第23回参議院選挙

2013年8月1日 木曜日

第23回参議院選挙は平成25年(五黄土星巳年)7月(六白金星未月)21日(日)(三碧木星子日)に行われました。

今回の参議院選挙の焦点は経済・原発・憲法・増税・TPP・外交等数多くありました。また与党には「ねじれ解消」が大きなテーマでもありました。

戦前の予想通り各党が議員数を減らす中で自民党は議員数を増やしました。自民党は民主党の自滅による増加です。各党の獲得議席は、自民党65・民主党17・、公明党11・みんなの党8・共産党8・日本維新の会8・社民党1・生活の党0・みどりの風0・諸派・無所属3でした。

そして自公両党は非改選を含めて参院の過半数を超える135議席(定数242議席)を得てねじれは解消しました。一方、民主党は改選44議席から大幅に減らし、1998年の結党以来最低の17議席にとどまる惨敗となり、日本維新の会とみんなの党は改選議席を上回ったものの、伸び悩んだ結果となりました。社民・生活の党・みどりの風は党の存続が危ぶまれる状況となりました。

投票率(選挙区)は52・61%でした。何故、こんなに重要な選挙なのに多くの人達が行かないのか、今後の日本が心配になって来ます。「自民が勝つでしょう」「誰がやっても同じでしょう」「政治に興味ないから」「面倒くさいから」等々の理由が聞かれますが、本当にこれで良いのでしょうか。

投票率も問題ですが、立候補者や党にも問題があるように思います。衆議院選挙に敗れた候補者が参議院で立候補したり、その時の風の流れ(どの政党に入ったら選挙が有利かの判断)で党を鞍替えして立候補する者、比例区では有名人を候補者にして戦う党。本当にこれで良いのでしょうか。

二大政党と言われた時代から野党の一党も第三極の勢力も消えました。与党一党の政治になりました。野党の再編が急務です。

安倍政権はアベノミクスの3本の矢(①大胆な金融政策②機動的な財政政策③成長戦略)を掲げてスタートしました。政権奪取から7ヶ月経過し、今回の選挙となりました。政権発足のスタート時に国民を「その気にさせる」事が出来るかどうかが最大の課題でしたが、円安・株高で見事に国民を「その気にさせた」(このアベノミクスが上手く行かなかった時は再びの政治不信になります。)結果が今回の選挙に大勝し、ねじれを解消しました。

しかし大勝した安倍政権に待っているのは困難な問題ばかりです。当面の課題は・・
①経済(すなわち第三の矢)と社会保障の問題が加速できるかどうか。
②TPP交渉は7月23日から始まりました。
③消費税問題の判断(来年の4月から3%あげるのかどうか秋に決定か)
④原発問題(新基準で稼働する事に反対デモが起こる)
⑤外交問題(8月15日前後の靖国参拝で中国・韓国の動きは)
⑥普天間問題は選挙後の加速が増します。等々

またねじれは解消されたが与党内(課題に応じて賛否に分かれる)の調整にも一苦労があります。今年の年末までが、今後3年間は大丈夫と言われる長期政権になるか、どうかの安倍政権の大きな山場となります。

安倍政権には「勝って兜の緒を締めよ」ですが、今後の日本の舵取りは決して暴走しない事。慢心にならない事。謙虚にやる事。を念頭に頑張ってもらいたいです。

みちのしらべ「陰陽祐気学」本サイトはこちら

みちのしらべ 毎日の運勢はこちら

みちのしらべ 今月の運勢はこちら

タグ: , ,

コメントは受け付けていません。