変化する商品販売

2019年8月11日 日曜日

近頃の営業(販売)はあの手この手で戦法を変えて売り込みをします。

昔は各家庭を1軒1軒回って訪問販売の営業(保険会社・化粧品会社・ミシン・書籍・リフォーム会社等)をしたものです。当然、友人・知人からの紹介は当たり前の時代でした。

電話が普及した時代は俗にいう「名簿屋」(職種別・地域別・年齢別・購入履歴・学校卒業名簿等に仕分けされていた)というところから必要な名簿を購入し、1日何十件・何百件と電話してAPPO(会う約束)を取って営業した時代がありました。今ではこの電話を使った販売(?)は「オレオレ詐欺」「アポ電」ぐらいです。

その間、ネズミ講・デイト商法・霊感商法・原野商法・自己啓発セミナー等、悪徳商法と言われるものまで多数ありました。

最近ではTV広告・インターネット広告・ちらし広告・展示会等が主力になっています。そして注目するところは、即決トークが入っている宣伝販売が多いです。

APPOの事前通告をする保険会社のTV広告は保険の継続と増額を見込んだ切り替えで、人生100年時代を想定し加入年齢の底上げをはかった営業である。
テレビで流れているので、これで文句は言われずにセールウーマンは家庭を訪問できる、まさにAPPOである。

ここに来て発覚したのが、かんぽ生命保険の郵便局員による不正契約である。ノルマの達成の為に、契約の歩合給欲しさにやったとの事である。すなわち絶対にやってはいけないセールス・イレギュラーである。社長はじめ幹部は謝罪会見のみである。契約の審査部はどのような審査をしていたかも疑問である。
多くの人がこんな状態ならすぐにかんぽ保険の解約を申し出る事です。

ある会社が考案した施策がヒットしたら、次から次へと真似をして営業する。
「30日間全額返金保証」である。消費者からは余程良い商品で会社は商品に自信があるんだと思わせている。ほとんどのお客様は返品しない(返品率は少ない事を見込んでいる。特に金額の安いものはそのまま泣き寝入りする傾向がある。一度使ったので返せないという人間の弱みを突いた営業である)

更にポイント制度である。このポイント還元が売る側(加盟店)の負担となる。元締め(大手の企業)は負担なしが現状の姿である。

また一度ネットで購入すると履歴が残り、その後の次から次へと来るメールにはうんざりしている。本当にしつこいです。

〇〇円が××円そして更に今から30分以内の申し込みならさらに△△円と追加の値引きです。即決で買わす方法である。本当の値段はいくらなのか?値引きの幅が大きすぎる。
毛皮・着物・宝石・電化製品・健康食品等の商品は値段があってないようなものである。素人には分からない値段である。

連日の数の多いTV広告に法律事務所が自ら客を集め商売する(過払い金)と言う販売方法もある。

温泉旅館では残り空室1室(おとり商売?特別な料理等)や不動産でも残り空室1室と呼びかけ、実際は空いていない。問い合わせると埋まりましたと言う。問い合わせからのAPPOとりである。

そして今、話題の携帯乗り換え競争やスマホ決済です。キャッシュレス化への移行もあり、〇〇PAYの競争激化です。各社は会員・客を集める事に必死です。

時代の経過とともに、文明の力を使った方法(手法)が次から次へと生まれます。勿論、会社と消費者のトラブルも多いです。

世の中をしっかりと見て考え、今、必要なのか、欲しいのか、値段は大丈夫か
自己責任をしっかりと持って「騙された、しまった」とならないように買い物をして欲しいです。

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