2009年4月 のアーカイブ

気学という教義

2009年4月26日 日曜日

皆様のお陰を持ちまして、「祐のコラム」も今回が26回目となりました。本当にありがとうございます。

全国よりまた海外より沢山のご相談・鑑定依頼を頂戴し、一人一人を丁寧に鑑定させて頂いております。良い事は良い、悪い事は悪いと、はっきりお答え致しております。

よく不動産販売(持ち家・マンション)のイベントで家相や方位を来客者に鑑定して欲しいと言う依頼が沢山ございます。その時、販売会社にお答え致します。「もしそのお客様が気に入った物件でもお客様に取って悪い家相・悪い時期・悪い方位であった場合ははっきりと申しあげて良いですか」と。不動産会社の答えは「それは困ります」とすべての会社は答えます。その為、すべてのイベントはお断り致しております。

今日まで歩んで来た人生で上手く行っている人、上手く行っていない人がいます。人は毎日の生活で知らず知らずの間に方位を犯したり、悪い時期に事を起こしたりしています。

今までの人生を振り返り(気付く・反省する・今までの人生の節目・節目の出来事を確認する)そしてこれからの人生を良い方向に向かせる(築く)事は非常に大切な事だと思います。一度は自分の歩んで来た人生の節目を鑑定することも、今後の参考に成ります。

国際問題・政治問題・大事故・大事件・天変地異・芸能等幅広く実証して参りました。またこのブログを通して「人生の生き方」や「日本の伝統・文化・歴史」を参考にして下さい。(歴史は同じ過ちを犯さないために学びます)今後も様々な出来事の実証をして参ります。

ここに改めて「気学という教義」について、ご理解いただく意味で記載致しました。

気学とは、どんな学問かと言いますと、人間がこの世の中に初めて生を受け、大気にふれたその年・月・日を基本として占う学問で、人事一切の事柄を明らかにすると共に、どうしたら人間が幸福な生活を営むことが出来るかを、最も具体的に指導する「開運」の学問です。

「気学は自然界の示す祐気なり」と言う教示は開運学としての教示です。自然界は祐気と言う恩恵と尅気と言う邪の発動の作用があります。開運学は祐気と言う自然界の恩恵を取り入れて行く実践学を基としております。

気学は家相学・方位学を主軸にした教えと考え勝ちでありますが、九星学より継承された教義と十二支学より継承された教義が一体となり成立しております。

陰陽学・五行学・三才観学と言うそれぞれ異なる思考が一体化して根底を流れているのです。

外面的な要因は九星学(行動・相性相尅)・内面的な要因は十二支学(資質・縁)が説かれているのであります。

十二支学の基は天源術にあり、天源術はインドの仏教開祖のお釈迦様の「天に十二哲理あり」(十二起因説)の思想であります。

九星学の基は遁甲術にあります。中国の三国志時代に軍師の諸葛孔明師が用いた「八門遁甲術」があり、やがて日本でも遁甲学が九星学として流布して来たのです。ですから気学を学ぶ場合には九星学と十二支学(天源術)を共に学んでこそ「気学」と言う教義を理解することが出来るのであります。

自然界はバランスと新陳代謝を教示しておりますが、常に心得て行くことであります。一に意志力であり、二に常識(治療)・三に天命(宗教・運命学・易占い)と言う順であり、気学が方位論・手段論であると示しているのは、気学は天命の教示であるからです。

宗教や運命学や易占いと言う存在があって人生があるのではなく、その一人一人の意志力(生命力)があり、次に常識(育つ教育)があり、そして人生をどう生きて行くかの道中に、天命(宗教・運命学・易占い・気学等)の存在があるのです。これが順道です。

「不二の山、登りて見れば何もなし、良きも悪しきも、我こころなり」
意志の問われる所です。

今後ともよろしくお願いいたします。

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教育とは。

2009年4月18日 土曜日

4月より新学期が始まりました。

塩谷立文部科学相は4月から先行実施される小中学校の新学習指導要領で道徳教育が重視されることに絡み、「先人の生き方に学ぶ」などとした「『心を育(はぐく)む』ための5つの提案」を発表した。(産経新聞より)

提案は

①「読み書きそろばん・外遊び」を推進する。

②校訓を見つめ直し、実践する。

③先人の生き方や本物の文化・芸術から学ぶ。

④家庭で、生活の基本的ルールをつくる。

⑤地域の力で、教育を支える。

そして生活の基本的ルールについて、塩谷立文科相は「私の提案」として、「いじめるな」「うそをつくな」「人に迷惑をかけるな」などの具体例も挙げました。

そこで、今回は「教育とは」について述べます。

教育には知能・知識・知恵の育成があります。知能は生まれ備わったもので、知識は学習して行くこと、知恵は体験や経験(遊び)で得るものです。

知能には個性があります。その個性を社会に取って都合のよい無個性の人を作り上げて規格化して来た所に戦後60数年の教育の特徴があります。

人と同じ状態を行っていれば安心と言う考えが主流でした。社会が大きく発展するには、同一規格、同一レベル、同一思想が必要でした。その為に知識の豊富な学習と応用力に優れた人材が求められ、教育されて日本の経済力も大きく発展し、世界屈指の経済大国となりました。

そして教育面でも知識・学習・応用力では世界のトップにある国となりましたが、それもバブルで崩壊しました。

日本の教育は実に木目の細かい「ソフト分野」の人材を世に送り出しました。しかし資源が豊富で大量生産や大量消費も自然破壊や環境破壊が進行することにより、「ハードな分野」である将来の展望や夢の構築・決断力や創造力を持つ人たちの教育がなされていない事に気ガ付いて来ます。

その欠落していた教育の状況による弊害が政治家・官僚・企業等に悪影響して来ております。政治家においてもしっかりとした使命感で国の舵取りや、国民に将来の方向性を示せる人が少なく、保身や利害のみで政治を行う議員が多く、最高の教育を受けて来た人たちが数合わせに終始している現状は、理念とは程遠い世界を現出しております。

人の上に立つ立場の人は「ひらめきと決断」が強く求められます。

このひらめきと決断は「天性」のものであり、磨かれて行くものです。外因的に教えられたり、学習して得られるものではないのです。

地球の資源に限界や限度が見え、自然破壊が人類の生存に危機感を生じ、人類の発展が進み、欲望も広がり、それが多くの危機的状況が生じるのであれば、その発展の道筋を別な価値観のある豊かさへ、指導して行く人が強く求められるのです。

世の中が上昇発展した時代においては、その必要性から同じ価値観を持った人たちを教育して、横並びに均一化した教育が最善とされ求められて来たのです。

しかし、世の中の発展が減速し人々の要求も多種多様化の様相が生じ、均一化された状況から多様化された状況に変化し、また国も均一的に国民を主導して行く力も弱まり、生き方の多様性が求められる中、教育も改革を求められて来ているのです。

個性を尊び異なるものや異なる事も尊重し合うこと、自分なりの生き方や生活感を持った独自性を貫くための教育への変革期にあります。

家庭においても学校においてもすべての人達の力を頂き、将来の子供たちが生き生きと生活出来るように教育して行くのは大人の責任でもあります。その為にも自らが手本を示し恥じない言動をしたいものです。

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人は成人するまで七度変わる節目あり

2009年4月9日 木曜日

少年犯罪の凶悪化が急増しておりますが、子供の成長段階における親の成長への手抜きがそれらの一因にあり、親側の責任が全ての原因です。特に「しつけ」は家庭事です。

そして人は成人するまで七度変わる節目があります。

一度目は0歳~3歳(3年間)です。

感性や情緒が少しずつ確立して行く蓄積期間であり、性格も気質を中心として備わり、この間を手抜きすると自閉症や情緒不安となります。親子のコミユニケーションの一番大切な時期に当たり、性格の基礎的な状況の基盤も出来上がって来る。特に母子関係が重要です。

二度目は3歳~6歳(3年間)です。

幼児成育成長の最重要期にあたり、この間の成育成長の過程が成人後に大きな影響を与えることになり、摂食障害(過食症・拒食症)会社出社拒否・宗教への傾斜等の片寄りが生じる時期であり、幼児期の「しつけ」にとっても重要な時です。

三度目は6歳~9歳(3年間)です。

感性的なる要因から集団行動により、理性の芽生えが伸展して基礎学習の旺盛期時代となり、第一反抗期を迎える。視野と行動範囲が広がることにより自我が生じて来る頃です。

四度目は9歳~12歳(3年間)です。

幼児期から少年期に脱皮する時代であり、性格も安定し自覚も生れる時代です。

五度目は12歳~15歳(3年間)です。

親からの自立が始まる反抗期の時代を迎える。小学校時代に優等生であった子が一気に急変する頃であり、社会事件の少年犯罪の激増している年代でもあります。これらの一因には、第一反抗期(数え年の6・7歳)頃の経過の無い子供、挫折感なく成長して忍耐力の不足があります。行動を起こす前に考える行為をしないで重大事件の当事者になってしまう状態です。

六度目は15歳~18歳(3年間)です。

自立心も確立し、人生観や将来に対する目標も定まりつつある時代、大人への好奇心旺盛となる。

七度目は18歳~21歳(3年間)です。

大人への自覚も生じ権利感の旺盛な時代。幼児期の不成熟なる要因の後遺症が出始める時。

気学においては「生誕家相」を運気の強弱や性格形成において、最も重要視するのは、生誕してからの6年間(72ヶ月)が運命学上において多大なる影響を与えると言うことから考えられた教示なのであります。

近年女性の社会進出に伴い、結婚して子供を託児所や保育を他の人に委ねる状況の増加している中で、せめて6年間(72ヶ月)は子供の育児に専念することが大切です。それは幼児期の体験や環境が、後の人生の中で無意識の中の意識として影響して行くからです。

子供の性格・行動・しつけの形成の中で、母親に全ての原因があることになります。20数年前によく言われた「母原病」(子供の身体的あるいは精神的な病気の多くは、母親の子供への接し方に原因があるというもので、「母」に「原因」があるので「母原病」と呼ぶ。)と言う言葉が益々現実味となって現出している時代にあります。

子供は、苦労とか忍耐とか辛抱とかの幼児期体験も無く成育しており、挫折体験や第一反抗期も無く無菌状態で成長している要因の中で、周囲の環境の無秩序な「情報の垂れ流し」や「誘惑」また間違った「人権」や「平等主義」の弊害等、成長期の子供たちにとって、物の良否・善悪の基準の判断の出来ない中で、衝撃的な行動や胆略行動等でしか感情を表現できない乏しい人間関係が形成されている時代です。

子供の身体の中心線の病気は親の日常生活に原因があります。親の心浄が必要です。また子供の左側の病気・ケガは父親に原因があり、子供の右側の病気・ケガは母親に原因があります。

このような事を良く理解して子供を育ててもらいたいものです。

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日本人が失ってしまったもの。

2009年4月3日 金曜日

日本は長い歴史の生活習慣の中で「手間替え」(自分の余力を相手の不足している事を補い、自分の不足している分を相手から補ってもらう。)と言うお互いの協力行動が生活の中に定着しておりました。

困っている者が居れば当然手を差し伸べることは、そうした手間替えの慣習の中では特別意識して行うと言う行動ではありませんでした。

そうした行動は戦後の貧困な生活の中でも、しばし見掛けた光景でありました。いつの日か、こうした行動は逆に「おせっかい」と言われるようになり、世の中は心に隙間風が吹く時代へと変貌して来てしまいました。

親子間の交流も、隣近所のあいさつも希薄となり、絆と言う字も消滅するのではと言うくらい世の中の情勢に激変が生じております。

その結果、働き盛りの人たちに「うつ病」や「自律神経失調症」や「更年期障害」等々の心に関する病を患う人たちが激増していると言います。

自然の中の一員である人間、そして機能は時代の発展と共に利便性を探求し続ける余り許容の範囲を超えてしまった所に、心に余裕にない人間やエゴイストな人間が多く育ってしまった背景があります。

マスコミの報道は凶悪事件や事象面からのみ、ドラマティックに報道をただ垂れ流すだけで一方的に報じております。では何故そのような人間が増え、何故多発するかの背景議論が成されずにおります。

また報道の姿勢も一方向に流されて行き、余裕を持って報道することは皆無に近い現状です。

人と言う字は支え支えられる形から成り立ち、それが本来の人間の姿であります。貧しくとも人間としての夢があり、目的があり使命があり、絆で結ばれておりました。

今はものやお金に溢れていても、人の心は侵食されて余裕が失われ、ものやお金に振り回されている状況があります。そして何よりも失われてしまっているのは「品格・品性」と言う生き方であります。

日本文化を支えて来たと言うべき「恥の文化」が失われてしまった事に尽きます。

権利意識のみを主張し、義務をないがしろにする状況や、些細な事ですが通勤の電車内で化粧したり、食事したりする人が増えて迷惑を掛けていないのだからと言って公共の場で品性や恥を失った行動に出会う機会が多く見られます。

気学的に見て北方位の家相の凶相からの現象であり、医学的に見て前頭葉の脳の未発達であります。

余裕を持って人と共に絆を大切に、世の中は多少貧しくとも、品格や尊厳を第一に歴史・伝統・文化を構築する国家を目指すのか、一方市場経済優先の格差社会や一極集中の国家を目指すのか、今日本の国は大きな岐路に立たされています。

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