2020年1月 のアーカイブ

現代社会の実情 

2020年1月21日 火曜日

時代は昭和・平成・令和と流れ、どれだけの人々が将来に対する希望を持っているのでしょうか。現代の若者(20代)の言葉・意見です。

「将来に対する希望が持てない」・・・
年金の崩壊・少子化問題・子育て・人間関係・核家族・介護問題・格差社会・等

「こんな社会にしたのは今の高齢者だ」・・・
上記のような問題を山積した上司の話や武勇伝は聞きたくない。
だから飲みに誘われてもいかない。忘年会や新年会の幹事もしたくない。

団塊の世代(現在75歳前後)は高度経済成長のど真ん中で,仕事優先で頑張って来ました。その頑張りや、苦労を自分の子供たち(現在50歳前後)にさせたくないと言う情から、ある意味で楽をさせる子育て教育をやったと思われます。
その子供たちが現在では社会の中心であり、上司であり人生の先輩なのです。
そして、さらにその子供である今の若者(20代)から嫌われる事になっています。この背景が上手くいかない家族間の事件の起こる原因の一つでもあるのでしょう。

最近、特に聞く言葉に「8050問題」という言葉です。
80は80代の親、50は自立できない事情を抱える50代の子どもを指し、こうした親子が社会から孤立する問題となっています。ある意味で間違った子育てだったのでしょう。

「賢者は愚者からも学び、愚者は賢者からも学ばず」という教えを、今の若者に解ってもらいたいです。上司や先輩からの人生のヒントは沢山あります。聞いた話から自分で何を取り入れるかは自分で選択すれば良いのです。聞く耳は持つべきだと思います。

混迷する社会の中で強烈なリーダーシップを持った人物の登場さえ見込めない現代社会、人々は何に将来を託し夢を見るのだろうか。

社会が、会社が,学校が、家庭が悪いのか。世の中のすべてのものを敵に回すような他動的人間になってしまったのか、20世紀の目覚しい文明の発達は私たちの生活や物の価値観や人の心まで変えてしまったのでしょうか。
さらにAIが拍車をかけます。ますます人間味のない社会になるのを危惧します。

生きていく過程の中で物が豊富にあり、少し働けばそれなりの金になり、自由の履き違えをして来た若者、会社のために、家庭の為に人生を賭けてきた熟年者、年を取り振り返れば会社は、家庭は、子供たちは・・時代は本当の分岐点に来ています。

人間と言う動物は、淋しい,安らぎがほしい,癒して欲しい…それはまさに人間の持っている弱さであり、人間らしさでもあると思う。

そんな社会背景の中で人々は模索しながらこの状態から抜け出したいと考えている。一人一人がすべてのものに対し自己責任を持ちこの現実打破をやらなければ行けない。

マスコミは視聴率や支持率を上げる為、悪い事柄は誇張して報道し、活字は大きく書くのです。国民に不安を与えているのがマスコミなのです。これでは世の中は良くならないので関係者の方達は考えて頂きたいです。

こんな社会背景を考えながら,この厳しい時代を乗り切るため全力で知恵をしぼり、生きていくのです。

「たかが人生」と思えば気持ちは楽になりますが、「されど人生です」。人それぞれの人生がありますが、年老いて最後に言ってみたい言葉は「人生とは捨てたものではないよ。人生っていいよ」

いろいろな事があるでしょうが、大事な事はいつ如何なる時もポジティブ人間で前向きに歩むことです。人生最大の開運はポジティブです。考え方をポジティブにすると行動が変わります。行動が変われば開運となり道は開けて行きます。

NHK紅白歌合戦から

2020年1月11日 土曜日

昨年暮れのNHK紅白歌合戦の視聴率がワーストだったと高齢者の間で囁かれています。視聴率が悪くなった原因はいろいろとあるでしょう。

そもそも紅白歌合戦とは赤組(女子)と白組(男子)に分かれて歌で勝負をするものです。それが最近では主旨が違ってきているように思います。
本来の歌の勝負からお笑いや演出に重きが変わって来ているように感じます。

歌手になった人の目標・目的が、いつの日か「NHK紅白歌合戦」に出たいと言う思いがあります。それだけ権威のあった番組です。

しかし最近の傾向は3分間の歌のドラマが省略され半分の1分30秒ほどになっています。これでは本当の歌の醍醐味も良さもわからず、歌う歌手の皆さんも、物足りないのではないでしょうか。

そして男も女もグループばかりで、単独の人が少なくなっています。
時代の流れと言えばそれまでかもしれませんが、これでは特に年配の人は面白くないのではないでしょうか。

昭和の時代が懐かしく思います。昔の視聴率は常に他を圧倒する高視聴率でした。あの昔の司会者の初出場の自己紹介(例として田舎を後にして10年、田舎のお父さん・お母さん、ご覧いただいておりますでしょうか。見事に初出場を勝ち取った息子さんを褒めてやってください。今から、歌います。人生の晴れ舞台です。どうぞ)涙・涙でした。

会場も田舎の家もすべてが一つになっていた番組です。
大晦日の夜、家族全員で(帰省者も含み)見たあの頃が懐かしいです。
どんどん昭和が遠くなっていきます。寂しく思う今日この頃です。

神社・仏閣の神殿と本堂の巡り方

2020年1月1日 水曜日

明けましておめでとうございます。
迎える年が、笑顔にあふれ、穏やかな1年でありますようにご祈念致します。
今年もよろしくお願いいたします。

初参拝・初参詣に出かけた時、神社の神殿や仏閣の本堂の廻りに祭祀してある神様や仏様あるいは建造物や彫刻等を廻る事があります。

例えば日光東照宮には、有名な「左甚五郎」の作もあり、日光の三猿は「見ざる・言わざる・聞かざる」です。それらの彫刻を拝観して巡る場合は、時計周りの逆に巡って拝観することを「順」の巡りと称しています。

神道では「現世利益」を求める要因から般若心経での「空即是色」(無から有を生じる)と言う精神であります。東→北→西→正面(南)へと参拝する順序です(左廻りです)

一方仏閣に関しては、本堂の周囲をいろいろな仏様が祭祀されております。
千葉県の成田山新勝寺に於いては、本堂に不動明王尊が祀られて、本堂の裏側に大日如来さま・虚空蔵菩薩さま・聖徳太子さまが祭祀されております。

本堂の周回順序は神社とは逆であり時計回り(右廻りです)に行います。
仏教での「報恩感謝」を求める要因から般若心経での「色即是空」(形あるものは滅する)と言う精神であります。

東京の浅草の観音さまも同様な順序の配置です。一族にとっての菩提寺も「順」なる配置として本堂に向かって右側に受付があるのが順です。

神社には現世利益を祈願し行う事を主流にして、仏閣は報恩感謝を祈念して行う事を主流にしています。共に手の表裏の関係として日本の歴史の中に根付いて来た文化です。そしてその中に相学としての精神が生かされ繁栄・発展を願う土台があります。