気学で見る家相学とバブル建造物

2009年6月3日 水曜日

今、地方自治体団体の大多数が赤字団体です。バブル期に、立派な建造物を建て続けて来たことが、裏目に出ています。建物そのものは「現代建築」の枠を結集した未来を先取るような建築物です。

これらの建造物には共通した三つの特長があります。

一つ空間が多く建造物が突出していること。

一つ柱が少なく生活感が見出せないこと。

一つガラス張りの外壁が多く見受けられること。

デザインや機能面において勝れてはいますが、人間性が希薄となり、コミユニケーションとしての「温もり」に欠ける面があります。

バブル期に建造された代表格の「東京都庁舎」「日本長期銀行【破綻】」「江戸博物館」等代表とする奇抜な建造物が、各自治体を中心として建造され、その建物の維持費だけでも何十億円の赤字を累積している現状です。

地震国の日本の建物は、いくら耐震性に勝れているとはいえ、余りにも機能重点に走りすぎて、歴史的背景を考慮していないように思えます。

地方の自治体の公舎も、庶民十数万人の都市に立派な建造物が建って、その維持費で窮屈な目にあっています。そして大赤字となっています。

家相学は「環境学」ともいい、より人間生活が自然と調和を計りながら、機能を高めていく分野であり、地相学も含まれます。

家相学・地相学を含む総称が日本では「気学」と言われて来ておりますが、近年「風水」という家相学・地相学も流布し、自然環境学を受け継いで来ている分野ですが、気学は日本の風土・環境・歴史の中で実証してきたものです。

「風水学」は台湾・香港・韓国で相伝してきた経緯があります。台湾の風水師の方々が日本の市場に「風水学」を広めに来たのは昭和40年代初頭の頃で、日本は高度経済成長時代の真只中で、自然破壊をしていた最盛期であり、自然に対する配慮等考えもしない時代でした。そのため台湾の風水師の方々はアメリカに夢を託し、それが昭和50年代のアメリカの自然環境学と結びついて、一気に集大成され、昭和60年代にアメリカから日本へと入ってきました。

若手の建築家の人に「気学」と言っても知らない人が多いのに「風水」と言うと「あの自然環境の」「占いの」と答えが返ってきます。非常に矛盾を感じます。すべての基礎は「気学」なのです。

何年か前に「本社ビル」を建てると不祥事が生じるし、大きな事件はみんな、本社ビルの建築後という因果関係が生じたのは、家相学・地相学と無縁でないのであります。

三つの特長の中で「ガラス張りの外壁が多い」というのも、建物に鏡のように反射するものも多くあり、これは建物以上に周囲に悪い影響を与えるものであり、周囲の建物は「活気」を吸われて衰退し、本体の建物は自滅することになります。(日本橋東急デパート)

近代科学・近代文明という名のもとに得て来たもの以上に、失われていく人間性というものを考えた時、今の状態で良いという事はなく、家に大黒柱が無くなったと同時に責任の所在も無くなり、無責任社会に陥った現状があります。

「家相とは思想の源流なり」と気学では言います。家相とは家の形のみにあらず、思想を作り出す元であります。

またバブル期に建てられたガラス張りの建築物も「気」を育てられないビルで不利な状態となり山一證券本社ビル・長銀ビル・カネボウ本社ビル・リクルートビル等々、家相上凶相となるビルで崩壊の浮き目を見てしまったのです。

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