2010年5月 のアーカイブ

心と健康

2010年5月26日 水曜日

私たちの身の回りには目に見える見えないを問わず、多くの恩恵が与えられ恵まれております。

それにも係わらずいつのまにかそれに慣れてしまって、当たり前のような気になり、感謝の心を忘れてしまっていないでしょうか。

また他に与えられ自分に与えられないものが、ほんの少しでもあると、自分の心を不平不満の念で一杯にしてしまったり、他から受けた嫌な事を善意からのものであっても、いつまでも思い放さず一層その思いを増幅し、つのらせてしまっていないでしょうか。

不平不満の原因がどこにあるにせよ「心の尅気(悪い蓄積した心)」は病をもたらす要因にもなり、精神身体医道の立場からでも、感謝・喜び・ゆるす・平安なる心、等の感情は健康を増進し病気への治愈力を高めて行くと言われております。

反対に不平・悲しみ・恨み・憎しみ・恐怖・不安等の感情は健康を害し病気を引き起こす要因となります。

心は何を思おうが、何を考え様が自分の自由であるからと自由奔放に振舞う事や悪心はいつか身体への病と進むことになります。

現代社会より受けるストレスの過剰な圧力は、心の切り換えの努力によって上手にのり越えることであり、心を「天に委ねる思考」(結果や先行きの事を考えず足元の事柄に最善を尽くす事)も大切な要因であります。

元気な時は心と体は一致して行動してくれます。しかし勝手きままな心はいつか身体から見放されるのであります。自分の心だからと言って自由勝手をした報いは、年を重ねるにしたがい顕現して来ます。

健康で楽しい晩年期をまた生き甲斐のある人生を過ごす為にも、日々精進であり、自分に与えられた恩恵に対して、見える事・見えない事・大きい・小さいに係わらずいつも感謝の心を忘れずに生活する事です。

恨みや悔やみは「心の切り換え」で流す事であり、心にわだかまりを持たず、常に心の新陳代謝を心掛け心の平穏が健康への必須条件であります。

気学では「病は不動点より生ずる」と教示し新陳代謝のない停滞の所から病は生じるとされております。すなわち物事に対する心のこだわりであります。

苦労している時こそ、悩みある時こそ停滞せずに行動することが大切なることであり、苦労や悩みは不動なる心より発生するという事であります。そうした心の持ち方により状況の打開が生れるのです。ある意味で人生の毎日は挑戦と言う事を行うために生れてきたとも言えるのです。

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天変地異

2010年5月18日 火曜日

いつ訪れて来るかわからない天変地異。自然の恐ろしさであります。
地震に対する警戒や対策をして備える事は非常に大切な事です。

2010年4月にアイスランド南部の火山が噴火。火山灰の影響で欧州の空港が閉鎖されるなど混乱が広がりました。そして今もその影響は続いています。

天変地異の要因の中に山の噴火と言う事象もあります。噴火による火山灰の影響は大地震にも劣らぬ大被害が発生し、その期間は長期要因となります。

地震に対する防災意識は高まりました。しかし大噴火に対する備えは地震ほど意識が高いとは言えません。

首都圏の100キロ圏の中には、北方位に那須岳の活火山・北西方位に浅間山の活火山・南西方位に富士山と言う今は活動を休止しておりますが、1707年(五黄土星年)の宝永の噴火以来活発な活動はしておりませんが、あれから303年経過する状況の中で、いつ再噴火してもと言う周期下にあり、南方位には大島の三原山が記憶にまだ残る昭和61年(五黄土星寅年)に大噴火があり、そして三宅島の噴火等々、首都圏の近郊にはこうした活動している活火山の存在も考慮しておかねばならい事です。

天変地異はこうした地震や噴火のみだけでなく、今の地球全体に影響を及ぼしている「温暖化問題」と言う人間がもたらした人災要因もあります。

米国の強烈なハリケーンの上陸による大災害も、各地に降った集中豪雨にしても、人間が利便性を求める余り、自然界の循環サイクルの許容を超えてしまった要因から発生したことであり、地球温暖化は大きな視点から見れば人災であります。

こうした現象を少しでも緩和すべく地球温暖化問題の実施が急がれるのですが、エネルギー大消費国の米国・中国・インド等が足並みの揃わない状況があり、謙虚な姿を自然界に示さない限り第二・第三の強烈なハリケーンが米国本土に襲来する可能性が大です。

活断層の差が1メートルを越えると赤信号が点滅する状態に入り、1メートル20・30センチを越えると、いつ地震が生じてもの状態に入ると言われております。

関東大震災(1923年9月1日(五黄土星亥年・五黄土星申月)より87年経過し、1メートル50センチ以上にあることが「いつ起きても」の根拠であります。

地震による直接的被害も大きいですが、第二・第三の関節被害は、人為行動で縮小出来ます。噴火にしても火山灰の特質を良く知っておく事で、第二・第三と及ぼして行く被害を縮小させることは可能です。

「来ることを恐れる事でなく、いつ来ても備えは万全である」と言う心構えの方が重要であり、備えもこれで良いと言う事でなく、臨機応変の思考も加味し天変地異の事柄に備えるべきです。

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気学で見る奈良平城京遷都1300年

2010年5月11日 火曜日

平城京が奈良に誕生(西暦710年)して、今年(西暦2010年)が平城京誕生の1300年になります。

奈良市では多くのイベントが開催されております。(平城宮跡イベントは4月24日から11月7日まで開催)このゴールデンウイークに行かれた方も多いのではないでしょうか。

わが国で初めての本格的な都がつくられた奈良平城京。大陸の文化と日本の文化を融合させ、天平文化を開花させた奈良へ、期間中に一度は訪れてみたいものです。

奈良の平城京から長岡京へ、そして京都平安京へと遷都した天皇は第50代桓武天皇であります。

桓武天皇はどうして奈良の都を捨てて片田舎であった「山背国乙訓郡長岡村」に新京を造り、10年後京都の平安京へ遷都して行ったかは多くの謎や諸説があります。

奈良に平城京が定まるまでの都は、天皇に即位すると遷都が行われて来た訳であり、今も点々と存在する天皇陵は、その名残であります。

桓武天皇のこの長岡京の短期遷都には気学(古代中国の道教を含む)の教示による遷都と言うことが伺えるのであります。仏教伝来と共に儒教道教も同時に伝来して来ている訳であります。

桓武天皇は天平9年(西暦737年・皇紀1397年・丁丑三碧木星の年)の生まれです。そして44歳(天応元年・西暦781年・皇紀1441年・辛酉四緑木星の年)に天皇に即位なされております。

そして3年後の延暦3年(西暦784年・皇紀1444年・甲子一白水星の年)に長岡京に遷都し、10年後の延暦13年(西暦794年・皇紀1454年・甲戌九紫火星の年)に京都平安京に遷都して行きます。

桓武天皇にとって山背国乙訓郡長岡村は誕生の地と言われております。しかし長岡京の遷都の年は上元始めの甲子一白水星の年にあたります。

長岡京が僅か10年で終ったことに多くの謎が言われておりますが、桓武天皇は即位した年にすでに京都遷都を考えていたのではないかと思います。

長岡京の遷都の延暦3年11月1日は甲子の年で冬至にあたり、また4617年に一度しかない「甲子朔且冬至(かっしさくたんとうじ)と言う大変めずらしい年にあたり「中国古代の讖緯説(しんいせつ)」に則り、新京造りを行いたかった訳です。

しかし一白水星の年にあり、奈良より京都は北方位にあたり、暗剣殺が廻っており、「源氏物語」の中にも出てくる「方替え(ほうたがえ)」と言う方法を実践したのではないかと思います。

つまり仮の宮都を長岡京へ造ったと考えるのであります。生誕地に近いこの平安京予定地は中国地相学の「四神相応に適した土地」でもあったからなのです。

「四神相応の土地相」とは
http://www.hiroro.jp/content/kaso/land.htm

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気学で見るバスジャック事件

2010年5月3日 月曜日

事象・事件・事故等は偶発偶然的に発生するという事はなく、運命学上(気学)に於いての原因なり、あるいは人為的による原因があります。

17歳の少年が福岡県佐賀市で高速バスを乗っ取り、乗客1人を殺害、4人に重軽傷を負わせた「西鉄バスジャック事件」は2000年5月3日に発生し、今日で10年になります。

過去のバスジャック事件は下記の通りです。

①1977年10月(五黄土星巳年・三碧木星戌月)長崎市で発生

②1989年12月(二黒土星巳年・一白水星子月)神戸市で発生

③1991年4月(九紫火星未年・三碧木星辰月)相模原市で発生

④1994年7月(六白金星戌年・九紫火星未月)名古屋市で発生

⑤1996年4月(四緑木星子年・六白金星辰月)茨城県藤代町で発生

⑥1997年4月(三碧木星丑年・三碧木星辰月)伊予市で発生

⑦1998年1月(三碧木星丑年・三碧木星丑月)長崎市で発生

⑧2000年4月(九紫火星辰年・三碧木星辰月)三島市で発生

⑨2000年5月(九紫火星辰年・三碧木星辰月)佐賀市で発生「西鉄バスジャック事件」

⑩2008年7月(一白水星子年・三碧木星未月)愛知県で発生

バスジャックは三碧木星の月に数多く発生していることが判明できます。
三碧木星月は一白水星に暗剣殺が付いております。事象として生じ易き状態を現出しております。

10例中の中で7例が三碧木星月中心となって発生して、他にも一白水星が暗剣殺・歳破殺同会と一白水星の月となっており、一白水星の事象が背景にある要因が判断できます。また精神的にヒステリックになり易い春の季節の発生が5例という結果です。

誘拐・盗難・拘束・陰湿事件は一白水星の事象(青少年・騒動等)春季は三碧木星の事象であり、そうした時期に事件が多く発生するという事(周期的要因)です。

気学上の周期律で同じ様な事故・事件が周期的に起こります。

被害に遭遇された方は一生忘れる事は出来ません。そしてこのような事件が起こらない事を願わずにはおれません。

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