2010年7月 のアーカイブ

参議院選挙を振り返って

2010年7月22日 木曜日

7月2日のブログ(人為乱れる時、天為乱れる)で波乱要因を含んだ選挙ですと予測いたしました。

そして第22回参議院選挙は平成22年(八白土星寅年)7月(六白金星未月)11日(日)(八白土星戌日)に行われました。

昨年の9月16日に政権交代を果たした民主党ですが、今年の6月2日に鳩山首相が辞任し6月8日に菅直人氏が首相になりました。そして今回の参議院選挙は民主党に対するこの10ヶ月間の成果を問う選挙になりました。

「政治と金」「普天間問題」が解決しない中で菅首相の唐突な「消費税問題」が大きくクローズアップされ大変不利な状況での選挙になりました。結果は民主党の惨敗となりました。菅直人首相の運気も衰運期に突入して選挙の7月は年盤の暗剣殺に同会し非常に不利な選挙でもありました。

各党が議員数を減らす中で自民党とみんなの党は議員数を増やしました。議員数を伸ばしたみんなの党の渡辺党首の運気は衰運期4年目ですが本命が南方位廻座の名誉・名声の上がる年で、今回の選挙で大躍進をしました。自民党は民主党の自滅による増加です。

その結果として参議院の数は与党が110議席で野党は132議席になりました。再びの「ねじれ国会」(法案が通らずに混迷する政治は国民の不幸です)です。菅首相は早々と続行を表明致しました。8月の普天間移設問題は?(米国の政策に対峙する選択を行うことで首相や外相の座から追われる要因となります。)9月の民主党代表選挙は?(小沢派の動向は?)ねじれ国会運営は?解散総選挙は?とまさに正念場に立たされた菅内閣です。

菅直人首相の運気も衰運期に突入し、菅内閣の閣僚の顔ぶれも衰運期の人が多く益々混迷のある状況となるでしょう。

現在の日本の国政政党の党首の運気を見て行きましょう。

民主党    菅直人    1946年10月10日生まれ
       本命九紫火星戌年・月命六白金星戌月生まれ(衰運1年目)

国民新党   亀井静香   1936年11月1日生まれ
       本命一白水星子年・月命九紫火星戌月生まれ(衰運2年目)

自民党    谷垣禎一   1945年3月7日生まれ
       本命一白水星酉年・月命七赤金星卯月生まれ(衰運2年目)

公明党    山口那津男  1952年7月12日生まれ
       本命三碧木星辰年・月命九紫火星未月生まれ(衰運4年目)

共産党    志位和夫   1954年7月29日生まれ
       本命一白水星午年・月命三碧木星未月生まれ(衰運2年目)

新党改革   舛添要一   1948年11月29日生まれ
       本命七赤金星子年・月命八白土星亥月生まれ(盛運3年目)

社民党    福島瑞穂   1955年12月24日生まれ
       本命九紫火星未年・月命四緑木星子月生まれ(衰運1年目)

たちあがれ日本 平沼赳夫   1939年8月3日生まれ
       本命七赤金星卯年・月命三碧木星未月生まれ(盛運3年目)

みんなの党  渡辺善美   1952年3月17日生まれ
       本命三碧木星辰年・月命四緑木星卯月生まれ(衰運4年目)

上記の様に運気の悪い党首が多いです。またリーダーシップを取れる党首もいません。その為、日本の回復には時間がかかるでしょう。今の日本の困難を乗り切る気質のリーダーは五黄土星の人(カリスマ性・大胆・中心人物・強いリーダーシップがある等)の登場が待たれます。

運気の状況をしっかり自覚して、行動すべき時期のあることを知ることであり、時には「待つ」ことも運を掴むことの条件であり、「天命を知る」と言うことは、時期を知ると言うことです。天の時・地の利・人の和は功・不功の条件であるのです。混迷の日本の政治は?この国の目指すものは?この国の将来は?大変難しい過度期にあります。

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三才観発秘

2010年7月12日 月曜日

東洋の思想の考え方に「三才観」による見方があります。一つの事象・一つの事柄には必ず因縁・原因・結果があると言うように考える思考です。

そうした物事に対する諸般諸事の現象を三つの視野から考えることを心掛けて行く思想を「三才観発秘」と言う表現で示しているのです。

人の一生を語る時、過去があり、現在があり、未来があり、それらは三才観と言う見方が根底にあり、それに沿って人の一生を語ることが考えられ土台になります。

人の成功や成就においても、色々な努力が付いてきます。人の運命も同様です。運命学の分野では「開運」主眼の運命学は気学が唯一の運命学であります。それは気学と言う教示がこうした「三才観発秘」による考え方・見方に則して成立している教示であるからです。

開運とは「自らの手で、自然の法則の理法に従って努力実践」することが出発点です。生まれながらに強運な人もいるでしょうし、逆もあります。しかし強運であるからと言って幸せになれるか、成功成就するかは別な事です。

運命には常に「バランス要因」が生じて来ると言う原則があります。若い時代に大変「強運」の持ち主が社会人になりその「強運」のために組織の中で協調出来ずに独立独歩の道を歩む事になり、若い時代の強運が以後の人生にマイナスになってしまうこともあります。

また成功成就しても「永続」が果たせなかったりする事も多く、人は「生誕時」に先祖から授かった「器量」と言うエネルギーの「バランス要因」を天寿までいかに上手に使い切るかと言う面があります。

また一方、人との出会いやめぐり会いによってエネルギーの補充を受けることもあります。そのエネルギー(祐気)の度合いと器(気質)との兼ね合いが「幸福度」の指数となります。

お釈迦様は「この世は苦の世界と」説き

徳川家康は「身の程を知れ」と説き

伊達正宗は「仮の世」と説きました。

現在は気学の周期理論で「下元期」に入りその周期通り世界や日本も大きな流れの変動期にあります。その変動期の行き先は「温故知新」すなわち歴史を知ることで、今の舵取りの大切さが強く求められ、問われている時代なのです。

「三才観発秘」による考え方・見方の重要性が解ると思います。

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人為乱れる時、天為乱れる

2010年7月2日 金曜日

気学では「人為(じんい)乱れる時、天為(てんい)乱れる」と教示いたします。また逆の「天為乱れる時、人為乱れる」もあります。

人為とは政治で、天為とは自然界です。ここでその政治と自然災害の検証をしてみましょう。

中国においては平成22年4月14日の中国青海省玉樹チベット族自治州の地震が発生しました。また平成20年5月12日、中国四川地区でマグニチュード7.8の大地震が発生いたしました。チベット問題の政治不安が天為(自然)の乱れであります。

北京オリンピック開催・万博開催による都市の改造や都市の新開発の現象・国民の格差問題・チベット問題等々の重なりもあり、地震が発生したといえる要因です。この「禍」が時代の過渡要因と言う大きな節目での事象であるか、ただの凶事象であるかは歴史の試練であり、注目すべき事柄です。

自然界は常々申しあげているごとく「バランス状況」が原理です。栄枯盛衰もその教示する言葉ですが、世界経済の中で次代を担う成長を遂げている中国が頭から水をかけられたような,オリンピック前の四川大地震・万博前の青海地震は私たちに天から教示された教訓のような事柄と思うのです。

中国という大きく成長して豊かに発展していく国が、それに相応しい民族国民であるかどうか勝利の女神さまに試されている試練でもあります。

日本においても1995年1月17日の淡路・阪神大震災、そして2004年10月23日の新潟中越大地震共にマグニチュード7を記録いたしました。

「人為乱れる」とは淡路・阪神大震災の時、国政において社会党村山内閣が崩壊の当日の未明に地震が発生し、内閣崩壊に至らずに済みました。

その社会党の戦後の発起人の一人に、今の生活協同組合(神戸生協)の産みの親の賀川豊彦氏(キリスト教伝導師・関東大震災時被害者救済に尽力)の伝導地が神戸の貧民地でありました。そしてその中から生活協同組合が誕生したのであります。

神戸の大きな発展の陰に社会党の産みの親である賀川豊彦氏が居り社会党崩壊当日に震災が発生したという因果があります。

新潟中越大地震の「人為乱れる」とは、長岡地方地域を発展させたところの人物・田中角栄元首相であります。地震の被害者の多くは越山会(田中角栄後援会)の人達であります。

丁度今から36年前の昭和49年11月に田中首相が辞任することになります。その田中派の流れを継承する経世会の橋本派が、当時の国会において日歯連事件の顛末として小泉内閣の改革で田中角栄型政治が崩れ、ついには経世会という組織そのものが解体の危機を迎えておりました。

新潟中越地方は、いまでは魚沼産コシヒカリとし米の品質日本一として栄える地方でありますが、田中角栄首相以前は、この地方は片板につかまり胸まで浸かって田植えをするという信濃川流域の大変厳しい環境の土地柄でありました。

そうした難儀の土地を日本有数のお米の産地として整備して来たのが田中角栄首相でありました。金権政治と言われその中心の派閥の経世会がまさに小泉内閣により解体の憂目に遭遇している時に新潟中越大地震が発生したのです。

阪神・淡路大震災の因果は神戸と賀川豊彦と社会党崩壊事象。

新潟中越大地震の因果は長岡と田中角栄と経世会崩壊事象。

ここに来て今政治が混乱しております。特にこの夏の参議院選挙(7月11日)があります。政治が大きく乱れる要因も含んでいます。この7月と8月は五黄土星の月で地震・噴火の要注意月となります。また月盤の二黒土星が年盤の五黄土星に同会します。非常に危険な要因が重なる月です。その為にもこの7月・8月は特に備えだけはしておきましょう。

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