小児殺方位 と 鬼門
小児殺方位とは
小児殺方位とは数え年で12歳以下の子供にのみ影響する凶方位です。
最近,子供の事件・事故が増えています。親にとっての吉方位は確認しますが、子供の小児殺方位を確認せずに移転しり、海外・国内旅行をしたり、帰省したりしています。その影響が出ている事実も見逃せません。「小児殺方位」は子供の運気に大変な影響がありますので、あなどってはいけません。
毎月の月盤に廻座する位置が小児殺方位です。
例として平成20年は子年ですので毎月の月盤の八白土星の廻座する位置です。
その為毎月変わります。
例)2008年の3月は七赤が中宮にきますので、左図のようになります。
小児殺方位の表
子年は八白土星の位置 | 平成20年度 | 2020年度 |
丑年は九紫火星の位置 | 平成21年度 | 2021年度 |
寅年は二黒土星の位置 | 平成22年度 | 2022年度 |
卯年は三碧木星の位置 | 平成23年度 | 2023年度 |
辰年は五黄土星の位置 | 平成24年度 | 2024年度 |
巳年は六白金星の位置 | 平成25年度 | 2025年度 |
午年は八白土星の位置 | 平成26年度 | 2026年度 |
未年は九紫火星の位置 | 平成27年度 | 2027年度 |
申年は二黒土星の位置 | 平成28年度 | 2028年度 |
酉年は三碧木星の位置 | 平成29年度 | 2029年度 |
戌年は五黄土星の位置 | 平成30年度 | 2030年度 |
亥年は六白金星の位置 | 平成31年度 | 2031年度 |
鬼門方位
鬼門方位には表鬼門(東北方位)と裏鬼門(南西方位)があります。
方位学で言う東北方位(表鬼門)は丑・寅の方位であり、昔から嫌われていると考えられていますが、九星遁甲術においては用い方一つで良くも悪くもなると考えられ、物事の変革を成す方位と言われています。
十二支において丑は冬季の集結であり、陰気の極まる方位で終焉期であります。
寅は春季の開始であり、陽気の始まる時であり、希望の到来であり、丑と寅の境の「節分」においては「豆まき」を行って、丑までの陰気を払い、寅への陽気を祝って「鬼(丑の陰気)は外、福は(寅の陽気)内」と唱えて豆をまく習慣は今でも続いています。丑の終結と寅の始まり、そこから東北方位(丑・寅)は「万物終始」の方位と言われています。
鬼門の方位をしっかり固めて城壁を作る。また陰の気が入らないように家を造る。対人関係においても丑寅の方位から悩み、苦労を持ち込まれないようにする。要因が方位的には示されるのであり、特に物事万事うまく行っている人にとっての東北方位はまさしく鬼門であり、余程注意して行かなければなりません。
逆に物事万事において窮している人にとっての鬼門方位(東北)の活用程大事な方位はないのです。つまり失地回復方位であります。桓武天皇が長岡京から平安京(東北)に打開の道を求め「失地回復」を願って東北に都を求めたのもこうした意味があります。
鬼門はあくまで鬼門ですので、場合によっての吉方位と言えども何度も活用出来る方位ではありません。効率良く失地回復する方位であり、順運の人や順調に物事が運んでいる人には方位的には活用不可の方位です。