気学における家の張りと欠け
気学においては、家の張りと欠けが運を左右するいっても過言ではありません。吉相・凶相を判断する上で大変重要な事柄になります。
家相の張りと欠けは家の四柱点を基本として判断します。間口に対して三分の一以内にある張り出しを吉相とします。これが張りの家相といいます。 それに対して欠けとは、間口に対して三分の一以内にある欠けを凶相とします。これを欠けの家相といいます。 |
四柱点より外側に出ている部分の張りにより吉相の相が決まります。張り出しは平面においてでありますが立面(高さ)による吉凶も生じて来る訳で、平面と立面の判断が求められます。
家相における欠け作用
北方位の欠け | 後継者なし。子孫が衰退。子宝なし。 |
東北方位の欠け | 相続で苦労する。病気が多く安定に欠く。消極的になる。 |
東方位の欠け | 長男家出する。発展性なし。火難衰退がある。 |
東南方位の欠け | 世間から孤立し付き合いなし。縁が遠い。 |
南方位の欠け | 投機に走り損失を受ける。盗難にあう。 |
南西方位の欠け | 怠け者が育ち主婦が役割を果たさず。短命不備が多い。 |
西方位の欠け | 金銭の欠乏。道楽に走り苦労多い。 |
北西方位の欠け | 主人不在多く短命。宗教にはまる。協調性なし。徳を欠く |
家相における張りの作用
北方位の張り | 北は陰から陽に向かう重要な場所であり、万物の創生の始まりを成す位 置です。部下に恵まれ、夫婦円満の作用があり、良き後継者に恵まれ 子孫安泰となります。結婚運も良く従業員の協力を得られます。 |
東北方位の張り | ここは表鬼門と言われ恐れがられる位置です。この方位は相続の位置で 張りや欠けのないのが吉相です。極端に欲深くなり強欲になるので用 心です。特に丑の方位(明け)は大凶です。 |
東方位の張り | 太陽の昇る方位で、発展発芽の力強い方位であり家族皆元気揃いの家と なり、長男も聡明な人柄に成長します。この方位の吉凶は長男に影響 が生じて来る方位で、世間との信用を得る方位であります。 |
東南方位の張り | 巽(東南)は調う作用があり取引・縁談・交渉事がまとまり、世間信用 も加味して社会的活動を行うための協力が生じます。 長女の位置であり良縁に恵まれて親戚知人友人とも広く交流できます。 |
南方位の張り | 太陽が正中し一番高くある方位であり、最高位を示し向学心・先見・名 誉・名声を示し社会的に活躍する機会の多い立場になります。政治家 ・学者・官公庁等の指導的な状態を得て行く立場になります。 |
南西方位の張り | 坤(南西)は大地の意があり、安定した状態を作ります。坤(南西)の張りは女権が強く 昔から後家相の家と言われ用心のことと言われており、裏鬼門です。 その為、張りや欠けのない状態が吉相です。 |
西方位の張り | 太陽の沈む方位であり、金銭の融通の位置です。円満なる和合が生じて 来る状況であり、夫婦・家族・友人等温和なる精神が生まれて安定が得 られる。意欲よりも平穏なる考えが生じて生活充実思考となる。 |
北西方位の張り | 主人の位置であり、一家の中心的な位置で繁栄繁忙のカギとなる位置 です。地位・後援・引き立て・利益等において、実利実質の位置です。 主人尽力して活動して一家の安定のために努力し発展ある相です。 |
木造住宅は満5年より、鉄筋コンクリート住居は満15年より影響します。
家相においては張りや欠けによる吉凶顕現以外にも,池・井戸・泉等の水による
吉凶、樹木の植え方や種類の吉凶もあります。
平面的に捉えて判断する家相学が多いのですが、地下の活用による吉凶、三階
建て以上による吉凶等、立体面に捉えた吉凶もあり、家相も時代と共に形体の
変化が生じて来ている状態です。
→詳しい鑑定はこちら
また移転時の方位・時期・住居する家相によって病気も顕現します。
→詳しい説明はこちら(家相と病気)