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東芝不正会計事件

2015年8月1日 土曜日

140年の歴史のある大企業である東芝(20万人の従業員)で、経営トップらが意図的に見かけ上の当期利益のかさ上げを、認識しながら中止や是正を指示し不正会計を行った事件です。

役員は信用回復に向かって立て直すと言っていますが、信用は年数を掛けて築くもので失うのは一瞬です。いつも思うのは、謝罪会見をする人たちは悪びれた様子もなく、責任の取り方もまったく納得のいかないものです。役員の失った信用を消して、これから信用を築くのは社員です。会社挙げての意識改革が強く求められます。

不適切な会計処理があったことに伴う決算の修正額が2008年~2014年年度で1518億円に及んだ。経営トップ・社内カンパニーのトップらが組織的に関与したとの事です。その結果として東芝は7月21日、田中久雄社長、佐々木則夫副会長、西田厚聡相談役の歴代3社長が同日付で辞任したと発表した。室町正志会長が社長職を兼務する事になりました。

利益追求の会社方針や社員の目標達成のプレッシャ(上からの圧力)また東芝の企業(社内)風土(上司の命令には従い逆らう事が出来ない)がありました。この原因は東芝だけの問題ではなく、過去には上からのプレッシャで「ノルマの野村」と言われた野村証券が有名です。おそらく氷山の一角でしょう。

今回の事件の4名の運気と気質を観てみます。ご覧いただければご理解できると思います。

田中久雄社長(1950年12月20日生まれ.本命五黄土星寅年) 
運気は本命星が西方位に廻座する衰運期2年目です。諸事に於いて減退機運の年でありますが、意欲は衰える事無く充実しています。金銭に関する事が多い年です。
しかし運気は徐々に減退機運も生じて来ます。本年は営業面に於いても仕事面に於いても従来通りの動きは続きますが、出費の嵩む年であり苦しい状態に至ります。(西方位の事象のお金の問題が顕現しました)

気質は幼児期より独立心が旺盛です。先見に対しての才覚があります。苦労した事が味になり後半大いに成功します。(社長になった)

佐々木則夫副会長(1949年6月1日生まれ.本命六白金星丑年)
運気は本命星が東北方位に廻座する衰運期3年目です。諸事に於いて変化・改革の機運が生じやすい年です。意欲が生じても周囲との協調が一致しない状態であり徒労に終わります。
転業や転職、従来の仕事の改革や改善等を行いたくなります。しかし動いても結果は全て裏目となります。衰運期3年目とは「胸突き八丁」と言う時であり、下るのも苦難、登るのも大変と言った時であり、忍耐と根気で足元を固めて行く時です。(東北方位の事象である変化が起こりました)

気質は官庁や自衛隊等が向いている。気ぐらいが高いので商人には不向き。頭脳もよく才能もあるが不器用です。(ビジネスマンには向いていない)

西田厚聡相談役(1943年12月29日生まれ・本命三碧木星未年) 
運気は本命星が中宮位に廻座する盛運期4年目です。諸事に於いて過去の行動の開花・結実の年となります。開花・結実とは運勢的には頂点にあります。それだけにかえって難しい局面となり得る年です。過去の努力の成果が吉凶・善悪・良否で二極化の顕現を見ます。運気は盛運状態ですがこの年は良かれ悪かれ結果を見る年になります。(中宮位廻座の事象である過去の行動が凶・悪・否で顕現しました)

気質は人気もあり行動力もあるが、わがままで自己主張ある。誠実なる人柄が好かれる元で人の引き立てで伸びる。(自己主張が命取りになりました)

室町正志会長(1950年 4月10日生まれ・本命五黄土星寅年) 
運気は衰運期2年目です。田中久雄社長と同じです。(西方位の事象のお金の問題が顕現しました)

気質は才能があり過ぎて逆に損を受ける。苦労性で細部まで気配りする。忍耐の後で成功する。(新社長になっての今後の展開は?)

一日も早く内部管理体制の構築改善をして信用を取り戻して頂きたいです。

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安保法案が衆議院を通過

2015年7月21日 火曜日

安保法案の議論は116時間に及び審議は尽くされたと言う事で、7月16日与党の強行採決で衆議院を通過しました。

国民の多くは理解できないと言う声が多かったです。話しとは「自分がどう話したか」ではないのです。「相手がどう受け止めたか」であるのです。安倍首相は解りやすく話したと言いますが、野党や国民はそうは受けていないのです。

昨年の12月の衆議院選挙で「国民の信は問うた」と安倍首相は言います。経済対策(アベノミクス)だけでなく安保法案もマニフェストで訴えたと強調します。一人の政治家によってこの国の形が変わろうとしています。

憲法は国民の為にある。時の政治家が間違った方向にいかない為のものである。その憲法解釈を時の政治家たちの良いように解釈するなど、もっての他である。

集団的自衛権の限定行使などを可能にする安全保障関連法案の成立を期すには、大幅な延長が避けられないと判断した政府は国会を戦後最大の95日延長をした。(ここに衆議院で可決され参議院に送付された 法案が60日以内に議決されない場合、衆議院は参議院が法案を否決したものとみなし、衆議院は再議決により法案を成立させることができる60日ルールである)その為、残念ながら、このままではこの法案は成立する確率が高くなりました。

憲法学者の多くが「憲法違反」と見解を示した頃から政府・与党に焦りが見え始めました。何としても法案を成立させたい安倍首相はアメリカにこの夏までに法案を通すとアメリカ議会で公約したのです。力の落ちたアメリカにとっては都合の良い法案です。

自衛隊の派遣で、もし死者が出たら誰が責任を取るのですか。安倍首相は取れますか。世論調査でも国民の80%が反対です。ここに来て安倍内閣の支持率が40%を切りました。民主主義を無視した行動であり、この法案に反対するデモが全国で拡大しています。

このデモに参加している若者が多い事に、未来の日本に期待します。更なる国民を挙げての全国拡大デモを行う事です。来年の参議院選挙は国民の一人一人が真剣に考え投票する事です。

安保法案を議論したいのであれば、正々堂々と憲法改正を議論するべきではないのかと思います。憲法改正をしないで、現行憲法の解釈ひとつで行使出来る考えは憲法を踏みにじる独裁政権のやり方である。

イケイケの安倍首相に対して側近に、安倍首相に「もの申す者」がいない政府は政府ではありません。国会議員として恥ずかしくないのでしょうか。本当に議員なのでしょうか。日本の政治家もここまで落ちたかと思います。残念ですが次のリーダー(首相候補者)が今の日本には見当たりません。

この盆には議員は故郷に帰ります。与党に於いて、そこで待っているのはおそらく言い訳ばかりでしょう。本当にこの法案が今の日本には必要なのですと声を高く支持者に言う事が出来るのでしょうか。大変な状況であります。

「世界平和」を念頭に活動する公明党の有り方もいかがなものかと思います。創価学会員からも多くの批判が出て、脱会する人も出て来ています。

世界中に自衛隊を派遣しアメリカの後方支援を本格的に行うなら、相手国はアメリカに勝てないと判断した時は直接日本に攻撃をかけて来る事も予測されます。今日まで70年間戦争を起こさなかった日本です。それは先の政府が憲法を守ったからです。

この法案が決まれば、戦争の可能性が出て来ます。一人の独裁者である安倍首相によってこの国が崩壊するようなことだけは避けなければいけません。

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親子間の事件が多発

2015年7月11日 土曜日

毎日、嫌な事件が報道されています。特に最近、目につくのは子供が親を、親が子供を殺めたと言う身内の事件と児童養護施設や介護施設で職員による虐待や暴行事件です。

なぜこのような一昔前までは考えられなかった身内の事件が起こるのでしょうか。

一生懸命育て上げた子供に親が殺される。また両親に育ててもらった子供が親を殺める事なんて考えられないし理解に苦しみます。また同様に何故、職員が虐待や暴行等このような卑怯な事をやるのかも理解に困ります。日本人もここまで落ちたかと思います。

「三つ子の魂、百まで」と言われておりますように、3歳までは子供は親の手元で育てる事が基本です。しかし最近では多くの家庭が共働きで保育園に預けての子育てになっています。

国は働く女性を推奨し女性も多く働く社会になりました。シングルマザーで生活に追われる人も多くいます。離婚が原因で働く事になった人もいます。すべてが親の責任なのです。

親子のスキンシップも薄く、親は生活で一杯一杯になり、子供は親の温もりを感じていないのです。子供を「叱る」事もしないで甘やかしている現状があります。また親離れ子離れが出来ていない家庭も多くあります。このような形で育てた子供が大人になっても自分の力で歩いて行く事が出来ないのです。間違った人生を歩むのです。数十年後にすべて顕現して来るのです。

今は核家族となり昔はおじいさん。おばあさんとの同居で祖父母が子供の面倒も見てくれました。この祖父母との触れ合いや話す言葉から子供は情操教育や「しつけ」も自然と知らない間に身につけて行ったものです。

家相が悪いと言う問題もあるでしょうが、一番はそこに住む人の思想です。若者がすぐに切れるのも、人を殺めるのも(仮想世界・ゲーム等)殴られた事がないので痛みを知らないのです。また本人に知識がなく会話(コミユニケーションが苦手である。最近ではラインでのやり取りが多い)が出来ないので、すぐに切れてしまうのです。自分の思うようにならないのはすべて自分の責任であるのに、会話が出来ないので自分の主張が出来なくなったら暴力に出るのです。

子供に対するポジティブな話し方は「あの道を渡る時には左右を良く見て渡ろうね」。逆にネガティブな話し方は「危ないから飛び出してはいけない」○○しょう(ポジティブ)・○○をしてはいけない(ネガティブ))とこの様に子供への教え方は大丈夫でしょうか。

子供時代のしつけや教育がなっていないのは親に責任があります。

真剣に子供の将来について家族で話し合っていますか。

間違った事をしたら、しかったりしていますか。

子供のやりたい放題ですか。

お金を上げたらそれで良いと思っていますか。

子供より親が先に死ぬのですが、親が死んだあとの子供は生きていけますか。

知識ばかり詰め込み、何が人生で必要なのか。何をしなければいけないのか人としてどう生きるかが解っていないし知恵が備わっていないから人生を生きて行く事が出来ないのです。もう一度、子育てについて考えて頂きたいです。

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禅の教訓

2015年7月1日 水曜日

「禅」と言うものに対して日本人だけでなく、外国人の人達にも最近は大変に人気があります。日本人が忘れかけている日本の良い所が、外国人によって再発見されることも多々あります。

京都の龍安寺の石庭の裏手の茶室に入る側に、面白いデザインの手水鉢があります。上から見ると丁度、昔の銭形を大きくしたような形で「吾唯(われただ)足るを知る」の文字に、共通の口(くち)と言う字が真ん中の四角となって水をたたえている趣向には妙味ある思いです。

しかも筆勢を含んだ字の形と丸と四角の「陰陽」の幾何学的な形であり、動と静とがみごとに統一された感があります。

禅とは神佛のない宗教である。

禅とは特定の拝む対象のない宗教である。

禅とは「自己」の自覚を深く掘り下げる宗教である。

禅とは「自己」を拝む宗教である。

禅とは「悟り」即「吾心」を見る宗教である。

禅とは「動」「動」の作務の宗教である。

禅とは「吾・唯足ることを知る」宗教である。

禅とは「当所、即蓮華国 この身、即佛なり」の宗教である。

禅とは「成り切る 死に切る」即「断・命・根」の宗教である。

                   京都龍安寺より

禅の教えの中には、多くの名言があります。人生の開運の極意も、その中に多くあります。世の中は日進月歩、早い速度で進展して行きます。

しかしいつの世も大切なる事は「いつも心に余裕を持って」行動する心がけで生活して行く事ではないかと思います。「ものの豊かさ」に基準を置くのではなく「心の豊かさ」に基準を合わせて貰いたいものです。

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御朱印集め

2015年6月21日 日曜日

最近静かなブームになっているのが、神社・仏閣に参拝する事です。毎日のストレスの解消や自分を見つめ直す場所として訪れる人が増えています。

そして寺社を訪れる楽しみの一つとして御朱印集めが人気になっています。

この御朱印集めをする時には必ず自分の吉方位にあたる時に実行する事です。いい加減な目的やいい加減な凶方位で実行すると効果もありません。いえ逆に悪い事が起こるかも知れません。注意して下さい。

御朱印は、御守やお札と同じく神仏や寺社名が書いてありますので、御本尊や御神体の分身といっても過言ではありません。そしてあなたの為だけに書いて頂いたものですので、粗末に扱わないようにし、ずっと大切に保管しましょう。

御朱印集めの始まりは、四国八十八カ所霊場巡り(お遍路さんで有名)などの霊場巡礼にあると言われています。

霊場巡礼とは、あらかじめ決められている札所(お寺)を順番に巡り、その全てを巡り終えると願いが叶うという参拝の仕方です。この霊場巡礼の際に各札所で御朱印を頂き、参拝の証としている事から御朱印集めのルーツだとも言われています。

御朱印帳は、納経帳・御宝印帳・集印帳などとも呼ばれ、大きな寺社や文房具店・仏具店で手に入れることができます。大きな寺社では、オリジナルの御朱印帳を用意しています。

頂いた御朱印帳は清浄な場所、仏壇や神棚に保管するのが理想です。またタンス上段の引出などを御朱印専用にして代用することも可能です。時間をかけて集めた御朱印ですから、紛失しないよう、また、神仏に対する敬意を忘れずないように自宅内の上座に据えて大切に保管しましょう。

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四国八十八ヶ所お遍路の旅

2015年6月11日 木曜日

今年は、四国八十八ヶ所霊場開創1200年に当たります。

Ⅰ番目の鳴門市の霊山寺から88番目のさぬき市の大窪寺までを歩く人が年間13万人(外国人も多い)と増加しています。その霊場めぐりの中の三分の一近くが中高年の男性の人達です。霊場をめぐる人達の事を「お遍路さん」と呼んでいます。

年間13万人以上の人が八十八ヶ所霊場めぐりをし、徒歩で行く行程は1400キロ、1日35キロで約40日間の行程と言われております。しかし最近では自家用車やバスツアーで回る人達が増えています。余りお薦めは出来ない方法です。自分の足で歩く事に意味があります。

何年間前までのお遍路さんの八十八ヶ所めぐりは「病気を治したい」「仏様のご供養」とかの目的による霊場めぐりでありました。それが近年ではそうした目的を持たずに行う人が増え、何を求めてお遍路の旅を行っているのかと言えば、高度経済成長で頑張って来た団塊の世代やその中高年が今、改めて人生の岐路に置かれ身分や肩書や誇りや見栄を捨てて自分本来の姿、本当の姿、裸のあるがままの自分を見つけたいとの願望からお遍路の旅へと出発して行くのだと言います。

いまだかつてこうした願望・目的で遍路する人たちが多数増加している事は歴史上なかったと言われております。

「まだまだ自分はやれる」と言う自覚と会社側とのギャップ、世の中の変革に伴うリストラ等、改めて人間本来の原点に戻って、人生の区切りを遍路する姿に求め自然と一体になり自分の足で歩く事、ここに生きると言う原点を見出して本音で生きるいや生き続けたいと一心に思いただひたすら歩く旅、それが感動に転じて行く旅、人生をもう一度チャレンジして行く為の自然等を得たい旅、そうした願望から旅に入って行くと言います。

遍路の道中、街道の人達の何気ない心使い、通りすがりに得た温かい心配り、無料で泊めて頂ける素朴な接待、和顔愛語で対応してくれる人たち、こうした人の心の情けや心使い、人の温もりを感じているうちに心の底から感動が湧いて出て来て、すがすがしい気持ちと洗われた心となり温かさが身に染みると言います。

街道でお遍路さんに接する人たちはお遍路さんを「生き仏様」として接待し処遇しているとのことで、その歴史は先祖から受け継がれて来た伝統です。「させて頂ける」と言う喜びからの行為であると言います。

お遍路の行程の頼りとなるのは、我が体と体を支える2本の足です。弘法大師さまとの同行と思い、二人の信念が心の支えであり光明であります。

今まで会社人間として会社一辺倒で生きてきた生活から生きると言う「本来無一物」の姿から生きていると言う原点を追い求め捜し求めて行くのです。そして心から「ありがとう」の感謝の心が芽生えます。

中高年層の八十八ヶ所めぐりや最近世界遺産に登録された富士山参拝や高い山々に挑戦したりして行く姿は、あらためて生きる目標の再発見の旅であり「老いて行く」輪廻への挑戦であったりして、頭でっかちになってしまった現代人や組織人間から脱皮する為の人間回復の行程でもあります。

仕事をさせて頂ける喜びや健康で元気に生きて行く事や目的に向かって一生懸命に完全燃焼する人生と「本来無一物」と言う自覚から生じる力強さは共通して来ることであり「物事に捉われずに生きる事」の大切さ、そして人生の中で与えられることではなく自分が人の為に何を以って人の為に果たす事が出来るかと言う「奉仕の心」の芽生えに気付くと言います。

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霊峰高野山を訪ねる

2015年6月1日 月曜日

今年、高野山は開創1200年目にあたります。

登って来た下界が夕暮れの中で、雲にすっぽりと入ってしまい、遠くの山々と共に白と灰色の「墨絵」の世界となって雲の白さが一段と冴えて白色の深みのある雲が眼下に広く拡がって見えます。

高野のお山は1000メートル前後の山々が連なっていますが、夜と昼の寒暖の差は厳しいです。山頂の上に広がる台地に約1万人近い人達の修行生活や門前の人達の生活があり、1年間に約200万人の参詣者が、高野のお山に登って来ると言います。

高野山(和歌山県・高野山という名称の山は無い。)は皆さまがよくご存知の弘法大師空海さまが開山(西暦816年)なさり、入定しております日本の真言仏教最大の聖地であります。

東に楊柳山・東南に麻尼山・南に姑射山・南西に虎ヶ峰・西に応神山・北西に弁天嶽・北に宇宙ヶ峰・東北に勝蓮華院山の八峰による八葉蓮台を自然形成されて、その中心に金剛峯寺を配置し、中央に根本大塔を建立し弘法大師さまの入定位である奥の院は東方(発展)の配置にあり、西方浄土に向けて西方に大門が配置され、仏教思想の基本が気学の相学のうえからも広く実践配慮されています。

宗門3600寺院に上る中で身近な弘法大師さまの御縁の場所は東国三十三ヶ所・西国三十三ヶ所・四国八十八ヶ所・秩父三十四ヶ所・浅草の観音様・成田山のお不動様・川崎のお大師さま・西新井の大師さま等が私たちの身近な存在として信仰を集めています。

弘法大師さまが後半生に情熱を傾けて造営したのが高野山「金剛峯寺(こんごうぶじ)」であり、昔は山全体を「金剛峯寺」と称していたと言います。西暦835年3月21日に入定し即身成仏をとげられ、今でも奥の院から西方浄土への導きを示されています。

一の橋から参拝します。一の橋から御廟まで約2キロメートルの道のりには、おおよそ20万基を超える諸大名の墓石や、祈念碑、慰霊碑の数々が樹齢千年を超える杉木立の中に立ち並んでいます。

一の橋の近くには第2次大戦の慰霊塔・関東大震災の慰霊塔・曽我兄弟・平敦盛・熊谷直実・武田信玄・徳川吉宗・大岡越前守・伊達正宗・石田三成・明智光秀・柴田勝家・井伊家一族・薩摩島津家・初代市川団十郎・上杉謙信と歴史上の人物が続きます。

中の橋を過ぎると徳川家の千姫や秀忠夫人・広島浅野家・浄土宗開祖の法然上人・真宗の親鸞上人・加賀の前田家・浅野内匠頭・織田信長・豊臣秀吉等です。

御廟橋には水向地蔵尊や観音様が祀られており願い事を薄い杉の五輪に形取った枝に掛けて水を掛けて「安全」を祈念します。

右手の手前には春日局の墓があり、そして御廟には天に向かって一直線に伸びる杉の木があります。「節のない杉」が何本も立っています。普段、枝は太陽の方向に伸びて成長しますがこの杉は何十メートルと枝がなく、ただ一直線に伸びております。

高野山の奥の院に立って「合掌」していると「我」を忘れます。今こうして生を受けていること、時と言う流れも忘れます。

「この世は無明な世界なれど、精一杯徳善の心を持ち、今ある事に感謝・今ある事を自覚・今ある事に目覚め・今ある事に感動・今ある事に報恩せよ・日々それが使命となり、それが生き方になり、それが無明多きこの世の指針なり」

過去を引きずる生き方は不幸を招きます。不利な過去は「忘れる」事で人生は幸福になります。常に前向きな行動と「祐気とり」実践はあなたを変えてくれます。多くの方が毎月「祐気とり」を実践されております。人生の中で一度は訪れて見たい高野山です。

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大阪都構想を問う住民投票は否決

2015年5月21日 木曜日

5月17日(日)、橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)が掲げた「大阪都構想」の是非を問う住民投票(大阪市を廃止し、5つの特別区に分割する「大阪都構想」)が17日に行われ、反対が70万5585票で賛成の69万4844票をわずかに上回り、都構想は否決されました。当日有権者数は210万4076人で、投票率は66・83%だった。

大阪都構想の政策がもうひとつはっきり解らなかったと言う市民の意見が多かったが、現役世代の20代から60代は男女ともに賛成が多く、特に70代の男女には反対が多かった。新しい大阪に期待を持った現役世代、現状維持を願った高齢者の結果でもあった。理由はどうであれ、民主主義の結果は真摯に受け止めなければなりません。

橋下徹氏は2008年の大阪府知事選で政界に入った。38歳の時であった。

強いリーダーシップ・カリスマ性・独裁的・積極的な情報発信・過激発言等々あったが橋下氏は政治屋(最近では政治にたずさわる仕事をするサラリーマン的な人)ではなく、本当の意味での私利私欲に走らず、改革を進めてきた政治家であったと個人的には思います。賛否両論はありますが。彼は真の改革者を追い求めたのです。

改革者は時に独断と偏見で見られる事が多いです。2011年11月12日のブログ「プル型思考の時代とは」をご覧頂いたら解りますが、物事の思考の基準には3つの思考があります。プル型思考(将来から現在を考える)・プッシュ型思考(過去から現在を考える)・プール型思考(現在を重要的に考える)であります。このプル型思考(将来から現在を考える)を考えた人です。
プル型思考の時代とは

これからの20年後、30年後の大阪市を考え出した政策だったのです。完全な政策ではなかったかも知れませんが、改革とはそういうものだと思います。黙って何もしないで見ている政治家が多い中で彼は声を上げ続けたのです。

住民投票は否決で終わった為に、公約通りに年末の市長任期終了を持って政界を引退すると表明しました。同じく松井幹事長(大阪府知事)も維新の党の代表の江田氏も辞任を表明しました。

7年半と言う政治家人生を思い切り突き走った橋下徹と言う若い政治家は、将来の日本において欠かす事の出来ない人材だと思います。なかなかこの様な人材は出て来ません。本当に残念です。

橋下氏は政界を去りますが、大都市制度を巡っては、多くの問題が積み残されています。東京集中の是正とともに地域の実情に応じた都市制度の議論を更に拡大して欲しいものです。

今回のこの投票結果の真の答えは歴史が実証してくれる事になるでしょう。

維新の党の存続が危ぶまれる状況となりました。野党の再編が急務となります。野党がしっかりしなければ、自民党1強状態での国会は健全に機能しません。

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進む貧富の二極化

2015年5月11日 月曜日

15年振りに株価が20000円台を回復しました。

大胆な日銀の金融緩和と公的年金で株を買っている(私たちの積み上げた年金額の50%を株に投資して運用しているのです。これが円安になっているのです、もし株が下落したら私たちの年金は減ると言うリスクを覆っているのです)と外国人の投資家によるものが大きいです。すなわち実体経済ではなく虚構経済のマネーゲームなのです。

あの1990年前半のバブル崩壊の教訓を忘れたかのような状況です。

急激な円安で輸出関連を手掛ける大手企業・株を多く保有している大企業にとっては良い流れです。大手の賃上げも始まっていて。景気が良くなったと言う人は極一部の人達なのです。

日銀が目標とする物価上昇の2%に今年は届かない見通しを発表しました。米景気不安・ドル高・原油安等、日々株価も安定推移しません。

先行き不安な雇用形態。そして年収200万円以下の人が30万人増える一方で、年収1000万円以上の人も14万人増え、貧富の差は広がっている。預貯金のない世帯は3割にのぼると言われています。

この4月から商品の値上げが相次いでいます。アイスなどの乳製品、即席めん、冷凍食品、ワインやコーヒー等々、数え上げたら切りがないです。いずれも円安によるもので、消費者にとって「悪い物価上昇」となっています。物価上昇に賃金が追いつけていないのも現実の姿です。

物価上昇目標の2%が達成されるまで、日本は永遠に金融緩和に依存するしかなく、そこから抜け出せないと外国人投資家に見透かされ、円安がさらに加速し歯止めなき状態に追い込められる事になりかねないのです。

歯止めがかからなくなったら円の信認が崩れ(欧米系の格付け会社フィッチ・レーティングスは4月27日、日本国債の格付けを21段階あるうち上から5番目の「Aプラス」から、「A」に1段階引き下げた。)、国債と株価も暴落するトリプル安になります。アベノミクスの失敗となり日本経済を奈落の底に落とす事になるのです。

アベノミクスは一部の人をまず潤わせて、そこからお金が広く流れていくトリクルダウン(富裕層が経済的に豊かになることで、最終的には貧困層も豊かになり、全体に富が行き渡るという理論)の考え方なのです。過去に於いてこの政策を取り入れた英国のサッチャも米国のレーガンも、格差の拡大を生んだだけでした。

経済の発展は2020年に分岐の時を迎えそうです。東京オリンピックが終われば最大の不況が予想されます。

今年の平成27年度は、「株は五黄で買って三碧で売る」の教示通りに今年は売りの年です。

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年盤・月盤揃いの事象

2015年5月1日 金曜日

今年は年盤では三碧木星未年で、4月は月盤では三碧木星辰月でした。すなわち年盤・月盤揃いの4月でした。

三碧の事象が中宮位にあり、象徴的に現象が顕現してくることになります。次に衰運の要因や暗剣殺の要因、歳破、月破殺の要因が顕現します。そして各々の業種の盛衰の要因等々となります。

三碧の事象は「雷・地震・驚き事・爆発・声あって形なし・選挙・新鮮・騒々しい・発展・新規・臭い・瓦斯・声楽・騒動・若者・新人・歌手・嘘つき・音楽家・司会者・電気電力・野菜・鶏類・新芽・音の出るもの全般・情報通信・寿司・酢の物・柑橘類・木の芽・海草・鮮魚」等です。

年盤と月盤の揃う時は、中宮となる星の事象が象徴的に顕現して事故・事件・事象を顕現して来るのであります。ただ三碧事象と言っても自然界の現象・顕現・事象等々を九つに分類して、ひとつの方向性を示している訳であり、ひとつの事件・事象にはそれぞれが発生・発覚する個々の因果関係も内因しているのであります。

4月に起こった三碧木星事象をいくつか挙げて見ましょう。

①NHKの報道番組「クローズアップ現代」の出家詐欺「やらせ疑惑」(驚き事)

②テレビ朝日の「報道ステーション」でコメンテーターだった古賀茂明氏に“番組降板”の真相を暴露された。(嘘つき・選挙)

③各地で起こった地震・愛媛・千葉・長野・沖縄・青森等(地震)。25日にネパールでM7.8の大地震が発生した。(地震)

④全国で入学式・入社式が行われた。(新人)

⑤第18回統一地方選挙が4月12日と26日の2回に分けて行われた。(選挙)

⑥新日鉄住金のコークス炉での火災事故や各地で火災が発生する(臭い・瓦斯)

⑦奈良や京都の寺社などで油のような液体がまかれる被害が相次いでいる。(驚き事)

⑧宮城県大衡村の跡部昌洋村長(66)のセクハラ問題(騒動)

⑨フィリピンのマニラ市内で、25年間で少女とのわいせつ行為を撮影したとして逮捕された中学校の元校長。なんと人数は12000名に上る(驚き事)

⑩ミュージシャンで音楽プロデューサーのつんくさんが咽頭がんの治療のため、声帯を全摘出した。(音楽家)

⑪上西小百合衆院議員が平成27年度予算の本会議採決を「病欠」した前後の行動が問題になると、大阪維新代表の橋下徹大阪市長(維新の党最高顧問)は上西氏を容赦なく除名した。(騒動)

⑫千葉県船橋市で起こった18歳女子の生き埋め殺人事件で4人逮捕(20歳男二人・18歳女・16歳男)(若者)

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