2014年10月 のアーカイブ

インフレ経済動向

2014年10月21日 火曜日

今、日本の赤字国債は1100兆円(世界一の借金国)に膨れ上がり国として窮地に追い込まれている現状があります。その反面65歳以上の老齢者の資産が830兆円も貯えがあり、その830兆円をめぐり多くの老人を食い物にする悪徳業者が急増していると言います。

そして、赤字国債の1100兆円を減らす算段は消費税の引き上げしかなく、(平成26年4月1日から8%で平成27年10月から10%の予定)それも消費税25%に引き上げても追いつかない状況であります。

政府は我々国民には「社会保障費の増大で上げなくては社会保障が持たない」と言い消費税を上げます。他の赤字国債を減らす方法はインフレ政策、それも半端でないくらいのインフレを引き起こさないと赤字国債の軽減に至らないと言います。

安倍内閣の消費税の大幅な引き上げ、そして何よりも恐いのは赤字国債を軽減する為の急速なインフレ政策であります。そうすると老年者の830兆円もインフレにより目減りして生活も苦しい状況に陥ることになります。その為に銀行では資産運用の窓口が開設され株式への投資・ドルやユーロへの預貯金の転用・不動産投資等へ、リスクの伴なう要因へと誘導して来ております。

護送船団で来た日本の経済も、個人の才覚による運用へと本格的に変革された経済となり、自己防衛・自己責任・自己管理と言う状況が強く求められる社会へと変貌したのです。

日本経済はインフレの状況であります。日本の個人資産1645兆円の価値も目減りします。老齢者65歳以上の830兆円の資産も目減りします。国の赤字国債も目減りします。インフレは国に取って大変有利に動きますが個人に取っては大きな打撃となります。そして消費税の引き上げが追い討ちとなり、生活は苦しくなって行きます。

最近では急速に円安・ドル高になっています。輸出産業の自動車関連等は良いでしょうが、輸入産業は大変厳しい状況になります。原油・原材料の価格は円安で上がるため、空運や食品などの業種には痛手となり食品関係の値上げが生活を脅かします。一斉にこの10月から値上げが始まりました。(特に食品関係)賃金の値上げが消費物価に追いつかない現状です。

当ブログの「今年の2014年を占う」では「世界では「中国の金融システム不安や成長の鈍化」「日本のアベノミクス」「米国の量的緩和の縮小による世界金融の不安定化」の問題があります。財政調整に直面する年で日本の経済は危機状況になるかどうかは年末が勝負です。」と指摘しました。

正にアメリカの金融緩和の縮小がドル高に進み、円安状況になっているのです。生活必需品の値上がりで個人消費が冷え込めば、景気全体に悪影響を与える可能性もあります。また年末に消費税10%引き上げ(来年の10月から)決定がされれば、庶民には大変な負担です。一方、消費税を上げなかったら、国際的な日本の信用は失われます。難しい安倍首相の決断が待っています。

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少子化問題 

2014年10月11日 土曜日

人口減少による先行き不安と対策が急務になって来ました。しかしこの人口減少や高齢化社会問題は何も今、始まった事ではないのです。すなわちこの国には先見の眼がないと言う事です。いかにその場その場のしのぎで今日まで来たかと言う事です。

最近も多くの幼児誘拐殺傷事件が起きていますが、すべて警察や児童相談所に行っても事件が起こるまで動かないのです。そして事件が起こったら動くのです。すべてが後手後手なのです。

数ある問題点の中から、いくつか挙げて見ましょう。

年金問題も当初の考えは何十年後の支払いだから、その時が来たら考えようと安易に取り組んで来た結果です。バブル時代は上限なく好きなだけ箱物にお金を使い、国民から預かったお金は個人が横領したり年金記録に載せなかったりいい加減な事をしてきたのです。

政治家は政治屋と言う職業になり、議員期間だけの仕事と考え、また今問題になっている地方議員の質の低下(兵庫県議員の政治活動費不正使用発覚から全国に飛び火))とこのような状況ではとても上手く行きません。高齢化で増える年金支払いと少子化による年金の収入が減っています。

国民の年金運用も国債からリスクのある外国為替等の買に政府は動くのではないか、と世界の投資家は見ています。その結果としてドル高(アメリカ経済の回復もある)、円安が進んでいます。もし悪い結果が出るなら年金は飛んでしまいます。

東北大震災の復興も建築材料費の高騰や働く労働者の賃金高騰(公共事業で値段が上がっている)で人手不足(建築業者が工事の入札に参加しない。人件費の高騰や材料費の高騰で仕事を請け負っても儲からない為)でなかなか復興できません。2020年のオリンピックに向けての東京湾岸開発も原因のひとつです。原発事故の影響はまだまだ続き、終息が見えません。その原発再稼働を政府はやろうとしています。

居酒屋や牛丼界では人手不足や長期労働時間の問題で閉鎖する店が増大しています。薄利多売のやり方はそれだけ長時間労働となり働く側の負担は増えます。その為、社員やアルバイトが辞めるのです。こんな状態の経営はいつまでも続く筈がありません。早かれ遅かれその事が顕現し現在の状況に陥っています。経営者のモラルや方針を考えた時、「商売で安売りする」という行為は無能な策と自殺行為にあたります。

また1990年頃から増えた大学も今では入学する学生の確保に大学は走りまわっています。あの代々木ゼミナールが27校の内20校閉校すると言う事です。他の予備校にもこの問題は拡大するでしょう。人口減少による重要と供給のバランスが崩れて来たからです。大学の定員が割れるような状況で予備校に行って大学に入学する時代は終わりを告げています。

それこそ誰でも大学さえ選ばなかったら入学できる時代が来たのです。好景気時代でも不況の時代でも左右されない教育産業と言われた時代が長く続きました。好景気時代は余裕から勉強しよう。不景気時代はやがてやって来る時代の為に勉強しておこうという考えがあったからです。大学を出て就職しても2~3年しか続かない若者の仕事、知識はあるが知恵がない若者が増えています。だから社会に出ても通用しないのです。

不動産関係に於いても果たしてこれだけ自然災害の多い時代や人口減少の時代に家やマンションを購入するべきでしょうか。都心では2020年のオリンピックに向け、土地が上昇しています。また高層マンションが次から次へと建設されています。一方、高齢化を迎え地方では空き家が180万件、マンションや団地の空き部屋を入れると820万部屋あると言われています。古くなった家屋に住む人もなく(若者は都市に行く)、家屋は傷み廃墟同然にされています。現在の状況を維持する事は困難な状態です。一日も早く対策を取らないと20年後の日本はありません。

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自然災害が多発

2014年10月1日 水曜日

日本には四季があります。春・夏・秋・冬と四季折々の表情を自然界が現象してくれています。それを受け取る側の人の状況によって、その現象も格差となって来ます。

自然界の現象には恵みもあれば、恐怖もあります。地球温暖化や異常気象での自然破壊で地球は壊れています。今年も大きな自然災害が起こっています。何回もこのブログを通して警鐘を鳴らして参りました。連日の報道では「記録的な・・・」「何十年振りの・・・」「今までに経験のない・・・」と言うような表現をされています。今後も更にこの表現は増えるでしょう。

2月・3月に降った日本列島の記録的な大雪、特に山梨県甲府・東京でも45年振りの27㎝の積雪となりました。

5月5日早朝に東京都心で震度5弱の地震発生と猛暑は連日記録的な厳しい日々でした。

6月の梅雨時期の記録的な濠雨。東京都杉並区三鷹市では「ひょう」が降りました。

7月の台風8号は記録的な雨量、

8月の西日本・近畿・東北・北海道の濠雨・冠水・地すべりの濠雨。そして74名の死者を出した広島の大災害(土砂災害)です。

9月は北海道・東京で1時間に100㎜の集中豪雨がありました。関東地方では震度5弱の地震が2回も発生しました。27日には御嶽山が噴火し秋の紅葉を見る為に多くの登山者がおりました。現在、救出活動が急がれています。また山の遭難事故や海の事故も多くありました。自然を無視した人間の行動や欲望がこのような状態となっています。

常に自然界はバランスが存在するのです。昔から人々は心に警鐘して会得して来たのであります。それが人間の欲望で無視されて来ているように感じます。山を切り開いての宅地造成を始めとして、儲け主義に走る経済社会の仕組みが自然とのバランスを崩したのです。新規な公共事業も必要でしょうが、今こそ、老朽化したところや危険個所の防衛策・防御策が急務です。

気学運命学はこうした自然界の法則を教示として成立しています。人間は自然界の一員である以上、その影響下にあると考えられ伝承して来たのです。
日本に於いて約2000年に亘る歴史の流れの中で、自然界の法則を「政(まつりごと)」に活用して伝承し続けて来た背景があります。それを行っていたのが、江戸末期まで伝わった「陰陽寮」であります。それ以後は庶民の中で受け継がれて今日まで来ました。

日本の各地に於いて365日の1年の間の中で日々、いずれかの地域で「お祭り」の行事が行われております。(五穀豊穣・安全祈願・無病息災等)
春夏秋冬の四季折々の自然への感謝と報恩を表しているのであります。その祭りの趣は多事多様であり、「八百萬(やおよろず)・多くの神の事です)」であります。この八百萬の文化はお互いの価値や存在を認めて互いに共存共栄を図るという文化であります。

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