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病気と方位の因果関係

2012年9月2日 日曜日

病気と方位とには因果関係があります。

それは人体そのものが「小宇宙」と呼ばれて、自然界との係わり合いが密接に関連しているからです。

また患う場所は生活している家相や方位作用により現出して来るのです。

家相現象から来る病は長期間に亘りますので「祐気取り」「方替」中心になります。家相は「家庭の和合状態・健康状態・心の問題」まで影響の範囲は広い要因となっています。

諸病・回復・改善方位は下記の通りです。
自分の吉方位に当る時に「祐気とり」の実行をしましょう。

北方位
子宝授受・生殖器・膀胱炎・腎臓・不眠症・月経不順・糖尿病等

東北方位
子宝授受・蓄膿症・関節炎・神経痛・腫れ物・便秘・リウマチ等

東方位
皮膚病・肝臓病・神経衰弱等

東南方位
咽喉関係・気管支炎・大腸カタル・下痢・便秘・ニキビ・神経症等

南方位
心臓病・眼病・歯病・喘息・頭痛・扁桃腺等

南西方位
胃潰瘍・消化器・食道疾患等

西方位
助膜炎・打撲・口内炎・肺病等

北西方位
助膜炎・貧血症・高血圧症・動脈硬化・心臓疾患・子宝授受等

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相と思想について

2012年8月1日 水曜日

「相」というのは、有形なるものでなく無形の状態の顕現を言うのであります。

過去から現在までの結果を判断する分野であり、家相学・地相学・人相手相学・墓相学・印相学・姓名相学等すべて結果(その人の現在の状態)を判断する方法です。ですから「相」と言うのは一日や二日また一年や二年で顕現するものではなく最低五年以上の年数を必要とします。

例えば家相において凶相であるからといって改造し吉相にしても顕現するまでに最低五年以上年月が必要となります。それよりも今まで住居していた家の一部の改造をすることによって、かえって過去の不利な面が顕現すると言ったことが言えるかと思います。古い家屋ほどその改築・増築・新築等は改造が難しく吉相に造り変えて、返って過去の方災現象が顕現してしまうという例の多い事を見受けることが出来ます。

一般の家相の著書は家の出っ張りの吉凶とか各部所の吉凶のみを書いてありますが、相とは有形を判断基準にするのではなく無形から生じる「気」のはたらきを判断基準とするのであります

例え大吉相といわれる家でもその家に生活する人たちの「心」が凶心であればその吉相も凶相に変わるのであります。相に心をつければ想になり思想の想であります。

家に住居する人の「心」によって相も変わるのだと言うことです。つまり凶相であってもそれを最小限にくい止める努力によって予防することが出来得るのであり、家相が悪いからと言って改造する行為の方がもっと悪い結果を顕現してしまうことになるのです。

自然の流れ(因果律)によって、どうしても家を新しくする、また改造しなければ成らない場合は一定の過程を至って実行することが必要です。

例えば人相手相と言うものはその人の現在置かれている状態を示し表出しています。もし良いと言われれば問題はないが、悪いと言われたらそれを良くするにはどうしたら良いかという点を示してくれません。人間で欠点のない人間はまずいません。同じ正しい行為をしても受ける側で正反対の結果となる場合もあります。「相」において家相学・地相学・人相手相学上どうすれば良相になり又どういうことが吉相につながる行為かという点が示されていません。

金銭的にも財運に恵まれていて吉相に出来る人は数少ないと思います。凶相であってもそこで永年(十五年以上)生活して吉凶が現出していないならば絶対改造はすべきでないと考えます。勿論そこで誕生した子供たちには影響することはありますがこの場合は本命よりも月命作用が強く働きます。

東洋哲学の考え方に万物には「気」があり皆その「気」によって生成されていると考えられています。一つの器にも一つの道具にも、一つの家具にもみんな「気」が存在していると考えられています。人間がそれら一つ一つを大切に用いれば、皆がそれに答えてくれ同じ器でも人間の「心」の用い方や行為によって三年が五年・十年と答えてくれると考えるのです。

「相」というのもこれらのもののごとく吉相家相というのは人間の「心」によって作りだされるものであり形の張りや各部所の吉凶のみで判断するものではないのです。目に見えぬ無形の気を判断することが第一であります。この人間の「心」を作り出すのは過去から現在まで住居している家の相の結果であると言えます。家相が悪いからといって改造しても年月がかかると述べたのはこういった点からであります。

家相上すでに凶相現象が顕現してしまっている場合はそれに対する対策を根気よく講じていくことです。運命学の本義というのは占うことや予言することではなく、現状生活の中で与えられた命を最大限に発揮できるように指導する、また実践するところにあります。

しかしこの本義を指導し実践する為には、根気と探究心が必要であり年月も必要とします。その為、占いや予言のように当てもの的に運命学を利用してしまうことになるのです。一つの大きな不幸がありますと必ずと言ってよいくらい「私は予言しそれが当たった」と言う人がマスコミに登場します。そういう行為は運命学上何の功にもなりません。

例えば印相学ひとつ取り上げても象牙とか黒水牛の角に姓名を彫って吉印としています。ヒンズー教では水牛(午)を神の化身(使い)としている骨や牙や角は同一事象(五黄)として考えるべきであり、現在の印相学は自然界の理より脱したものとなっています。

墓相学においての石の吉凶も本来の姿から脱した形で流布してしまっています。各個々の分野を尊ぶあまり自然界の理法道というものから、それを無視して実践してもやがて歳月とともに忘れさられ過去の遺物とならぬように相を学び実践していく為には是非この点の誤りなきようにと思います。

人間は「無」の世界より生れ「無」の世界へ帰っていくのですから真の実と言うものを相の中から汲み取って頂きます様に思う次第です。

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原因と結果

2012年6月2日 土曜日

人は知らず知らずのうちに方災(凶方位)を犯して生活してしまいます。災難や凶現象は方位の吉凶及び家相関係によって起こって来ることが多く見受けられます。

「人の吉凶は動より生ず」と言うことです。災難や凶現そのものは結果であります。その結果に対しては、方位なり家相なりより発せられた因縁なり原因と言うものが存在しているものです。

その因縁なり原因を探求し解明することで、次への同じ過ちを再び繰り返さないと言う心掛けは大事な要因となります。

例えば大きく社会問題化されています「少子化の問題」「後継者問題」「雇用問題」「未婚者の増加や離婚者の増加」等はすべて家相の北欠けの作用現象であります。

住居の高層化やプレハブ住宅や団地等において、玄関・水廻りが北方位・東北方位に集中しており、今日の社会問題化の主たるものは北方位に係わる現象が多いです。

家相の影響は木造ですと5~6年から顕現し、鉄筋コンクリートで15年から発生し、高層住宅は20年以上から発生し、凶現作用が現出します。

都市一極集中化は人間関係を希薄にし、家族の交流や絆をも断ち切ります。家相・方位・自然界の作用は一体であり、優秀な(人間的に勝れている人)人は地方出の人が多く、例えば日本人のノーベル賞受賞者は東大出身者より京大出身者の方が多い事も家相・方位の影響が生じているのです。

またバブル期に建てられたガラス張りの建築物も「気」を育てられないビルで不利な状態となっております。山一證券本社ビル・長銀ビル・カネボウ本社ビル・リクルートビル等々、家相上凶相となるビルで崩壊の浮き目を見ている現状があります。

住居している家相・働いている会社の社相等、利便性を求める余り、こうしたビルの建設となり予測のつかないような結果を現出しております。

高層の上階に住む程、人間関係は淡白になります。人間としての情が薄くなる傾向にあります。それらすべて北方位に係わる現象です。

原因と結果は表裏一体であり、方位・家相・自然界も一体なのです。それが家族にも及びます。

「家相は思想なり」と教示されております。そして方位が常に家相に付いて廻り自然界には一定の周期があり、家相にも周期があるのです。

人間は自然界の絶対的な法則の影響下にあると言うことであり、断ち切れない必然です。方災を犯したり凶相の家に住居したり、このような事を知ると知らざるとに係わらず影響してくると言うことです。凶現象に偶然は無く、すべて必然と言うことであり因縁・原因のある事を認識すべきです。

教育の崩壊が低年齢化して来ている背景の中にこうした家相の凶作用現象のある事を心すべきであり、避けるべきは避ける努力が必要であります。

「気学」は家相・方位にのみ限定されたり、占い要因のみ流布したりして狭く捉え勝ちでありますが、気学は集大成されている学問であり、人間学の大道に根差している事を知る事であります。

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家相について

2012年5月21日 月曜日

家相が住居している人の運命・運勢を左右し、又家相にはその家に住居している人の健康面から思想面に至ることまで影響を与えて来ます。

家族が円満で生活しているか、どうかにまで係わり合いが生じて来る訳であります。「家相は思想なり」と言って、その住居する人の考え方や行動面に至るまで影響されて来るのであります。

家相は結果として運勢・健康面・行動面・営業商売面・対人関係まで顕現して来る訳であります。

家相に於いての定位に於いて、方位上に家族構成の定位があり、中国易学の「乾坤六子の説」より構成され、日本風土に応用されて来た教学であります。

乾(北西方位)を主人(父)として司り、坤(南西方位)を妻(母)として司る。三人の男子・三人の女子の方位を決定(父と母と三人の男子と三人の女子で8名の八方位)してこの「乾坤六子の説」の理法を基本として、そこに住居する家族の構成を与えて吉凶禍福等が生じて来ることになります。

新居に入居してから5年経過してから家の相の影響による吉凶が生じますが、それまでの間は方位による作用の吉凶があります。方位と家相は重複しながら顕現するのです。

「凶方位は年盤を犯せば60年間、月盤を犯せば60ヶ月間(5年間)、日盤を犯せば60日間(2ヶ月間)その災いは付きまといます」と言われております。

家相の影響の第一は生誕から60ヶ月(5年間)発育した家相状態、方位活用がその人に与える影響が初年運と青年期の状況に作用し現出して来ます。

次に家の改装や改造をすると、その改装や改造した方位によって凶作用の顕現を見る事になります。家相は人体であり、家族構成の思想であるのです。

ですから家相の恐ろしさは次代を担う幼児に一番強く顕現し、次に夫と妻と言う事になります。こうした基本的な考え方に立って家相が成り立っています。

家相の影響は最初からその家に住居していることが条件であり、中古住宅(60ヶ月以上経過した物件)を買い求めて住居した場合は、第一に顕現するは移転して来た方位作用が顕現します。中古住宅の影響が出始めるのは、前住宅の家相の要素が半減する10年以上の経過後となります。

家相学によってある家族に吉相を建築しても別な家族が住居してしまえば吉相にならないこともあり。家族構成が異なれば吉凶も異なるのです。

家相設計で大切な事は将来に至る家族構成も含めて建築すると言うことであります。一度建築すると増改築は家相上に於いては大凶となるからであります。

新築に建て替える時は必ず「気抜き」(取り壊してすぐに建築しない事)をする事です。自分の運気が新居建築や建て替えの時期に良いのか悪いのかを調べてから着手する事です。大切な項目は運気状態・方位・時期・家相・入居後の祐気とりです。

家の新築や改築に於いては、思い付きや安易なる改築を慎んで行く事であり、改築増築に於いては何がしかの影響がある事を知るべきであります。

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方位と時期と周期律

2012年3月2日 金曜日

ある時期に因を結ぶと,方位に於いても時期に於いても周期が顕現しそれがその人の運命に重大な影響として表出するのです。

この場合、方位学による一定の周期律と時期(自分の本命がどの宮位に廻座していたかによる)による周期律とに分けることが出来ます.方位学的に六大凶殺方位を用いた為に一定の年数によってその凶災が顕現する場合、その現象状態は各々の凶殺によって異なりますが犯した方位によって年数が定まっております。

そして方位学による流れ自体は因を現表出させる導火線のような用き(はたらき)になることが多いです。過去に於いて五黄殺や暗剣殺を用いても凶災が顕現しないで居た人が自然とその周期の流れの中で、それらの要因が重なり、ある一定の時期に過去を含めて一度に現出することが多く見受けられるのであります。

例えば実例として田中角栄元首相について考えてみることにします。田中角栄元首相は大正7年4月生まれ(本命一白水星午年・月命六白金星辰月)であります。

田中元首相の誕生した家相というのは三合吉相の家相で地相的にも「四神相応の地」の中で玄武の相(北が高く)朱雀の相(南に広く)といった新潟県の中では数少ない地相的に恵まれた地に誕生しています。

それは先祖の努力による結果であります(吉相家相吉地相等)そして一白水星本命星の特質である流れ行くことにより、大成することが首相までに成した要因です。これらは先天要因からの「良きめぐり」であります。

しかし首相になってからの要因の中に問題が発生している状態があります。勿論それまでは多少後天的に方災を犯しても先天的要因が勝る為に凶災として表出し難いのであります。

首相となった昭和47年(年盤一白水星子年)7月7日(月盤三碧木星未月)であります。首相の本命は中宮廻座、月盤においては東方位廻座暗剣殺を持つ象であります(時期による因)そして故郷の人が来ていつでも接待できるようにと昭和47年に南方位に増改築を行っています(南方位は年盤の五黄殺)そして家相上庭内に大きな池のあること(家相上凶災)これらすべて後天の要因であります。

こういった時期による顕現年数による要因と家相の改革によって生じる要因を南方位後天九紫火星定位とし九紫事象を警察・裁判等とし過去の現象露見という意があり、そして南方位(一白水星中宮位の年の南方位は五黄殺方位)を足掛け6年とし顕現を見ることになります。

こういった後天要因が先天要因の良因をひとつひとつ打ち消し、後天の凶災要因が勝った時点ですべての努力が「無」に帰して行くのであります。このブログを通して何度も中宮位は現状維持の時であって多少力があっても衰運に備える時ということになりますと教示させて頂いております。そして絶対に六大凶殺方位は使ってはいけないのです。

鑑定において、その人の運気状況(盛運期か衰運気か)方位(吉方位か凶方位か)家相(吉家相か凶家相か)の鑑定が最低でも必要になります。

過去昭和29年(年盤一白水星中宮位)の時に首相になった鳩山一郎元首相(明治16年1月1日生れ・本命一白水星午年・月命七赤金星子月)も足掛け3年で次の石橋首相に変わっています。

中宮位の時というのは物事の花開く時であり満開に咲く花のような時期なのであります。過去何十年の努力の表出する時であり吉にしても凶にしてもすべて過去の状態の顕現する時なのです。それだけにこういう時期は大変難しい状態なのです。

その後の首相で福田首相(明治38年1月生れ・本命六白金星辰年・月命三碧木星丑月)も中宮位で首相になった為に有利な状態でありながら足掛け3年で大平首相に変わることになってしまう事になりました。現在の野田首相(本命七赤金星酉年)も本命が中宮位(平成23年の七赤金星卯年)の年に首相に就任しました。

周期律というのは方位学周期と時期的周期の交差した時により強い現象が起こるのであります。

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祐気取りについて

2012年2月21日 火曜日

気学は陰陽五行説を中心として、日本の風土等の中で集大成されて来ている教示学であります。

理論よりも実践して「実証」して行く教えであり、自然界が示す唯一の開運学であります。勿論、気学によって予測すること、占うことは可能です。しかし「自らの運は自らの手によって押し開いて行く」その実践一方途が「祐気取り」であります。

人間がこの世の中で、初めて生を受け「大気」に触れたその年その月その日を基本として実践して行く教示学であり、人事一切の事柄を解明し、どうしたら人間が願望成就を果たし幸福なる生活を営むことが出来るかを、最も具体的に指導する開運の教示であります。

「人の吉凶は動より生ず」と言い、人は動くことにより吉凶禍福が現象して来ます。また動くことにより、人との出会いがあります。めぐり合いもあります。

しかし良い出会い、良いめぐり合いの種は自分自身の蓄積されたプラスのエネルギー(祐気)による訳であり、外部からもたらされるものではないのです。マイナスのエネルギー(尅気)とのバランスにある訳であります。

生誕時より自然界より何がしかのエネルギーを蓄積している訳でプラスのエネルギー(祐気)が勝っている間は順運で循環して生活して行きますが、マイナスのエネルギー(尅気)が勝って来ますと逆運なる不運を呼び込むことになってしまう訳であります。

人間はエネルギー体であります。「病者に開運なし」と言い、病気と言うマイナス要因に置かれた人には他からエネルギーの補充が必要となって来ます。病気はすべてに原因があり、細菌性のものから心の病に至るまで自然界と人間との間に因果関係があるのです。(病の元は凶方位と凶家相による場合が多く見受けられます)

人間の持つエネルギーは時として移動します。欲望の強い人、願望の強い人に出会うとエネルギーを奪われることがあります。

自分自身に祐気の蓄積がある人は多少の方位の凶方位へ出かけても無事でありますが、過去に凶方位を犯して(凶方位へ移転した人等)尅気の強い人と出会ったり、めぐり合うと、その尅気に引きずられて自分の祐気を奪われてしまうことがあります。(人は毎月の行動の中でやむを得ずに冠婚葬祭や出張や急な用件で方位を犯す事があります。その犯した行動が積り積もってしまいます。その邪気を払う意味でも祐気取りは必要です。)

それだけに常日頃から自分自身に祐気補充(毎月1回は実行する)を心掛けておくことは大切であり、それが「祐気取り」であります。

同じ交際をするなら良い因縁の人と交際することであり、良い因縁とは祐気蓄積の多くある人であり、そう言う出会いやめぐり合いを果たすきっかけは自ら祐気蓄積のプラスエネルギーを持つ努力であります。

気学は宇宙観や自然界をあるがままに受け入れて、耐えるべきは耐えて、辛抱する所は辛抱をして、それは苦しみ抜いての後の開運の為の耐える心であり、辛抱する心であります。

その人その人の気質が開花するまでの努力であり、開花後の継承、すなわちその「おおもと」が祐気実践であり、「気学祐気取り」であります。

「雪に耐え、嵐に耐えて、のちにこそ、梅がにほいの高くこそあれ」の精神です。

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根とは

2010年11月10日 水曜日

今回は「運とは?」「鈍とは?」に続く第三の「根(こん)とは?」です。

根の要因は根気の根でありますが、植物の根(ね)に通じる要因であります。良い花を咲かせんとするには良い土壌が必要となります。そしてしっかりと根(ね)を張ることが大切であります。

花が子供であるならば、枝や幹は両親であり根は先祖にあたります。

しっかりとした土壌にはしっかりとした根が張り、多少の風雨に耐えて行くことが出来ます。代々に至る継続された愛情とか思い入れがあり、良い開花・繁栄された開花となります。人の一生に置き換えても同様です。

何気なく人は自分の成功を我が力と思い勝ちでありますが、決してそう言うことはなく良き資質に恵まれたものが背景にあります。

種を蒔いても、良く耕がやされた土壌であれば、根は深く張ることが出来ます。しかし耕がやすのは一代二代では良い土壌は生まれません。戦後日本が大きく発展した要因の中に先祖が良い土壌を作り出して来た背景があります。歴史の大切さはこうした流れや背景を知ることであり、因果応報は常に繰り返されて行くのであります。

一つの成功でも、一つの災難でも根に原因があったり土壌に原因があったりして、決して原因のないものはないのであります。

気学では人の気質と言う面を重視しておりますが、人の気質も土壌にあたる要因で生じて来ることが多い訳であり「三つ子の魂、百までも」と言うことが多く見受けられます。三歳までの成育された状況が成人になってから思わぬ幸・不幸の背景の原因になって行くことが多いのです

特に精神的なるものは幼児期に原因があるのです。子供の気質は何通りにも分けることが出来ますが根にあたる土壌の背景で成長に差の出ることがはっきり言えるのです。

気学で「家相」を重視しているのは、こうした土壌のもたらす影響が人の気質の成長に大きく係わり合いを持つと言う思想からであります。ですから生誕時とくに三歳ころまでの家相の吉凶を重視するのであります。

根と言う面を根気と言うことで説くことが多いのですが、勿論一般的にはその方が判り易いと思います。しかし「運」と言うめぐり「鈍」と言う努力、「根」と言う資質と言うように捉えた方が気学の場合よいように思います。

よく新興宗教に入信して改宗する人を時々見受けますが、これらの行為は「根無し草」と同様、永続性に欠けて来る要因で決して行うことではなく、一族の歴史と言う土壌を大切にすることを第一と考えるべきことであります。

信仰とは自らを律し常に我が人生と自然界との一体感の中にあり、教えの教義教典よりも根にあたる先祖の良きめぐりを願いめぐりの中に、我が人生もあると言うことを知ることであります。

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気学で見る家相学とバブル建造物

2009年6月3日 水曜日

今、地方自治体団体の大多数が赤字団体です。バブル期に、立派な建造物を建て続けて来たことが、裏目に出ています。建物そのものは「現代建築」の枠を結集した未来を先取るような建築物です。

これらの建造物には共通した三つの特長があります。

一つ空間が多く建造物が突出していること。

一つ柱が少なく生活感が見出せないこと。

一つガラス張りの外壁が多く見受けられること。

デザインや機能面において勝れてはいますが、人間性が希薄となり、コミユニケーションとしての「温もり」に欠ける面があります。

バブル期に建造された代表格の「東京都庁舎」「日本長期銀行【破綻】」「江戸博物館」等代表とする奇抜な建造物が、各自治体を中心として建造され、その建物の維持費だけでも何十億円の赤字を累積している現状です。

地震国の日本の建物は、いくら耐震性に勝れているとはいえ、余りにも機能重点に走りすぎて、歴史的背景を考慮していないように思えます。

地方の自治体の公舎も、庶民十数万人の都市に立派な建造物が建って、その維持費で窮屈な目にあっています。そして大赤字となっています。

家相学は「環境学」ともいい、より人間生活が自然と調和を計りながら、機能を高めていく分野であり、地相学も含まれます。

家相学・地相学を含む総称が日本では「気学」と言われて来ておりますが、近年「風水」という家相学・地相学も流布し、自然環境学を受け継いで来ている分野ですが、気学は日本の風土・環境・歴史の中で実証してきたものです。

「風水学」は台湾・香港・韓国で相伝してきた経緯があります。台湾の風水師の方々が日本の市場に「風水学」を広めに来たのは昭和40年代初頭の頃で、日本は高度経済成長時代の真只中で、自然破壊をしていた最盛期であり、自然に対する配慮等考えもしない時代でした。そのため台湾の風水師の方々はアメリカに夢を託し、それが昭和50年代のアメリカの自然環境学と結びついて、一気に集大成され、昭和60年代にアメリカから日本へと入ってきました。

若手の建築家の人に「気学」と言っても知らない人が多いのに「風水」と言うと「あの自然環境の」「占いの」と答えが返ってきます。非常に矛盾を感じます。すべての基礎は「気学」なのです。

何年か前に「本社ビル」を建てると不祥事が生じるし、大きな事件はみんな、本社ビルの建築後という因果関係が生じたのは、家相学・地相学と無縁でないのであります。

三つの特長の中で「ガラス張りの外壁が多い」というのも、建物に鏡のように反射するものも多くあり、これは建物以上に周囲に悪い影響を与えるものであり、周囲の建物は「活気」を吸われて衰退し、本体の建物は自滅することになります。(日本橋東急デパート)

近代科学・近代文明という名のもとに得て来たもの以上に、失われていく人間性というものを考えた時、今の状態で良いという事はなく、家に大黒柱が無くなったと同時に責任の所在も無くなり、無責任社会に陥った現状があります。

「家相とは思想の源流なり」と気学では言います。家相とは家の形のみにあらず、思想を作り出す元であります。

またバブル期に建てられたガラス張りの建築物も「気」を育てられないビルで不利な状態となり山一證券本社ビル・長銀ビル・カネボウ本社ビル・リクルートビル等々、家相上凶相となるビルで崩壊の浮き目を見てしまったのです。

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気学より見た夫婦の縁

2009年3月9日 月曜日

戦後世代の成人は自由を謳歌する時代になり「お見合い結婚」から「恋愛結婚」へ、その比率は大きく変わりました。

お見合い結婚ですとお互いが会うまでの時間に、相生相尅、相手の人格や気質を結婚の前提として判断することが可能でありましたが、恋愛結婚の場合は判断の難しい面があります。

それは恋愛の場合、相手を知った時期が、衰運期時であることが10人中6~7人であるからです。(結婚に良い時期と悪い時期があります。)衰運期時において異性と出会う機会も多くまた錯覚する危険性も多く、恋愛結婚による離婚率も2組に1組は別れてしまう時代になりつつあります。

女性の社会進出、地位の向上にともない、夫も妻も、男は外で働き、女は家を守るという観念から、共に協力しあって家を造るという分担の時代から協調の時代へと変革して来ています。

占いの中で判断する大部分は個人中心の判断が大変多いのでありますが、気学はそうした中で個人を含めて、家族全体、社会全体、国家全体をも判断出来る唯一の運命学と言えます。

夫婦に於いての相生相尅、そして縁、これらの吉凶という判断の良し悪しよりも良いなら良いなりに、悪いなら悪いなりに、どう付き合いどう対処するかと言った方法論・手段論的要素の強いのが気学の教示の根底にあり、それが判断の基準にもなります。

気学ではそうした点に留意し、家相や方位がいかに人間の生活に吉凶の影響を及ぼすかについて示されています。

人間はエネルギー体であります。そのエネルギーは祐気というプラスエネルギー,尅気というマイナスエネルギーがあり家相の吉凶、方位の吉凶が、その人へのエネルギーに影響を与えるのであります。その基本点を生年月日に置きます。

近代において自然観から遠のいた分結婚において独身の人が多くなり、人間性の希薄から離婚も多くなっている一因に、30年間に及ぶ現在建築の集合住宅(家相の悪い住宅が多い)や対人間関係の交流不足(対話がなくなりPCや携帯メールが増える)があると考えます。

気学という教示はごく常識的なる自然観の教えです。人も自然界の一員である以上、常に自然界の影響を受けていると言う考え方であります。

人には生誕と同時に自然界の輪廻の中で気質というエネルギー体が与えられ、以後家相や方位の中で培われて成長します。その中に先祖や親からの因縁も根を張って行きます。人を好きになったり、嫌いになったり、関係したりすること全て、先祖の中の因によることが多く見受けられます。親の通った道を継承している子も多く見受けます。

家相において夫婦不和となり易い相というのは、次のような配置が多く見受けられます。

乾方位(北西方位)は主人の座と言って、水廻り等(トイレ・台所・風呂)があると夫婦の和合を欠き、主人が留守勝ちとなり、夫婦のコミユニケーションが取れなくなり、主人が自宅拒否症になります。

坤方位(南西方位)は妻の座と言って水廻り、玄関等マイナス要因がありますと、妻は家を守らず外に職を求め外出し勝ちになり、また妻は病弱にて夫婦不和となります。

家相においてこの方位は大変重要であり、特に住居してから顕現を見るのに5年という経過後に表面化します。団地や個人の住宅も含め、その方位に欠点のある家は、その方位の祐気補充を心掛けることが大変重要になってきます。
祐気とり  http://www.hiroro.jp/content/monthly/practical/ 

運気と家相にも関連がありまして、自分の本命星が、家相のマイナス部分に同会しますと本命運気とは別に、家相による吉凶現象の顕現を見る事になります。

東方位は発展躍進の位置です。その位置に水廻りがありますと、本命が東方位に廻座すると本来は良いはずの運気が家相のマイナス要因を受けて、好運が半減してしまいます。

そうした家相の吉凶を知ることにより、上手に夫婦の運気というものを掴んでお互い祐気補充(祐気とり)を心する事です。それが家族間に重要なことです。

人生第二の出発である結婚が、先祖からの因縁の要因であるならば、家相や方位というのは、自らが切り開く運気と言えます。人生の三大宿命は出生・結婚・寿命です。

恋愛時代は自分の良い所やうわべの要素で交流して行けばよかったのですが、結婚は相手の悪いところを、どれだけ生活上で許せるかという面が多く生じてきます。

そうした中で環境の異なる世界で生活して来た者同士が、先祖の通ってきた道中を似たような出会いによって、知り合いめぐり合い結婚し夫婦となりますが、所詮お互い気質があり、祐気・尅気のエネルギーがあり、それを上手にどう燃焼して行けば充実した人生が歩めるか、そうした工夫も求められるのが夫婦の人生です。

夫婦は相縁奇縁で結ばれるのではなく、家系因縁の作用によって結ばれると言うことを知るべきであり、夫婦はそうした因縁浄化を、果たすために選ばれた二人でもあります。