人は、この世に生を受け誕生した以上、「幸福に人生を送れたら」と願いを持って毎日を努力し頑張り、どうしたら幸福になれるかを求めております。
しかし基本の「幸福」について何が幸福であるかは人それぞれであり、こうすれば皆が幸せになれると言う共通の価値は存在しないようです。
幸福とは、喜びを感じ充実感を味わい楽しい状況に合い感動した状態、願望成就を果たし嬉しいと思う事であって人それぞれであり幸福の価値も違うのです
「人間の幸せとは何だろうか」と思った時に、最後に行き着くことはお金でも財産でもない地位や名声でもなく勝敗でもなく、幸せというのはその人の心の有り様なのだと言う結論です。
他の人から見れば「何であんな苦労してまで」と思うような苦労であっても、当人にとっては幸福な充実感を得ていることもあれば、逆に周囲から見れば幸福そのものなのに当人は不幸だと感じている場合もあります。
芥川龍之介が「人生は性格によって決まる」と言い性格のもたらす心の有り様が人生を決めて行くと述べておりますが、幸不幸がその人の心次第・心の有り様とすると人に感動や喜びや楽しみを与えられる職業は幸福を与える為の重要な立場と言う事になります。
感動や喜びや行動が「共有」出来るような生き方の出来る人が最上の幸せと言い切れるのではないかと思います。
自分の求めている幸せや周囲の人にも幸せをもたらし続けて行くこと。自分の努力や試練が人に光を与え、人に喜びを与え、人に感動を与えることの出来ることこそが、幸福への姿勢を見出す事が出来ると思います。
人の喜びを我が喜びと共有し、人の幸福を我が幸福と感じるような生き方の中に心の豊かさの原点があると思います。