2014年6月 のアーカイブ

富士登山

2014年6月21日 土曜日

富士山が2013年に世界遺産に登録され、今まで以上に富士登山をされる方が外国人を含め増えています。また2016年から8月11日は「山の日」の祝日に決まりました。

「一度登らぬはバカ、二度登るもバカ」と言われている富士山ですが、バカ(馬鹿)と読むかバカ(馬力)と読むかも、富士山登拝のひとつであり、古来よりの富士信仰に於ける心情であります。

一般者の登拝するのは7月1日の山開きから8月31日までの二ヶ月間であり、狭い登山道も週末には六合目から頂上まで、登拝する人達が数珠つなぎになります。これ程までに人の心を引きつける富士山です。

しかし最近では観光ツアーで登山される方もいますがそれはお薦めできるものではありません。登山にふさわしくない軽装や安易な考えや弾丸登山(山小屋などで十分な休息をとらないで一気に頂上を 目指す登山のこと)や高山病では事故を招きます。くれぐれも注意して下さい。

富士登山は「苦行と難行」の行程であります。その為、なかには途中で下山される人や頂上の一周の「お鉢めぐり」をしないで下山して行く人もいます。富士山の頂上には内院と呼ばれる火山口を中心として外輪があり、外輪八つ岳(九須志岳・成就ヶ岳・朝日岳・駒ヶ岳・浅間ヶ岳・三島ヶ岳・白山岳・剣ヶ峰岳)があり、それを廻る行程が約4キロ(一周2時間)あります。

よく剣ヶ峰と言いますがこれは富士山の頂上の一番高い所であります。またご来光を楽しみに苦しい道のりを頑張る人もいます。

富士信仰が一番盛んになったのは江戸時代であり、富士山の神さまは「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)」でありますが神仏習合の思想から、江戸時代は「不動明王」「阿弥陀如来」の霊力も加味されていたのです。

富士山を観光地のひとつとして商業的に発展させるか、古来よりの信仰の地として、道心堅固なる悟り山として行くかはまさに我がこころの中にあります。

遠くから見る富士の山は希望であり、夢であります。登拝は現実であります。一歩一歩と歩む人生の縮図であります。遠くから思いをめぐらすのもよし、登拝し現実の己の体力を知るもよし、真に富士のお山は我がこころ次第のお山であるのです。頼りになるのは自分の気力と体力だけであり、「六根清浄」を得る聖地です。

「不二の山 のぼりて みれば なにもなし よきも あしきも 我がこころなり」富士講の和歌より。

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靖国参拝問題

2014年6月11日 水曜日

今年も早いもので半年が過ぎようとしています。6月30日は各地の神社に於いて「夏越の祓(なごしのはらえ)」が行われ、暮れの大晦日の「大祓の儀(おおはらえのぎ)」と合せ、年2度の大祓への行事があります。

神道に於いて精霊(英霊)は不変なりと言い生き続ける霊魂があります。つまり魂は不変に生き続けると言う考え方があります。仏教に於いては輪廻転生と言う魂の生まれ変わりを説き、来世(彼岸)と言う世界との往来のある事を説いています。

日本では神道の考え方と仏教の考え方が混合して「お盆」と言う行事があります。7月15日は神道では「御霊まつり」とし、仏教では「お盆」と称します。
時の政権に敵対した「平将門公」や「菅原道真公」を神々として鎮魂することによってこの世に敵対することなく静かに見守り続けてほしいと言う思想があるのです。

日本の歴史の中でお互いに戦い合った武将でも、死後神さまになった人は多く存在します。近代でも日露戦争で多くの戦死者を出した乃木希典公(のぎまれすけ)も神様として乃木神社があり、また敵対したロシア兵の墓地も地元民で守られています。こうした思想は「忠恕(ちゅうじょ)」の心であり、相手の立場に立って物事を考えるまた思いやる心とは、儒教の精神であり儒教の根本理念です。

同じ儒教の影響下にあった中国・朝鮮(韓国)・日本に於いては同じ儒教を基にしながら、常に外敵に考える中国は心より「もの」中心の理念となり。朝鮮は李王国650年間(韓国では、「李氏朝鮮」「李朝」と言う名称は植民地史観に基づくものとされるため、国内 では一般的に使用されていない。通常、李氏朝鮮が統治していた国は「朝鮮」、李氏 朝鮮の王室は「朝鮮王朝」と呼ぶ)

韓国も中国から受け継いだ儒教を継承し続け、ほぼ民族が親類に近い状況(極端に姓が少なく同じ姓が多い・金さん・李さん・朴さん等)が生じて近代を迎えました。韓国の国旗は儒教を表します。

日本の神道にある「鎮魂」思想や精神と心、その文化・歴史・伝統と表裏して靖国問題の軍指導等の合祀があり、儒教思想の基から「もの」を中心と考える中国と朝鮮(韓国)と儒教思想の基から「こころ」を中心と考える日本との大きな隔たりを解消するには「忠如心」と言う儒教の根底に立つ事からの始まりです。

毎年、靖国神社参拝で中国・韓国から非難の声があがります。また外交問題にも発展して大変な問題となります。日本では自由が謳歌し過ぎる感があり、考え方も千差万別な社会となっております。中国は一党支配の共産国家です。韓国は戦後の日本憲法つまり平和憲法を教えずに大日本帝国憲法のまま日本の戦後があると教えております。そうしたお互いの不認識を自覚し解消しない限り真の友好の交流は不可能です。

日本が戦後政治に於いて都合の悪い事柄を先送りしてきた要因があります。戦後70年を迎えるにあたり、大きく自省し指導的未来像を提示する時期にあります。

古神道では、神に手を合わせる時には・・・
惟神ながら霊幸倍えませ「かんながら たまちはえませ」と唱えます。すべて神さまの、みこころのままに、より良くお導き下さいと言う意味です。
苦しい時やお願いのある時は唱えてみてください。

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本命星の出し方

2014年6月1日 日曜日

生年月日から人の本命星や年の星を計算する時、早見表を見たりして人や年の本命星やその年が何星年かを調べます。

ここで紹介するのは簡単な星の出し方です。ここでは本命星や何星年(月星・日星は除く)かの出し方で、十二支は除きます。

昭和の年代の九星と平成の年代の九星が同じであり、昭和元年と平成元年が九星の二黒土星にあたります。それと同様に西暦元年が一白水星にあたります。

通常は九紫火星・八白土星・七赤金星・六白金星・五黄土星・四緑木星・三碧木星・二黒土星・一白水星と変わります。(年盤・月盤はこの流れです)

日盤は180日で変わります。すなわち陰道の流れは九紫火星・八白土星・七赤金星・六白金星・五黄土星・四緑木星・三碧木星・二黒土星・一白水星で陽道は一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星と言う流れです。

簡単に表現しますと・・・下記の数字と本命星を見て下さい。
2・・・・九紫火星
3・・・・八白土星
4・・・・七赤金星
5・・・・六白金星
6・・・・五黄土星
7・・・・四緑木星
8・・・・三碧木星
9・・・・二黒土星
1・・・・一白水星

例えば1998年は何星年と見る時、西暦をすべて足して下さい。1+9+9+8=27となります。
この27を再び2+7=9と言うように足します。残った数は9です。上の早見表から9・・・すなわち二黒土星年となります。

人の生年月日からその人の本命星を見る場合も同じです。例えば1975年生まれは1+9+7+5=22となり2+2=4となります。即ちこの人の本命星は七赤金星生まれとなります。1月1日から2月4日までの生まれの方は前年の星になります。

相手との相性を見たり、何年は何星だったかを簡単に知る事が出来ます。

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