2012年12月 のアーカイブ

2012年の10大ニュース

2012年12月21日 金曜日

今年も残すところ数日となりました。今年も色々な事件や事故が多く起こりました。陰陽祐気学「みちのしらべ」の独自に選択した今年の10大ニュースは下記の通りです。

①自民党が政権奪還・民主党が惨敗。
政権交代から3年3ヶ月続いた民主党・国民新党の連立政権は第46回衆院選(12月16日)で惨敗となった。自民党の大圧勝となり自民党・公明党の連立政権が発足する。今年の六白金星の事象である政変・事変・変革の多発があった年でもあります。

世界の主なトップの交代は・・・
日本は野田首相から安倍首相へ
アメリカはオバマ大統領が再選
ロシアはメドベージェフからプーチンへ
フランスはサルコジからオランドへ
北朝鮮は金正日から金正恩へ
韓国は李 明博から朴槿恵(パククネ)へ
中国は胡錦濤国家主席から習近平へ
等々

②極端な雨(ゲリラ豪雨・爆弾低気圧)が多かった1年
1月後半から2月初旬にかけて北日本から西日本の日本海側が大寒波で大雪になる。そしてインフルエンザが流行した。4月初めの春の嵐は台風並みの風力でした。5月のGWに記録的な大雨が降り、日本では珍しい巨大な竜巻被害が5月6日に茨城県や栃木県で発生した。6月の梅雨は台風4号・5号の影響で近畿地区ならびに九州で大雨となる。8月の「これまで経験のした事のない大雨が」九州等で降った。12月は爆弾低気圧で北海道と北陸で大雪となる。そしてノロウイルスが流行した。

③日本の人口が2060年頃には8600万人に
現在の1億2000万人から4000万人減少する予測でその頃の65歳以上は約40%占める(少子化問題が深刻)

④尖閣諸島問題で中国と衝突
中国との摩擦が生じて経済に大きな打撃(外交問題)

⑤貿易収支が赤字に転落
日本の世界競争力が144ヶ国中、10位に後退。 財務省が1月25日に発表した2011年貿易統計速報によると、貿易収支(原数値)は2兆4927億円の赤字となった。東日本大震災や歴史的な円高、海外経済の下振れなどで輸出が2年ぶりに減少に転じる一方、原油価格の高止まりなどで輸入が増加したことが影響した。暦年での貿易赤字は、第2次石油危機で原油輸入額が膨らんだ1980年以来、31年ぶりの赤字転落です。 

⑥AIJ問題・企業年金の運用に失敗
3月に発覚した巨額の年金資産をだまし取ったとして、詐欺と金融商品取引法違反(契約の偽計)の罪に問われた浅川社長。老後の年金に大きな影を落とす。

⑦交通事故多発 六白金星の事象が多発
4月29日の関越自動車道で起きた死者7名・負傷者39名の事故を始めとして、横断歩道や歩道に突っ込む事故が多発(六白金星の事象)またトンネル事故も発生した(12月2日の笹子トンネル事故)
規制緩和による価格競争も一因か。また今年は刃物事件が多発(七赤金星(刃物)が暗剣殺。歳破を持つ)しました。

⑧東京スカイツリー開業 5月22日
5月22日のグランドオープンから7月21日までの2か月間の来場者数は、約1029万人だった。現在も人気は強く大盛況です。

⑨ロンドンオリンピック開催(7月27日から8月12日まで)
日本が史上最多の38個のメダル奪取。特に女子や団体戦が強かった。

⑩ノーベル医学・生理学賞に山中伸弥氏(京都大教)が受賞
2012年10月8日・IPS細胞の発見で受賞。

等々あげれば今年も沢山の出来事がありました。

1年間、このブログを通して4000年の歴史のある気学から見た政治・経済・事件・事故・天変地異等、あらゆる角度から検証・実証してまいりました。また受け継がれて来た素晴らしい日本の伝統や文化もご紹介致しました。そして人間の生き方や考え方も掲載させて頂きました。

今年は特に六白金星(中宮位廻座)の事象(交通事故・各国の政変・事変・変革の多発する年等)と七赤金星の事象(暗剣殺・歳破)(刃物事象から多くの事件が発生)が多く顕現しました。

先行きに対する不安感が蓄積される一方で年が暮れようとしています。このブログが皆様の生活の中で何かのヒントになり、羅針盤として活用して頂けましたら、こんな嬉しい事はありません。皆様、1年間ご購読ありがとうございました。

来年は皆様にとりまして良い年となりますようにご祈願致しております。
来年もよろしくお願いいたします。

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病気と気質の関係

2012年12月11日 火曜日

「病は気から」と言う古くて新しい教訓が近年は特に再認識されております。心療内科と言う分野も確立されて来ております。病気と気質の関係もあります。

人の気質は月命星を中心として判断します。その為、いつもの本命星ではなく月命星で確認下さい。

それぞれ大きく三つに気質が分類することが出来ます。その病気と気質の関係に一定の因果関係が推測出来ます。心の持ち方が病気と言う形で現出するのであり、普段の生活状態が病気の一因であります。

楽観気質の人は月命星で一白水星・四緑木星・七赤金星の人です。

一番なり易い病気は糖尿病です。改善方位は北方位の祐気とりです。家庭を中心に生活設計を考える協調気質です。

協調型気質は循環気質であり、物事を同調的に考え丸くおさめていく気質であります。仕事熱心であり几帳面な人であり、融通性のない気質であります。仕事熱心の反面、大変家族的なタイプであります。家族を大切にして人間関係を大切にします。几帳面なる部分で妥協する事を好まずマイペースを守り通す
面があります。何事に於いても穏やかに物事を治めていこうとします。

ひとつひとつ的確に行動することが開運の道であり欲をだすと大きな損失を招くこともあり、協調性を第一として、人との和合を第一として考えていく事が大きく運を開花させる道であります。わが道を進みがちになり組織の中での下積み的役割の多い気質であります。創造力の豊かな面も強く持っている人で技術分野において力を発揮する気質であります。

ワンマン気質の人は月命星で二黒土星・五黄土星・八白土星の人です。

一番なり易い病気は高血圧です。改善方位は北西方位の祐気とりです。労働型で仕事中心に生活設計を考える行動気質です

行動型気質は執着気質であり、物事を積極的に考えていくタイプであります。自己中心的な面があり、社交性もあり、人の為に尽力することを苦にしない面があります。働く事が苦にならず、考えていくことより動く方が得意という気質です。

しかし、人の言うことを聞き入れぬ頑固さがあり自尊心の強い面があります。思い立ったら行動する積極性は良いのですが多少行動に荒さのある雑な面が生じてきます。人に対しての思いやり不器用な面で上手に伝わらない面があり、大変人間味のある情熱家でありますが自己中心的であるため、人はワンマ
ン型の気質として評価しております。

ついつい安請け合いをして苦労し、人の為に利用されてしまう人の良さがあります。謙虚さを持つ心掛けで行動することが人間関係のポイントであります。指導力もあり適応性のある気質です。

神経気質の人は月命星で三碧木星・六白金星・九紫火星の人です。

一番なり易い病気は胃潰瘍です。改善方位は南西方位の祐気とりです。理念を中心に生活設計を考える頭脳気質です。

受動型気質は未熟気質であり、物事を頭脳的に考えて多少行動力に乏しい面があります。しかし表面的には行動力があるように見せている人であり、人を上手に動かす事が得意な人です。人に対する依頼心が強く注文や文句の多いのが特長であります。

内面は意外と動揺しやすい人であり常に不平不満の生じる面があります。表面的にはそうした内面要素を人に悟られないように大変柔和であり、あたりのやわらかい人が多いのです。しかし、頑固一徹なる一途な心の面があり、反面心の弱い一面のある人です。物事を表面的なる雰囲気で捉えることの上手な判断力のある気質です。組織の中で一段と目立つ存在である人です。

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気学上の人の性格と気質

2012年12月1日 土曜日

前回、「己を知る」と言う事に関して述べました。なかなか自分の性格や気質は解らないものです。ここに実例を述べて見ます。

気学的思考を基に経営の神様と称された故松下幸之助氏とリクルートの江副浩正氏両氏の、極めて対照的な創業者の生き方の要因を述べて見たいと思います。

松下幸之助氏 明治27年11月27日生まれ(本命七赤金星午年・月命八白土星亥月生まれ)

江副浩正氏  昭和11年6月14日生まれ(本命一白水星子年・月命四緑木星午月生まれ)

両氏は親子以上に歳が違いますが、同じ関西出身で、松下氏は和歌山県・江副氏は大阪市であります。自らの努力と才覚で裸一貫から身を起こして巨大企業の創業者として一代で築き上げたと言う共通した一面があります。(気学において七赤金星と一白水星は西定位においての表裏の関係があり、西方位の金銭型の強い星です。)

松下幸之助氏が功なり名を遂げて94歳の長寿を全うして試練を乗り越え亡くなられて行ったのに対して、江副浩正氏は次代を担う財界のホープとして期待されておりましたが、一気に株ばらまきの疑獄事件を起こして頓挫してしまったのは、なぜだろうかと言う運命上の課題が生じます。

学歴から言えば松下氏は尋常小学校4年終了後、丁稚奉公からの出発で「苦労は買うてでもせい」と言う高上心を糧に、そして晩年は「日に新たな活動を続ける限り青春は永遠にその人のものである」と言う言葉を座右の銘として、向上心に燃えた人と言われております。

江副氏の学歴は東京大学教育学部卒業のエリートと言うべき人で、昭和36年(三碧木星丑年)以後28年間の間に、日本でも屈指の新しい企業グループを作り上げた人であります。国の高度経済成長にも乗り会社も発展して来ました。

しかし松下氏の言葉の中に「経営には完成がないんですよ、絶えず生成発展して行くものです」と言う経営学は謙虚な心、配慮する心がなくては育たず、永続も果たせずと言う心掛けが求められ、江副氏も松下氏の経営学を手本としたならば、もっと違う形で成功への道を歩んでいたのにと惜しまれます。

松下氏は「決して政界や財界には深い入りせず」を信条として行動し、企業が大きく発展して行く過程では、どの会社もある程度は政界や財界とのつながりが生じて来るのが実情でありますが、松下氏は極力自制したとのことであり、江副氏との大きな姿勢の違いの一つです。

両者ともに時代の成功者であり、企業を日本有数に一代で築き上げたことは、多くの範とすべき要因があります。しかし経営姿勢には大きな隔たりがありました。それは部下に対する違いです。

「人づくりの松下」と言われるぐらい人材育成に力を入れます。一方江副氏は逆の対応で成長して来ます。それが後々の良否の差となります。

この経営姿勢は人に対する以外に、松下氏には商道一筋と言ってよい一徹さ一途さがあります。会社が大きくなっても関西財界はもとより、中央財界にも要職につかない人で、松下電器が東京に本社を移すことなど決して考えなかったと言います。世間一般で言う付き合いの悪い人と言うことであった訳です。

一方江副氏は早くから、若手経営者の旗頭として、財界入りを足掛かりに自社の業績拡大を図り、名と実を一気に掴む華麗な行動を展開した人であり、そうした付き合いを基に企業の発展を遂げて来た人でありました。

松下氏の気質は七赤金星命の晩年型であり、物事に対して深く考え突き進む性であり、凝り性です。それが一見無器用さにとられ損失を招きます。しかし本来は弁舌家で交際家であり、第一印象とは異なる性を表します。付き合えば付き合う程、深味があります。底の分からない一面もあります。逆境に強く楽観的なところもあり、潔癖なる性であり、気の強い人にもゆずらぬ一徹さがあります。一方それが独断専行となり人に誤解される一因となります。

また一徹さが道楽や趣味に走る傾向となり、一芸に長けています。それが本業から逸脱し、幸運なる大成を逃がすので自制自戒し、余り道楽に深い入りせず本業に専念する事で晩年は安泰。物事の研究心の旺盛から他を顧みずに行動する技術者・研究者と言った独自性のある性で、他と協調し調和を心掛けて行くことが大切で、受動型の気質であります。

江副氏の気質は一白水星命の中年期型で、流れる水のごとくに新陳代謝を常に求めて行く性です。気位高く理屈屋にして、他との協調等は余り上手ではないが、良く人の世話や縁の下の力持ち的行動は苦にせずに行うので好かれる面があります。一方その一面に人に利用され易く、物事を自分の都合の良い方に解釈する質です。また「覆水盆にかえらず」の例え通り、一度心に決したら二度と振りむかぬ冷酷な一面もあり、温情と冷酷なる二面極端があります。

主体性を持つより配慮や支えの要因に適する人であり、人の能力を引き出す事先見を心掛け時代性を読む力に優れた一面があります。

自分が主体型でなく配慮型だけに、自分以上の器の人の配慮に気付かない面があり、大魚を逸することもあります。中年期に大躍進も生じますが怠れば失意平々凡々の晩年となり、対人関係を重視して行くことが大切であり晩年はその努力の成果の差で大きな差となって来る気質です。以上が両氏の気学上の気質の違いであります。

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