情・知・意の三才観

2011年4月22日 金曜日

運命学では人の人生を「情・知・意」と言う三才観で判断を行います。

「情」とは感情・情熱・情緒等と言ったその人の心の情実を判断します。

「知」とは知識・知恵・知育等と言ったその人の心の知性を判断します。

「意」とは意志・意欲・意気等と言ったその人の心の活力を判断します。

手相・人相・相学において常に判断の基準はこの情・知・意を見極めることにあります。その情・知・意の三才観は「時代を読む」と言う判断にも用いることもあります。

日本の歴史において平安時代は「情」と言う心の情実が強く咲いた時代で、心の機微・きめ細やかな感情による文化が高揚した時代の背景がありました。

江戸時代は「知」と言う心の知性・品性と言った道徳・哲学が強く求められた時代があり、心を律する心・知育による文化の構築が時代の背景にありました。こうした「情」・「知」と言う歴史の蓄積の中で21世紀を迎えました。

ここで求められるのが「意」と言う要因であります。

世界の中で稀に見る「情の文化・知の文化」の心の内面の充実した民族としての歴史(日本人)と蓄積があります。この文化は世界に誇れる文化です。「情・知の文化」も「意」の行動力が伴って成立して来るのです。

グローバル化して行く世界、価値観の多様性・弱肉強食の格差社会、こうした激変して行く中で、しっかりとした意志が求められる訳です。

激動して行く社会とは、足元の基盤が揺らいでいる状態であり、安定した社会では足元の基盤が固定しているので、知識や経験や肩書きと言ったものが生きる上での武器になりますが、基盤の不安定な激動社会においては、しっかりとした将来像と言う目的意識を持ち、それを実現させるには、今何を努力し行動して行けばよいかの意志が問われる訳です。

一時代前には人生の経過の長期計画がある程度出来ましたが、変革する社会では不安定で長期計画は出来ません。臨機応変さが求められる訳であり将来像と言う目標を掲げ、それを貫く意志の有無と修練が人生を決定付ける時代です。

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