創業者の理念も薄くなり、新しい息吹も求められる再構築の期で、次世代主導となる。

(結果・終結から脱皮)(9年×2周期で18年間)
起業・創業の態勢も全て入れ替わり、起業者の理念が伝説化される期。三代目の新しい機運を導入し創業以来からの脱却新生期となる。

みちのしらべ「陰陽祐気学」本サイトはこちら

みちのしらべ 毎日の運勢はこちら

みちのしらべ 今月の運勢はこちら

気学三合と三才観 

2011年5月2日 月曜日

東洋哲学の思想根底の三才観が、自然界においての森羅万象の「輪廻」に当たる法則は生(因縁)・旺(原因)・墓(結果)と言うめぐりになります。

万物は生育・発展・成熟・衰退・消滅・生成の過程をたどります。気学においての十二支はその自然界の法則の過程を示したものです。

十二支は子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)です。

寅・卯・辰・巳は生育発展期で、午・未・申・酉は熟成衰運期で戌・亥・子・丑は消滅生成期であります。森羅万象はこうした繰り返し(輪廻転生)をしながら継続しているのです。

自然界の一員である人間もその影響下にあると考えて行く思想が、東洋思想の根本です。自然界の法則を知り、その法則に則して生活の基盤を考えていきます。

森羅万象の5つの要因を基として、その用(はたらき)を示したのが「三合五行の因果律」です。

自然界の木(寅・卯)・火(巳・午)・金(申・酉)・水(亥・子)・土(丑・辰・未・戌)の五つの気・性の用(はたらき)を示し生(因縁)・旺(原因)・墓(結果)という軌道をたどります。

子の水は申の金に生じ辰の土に墓す。

卯の木は亥の水に生じ未の土に墓す。

午の火は寅の木に生じ戌の土に墓す。

酉の金は巳の火に生じ丑の土に墓す。

朝太陽が地平線から昇る寸前「寅方」そして太陽が中天する時「午方」そして夕方沈む「戌方」という軌道です・

事象で考えれば昭和16年(巳年)太平洋戦争勃発「生」・昭和20年(酉年)の終戦・昭和24年(丑年)レッド・バージ旋風へとの軌道が生じます。

西郷隆盛が薩摩の国から江戸に初めて出てきたのが1854年(寅年)そして
安政の大獄で島流しされたのが1858年(午年)釈放され帰藩したのが1862年(戌年)という軌道です。

明治維新となり、鹿児島に帰郷したのが明治2年(巳年)です。そして明治6年(酉年)征韓論で対立し帰郷し明治10年(丑年)西南の役にて自決する。

人の運命・社会の事象・事件も自然界の用(はたらき)も生(因縁)・旺(原因)・墓(結果)という軌道をめぐります。

人の運命も「先祖・親・子」として軌道があり、一人の人生にも「過去・現在・未来」の軌道があり、吉凶禍福もその流れの中に存在して来ます。

「精神」とは与えることのみで見返りを考えぬと言うことであり、その基は太陽の姿に根本があります。

「心」とはその精神を基本として反映され備わったものであり、代々受け継がれて来たものであります。

「気」とは精神反応から発動されるものであり、気は変化変動および発展しますが精神および心は変化しない不変なるものと言う理論になります。

精神も心も潜在的なものであります。また心と気質は別なものです。

心は変わらぬが気質は努力して変えることが出来ます。この基本が三つ備わって一体となる事を東洋哲学の三才観の思想と言います。

みちのしらべ「陰陽祐気学」本サイトはこちら

みちのしらべ 毎日の運勢はこちら

みちのしらべ 今月の運勢はこちら

情・知・意の三才観

2011年4月22日 金曜日

運命学では人の人生を「情・知・意」と言う三才観で判断を行います。

「情」とは感情・情熱・情緒等と言ったその人の心の情実を判断します。

「知」とは知識・知恵・知育等と言ったその人の心の知性を判断します。

「意」とは意志・意欲・意気等と言ったその人の心の活力を判断します。

手相・人相・相学において常に判断の基準はこの情・知・意を見極めることにあります。その情・知・意の三才観は「時代を読む」と言う判断にも用いることもあります。

日本の歴史において平安時代は「情」と言う心の情実が強く咲いた時代で、心の機微・きめ細やかな感情による文化が高揚した時代の背景がありました。

江戸時代は「知」と言う心の知性・品性と言った道徳・哲学が強く求められた時代があり、心を律する心・知育による文化の構築が時代の背景にありました。こうした「情」・「知」と言う歴史の蓄積の中で21世紀を迎えました。

ここで求められるのが「意」と言う要因であります。

世界の中で稀に見る「情の文化・知の文化」の心の内面の充実した民族としての歴史(日本人)と蓄積があります。この文化は世界に誇れる文化です。「情・知の文化」も「意」の行動力が伴って成立して来るのです。

グローバル化して行く世界、価値観の多様性・弱肉強食の格差社会、こうした激変して行く中で、しっかりとした意志が求められる訳です。

激動して行く社会とは、足元の基盤が揺らいでいる状態であり、安定した社会では足元の基盤が固定しているので、知識や経験や肩書きと言ったものが生きる上での武器になりますが、基盤の不安定な激動社会においては、しっかりとした将来像と言う目的意識を持ち、それを実現させるには、今何を努力し行動して行けばよいかの意志が問われる訳です。

一時代前には人生の経過の長期計画がある程度出来ましたが、変革する社会では不安定で長期計画は出来ません。臨機応変さが求められる訳であり将来像と言う目標を掲げ、それを貫く意志の有無と修練が人生を決定付ける時代です。

みちのしらべ「陰陽祐気学」本サイトはこちら

みちのしらべ 毎日の運勢はこちら

みちのしらべ 今月の運勢はこちら

第17回統一地方選挙

2011年4月12日 火曜日

平成23年4月10日に第17回統一地方選の前半戦となる12都道県知事・4政令市長選・41道府県議・15政令市議選が行われた。

東日本大震災の影響で自粛ムードに包まれた異例の選挙となった。

政権交代後初の統一選は、「民主党・自民党の対決型」となった知事選と政令市長選に立候補した現職11人が全勝する結果となった。民主党は議員選でも大敗を喫した。一方、大阪府の橋下徹知事率いる「大阪維新の会」が大躍進をしました。

注目の都知事選は「都政の継続か刷新か」が大きな争点になったが現職の石原慎太郎氏に対し新人10名(東国原英夫氏・渡邊美樹氏・小池晃氏・谷山雄二朗氏、古川圭吾氏、ドクター中松氏、マック赤坂氏、姫路けんじ氏、雄上統氏、杉田健氏)が挑む戦いでした。

事実上の争いは知名度のある4名の戦いでしたが、結果は大差で石原慎太郎氏が4選を果たす結果となりました。過去の実績と現在の運気状況からも当選でした。

開票結果は下記の通りです。上位4名のみ記載。

石原慎太郎 1932年9月30日生まれ(2,615,120票)
      本命五黄土星申年・月命四緑木星酉月生まれ(盛運期2年目)

東国原英夫 1957年9月16日生まれ(1,690,669票)
      本命七赤金星酉年・月命一白水星酉月生まれ(盛運期4年目)

渡邊 美樹 1959年10月5日生まれ(1,013,132票)
      本命五黄土星亥年・月命四緑木星酉月生まれ(盛運期2年目)

小池 晃  1960年6月9日生まれ(623,913票)
      本命四緑木星子・月命四緑木星午月生まれ(盛運期1年目)

第4期目に突入する石原都政にも財政問題・新東京銀行問題・築地市場移転問題・防災問題等、課題は山積します。物事をはっきりと言う性格(失言もたまにはあります)と怖いもの知らずの強烈なリーダーシップは、今の日本の困難を乗り切る気質のリーダー(五黄土星の人)でもあります。

民主党は12都道県知事選のうち、自民党推薦候補と対決した北海道、三重両知事選で敗北し、東京都知事選は自主投票で不戦敗となった。

昨年9月の菅改造内閣発足後、参議院選挙を始めとして主要な地方選では敗北が続き、東日本大震災や原発事故の対応でも指導力不足と批判されています。

菅政権も本来は3月危機でありましたが、東日本大地震の、復旧・復興対策が急務で今は延命となっておりますが、菅首相自身の引き際が強く求められ時が来ました。

みちのしらべ「陰陽祐気学」本サイトはこちら

みちのしらべ 毎日の運勢はこちら

みちのしらべ 今月の運勢はこちら

季節病の花粉症

2011年4月2日 土曜日

今年も花粉症で悩んでおられる方にはつらい季節がやってきました。今では花粉症は季節病のひとつでもあります。

1970年頃まではほとんど、この花粉症はありませんでした。

しかし今では春の日の差す日、山々は薄く雲のかかったように白く霞んで見えます。それだけ今春の杉花粉(ヒノキ花粉)の量が多いと言うことです。今年は例年の何十倍かで花粉が飛びますと言う予報です。

この杉は戦後に落葉樹に変わって植林されたもので、木造の家から鉄筋の家へと移行してしまった為に需要が減り、木材価格の下落した現在、山の保全と管理で大赤字の為、手入れがされていないのもひとつの原因です。

バブル景気時代の十分の一位になった杉の価格も落ちて、残したものは花粉の被害と言う事です。土地の長老に以前の話を聞きますと「杉植林の前は、春は山菜、秋は紅葉と、今とは趣が異なっていた(常に山の管理や手入れはされていた)」との事です。

高度成長期時代に杉の苗木を国から、ただ同然に奨励されて、山全体を杉に換えてしまったと言います。その為に山の持つ保水力も低下し台風や大雨の時には、水が山肌を一気に下り、川の水も増水し、水も汚れが生じたと言います。

国会においてもこの花粉症問題は取り上げられましたが、具体的には話は進んでおりません。300億円の投資で今の杉をすべて伐採して新しく花粉の少ない杉の木を植え替えようと言う案です。事業仕訳で与えられた予算はたったの2億円だそうです。その為、実施出来ないと言う事らしいです。

沢山の人達(推定で2000万人)がこの時期には花粉症で困っています。予算の無駄使いの多い中で本当に必要なものには早急に対応して欲しいものです。

花粉症の症状は①くしゃみ②鼻水③鼻づまり④目のかゆみ等です。

花粉症の対策としては①マスクをする。②メガネをかける。③家に入る前に玄関で衣服を掃う。④目を洗う。⑤洗濯物を室内で干す(乾燥機を使う)等です。

みちのしらべ「陰陽祐気学」本サイトはこちら

みちのしらべ 毎日の運勢はこちら

みちのしらべ 今月の運勢はこちら

日本で起きた主な地震

2011年3月23日 水曜日

日本で起きた主な地震は下記の通りです。

1923年09月01日(五黄亥年・五黄申月)関東大地震

1933年03月03日(四緑酉年・八白寅月)三陸沖地震

1943年09月10日(三碧未年・七赤酉月)鳥取地震

1944年12月07日(二黒申年・二黒亥月)東南海大地震

1946年12月21日(九紫戌年・四緑子月)南海道大地震

1948年06月28日(七赤子年・四緑午月)福井地震

1964年06月16日(九紫辰年・一白午月)新潟地震

1978年06月12日(四緑午年・四緑午月)宮城県沖地震

1983年05月26日(八白亥年・八白巳月)日本海沖地震

1984年09月14日(七赤子年・一白酉月)長野県西部地震

1993年07月12日(七赤酉年・三碧未月)北海道南西沖地震

1995年01月17日(六白戌年・三碧丑月)阪神淡路大震災

2004年10月23日(五黄申年・三碧戌月)新潟中越大地震

2005年08月16日(四緑酉年・二黒申月)宮城県沖地震

2007年07月16日(二黒亥年・六白未月)中越沖地震

2011年03月11日(七赤卯年・七赤卯月)東北地方太平洋沖地震

2011年3月11日に起こった東北地方太平洋沖地震(M9)は七赤金星年の七赤金星月で年盤・月盤の重なる時期で注意が必要ですと警鐘を鳴らして来ました。そして今回は大地震・大津波・福島第一原発被害と重なる大災害となりました。

過去においても年盤と月盤の重なる時期に関東大震災(五黄年の五黄月)・東南海大地震(二黒年の二黒月)・宮城県沖地震(四緑年の四緑月)・日本海沖地震(八白年の八白月)と大きな地震が発生しております。

地震は各地・各地域において独自の周期を持っています。特に三碧(地震事象)が発生した状況下で、警鐘月にあることや、五黄同会や暗剣殺同会および五黄中宮位(破壊星)時に地震は多く発生しています。

全ての事象において偶然はなく、必然の因果があります。天為(てんい)要因・人為(じんい)要因ともに周期があり、必然により発生します。常々申しております一つの要因は「人為乱れる時、天為乱れる」です。

関東大震災時は内閣の総辞職があり、阪神淡路大震災時は村山内閣崩壊寸前劇があり、新潟中越地震時は田中派の壊滅の要因がありました。そして今回は菅内閣の政治の混乱が「人為乱れる時、天為乱れる」です。

関東大震災の因果関係は内閣の総辞職。

阪神・淡路大震災の因果関係は神戸と賀川豊彦と社会党崩壊事象。

新潟中越大地震の因果関係は長岡と田中角栄と経世会崩壊事象。

東北地方太平洋沖地震の因果関係は東北と小沢一郎と民主党の崩壊危機。

地震と言うなかなか科学的に予測の難しい側面のある状況の中で、少しでも予測とまでは行かないかも知れませんが、議会と言う国民から選任された議員の状況・情勢・状徳の動向を見極めることで、予測予知を図ることも一つの見方です。

菅首相の思惑通り、改革が伸展して行けば天変地異も小休止状態ですが、混迷混乱の状態が現出するような状況となれば、過去の因果要因から地震を含む天変地異に警戒と備えと用心が重要な要因となります。

特に5月は五黄土星月にあたります。五黄土星が中宮位の月で三碧木星が年盤の五黄土星に同会しますので注意が必要です。

震災から12日が経過しました。連日の報道を見ていますと涙がとめどなく流れます。福島第一原発の危機回避問題・救援物資問題・ライフライン問題・仮設住宅問題・心のケア問題等その課題は数え切れないほど沢山あります。

私事になりますが、実は私は16年前に起こった阪神・淡路大震災の被災者なのです。当時、主人の仕事の関係で神戸の東灘区(阪神高速道路が破壊した所)に住んでいました。沢山のものを失くしましたが、また逆に得たものも沢山あります。近所の人達や友人や全国の皆さんに助けられながら頑張る事が出来ました

その経験から「お一人お一人の為に・・・」希望と成功のお手伝いをさせて頂きたいと決心をして自分に出来る「気学」を通して微力ながらお手伝いをさせて頂いております。

経験をしたからこそ被災された方々の気持ちや現状は痛いほど理解出来ます。必ず立ち直る事は出来ます。

被災された皆様には大変な状況ですが世界中が応援しています。明日を信じて頑張ってもらいたいです。「頑張ろう東北!!頑張ろう日本!!」

一日も早い復興をお祈りいたします。

みちのしらべ「陰陽祐気学」本サイトはこちら

みちのしらべ 毎日の運勢はこちら

みちのしらべ 今月の運勢はこちら

天変地異(噴火と地震)

2011年3月13日 日曜日

天変地異が頻繁に起こっています。

平成23年(八白土星寅年・2月4日より七赤金星卯年です)1月(九紫火星丑月)26日(九紫火星巳日)頃より鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島連山の新燃岳が52年振りに噴火しました。そして今も噴火は続いております。

気学教示の「天為(てんい)乱れる時、人為(じんい)乱れる」また逆の「人為乱れる時、天為乱れる」です。天為とは自然であり、人為とは政治であります。
参考に2010年7月2日号「人為乱れる時、天為乱れる」・2010年5月18日号「天変地異」を確認下さい。

山の噴火のもたらす被害は測り知れません。街中に積もる火山灰や土石流は大変な問題です。事の推移を注意深く注目し、万全の備えを怠らぬようにする事です。

数多くの学者によって学問的に噴火予知への研究が成されています。しかしながら噴火や地震の発生の周期は30年・50年単位の発生も多く生じ、データーや机上の研究をしても、予知への確信へはまだまだ時間がかかります。

そうした研究も大変重要でありますが、人間本来の持っている動物的本能的な要因を考え合わすならば、気学教示の「人為乱れる時、天為乱れる」や、その因果関係(地震の事象は三碧・二黒・五黄・噴火や山の事象は八白)も無視出来ないものがあります。

火山・地震大国である日本でいつ噴火や地震が発生するかの予知よりも発生した時に、いかに被害を最小限に押さえるかと言う普段からの準備が大切であり、そうした徹底努力は、危機管理の面からも強く求められる事柄であります。

近年の異常気象は予測をはるかに超えて発生しております。自然界の猛威は年々増して来ております。そうした状態は人類が豊かさを追い求めてきた結果反動でもあります。

一日も早い終息をお祈りするとともに今回の噴火で被害を受けられました皆様に心からお見舞い申し上げます。

また地震においては2月(八白土星寅月)22日(九紫火星申日)にはニュージランドのクライストチャーチでM6.3の大地震が発生しました。

日本では3月(七赤金星卯月)11日(八白土星丑日)午後2時46分ごろ、三陸沖を震源に国内観測史上最大のM8.8の地震(東北地方太平洋沖地震)が発生しました。津波、火災などにより広範囲(岩手・宮城・福島・茨城、千葉・東京・神奈川、栃木・山形・群馬・仙台)で被害が出ています。

被害を受けられました皆様に心からお見舞い申し上げます。一日も早く復旧をされますよう、お祈り申し上げます。

みちのしらべ「陰陽祐気学」本サイトはこちら

みちのしらべ 毎日の運勢はこちら

みちのしらべ 今月の運勢はこちら

「トイレの神様」から思うこと

2011年3月2日 水曜日

今、自身と亡き祖母との思い出を歌った「トイレの神様」(歌・植村花菜)がヒットしております。

この歌を聴いて涙する人が多いです。忘れられた人間の心と肉親との絆を感じる歌です。この歌が多くの人達に受け入れられる事に「まだまだ日本人は捨てたものではない」と思います。この歌を作ったのが若い植村花菜さんだから余計にそう思います。

今、私たち日本人が失くしかけているものがこの歌にはあるのです。祖母と孫の日常の生活の中での家族愛や情操教育がよみがえって来ます。

人は「おらが・おらが」の「が」を捨てて「おかげ・おかげ」の「げ」で暮らすと言う大切さを改めて確認する事が出来ます。

「おかげ・おかげ」の「げ」で暮らすの「げ」とは「下(げ)」のことであります。すなわち「下坐(げざ)」で暮らすと言うことです。「坐」と言う字は土の上で対等に人が居ると言う字の型であります。そして共に坐して行く生き方・相手を振るい落し蹴落として自分さえよければ良いと言うのでは共存共生の生き方の問われる時代になると言います。

そこに「下坐(しもざ)」に生きる生き方の重要性があるのです。下坐に生きるとは「何かしてもらう」と言うことではなく「何かをさせてもらう」と言う立場の変化であります。

その為には自分自身の心を常に下坐に置かないと、相手に対する思いやりの心(忠恕心)やボランティア・NPO・NGOと言った「坐する心」が生れても永続を果せぬことになります。

下坐に生きた人々の中での代表は一休禅師・マザーテレサ女師であります。こうした先哲先人の生き方の中にこそ、21世紀の指針があるのです。

日本の企業で「下坐に生きる」で大きな企業に成長したのが、ダスキン及び同系列のミスタードーナツと言う会社です。新入社員の研修がまず下坐からと突然に知らない会社や店舗に行っての「トイレ掃除」であり、まず人の一番嫌うことからの出発であり、サービス業での出発研修にトイレ掃除からの出発であります。

ダスキン創業者の鈴木元社長が長年の逆境時代に京都の宗教法人「一燈園」や奈良天理教から修学した精神を企業の理念に取り入れて実践して会社を発展させて来たと言います。2000億企業になった会社はその精神も広く社員や後継の経営者に受け継がれて来ております。

このトイレ掃除と言うのは正に「下坐」そのものの立場であり、人間生活の下坐であって必要欠くべかざる所であり人の心の反映(鏡)であります。

戦後60年以上の教育の反省が、今始まって来ている状況であり、多種多様な生き方の模索が始まり大学卒業後に修業の道(専門職)を学んでおります。

そして高齢化社会の時代です。団塊の世代の人たちは昭和40年代の学園闘争や高度経済成長を成し遂げてきた猛烈社員の世代であります。そしてバブルの最盛期の幹部たちであります。

自己中心的なエゴ社会を謳歌して来た世代の高齢社会への参入であります。つまりこの世代は「下坐で生きる」ことの逆で生きて来た世代であります。そのつけが今の時代の姿なのです。

こうした時代の中で、目的をしっかり持って謙虚な生き方、感謝の心で努力して行く人が、時代の変革期を迎えて、大きく時代に受け入れられるのです。
整理整頓や掃除は開運の第一の条件でもあります。

みちのしらべ「陰陽祐気学」本サイトはこちら

みちのしらべ 毎日の運勢はこちら

みちのしらべ 今月の運勢はこちら