2011年9月 のアーカイブ

偶然と必然

2011年9月19日 月曜日

人の吉凶・禍福・良否を偶然と捉えて考えるのか、必然と捉えて考えるかと言うことの差は何かと言う事について述べてみます。

ひとつの事柄について全て偶然であり、見た目の状況がその事柄を発生させたのか、いやその事柄は起こるべくして起きたのだと言う原因があってその事柄が発生したと言う必然のふたつの考え方が生じます。

不安がない事について考えた時、不安のない生活なんてあり得ない訳で、時は刻々と変化して行く状況の中で、不安も刻々と生じて来るものであります。しかしその不安を前向きに捉えて行くか、後向きに捉えて行くかは、心の捉え方で不安は解消します。すなわち不安解消は心の持ち方ひとつなのです。

上(前向き)と下(後向き)とは一の引き方で決まります。トの形を上に一を加えれば下となり、下に加えれば上と言う字になります。

目線は下から上を見れば不安は解消され、上から下を見れば不安は倍増します。目線を下に置いて行動すれば物事は上昇し、目線を上に置いて行動すれば下降するとも考えられます。謙虚(目線を下に)に行動すれば物事は上昇し、高慢(目線を上に)に行動すれば物事は下降すると言う真理です。

生きている以上は不安が生じること、苦の生じることは必然であり、それが生きていると言う証であると考えるのか、不安や苦をそのまま受け入れるかは目線の置き方ひとつで決まって来るのです。

財産を持たない気楽さ、財産を持つ不安さ(守る意識が高い)はこうした持つか持たないかと言う要因からも言えることであり、幸せを得る条件の中での不安がないこととは、この世に於いて不安が生じる事は必然であると考えた時に不安と言う時限から脱して行くことになるのであります。

人生を生きていると考えるのか、生かされているかの目線でも不安解消になるのです。

なぜ偶然か必然かを述べているかと言いますと、偶然と思う所には発展性も向上心も生まれないのです。必然と言う事は現象結果には必ず原因があり、因縁があると解釈します。だから人はより発展と向上心を目指す努力が生じます。

今の世に生じる事柄は過去の必然(因縁・原因)の中のめぐり合わせのひとつとして課せられて来た事柄と捉えて考えるからです。

世の中で発生している凶悪事件の犯人の親を含めた一族の背景には「惜福・分福・植福」と言った要因はなく、戦後の核家族(根なし草)の背景があります。それは親が離婚したり、あるいは水子供養を果たしていなかったり、先祖の供養を怠って来た所に犯人を産みだす必然があり、親が「福寿」を使い果たし、子供に福寿が残されていないと言う状態の中で発生しているのです。

不運が生じたら、いかなる対策を取れば良いかと言う事になります。「不運だったらまず行動すること」であります。気学では「人の吉凶は動より生ず」と言う教示があります。

不景気だ・不景気だと嘆かないで、今の状態で何が出来るのかと気持ちだけでも動かす事からの出発であります。そしてまず頭で考えるのではなく体を動かす事であります。

先祖供養もまず自ら先祖の所に出向いて、生きている人間に語りかけるように現状を話す事であります。先祖は十代戻れば1024名、五代戻れば32名います。そうした先祖の中に「惜福・分福・植福」を残した人がその福分をくれるかも知れません。

この世で活躍出来て永続を果たし繁栄を築けるかと言う事は足元にある「先祖」の力なのです。この秋のお彼岸(9月20日から26日)にはお墓参りをしましょう。

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野田新内閣が発足

2011年9月9日 金曜日

9月2日、野田新内閣が発足いたしました。民主党政権になって2年経過しましたが鳩山内閣・菅内閣に継ぐ早くも3人目です。国民調査では支持率は65%と高い支持率になり、国民の期待は大きいです。果たして今後の結果はどう出るでしょうか?

党内融和を考えた適材適所の人材配置の内閣だと野田新総理は言いました。また泥臭く、国民のために汗をかいて働いて、政治を前進させる。ドジョウの政治をとことんやり抜きたいとも語りました。野田新内閣の人事を見ましょう。

民主党三役

幹事長      輿石東   1936年5月14日生まれ
              本命一白水星子年・衰運期3年目

政調会長     前原誠司  1962年4月30日生まれ
              本命二黒土星寅年・衰運期4年目

国会対策委員長  平野博文  1949年3月19日生まれ
              本命六白金星丑年・盛運期3年目

野田新総理大臣とは3人ともに相性関係は良いです。平野氏とは三合の関係(酉と丑)で良いです。

野田新内閣の閣僚

内閣総理大臣   野田佳彦  1957年5月20日生まれ
              本命七赤金星酉年・盛運期4年目(中宮位廻座)

内閣官房長官   藤村修   1949年11月3日生まれ
              本命六白金星丑年・盛運期3年目

総務大臣     川端達夫  1945年1月24日生まれ
              本命二黒土星申年・衰運期4年目

法務大臣     平岡秀夫  1954年1月14日生まれ
              本命二黒土星巳年・衰運期4年目

外務大臣     玄葉光一郎 1964年5月20日生まれ
          本命九紫火星辰年・衰運期2年目(暗剣殺・歳破を持つ)

財務大臣     安住淳   1962年1月17日生まれ
              本命三碧木星丑年・衰運期5年目・厄年

文部科学大臣   中川正春  1950年6月10日生まれ
              本命五黄土星寅年・盛運期2年目

厚生労働大臣   小宮山洋子 1948年9月17日生まれ
              本命七赤金星子年・盛運期4年目(中宮位廻座)

農林水産大臣   鹿野道彦  1942年1月24日生まれ
              本命五黄土星巳年・盛運期2年目

経済産業大臣   鉢呂吉雄  1948年1月25日生まれ
              本命八白土星亥年・衰運期1年目

国土交通大臣   前田武志  1937年10月22日生まれ
          本命九紫火星丑年・衰運期2年目(暗剣殺・歳破持つ)

環境大臣     細野豪志  1971年8月21日生まれ
              本命二黒土星亥年・衰運期4年目

防衛大臣     一川保夫  1942年2月6日 生まれ
              本命四緑木星午年・盛運期1年目

国家公安委員長  山岡賢次  1943年4月25日生まれ
              本命三碧木星未年・衰運期5年目・厄年

郵政改革大臣   自見庄三郎 1945年11月5日生まれ
              本命一白水星酉年・衰運期3年目

国家戦略担当   古川元久  1965年12月6日生まれ
              本命八白土星巳年・衰運期1年目

内閣府特命    蓮舫    1967年11月28日生まれ
              本命六白金星未年・盛運期3年目

東日本大震災復興 平野達男  1954年5月2日生まれ
              本命一白水星午年・衰運期3年目

全18名の中で盛運期の人は藤村修・中川正春・鹿野道彦・一川保夫・蓮舫の5名しかおりません。衰運期の人は川端達夫・平岡秀夫・鉢呂吉雄・細野豪志・自見庄三郎・古川元久・平野達男の7名と暗剣殺・歳破を持つ玄葉光一郎・前田武志の2名と中宮位廻座の野田佳彦・小宮山洋子の2名と厄年の安住淳・山岡賢次の2名で合計13名です。運気の悪い人が多いので前途は多難です。

野田総理(酉)と三合関係(酉―丑―巳の関係)の人は藤村修(丑)・平岡秀(巳)安住淳(丑)・鹿野道彦(巳)前田武志(丑)・自見庄三郎(酉)・古川 元久(巳)で7名もおります。
逆に相性関係の悪いのは玄葉・安住・前田・一川・山岡氏であります。

総理ご自身もおっしゃっておられるように大変地味な内閣となりました。難題が山積する中で、どうこの難局を乗り切っていけるのか、手腕が問われます。

東日本大震災の復旧・復興と福島第一原発事故の収束を第一の優先問題と取り上げておられるように全力で一日も早い解決を望みます。

重要課題の外交の玄葉氏・財務の安住氏・社会保障の小宮山氏と運気が大変悪い状況での就任となり今後の動向には要注意です。早くも山岡氏(厄年・献金問題)小宮山氏(中宮位・タバコ増税発言)等顕現しています。

特に税の問題では過去1995年阪神淡路大震災後の橋本内閣が1996年消費税を3%から5%に引き上げます。それが国民の購買力低下・大手銀行破綻へと続き経済恐慌へと発展します。その後小泉内閣で景気浮揚策として減税を中心として政策が実行されて景気回復の兆しが見えました。同じ過ちを犯さないようにしてもらいたいです。

本来は野田新総理の性格・気質は真のリーダーではなく、むしろ参謀役に適する人です。第3次補正予算成立までは野党の協力も得られますが、その後の野党の反撃は厳しいものになるでしょう。

12月に大きな山場があり、来年は六白金星辰年にあたり野田新総理の運気は衰運期1年目に突入し暗剣殺・歳破を持つ大変厳しい年廻りとなります。それだけに強い信念を持って舵取りをして頂きたいと思います。この政権の失敗は与党を失う事になります。

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民主党代表選

2011年9月1日 木曜日

延命策を次から次へと打ち出した菅首相も、ついに8月26日退陣の条件である3つの退陣条件(第2次補正予算・再生可能エネルギー特別措置法・特例公債法)が成立した事で退陣を表明致しました。

そして民主党代表選が29日に行われ野田佳彦氏が決戦で海江田万里氏を破り新代表に決まりました。30日に菅内閣は総辞職し、野田佳彦氏が第95代内閣総理大臣に就任致しました。

代表選への候補者は下記の5名でした。

野田佳彦財務相 1957年 5月 20日生まれ
       本命七赤金星酉年(盛運期4年目・中宮位廻座)

海江田万里経済産業相 1949年2月26日生まれ
       本命六白金星丑年(盛運期3年目・東南方位廻座)

前原誠司前外相  1962年4月30日生まれ
       本命二黒土星寅年(衰運期4年目・南方位廻座)

鹿野道彦農相  1942年1月24日生まれ
       本命五黄土星巳年(盛運期2年目・東方位廻座)

馬淵澄夫前国土交通相   1960年8月23日生まれ
       本命四緑木星子年(盛運期1年目・南西方位廻座)

第1回目の投票結果
海江田万里氏 143票(盛運期3年目)
野田佳彦氏  102票(盛運期4年目)
前原誠司氏   74票(衰運期4年目)
鹿野道彦氏   52票(盛運期2年目)
馬淵澄夫氏   24票(盛運期1年目)

誰も過半数を取れなかった為に上位2名の決選投票となりました。

決選投票結果
野田佳彦氏  215票(盛運期4年目)
海江田万里氏 177票(盛運期3年目)

運気状態(盛運期1年目~4年目)の通りの結果となりました。

気学では「時期」においても「方位」においても「初めての状況・動き」というものを重視します。すなわち「人の吉凶は動より生ず」であり着手・実施・始動等々を基準とします。

新代表に決まった野田佳彦氏の今年の運気は盛運期4年目で本命星の七赤金星は中宮位廻座であります。それだけに今後の動向に要注意であります。

中宮位廻座は過去要因の「結実と開花」の生じる宮位で「天国か地獄か」の両極端な年であり、中宮位廻座で願望成就(民主党の代表になり第95代内閣総理大臣に就任)を果たす事は多くあります。しかし新規改革・拡張拡大行動は後々において凶現象となり、成就に至らないで中途で頓挫する事も多く顕現する要因があります。過去の努力や実績が結実したり、開花する状況であっても自ら新しい事柄や新規行動は頓挫すると言うことです。

過去に田中角栄元首相(大正7年4月生れの本命一白水星午年・月命六白金星辰月の生れ)が首相となった昭和47年(年盤一白水星子年)7月(三碧木星未月)7日であります(中宮位廻座での首相就任)。その後あの「ロッキード事件」で昭和49年に辞職します。本命星が中宮位廻座の時は現状維持の時であって多少力があっても衰運に備える時ということになります。

また昭和29年(一白水星午年・中宮位廻座)の時に首相になった鳩山一郎元首相(明治16年1月1日生れ本命一白水星午年・月命七赤金星子月・鳩山由紀夫元首相の祖父)も足掛け3年で次の石橋首相に変わっています

本命星が中宮位廻座の時というのは物事の花開く時であり満開に咲く花のような時期なのであります。過去何十年の努力の表出する時であり吉にしても凶にしてもすべて過去の状態の顕現する時なのです。それだけにこういう時期は大変難しい状態なのです。

ですからその後の首相で福田赳夫元首相(明治38年1月生れ・本命六白金星辰年・月命三墾木星丑月)も中宮位廻座で首相になった為に有利な状態でありながら足掛け3年で大平首相に変わることになってしまう事になりました。

また 検察審が再議決し強制起訴となった小沢一郎氏(1942年5月24日生まれ・本命四緑木星午年)も初当選は昭和44年の四緑木星酉年)の本命星が中宮位廻座です。

他には仙谷由人氏(1946年1月15日生まれ・本命一白水星酉年)の初当選は平成2年(一白水星午年・中宮位廻座)です。野田佳彦氏(1957年5月20日生まれ・本命七赤金星酉年生まれ)も初当選は平成5年(七赤金星酉年・中宮位廻座)です。初当選の時期・大臣や首相になった時期が中宮位廻座・厄年である事は後々において不利や凶現象が顕現します。

周期律というのは方位学周期と時期的周期の交差した時により強い現象が起こるのであります。

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