平成24年7月27日から平成24年8月12日まで開催されたロンドン・オリンピックも終わりました。
勝負事には「天の時」・「地の利」・「人の和」と言う事が付いて回ります。そして勝利と言う立場に立てる人、即ち「勝利の女神は相応しい人に輝く」と言うことであり、十二の事柄が満たされて初めて勝利を得る状態が発生します。
十二の事柄は下記の通りです。
子と言う根気 丑と言う忍耐 寅と言う挑戦
卯と言う希望 辰と言う堅実 巳と言う奉仕
午と言う情熱 未と言う努力 申と言う謙虚
酉と言う感謝 戌と言う報恩 亥と言う勇気
そして意志力(志し)は人生最大の支柱と言うことであります。
自然界がバランスを課すと言うことは、事象・事柄の真理であります。
勝ち運に乗って願望を果たす人がいれば、その一方で「負」を担う立場になり失意を味わう立場も生じる訳であり、勝負の行方は紙一重であります。
勝ち運と「負」を担う立場は表裏の関係にあります。運と言う「福分」は常に流動的であり、幾つか条件を満たし、試練を乗り越えた者が、勝ち運の立場に立つ事が出来ます。
日本代表として勝ち抜いて来て、世界の中で勝利者となるには、言葉では語る事の出来ない努力・試練・意志力が必要であります。そして勝利の女神に微笑んでもらえる強運がないと勝利者にはなれない難しさや困難があります。
勝ち運の立場があり、負を担う立場があり、儒教での「役割分担」であります。選手は良きライバルに恵まれて伸び、良きコーチと言う師に出会い開花して行きます。負を担ってくれる相手が家族であったりライバルやコーチであったりして負を担う力が強い程、勝ち運として成果を得る事が出来るのです。
メダルを獲った選手のインタビューの談話の中で実に謙虚な言葉が多く述べられています。その姿に勝利者として勝ち運に至る負を担った人への感謝があります。
今回のロンドン・オリンピックは日本から北西方位にあたり、年盤で暗剣殺・歳破殺方位にあたっていました。この地の不利(凶方位)を受けた選手も居たでしょう。
日本のお家芸と言われた柔道は特に男子は初めて金メダルが「0」と言う結果となりました。またシンクロナイズドスイミングも連続メダル獲得が途絶えました。しかし今回の大会では女子の活躍と団体戦の活躍が目立ちました。
団体では男子・女子の水泳・女子サッカー・女子バレーボール・男子の体操・女子卓球・男子フェンシング・女子バトミントン等々。
日本のみだけでなく世界の多くの人に夢と感動と勇気と絆を与えました。選手のみなさん・関係者の多くの方々・ありがとうございました。
結果は金メダル7個・銀メダル14個・銅メダル17個と合計38個の国としての獲得数が新記録となりました。
そして昨日(20日)には日本のメダリストによる凱旋パレードが東京・銀座で行われ、約50万人が沿道を埋め尽くし歓喜に沸きました。次回の開催は2016年のブラジルのリオデジャネイロです。
日本は2020年の開催に立候補しています。日本中が「東京開催招致」の声を大きく挙げて日本での開催が決定するように頑張りましょう。