教育とは。

2009年4月18日 土曜日

4月より新学期が始まりました。

塩谷立文部科学相は4月から先行実施される小中学校の新学習指導要領で道徳教育が重視されることに絡み、「先人の生き方に学ぶ」などとした「『心を育(はぐく)む』ための5つの提案」を発表した。(産経新聞より)

提案は

①「読み書きそろばん・外遊び」を推進する。

②校訓を見つめ直し、実践する。

③先人の生き方や本物の文化・芸術から学ぶ。

④家庭で、生活の基本的ルールをつくる。

⑤地域の力で、教育を支える。

そして生活の基本的ルールについて、塩谷立文科相は「私の提案」として、「いじめるな」「うそをつくな」「人に迷惑をかけるな」などの具体例も挙げました。

そこで、今回は「教育とは」について述べます。

教育には知能・知識・知恵の育成があります。知能は生まれ備わったもので、知識は学習して行くこと、知恵は体験や経験(遊び)で得るものです。

知能には個性があります。その個性を社会に取って都合のよい無個性の人を作り上げて規格化して来た所に戦後60数年の教育の特徴があります。

人と同じ状態を行っていれば安心と言う考えが主流でした。社会が大きく発展するには、同一規格、同一レベル、同一思想が必要でした。その為に知識の豊富な学習と応用力に優れた人材が求められ、教育されて日本の経済力も大きく発展し、世界屈指の経済大国となりました。

そして教育面でも知識・学習・応用力では世界のトップにある国となりましたが、それもバブルで崩壊しました。

日本の教育は実に木目の細かい「ソフト分野」の人材を世に送り出しました。しかし資源が豊富で大量生産や大量消費も自然破壊や環境破壊が進行することにより、「ハードな分野」である将来の展望や夢の構築・決断力や創造力を持つ人たちの教育がなされていない事に気ガ付いて来ます。

その欠落していた教育の状況による弊害が政治家・官僚・企業等に悪影響して来ております。政治家においてもしっかりとした使命感で国の舵取りや、国民に将来の方向性を示せる人が少なく、保身や利害のみで政治を行う議員が多く、最高の教育を受けて来た人たちが数合わせに終始している現状は、理念とは程遠い世界を現出しております。

人の上に立つ立場の人は「ひらめきと決断」が強く求められます。

このひらめきと決断は「天性」のものであり、磨かれて行くものです。外因的に教えられたり、学習して得られるものではないのです。

地球の資源に限界や限度が見え、自然破壊が人類の生存に危機感を生じ、人類の発展が進み、欲望も広がり、それが多くの危機的状況が生じるのであれば、その発展の道筋を別な価値観のある豊かさへ、指導して行く人が強く求められるのです。

世の中が上昇発展した時代においては、その必要性から同じ価値観を持った人たちを教育して、横並びに均一化した教育が最善とされ求められて来たのです。

しかし、世の中の発展が減速し人々の要求も多種多様化の様相が生じ、均一化された状況から多様化された状況に変化し、また国も均一的に国民を主導して行く力も弱まり、生き方の多様性が求められる中、教育も改革を求められて来ているのです。

個性を尊び異なるものや異なる事も尊重し合うこと、自分なりの生き方や生活感を持った独自性を貫くための教育への変革期にあります。

家庭においても学校においてもすべての人達の力を頂き、将来の子供たちが生き生きと生活出来るように教育して行くのは大人の責任でもあります。その為にも自らが手本を示し恥じない言動をしたいものです。

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