北朝鮮拉致事件

2009年3月25日 水曜日

3月11日に北朝鮮拉致被害者である田口八重子さんの兄(飯塚繁雄さん)と長男の耕一郎さんが、大韓航空機爆破事件の実行犯として有罪判決を受けた金賢姫(キム・ヒョンヒ)元死刑囚と釜山で面会しました。

政府認定の北朝鮮拉致被害者は17名です。そして北朝鮮における拉致事件も2002年の5名の生還以来、進展のない状況が続いています。

昨年も拉致被害者の市川さんのお母さんが息子と会えないまま亡くなりました。一日も早い政府の対応が求められます。

ここに改めて気学検証をしてみたいと思います。

帰国者

拉致された年月日は1978年7月7日(四緑木星午年・三碧木星未月)でした、

地村保志氏   1955年6月4日生まれ
        本命九紫火星未年・月命二黒土星巳月生まれ

浜本富貴恵氏  1955年6月8日生まれ
        本命九紫火星未年・月命一白水生午月生まれ

拉致という事象は一白水星(誘拐)で判断します。

両名共に拉致された年(1978年)は厄年にあたり、本命九紫火星は年盤(四緑木星午年)で歳破殺を持ち、月命において二黒土星(地村さん)は月盤(三碧木星未月)で暗剣殺に同会している。

月命一白水星(浜本さん)は月盤(三碧木星未月)で暗剣殺を持っています。(暗剣殺は他動的損害を受ける要因です。)また本命九紫火星(お二人)は月盤の九紫火星が年盤の四緑木星午年の一白水星(誘拐)に同会しています。

帰国者

拉致された年月日は1978年7月31日(四緑木星午年・三碧木星未月)でした。

蓮池 薫氏    1957年9月29日生まれ
         本命七赤金星酉年・月命一白水星酉月生まれ

奥土祐木子氏   1956年4月15日生まれ
         本命八白土星申年・月命九紫火星辰月生まれ

月命一白水星(誘拐)の蓮池さんは月盤(三碧木星未月)で暗剣殺を持ち、月命九紫火星の奥土さんは一白水星が(誘拐)年盤の四緑木星午年に同会しています。

帰国者

拉致された年月日は1978年8月12日(四緑木星午年・二黒土星申月)でした。

曽我ひとみ氏   1959年5月17日生まれ
         本命五黄土星亥年・月命八白土星巳月生まれ

月命八白土星は(月盤の二黒土星月)暗剣殺を持ち、一白水星(誘拐)は年盤(四緑木星午年)で暗剣殺に同会しています。

不明者

拉致された年月日は1977年11月15日(五黄土星巳年・二黒土星亥月)でした。

横田めぐみ氏   1964年10月5日生まれ
         本命九紫火星辰年・月命七赤金星酉月生まれ

月命七赤金星は月盤(二黒土星亥月)で北方位に廻座(厄月)しています。また一白水星(誘拐)は五黄土星の年盤において北方位で同会しています。

不明者

拉致された年月日は1978年6月29日(四緑木星午年・四緑木星午月)でした。

田口 八重子氏  1955年8月10日生まれ
         本命九紫火星未年・月命八白土星申月生まれ

本命星の九紫火星は年盤で北廻座の厄年・月盤においても厄月のダブル厄にあたっています。また歳破殺・月破殺のダブルで持っています。
          
拉致事件で生還された人たち5名は、すべて1978年(四緑木星午年)に拉致された人たちです。年としての運気のめぐり合わせの悪い時であったことが判断できます。そして拉致された年と同じ年の午年(2002年)に24年振りに日本に生還することになりました周期の示す流れの状況です。

事件の起きた年を「起」とするならば次に「承」「転」「結」という流れがあります。1978年(四緑木星午年)が「起」となり12年後の1990年(一白水星午年)が「承」となり、この年に金丸・田邊訪朝使節団が北朝鮮に行き大きな外交上の失態があった年でありました。

そのまた12年後の2002年(七赤金星午年)(5名が生還)は「転」の状態となり拉致問題を前提として日朝国交正常化交渉へとなり、次の12年後の2014年(四緑木星午年)が「結」のめぐりの「36周期年」となり問題の全面解決には後5年の歳月が必要となりそうです。物事の動向には因縁・原因・結果という因果律というものがあり、また「起・承・転・結」という流れの推移もあります。

例えば日本と朝鮮半島の関係において、明治42年(一白水星酉年)に「日韓併合」が決まり、その年に伊藤博文初代首相がハルピンにて狙撃されて死亡する。そして36年後の昭和20年(一白水星酉年)に日本は敗戦となり、日韓併合も消滅しています。

日本と北朝鮮との間には昭和45年(三碧木星戌年)3月(四緑木星卯月)に起きた日航機「よど号」ハイジャック事件があり、その犯人たちが拉致問題に直接関与していたという状況も判明するに従い「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」という国民性の弱点も出ました。

こうした長期に亘る必要性のある事件は個人の問題というよりは、国家間のレベルの問題であり日本側の認識において、事件当時は甘い現実逃避の認識しかなかった事が、事件の拡大や被害者を多く発生してしまったという事であります。

現場の警察官等の尽力や努力が国家犯罪であるという認識の低い政治家や報道陣の対応に消し去られ、個人レベルの力でしか対応してこなかった状況が被害拡大に至ったと言えます。

人の運命というのは時代背景が大きく関わってきます。再び国民の間にも、この拉致事件の早期解決を望む声が高まって来ています。一日も早い解決を政府に切望します。

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