2009年6月 のアーカイブ

気学で見る日本の国相と人の資質

2009年6月25日 木曜日

国民性を知るには、その国の首都を中心としてどのような国の相(カタチ)をしているかで「国民の資質」を知る事が出来ます。

日本の場合においては、東北より南西に長く弓のように国の相が成り立っています。資質において、東北方位の特長では「勤勉」「保守的」「閉鎖的」等が挙げられます。南西方位は「器用」「真面目」「服従」等が挙げられます。

日本の国にとって今一番の不幸なる状況は「日本の将来」と言う国造りの理論や将来の展望と言う社会を作り上げていく政策の見えない所です。

この将来の指針を示す方位が「南方位」の先見性であります。その南方位の国相はと言うと、小笠原諸島を含め伊豆諸島以外は「海」の状態であります。すなわち国相上は、ほぼ南欠けの相なのです。この南欠けの相がはっきりとした国の将来を示せる政治家の生まれない要因なのです。

この南欠けを補うには北の出身の人がその重責を担う形となりますが、北の出身の人が明治以降の日本の指導者には登場しておりますが、国民の人気で今一息なる状態でありました。

新渡辺稲造(1862年9月1日生まれ・本命三碧戌年・月命八白申月)
盛岡生まれ・五千円札の肖像になるまで知る人は少なかった。「武士道精神」を世界中に認識させた偉大な人物。

原 敬(1856年3月15日生まれ・本命九紫辰年・月命四緑卯月)
盛岡生まれ・初めて本格政党内閣を実現した。普通選挙や社会運動を弾圧し経済の恐慌を招き、駅員に刺殺された悲劇の首相。

後藤新平(1857年7月24日生まれ・本命八白巳年・月命六白未月)
水沢生まれ・関東大震災後の、東京の復興の為の都市計画を指導する。アイデアが溢れるくらいの施策のために民衆から「大風呂敷」とあだなされるくらい先見性のあった人物。

これらの人物は「南方位」の先見性と言う長所を持っていると言う共通点がありました。つまり誕生地において南方位に首都(江戸期は幕府)があり、こうした地が日本の先見性を示す相となり歴史上の人物と成した訳です。

「江戸っ子は夜越しの銭は持たない」とか「江戸っ子は三代身上が続かぬ」とか言う「計画性」「先見性」「見栄っ張り」「ケンカ好き」等は南方位の特長であります。江戸庶民にとっての南方位は東京湾(江戸湾)であり、その南方位の短所が江戸っ子の資質を作り上げていた要因の一つに上げる事が出来ます。

今、日本で政治家・官僚そして国民一人一人に南方位の欠けの作用が強く影響しております。時代の比較的安定期においては機能して来たことが、時代の激変激動の期においては一気に不利要因が現出するものであります。

そうした時代の変動に対応する時に求められる「決断力」「積極性」「前向き」の必要性は東方位の特長です。しかし東京より100キロ先の銚子以東は海であり、なかなか行動出来ぬ国民性の相がそこに示されているのです。

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気学で見る凶方位の移転現象

2009年6月13日 土曜日

方位学の基本理念は「人の吉凶は動より生じる」ということであります。特に本社ビルを建造する時、また凶方位に向かって本社を移転すると蓄積していたものが表に現れてくる訳です。

日本テレビは本社の社屋が麹町から汐留に平成15年(六白金星未年)の春に移転しております。それが巽方位(東南方位)の五黄殺方位にあたります。巽方位は世間信用を司る方位であり、その巽方位に本社が移転することにより、世間信用の失墜という現象が顕現したのであります。

その後、日本テレビプロデュサーによる視聴率買収工作事件が発生しました。そして役員一同の降格へと発展します。一社員の問題だけでなく会社の体質が問われる訳です。

同様にフジテレビが平成8年(四緑木星子年)に河田町から今のお台場に本社社屋を移転した時も社員による不祥事事件が発生しました。この時は巽方位(東南方位)に暗剣殺が廻座しておりました。共に巽方位の「世間・信用」と言うところの凶方位を犯したことによる社員の不祥事事件ということが発覚した訳です。

方位作用や家相作用による現象の顕現の因果関係があり、先の首相官邸の新築においてはゴーサインをした小渕首相が人柱になった(死亡)。また外務省の新改造築に関しては記憶に新しい所であります。そうした建造物による方位因果・家相因果を恐れる余り、旧首相官邸は取り壊さずに移動し保存すると言う事になり実施されました。

会社の新社屋に建て替えると時期・運気・方位・等やお祓いや清めや供養に関する報恩と感謝等を、行っても多少何がしかの影響が生じるのであり、その影響は代表者に顕現する場合、あるいは従業員に顕現する場合、取引営業に顕現する場合等、方位や時期の吉凶によって現出して来るのであります。

過去社会面を賑わせた会社の多くは、旧社屋を新社屋にした会社であったり,大きな拡張をした会社であったりして影響から生じた因果関係であります。

TBS・高島屋・また映画の松竹は撮影所を蒲田から大船へ移転した時、二枚目役の俳優佐田啓二氏・高橋貞二氏・森美樹氏に影響して死去、大船撮影所を大改造して大船シネマワールド(平成7年五黄土星亥年建設・五黄の年にはやってはいけない)に改築したら、看板映画の主役・渥美清氏(平成8年に死亡)その他の従業員に影響が出て一本につき十億円以上の人気シリーズ(寅さんシリーズ)の頓挫に遭い、そして松竹は平成12年に大船撮影所を閉鎖する。

会社の拡張時には用心の上にも用心が必要であり、経営者・代表者が、自然の法則を守ることが繁栄の第一歩です。

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運勢とはどんなことか

2009年6月8日 月曜日

世間で「彼は(彼女)はどうしてあんなに運勢が良いのかしら」あるいは「自分はどうしてこうも運勢が悪いのか」と言って悲観している人がおります。

特に今の世の中、大きな社会機構の変革の中ではなおさらであります。

「彼は(彼女)は偉いから運勢が良い」とか「自分は頭の働きが鈍いから運勢が悪いのかも知れない」とか、どうも致し方がない等と言って、諦めてしまう人が多く聞く話しであります。

運勢と言うものは怜悧や無能によって左右されるものではありません。

運勢それには自ら天理天測と言うものがあって、常人にしてその法則に適した行動をとれば、運勢が良化して来るし、それに反すれば運勢は悪くなるのです。

運勢とは一言にして言えば、天理にかなった奮闘努力を言うのであってその力量如何によって善悪の軽重が定まって来るものであります。
その為、運勢とは車に物を満載して走る処の力量を指すことになります。その力量が大なればその結果も大きいし、極めて小なれば運勢が悪いと言う事になります。故に怠け者に成功はないのです。

人間生まれて成功せんとするならば、一瞬時たりとも怠け根性を起こしてはならないのです。「時は金なり」であります。

車に物を満載する象は坤の(南西方位)の二黒土精の祐気であります。
また物に耐ゆる力、一瞬時と停止する事無く走り続ける象は乾(北西方位)の六白金精です。

もし運勢を改善し良くしたいのであれば、二黒土精の致役による祐気と六白金精の剛健による祐気の活用を忘れてはならないのです。この理を無視しては、成功はないのです。

ひとつ注意しておきたい事は、成功とは単に大金持ちに成ることばかりでないのです。また如何に二黒土精・六白金精の精気祐気を活用したからと言って他力本願によるものでは駄目です。

二黒土精は自分を支えてくれる人たちの自然界の発動があり、六白金精は自分を認めてもらえる自然界の発動があるからです。

企業家としてあるいは事業主としての基盤を自然界から授かる器量が備わるからであります。二黒土精・六白金精の活用は一生涯の内に一度は活用する祐気実践であります。

祐気とりとは。 http://www.hiroro.jp/content/monthly/practical/

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気学で見る家相学とバブル建造物

2009年6月3日 水曜日

今、地方自治体団体の大多数が赤字団体です。バブル期に、立派な建造物を建て続けて来たことが、裏目に出ています。建物そのものは「現代建築」の枠を結集した未来を先取るような建築物です。

これらの建造物には共通した三つの特長があります。

一つ空間が多く建造物が突出していること。

一つ柱が少なく生活感が見出せないこと。

一つガラス張りの外壁が多く見受けられること。

デザインや機能面において勝れてはいますが、人間性が希薄となり、コミユニケーションとしての「温もり」に欠ける面があります。

バブル期に建造された代表格の「東京都庁舎」「日本長期銀行【破綻】」「江戸博物館」等代表とする奇抜な建造物が、各自治体を中心として建造され、その建物の維持費だけでも何十億円の赤字を累積している現状です。

地震国の日本の建物は、いくら耐震性に勝れているとはいえ、余りにも機能重点に走りすぎて、歴史的背景を考慮していないように思えます。

地方の自治体の公舎も、庶民十数万人の都市に立派な建造物が建って、その維持費で窮屈な目にあっています。そして大赤字となっています。

家相学は「環境学」ともいい、より人間生活が自然と調和を計りながら、機能を高めていく分野であり、地相学も含まれます。

家相学・地相学を含む総称が日本では「気学」と言われて来ておりますが、近年「風水」という家相学・地相学も流布し、自然環境学を受け継いで来ている分野ですが、気学は日本の風土・環境・歴史の中で実証してきたものです。

「風水学」は台湾・香港・韓国で相伝してきた経緯があります。台湾の風水師の方々が日本の市場に「風水学」を広めに来たのは昭和40年代初頭の頃で、日本は高度経済成長時代の真只中で、自然破壊をしていた最盛期であり、自然に対する配慮等考えもしない時代でした。そのため台湾の風水師の方々はアメリカに夢を託し、それが昭和50年代のアメリカの自然環境学と結びついて、一気に集大成され、昭和60年代にアメリカから日本へと入ってきました。

若手の建築家の人に「気学」と言っても知らない人が多いのに「風水」と言うと「あの自然環境の」「占いの」と答えが返ってきます。非常に矛盾を感じます。すべての基礎は「気学」なのです。

何年か前に「本社ビル」を建てると不祥事が生じるし、大きな事件はみんな、本社ビルの建築後という因果関係が生じたのは、家相学・地相学と無縁でないのであります。

三つの特長の中で「ガラス張りの外壁が多い」というのも、建物に鏡のように反射するものも多くあり、これは建物以上に周囲に悪い影響を与えるものであり、周囲の建物は「活気」を吸われて衰退し、本体の建物は自滅することになります。(日本橋東急デパート)

近代科学・近代文明という名のもとに得て来たもの以上に、失われていく人間性というものを考えた時、今の状態で良いという事はなく、家に大黒柱が無くなったと同時に責任の所在も無くなり、無責任社会に陥った現状があります。

「家相とは思想の源流なり」と気学では言います。家相とは家の形のみにあらず、思想を作り出す元であります。

またバブル期に建てられたガラス張りの建築物も「気」を育てられないビルで不利な状態となり山一證券本社ビル・長銀ビル・カネボウ本社ビル・リクルートビル等々、家相上凶相となるビルで崩壊の浮き目を見てしまったのです。

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日本の伝統文化と陰陽五行思想

2009年6月2日 火曜日

日本の伝統文化の中に陰陽五行の思想が多く使われています。今回は代表的なものをご紹介致します。

陰陽五行と茶道について

茶を点る(たて)時は、火と水が必要であり火は陰で水は陽となる。茶を飲む事によって自然を構成する陰陽(天地)の気と五行(木・火・土・金・水)の要素が体内で均等に保たれ、身体が健康になり、病魔の侵入を防ぐとされます。
茶道に使用される用具には、天地人および陰陽五行の思想が顕著に示されております。
火を入れる風炉の木は炭。火は火種。土は前土器。金は五徳。水は水の卦。四方さばき(濃茶点前)は「ふくさ」で東西南北を清めるのです。二等辺三角形に折って腰に付けた時、表側が「天」で裏側が「地」となります。

陰陽五行と華道について

華道は、空間(火性)や木・草・花(木性)・水(水性)・砂(土性)・石・金属(金性)の五行種を用いて、春夏秋冬の大自然を表現する芸能・芸術であります。初期の立花は、天地自然の和合の姿、いわゆる宇宙そのものを表し、神仏への供花・献花としての性格も強くあり、一枝一葉に祈念を込めて立てられたのです。
江戸初期に池坊専好が須弥山の山岳信仰や山水美の理想化などの思想を背景に、求道の祈念をこめた七つの役枝(主な枝)の配置を考え基本を確立しました。
大型の花は陽で小型の花は陰、奇数は陽で偶数は陰として、陰数を嫌うことから偶数の花材を使って立てる習いになっております。
天地人の三才観思想より「真・副・体」「真・流・受」「体・用・留」「体・相・用」等、流派で各名づけ三つの役枝により不等辺三角形を構成する。また造園にも用いられている。
木は樹木・草・花および吉凶。火は見晴らしの台・休憩場。土は土の部分。金は石や焼き物の台。水は流水や枯山水。

陰陽五行と相撲道について

現在は土俵の柱が取り払われておりますが、元は土俵の隅に柱が立っておりました。屋根の部分の水引幕に東・西・南・北と春・夏・秋・冬を示す青・赤・白・黒の大型の房が付いて下がっております。
土俵の中央には五穀豊穣を願って、かやの実や栗などが埋められております。
各場所の初日前日に、土の神を祀る「土俵祭り」があり、神の依代(よりしろ)となった四本の白幣は屋根の房の内側へ付けられております。行司の唱える「方屋祭文(かたやさいもん)」は天に「勝」が地に「負」があるとする陰陽の思想があります。土俵入りの四股(しこ)は平安時代の陰陽師が反閇(へんばい)を踏んだ姿より来ております。大相撲は、今では勝負事スポーツとなっておりますが、元々は五穀豊穣祈願の神事でありました。

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