日本の経済社会と政治

2011年10月21日

自由主義経済の導入の元で行政改革や市場経済移行が日本全体に来て30数年経過しました。

日本の経済は戦後高度経済成長の元で、社会主義経済を理念として「一億中流家庭」と言う均一の取れた社会を構築目標と成立しました。

1990年代にソ連が崩壊し二極冷戦の世界から米国主導の一極化となりIT社会の隆盛と共に世界もグローバルな状況となりました。

米国の世界戦略の一つに自由主義経済つまり競争社会の弱肉強食社会の実現でありました。

日本は明治以降、世界の強い国になることを目標に掲げ36年後に日露戦争で勝利するも36年後の昭和16年(五黄土星巳年)に太平洋戦争を勃発し敗戦国となりました。そして米国からもたらされた憲法(儒教等の家族制度の崩壊を根底とする)や民主主義の導入がありました。

そして36年後の昭和52年(五黄土星巳年)に世界有数の経済大国となりました。

当時、日米間においては貿易摩擦が生じて米国経済は大きな赤字を出していたのです。昭和50年代日本は社会主義(国主導の元で経済成長を果たす)の旺盛の中にあり、その頃の春闘においては30%近いベースアップも生じた上場企業も多くありました。

しかし社会全体ではオイルショック(昭和49年)があり、田中角栄元首相の逮捕(昭和51年)があり、経済的には成長を遂げて来ている流れの中で、米国の戦略が少しずつ日本へ影響し始めて来るのです。その分岐点にあったのがロッキード事件であり田中角栄元首相の逮捕でした。

1980年代レーガン大統領・中曽根元首相とのロン・ヤス関係により日米間の交流は深まります。表面においての日米間は上々の関係にありましたが、米国は着々と経済の立て直しを図ります。その第一が実態経済から虚構経済への移行であります。

実態経済では日本とは競争にならない事が判ります。(貿易摩擦問題)実態を元として虚構経済(投資・株式・証券)への移行を進めて行きます。

人は汗をかき、物を作りそして利潤を上げると言う生産と言う要因を捨てて虚構の中で利潤を作りだすと言う方法です。

実態として会社を捉えるか、虚構として捉えるかで答えは違ってきます。すなわち実態として捉えた場合は「会社は経営者を含めた従業員のものである」と言うのが当然です。しかし虚構(投資・投機対象)として捉えた場合は「お金を投資している株主のものである」と言う答えになります。

1990年代より米国の虚構社会(自由主義経済の名の元に)が景気回復・経済復興として世界へと進出したのです。

言葉を美化した表現ならば成熟した社会の実現で言葉を現実的に言えば「ギャンブル」社会の実現です。

日本国と言う狭い国土、特別な資源を持たない国、そして1億3000万人が豊かさを堅持して行く為には自由主義経済による競争社会・弱肉強食社会が必ずしも適合している社会機構であるのかどうかは論議の求められる点です。

そうした社会機構造りの理念の論議がされないで、1990年代の日本の停滞期の打開策として自由主義経済が、これしか再生の道はないと言う判断で橋本内閣の1996年当時の経済ビッグバーンへ舵を取る事になりました。すなわち行政改革の始動でありました。

そして消費税を3%から5%に引き上げます。それが国民の購買力低下・大手銀行破綻へと続き経済恐慌へと発展します。その後小泉内閣で景気浮揚策として減税を中心として政策が実行されて景気回復の兆しが見えて来ました。

森内閣は最初から不透明な内閣造りから不人気でありました。森内閣の延長線上に小泉内閣があり、こうして一度橋本内閣で失速した緊縮政策と行政改革を行うと言う名の元で小泉内閣も緊縮政策を行って来ました。

しかし緊縮政策により多少の行政改革は整備されたものの、5年の政権で赤字国債は膨らみ続けたのです。小泉内閣の行政改革は「理念なき改革」であり理念は米国追随と言う選択でしかなかったという事でこの間に失ったものは多大です。小泉内閣のこの5年間の政策では改善は行ったが改革には至らなかったという事です。

景気と言う視点から見れば政策の如何を問わず、5年の歳月は自然に回復する年数であり周期のもたらす要因です。小泉内閣の5年は意義なき歳月であったと言う事です。

バブル景気で有頂天になった日本はバブル崩壊に至ります。つまり事に敗れる時は得意になった時です。それが「好事魔多し」であり「勝って兜の緒を締めよ」と言う教訓へとなって行きます。

バブル崩壊後の不良債権を抱え込んだ銀行はもとより企業も苦しい時代の「創意工夫」に取り組み名を成す努力をしたかと言う事であり、苦を国民に課しただけで(大合併する)銀行本来の役割について再構築する勇気が不足しておりました。

経済運営において少なくとも日本の先哲の人々は、人々の生き方や経済の「おおもと」に高い理念の思考で倫理観や道徳面を「公」と言う考え方も含めて経済活動をやり成長し発展して来ました。

小泉内閣から安倍内閣・福田内閣・麻生内閣そして政権交代の民主党内閣で鳩山内閣・菅内閣・野田内閣と受け継がれて来ました。国民の期待を裏切った民主党政権も今では崩壊寸前の状態です。

そして、あれよあれよの間に1000兆円近い借金となりました。

今年起こった東日本大震災の復旧と復活・福島第一原発事故の収束・今後の増税問題・TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)問題・デフレ脱却の政策・円高・株安のはどめ・信用をなくした外交問題等、今後の課題は山積しております。

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三つの「わ」

2011年10月11日

「心の豊かさを示す」には三つの「わ」が大切だと思います。

一つ目の「わ」は「和」です。

和顔受託・和合・調和の「和」です。すなわち「スマイルの和」であります。自分の心の豊かさを示す一番の手取り早い方法はこの「スマイルの和」であります。

笑うのではなく「ほほえむ」のです。口の両側が上に向くように毎日努力をすることが「開運の第一歩なり」と言われております。ある会社の営業マンが業績を上げた一つの方法として「スマイルの和」の実践があったと言います。

二つ目の「わ」は「話」です。

対話・会話・話すの「話」です。すなわち「コミユニケーションの話」であります。「聞き上手は話し上手」と言われるように会話の基本であります。

会話する時に大切なる豊かさを示す方法は、常に相手の立場に立って「物事を考える」と言うことであります。それが余裕になります。

夫婦間においては「思いやりの心」とでも言いますか「いつもありがとう」と言う感謝の気持ちがあれば「いつもご苦労さん」と言う配慮の心が根底にあれば、多少言葉は無くてもあるいは粗雑であっても心の豊かさを示すことが出来ます。

三つ目の「わ」は「輪」です。

協力する両輪の「輪」です。すなわち「チームワークの輪」であります。組織は色々な人の役割があって動いております。大切なことは自分の立場や役割を自覚することであります。協力し合う事の土台には相手を信じることからの出発です。

信じると言う事は一見やさしいようでありますが、大変難しいことであります。人を信頼出来ると言う事は自分自身の心に信念がないと出来ないことであります。自分が信じられるかと言う内面への問題であります。自分が信じられれば自信が生まれます。(自らを信じると書いて自信です)

自信は「うぬぼれ」とは違います。自信には常に向上心が伴います。向上心は日頃の鍛錬が付いて来ます。「自信」と「うぬぼれ」の違いは「うぬぼれ」には向上心は伴わないことです。それと「うぬぼれた人」は過去を語りがります。自信のある人は「将来」を語ります。自分の役割に自信を持って行動出来る事がチームワークの協力する「輪」です。

「スマイルの和」「コミユニケーションの話」「チームワークの輪」この三つの「わ」こそが豊かさを示す「わ」なのです。

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儒教に学ぶ

2011年10月1日

明治の隆盛期、日露戦争に勝利した海軍大将東郷平八郎氏に次のような逸話があります。

日本海々戦に勝利したのも、徳川幕府の家老小栗上野之介の創建の横須賀造船所があったからこそ、ロシアのバルチック艦隊を打ち負かす事が出来たと感謝し、小栗上野之介の指導に報恩と感謝を申し述べその折に進呈した額に「仁・義・礼・智・信」の儒教の五つの心を表す文字を贈ったと言います。

日露戦争のあった明治30年代は明治天皇と徳川15代将軍慶喜との和睦があり、日本の政府も余裕の生まれた年代であります。そして徳川家は天皇との主従の形を改めて確認して行く状態となったのです。

東郷平八郎大将の記された「仁・義・礼・智・信」の文字は孔子聖人の言葉であります。

「仁」とは(木精の道)人は二と画き、人は考える(知恵)と知ること(知識)を得る事で徳が生まれます。二とは天の道と地の道であり、天と地を知る事が仁の精神と言うことであり、実践する事で徳を生じます。

「義」とは(火精の道)羊のごとく我を穏やかに調えて、役割分担の中で柔順たれ、一途な心を持って努力することで徳が生じます。

「礼」とは(土精の道)豊かさを示す行動であり、「和・話・輪」の実践努力であり、和顔愛語・コミユニケーション・チームワークより徳が生まれてきます。

「智」とは(金精の道)太陽の慈悲なる精神、自然界の妙法や法則を知って、実生活に応用して活力を得ることで徳が生じて来ます。

「信」とは(水精の道)自らを信じ、自らを律し、自ら発動することであり、その実践により徳が生まれます。

そしてこの「仁・義・礼・智・信」の五つの道から生まれた「徳」です。

「恭」(うやうやしい)態度に慎みあること。

「寛」(おおらか)心が寛大であること。

「信」(まこと)言葉に嘘がないこと。

「敏」(さとい)物事の処理が機敏であること。

「恵」(めぐみ)めぐみ深いこと。

この五つの徳が「仁・義・礼・智・信」の実践によって会得する徳です。

そしてこの五つの道を貫く精神が「忠恕」と言うことです。忠恕の「忠」とは人に真心を尽くすと言うことであり、「恕」とは自分の心を推して人の心を察することであり、つまり忠恕とは相手の立場に立って思いやる心、あるいは相手の状態を理解する心とも言うことであります。

この東郷平八郎大将の示した儒教精神は多くの国民に感銘を与えました。また新渡戸稲造の著書「武士道」にもこの儒教精神は深く係わっています。

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偶然と必然

2011年9月19日

人の吉凶・禍福・良否を偶然と捉えて考えるのか、必然と捉えて考えるかと言うことの差は何かと言う事について述べてみます。

ひとつの事柄について全て偶然であり、見た目の状況がその事柄を発生させたのか、いやその事柄は起こるべくして起きたのだと言う原因があってその事柄が発生したと言う必然のふたつの考え方が生じます。

不安がない事について考えた時、不安のない生活なんてあり得ない訳で、時は刻々と変化して行く状況の中で、不安も刻々と生じて来るものであります。しかしその不安を前向きに捉えて行くか、後向きに捉えて行くかは、心の捉え方で不安は解消します。すなわち不安解消は心の持ち方ひとつなのです。

上(前向き)と下(後向き)とは一の引き方で決まります。トの形を上に一を加えれば下となり、下に加えれば上と言う字になります。

目線は下から上を見れば不安は解消され、上から下を見れば不安は倍増します。目線を下に置いて行動すれば物事は上昇し、目線を上に置いて行動すれば下降するとも考えられます。謙虚(目線を下に)に行動すれば物事は上昇し、高慢(目線を上に)に行動すれば物事は下降すると言う真理です。

生きている以上は不安が生じること、苦の生じることは必然であり、それが生きていると言う証であると考えるのか、不安や苦をそのまま受け入れるかは目線の置き方ひとつで決まって来るのです。

財産を持たない気楽さ、財産を持つ不安さ(守る意識が高い)はこうした持つか持たないかと言う要因からも言えることであり、幸せを得る条件の中での不安がないこととは、この世に於いて不安が生じる事は必然であると考えた時に不安と言う時限から脱して行くことになるのであります。

人生を生きていると考えるのか、生かされているかの目線でも不安解消になるのです。

なぜ偶然か必然かを述べているかと言いますと、偶然と思う所には発展性も向上心も生まれないのです。必然と言う事は現象結果には必ず原因があり、因縁があると解釈します。だから人はより発展と向上心を目指す努力が生じます。

今の世に生じる事柄は過去の必然(因縁・原因)の中のめぐり合わせのひとつとして課せられて来た事柄と捉えて考えるからです。

世の中で発生している凶悪事件の犯人の親を含めた一族の背景には「惜福・分福・植福」と言った要因はなく、戦後の核家族(根なし草)の背景があります。それは親が離婚したり、あるいは水子供養を果たしていなかったり、先祖の供養を怠って来た所に犯人を産みだす必然があり、親が「福寿」を使い果たし、子供に福寿が残されていないと言う状態の中で発生しているのです。

不運が生じたら、いかなる対策を取れば良いかと言う事になります。「不運だったらまず行動すること」であります。気学では「人の吉凶は動より生ず」と言う教示があります。

不景気だ・不景気だと嘆かないで、今の状態で何が出来るのかと気持ちだけでも動かす事からの出発であります。そしてまず頭で考えるのではなく体を動かす事であります。

先祖供養もまず自ら先祖の所に出向いて、生きている人間に語りかけるように現状を話す事であります。先祖は十代戻れば1024名、五代戻れば32名います。そうした先祖の中に「惜福・分福・植福」を残した人がその福分をくれるかも知れません。

この世で活躍出来て永続を果たし繁栄を築けるかと言う事は足元にある「先祖」の力なのです。この秋のお彼岸(9月20日から26日)にはお墓参りをしましょう。

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野田新内閣が発足

2011年9月9日

9月2日、野田新内閣が発足いたしました。民主党政権になって2年経過しましたが鳩山内閣・菅内閣に継ぐ早くも3人目です。国民調査では支持率は65%と高い支持率になり、国民の期待は大きいです。果たして今後の結果はどう出るでしょうか?

党内融和を考えた適材適所の人材配置の内閣だと野田新総理は言いました。また泥臭く、国民のために汗をかいて働いて、政治を前進させる。ドジョウの政治をとことんやり抜きたいとも語りました。野田新内閣の人事を見ましょう。

民主党三役

幹事長      輿石東   1936年5月14日生まれ
              本命一白水星子年・衰運期3年目

政調会長     前原誠司  1962年4月30日生まれ
              本命二黒土星寅年・衰運期4年目

国会対策委員長  平野博文  1949年3月19日生まれ
              本命六白金星丑年・盛運期3年目

野田新総理大臣とは3人ともに相性関係は良いです。平野氏とは三合の関係(酉と丑)で良いです。

野田新内閣の閣僚

内閣総理大臣   野田佳彦  1957年5月20日生まれ
              本命七赤金星酉年・盛運期4年目(中宮位廻座)

内閣官房長官   藤村修   1949年11月3日生まれ
              本命六白金星丑年・盛運期3年目

総務大臣     川端達夫  1945年1月24日生まれ
              本命二黒土星申年・衰運期4年目

法務大臣     平岡秀夫  1954年1月14日生まれ
              本命二黒土星巳年・衰運期4年目

外務大臣     玄葉光一郎 1964年5月20日生まれ
          本命九紫火星辰年・衰運期2年目(暗剣殺・歳破を持つ)

財務大臣     安住淳   1962年1月17日生まれ
              本命三碧木星丑年・衰運期5年目・厄年

文部科学大臣   中川正春  1950年6月10日生まれ
              本命五黄土星寅年・盛運期2年目

厚生労働大臣   小宮山洋子 1948年9月17日生まれ
              本命七赤金星子年・盛運期4年目(中宮位廻座)

農林水産大臣   鹿野道彦  1942年1月24日生まれ
              本命五黄土星巳年・盛運期2年目

経済産業大臣   鉢呂吉雄  1948年1月25日生まれ
              本命八白土星亥年・衰運期1年目

国土交通大臣   前田武志  1937年10月22日生まれ
          本命九紫火星丑年・衰運期2年目(暗剣殺・歳破持つ)

環境大臣     細野豪志  1971年8月21日生まれ
              本命二黒土星亥年・衰運期4年目

防衛大臣     一川保夫  1942年2月6日 生まれ
              本命四緑木星午年・盛運期1年目

国家公安委員長  山岡賢次  1943年4月25日生まれ
              本命三碧木星未年・衰運期5年目・厄年

郵政改革大臣   自見庄三郎 1945年11月5日生まれ
              本命一白水星酉年・衰運期3年目

国家戦略担当   古川元久  1965年12月6日生まれ
              本命八白土星巳年・衰運期1年目

内閣府特命    蓮舫    1967年11月28日生まれ
              本命六白金星未年・盛運期3年目

東日本大震災復興 平野達男  1954年5月2日生まれ
              本命一白水星午年・衰運期3年目

全18名の中で盛運期の人は藤村修・中川正春・鹿野道彦・一川保夫・蓮舫の5名しかおりません。衰運期の人は川端達夫・平岡秀夫・鉢呂吉雄・細野豪志・自見庄三郎・古川元久・平野達男の7名と暗剣殺・歳破を持つ玄葉光一郎・前田武志の2名と中宮位廻座の野田佳彦・小宮山洋子の2名と厄年の安住淳・山岡賢次の2名で合計13名です。運気の悪い人が多いので前途は多難です。

野田総理(酉)と三合関係(酉―丑―巳の関係)の人は藤村修(丑)・平岡秀(巳)安住淳(丑)・鹿野道彦(巳)前田武志(丑)・自見庄三郎(酉)・古川 元久(巳)で7名もおります。
逆に相性関係の悪いのは玄葉・安住・前田・一川・山岡氏であります。

総理ご自身もおっしゃっておられるように大変地味な内閣となりました。難題が山積する中で、どうこの難局を乗り切っていけるのか、手腕が問われます。

東日本大震災の復旧・復興と福島第一原発事故の収束を第一の優先問題と取り上げておられるように全力で一日も早い解決を望みます。

重要課題の外交の玄葉氏・財務の安住氏・社会保障の小宮山氏と運気が大変悪い状況での就任となり今後の動向には要注意です。早くも山岡氏(厄年・献金問題)小宮山氏(中宮位・タバコ増税発言)等顕現しています。

特に税の問題では過去1995年阪神淡路大震災後の橋本内閣が1996年消費税を3%から5%に引き上げます。それが国民の購買力低下・大手銀行破綻へと続き経済恐慌へと発展します。その後小泉内閣で景気浮揚策として減税を中心として政策が実行されて景気回復の兆しが見えました。同じ過ちを犯さないようにしてもらいたいです。

本来は野田新総理の性格・気質は真のリーダーではなく、むしろ参謀役に適する人です。第3次補正予算成立までは野党の協力も得られますが、その後の野党の反撃は厳しいものになるでしょう。

12月に大きな山場があり、来年は六白金星辰年にあたり野田新総理の運気は衰運期1年目に突入し暗剣殺・歳破を持つ大変厳しい年廻りとなります。それだけに強い信念を持って舵取りをして頂きたいと思います。この政権の失敗は与党を失う事になります。

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民主党代表選

2011年9月1日

延命策を次から次へと打ち出した菅首相も、ついに8月26日退陣の条件である3つの退陣条件(第2次補正予算・再生可能エネルギー特別措置法・特例公債法)が成立した事で退陣を表明致しました。

そして民主党代表選が29日に行われ野田佳彦氏が決戦で海江田万里氏を破り新代表に決まりました。30日に菅内閣は総辞職し、野田佳彦氏が第95代内閣総理大臣に就任致しました。

代表選への候補者は下記の5名でした。

野田佳彦財務相 1957年 5月 20日生まれ
       本命七赤金星酉年(盛運期4年目・中宮位廻座)

海江田万里経済産業相 1949年2月26日生まれ
       本命六白金星丑年(盛運期3年目・東南方位廻座)

前原誠司前外相  1962年4月30日生まれ
       本命二黒土星寅年(衰運期4年目・南方位廻座)

鹿野道彦農相  1942年1月24日生まれ
       本命五黄土星巳年(盛運期2年目・東方位廻座)

馬淵澄夫前国土交通相   1960年8月23日生まれ
       本命四緑木星子年(盛運期1年目・南西方位廻座)

第1回目の投票結果
海江田万里氏 143票(盛運期3年目)
野田佳彦氏  102票(盛運期4年目)
前原誠司氏   74票(衰運期4年目)
鹿野道彦氏   52票(盛運期2年目)
馬淵澄夫氏   24票(盛運期1年目)

誰も過半数を取れなかった為に上位2名の決選投票となりました。

決選投票結果
野田佳彦氏  215票(盛運期4年目)
海江田万里氏 177票(盛運期3年目)

運気状態(盛運期1年目~4年目)の通りの結果となりました。

気学では「時期」においても「方位」においても「初めての状況・動き」というものを重視します。すなわち「人の吉凶は動より生ず」であり着手・実施・始動等々を基準とします。

新代表に決まった野田佳彦氏の今年の運気は盛運期4年目で本命星の七赤金星は中宮位廻座であります。それだけに今後の動向に要注意であります。

中宮位廻座は過去要因の「結実と開花」の生じる宮位で「天国か地獄か」の両極端な年であり、中宮位廻座で願望成就(民主党の代表になり第95代内閣総理大臣に就任)を果たす事は多くあります。しかし新規改革・拡張拡大行動は後々において凶現象となり、成就に至らないで中途で頓挫する事も多く顕現する要因があります。過去の努力や実績が結実したり、開花する状況であっても自ら新しい事柄や新規行動は頓挫すると言うことです。

過去に田中角栄元首相(大正7年4月生れの本命一白水星午年・月命六白金星辰月の生れ)が首相となった昭和47年(年盤一白水星子年)7月(三碧木星未月)7日であります(中宮位廻座での首相就任)。その後あの「ロッキード事件」で昭和49年に辞職します。本命星が中宮位廻座の時は現状維持の時であって多少力があっても衰運に備える時ということになります。

また昭和29年(一白水星午年・中宮位廻座)の時に首相になった鳩山一郎元首相(明治16年1月1日生れ本命一白水星午年・月命七赤金星子月・鳩山由紀夫元首相の祖父)も足掛け3年で次の石橋首相に変わっています

本命星が中宮位廻座の時というのは物事の花開く時であり満開に咲く花のような時期なのであります。過去何十年の努力の表出する時であり吉にしても凶にしてもすべて過去の状態の顕現する時なのです。それだけにこういう時期は大変難しい状態なのです。

ですからその後の首相で福田赳夫元首相(明治38年1月生れ・本命六白金星辰年・月命三墾木星丑月)も中宮位廻座で首相になった為に有利な状態でありながら足掛け3年で大平首相に変わることになってしまう事になりました。

また 検察審が再議決し強制起訴となった小沢一郎氏(1942年5月24日生まれ・本命四緑木星午年)も初当選は昭和44年の四緑木星酉年)の本命星が中宮位廻座です。

他には仙谷由人氏(1946年1月15日生まれ・本命一白水星酉年)の初当選は平成2年(一白水星午年・中宮位廻座)です。野田佳彦氏(1957年5月20日生まれ・本命七赤金星酉年生まれ)も初当選は平成5年(七赤金星酉年・中宮位廻座)です。初当選の時期・大臣や首相になった時期が中宮位廻座・厄年である事は後々において不利や凶現象が顕現します。

周期律というのは方位学周期と時期的周期の交差した時により強い現象が起こるのであります。

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良縁と悪縁

2011年8月20日

運は良縁によって得られ、良縁は立命によって得られ、立命は己の忍耐により生じ、忍耐は日々の実践努力の積み重ねの中にあり、日々実践の成果は自然界の祐気を得ることにあります。

自然界の祐気は天理天道の法則に従うことにより得られるものなり、天理天道の法則とは宇宙の真理・自然の妙法・天地の大道を学ぶことにあります。

人生には「運命」と言う「めぐり」と言う出会いがあります。ひとつひとつの出会いを深く掘り下げて考えて行きますと多くの場合「縁」に連なって来ていることに気が付くのです。

縁には「良縁」と「悪縁」があります。良縁はいかにして生まれるかと言う事を考えますと、すべて先祖の中にその因があり、また逆に「悪縁」もすべて先祖の中にその因のあることを知らされるものであります。

見掛けだけの幸福感、見掛けだけの満足感に一喜一憂している人生ならばそれもひとつの生き方でありますが、運命学を研究しておりますと一家一族に於いてひとつの傾向のあることに気が付くのであります。

「出会い」「めぐり合い」は自分の縁によって生じたのか、相手の縁によって生じたのかによって吉凶に差の生じる面があるのです。

自己の意思によって行動しているつもりがその結果に於いて先祖の悪縁を受けていたり、良い縁が先祖の「思い入れ」の努力によって自分の代で開花したりすることがあり、多くの出来事により生じることを知らされるのであります。

反省心なく、人の良い話を聞き入れることなく、ただ自分の思うように生きて来た人生の中にも先祖の土壌のあることを知る事であります。

一族全体が同じ現象に悩まされたりして行く家系因縁的なもの、自分自身の通って来た人生を子供が同じ道を歩む、自己因縁的なもの等に分かれて来ますが、そうした見極めによってその人の運命が左右されて来ると言うことであります。

人生三大宿命と言うものがあり、「出生・結婚・寿命」は生命誕生と同時に定まって来るものです。

大きな流れから言えば民族的なる起縁によって左右される運命もあれば、時代の流れに起縁する運命もあります。今の日本はそうした流れの中で自己の修練実践努力によって開花出来る素地が広いと言うことであります。

そうした自分の意思によって開花出来る時代であるからこそ「因縁浄化」のチャンスの出来る時代であり、目先の幸福感や満足感を求めるのではなく次代の為に少しでも良い因縁造りを果たすべく努力して頂きたいと思います。

よく兄弟姉妹そろって同じような苦労や似たような運命を辿る例があります。それは家系因縁的要因が強いのですが、自己の日常の生活の中でそうした面を少しでも是正して行く努力は大切であり、悪縁に打ち勝つには徳善による実行が重要であり、自分の感情や「我(が)」を張って生きる生き方では悪縁からは脱する事が出来ません。

自己満足の信心信仰に於いても悪縁は断ち切れないのであり、理法道と言う実践努力が良縁への道筋と知ることです。

常にお薦めしております「祐気とり」の実践行動がいかに重要で大切なものであるかは実践されている人だけが実感されるものです。

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24節気の節変わり目に集中する株の大暴落

2011年8月10日

24節気は四季の変化を24節気に分割した自然界の増長と衰退を示したものです。
24節気とは を参考にして下さい。

節の変わり目には「気の変化」の起こる時であり、自然界の法則に則っとり天候の変化や地変等の変化が生じる象が発現するものです。

特に節の変わり日を中心として、前後3日間が注意を要する日であり、この頃の節の変わりの旅行等は避けることが賢明です。

気学は自然界の周期を基盤教義としている教えであり、農作業等に従事している人は、この24節気が切っても切れない関係にあります。

「天候と景気」「天候と事故」「天候と病気」等天候は私達の社会に与える影響は、計り知れないくらい大きな存在です。この天候が24節気を中心として、日夜変化して行くことは周期のもたらす要因は人間の生活にも当てはまってきます。

節の変わり日前後に暴落した株式の例

スターリン暴落 昭和28年3月6日
(二黒土星巳年・一白水星卯月)節入り日は6日

日銀公定歩合引き上げによる暴落 昭和32年5月8日
(七赤金星酉年・五黄土星巳月)節入り日は8日

国際収支悪化による暴落 昭和36年10月9日
(三碧木星丑年・六白金星戌月)節入り日は9日

世界的な為替株式の暴落 平成9年11月9日
(三碧木星丑年・五黄土星亥月)節入り日は11月8日

リーマンショックの暴落 平成20年10月6日
(一白水星子年・一白水星酉月)節入り日は10月8日)

世界同時株安の暴落 平成23年8月9日
(七赤金星卯年・二黒土星申月)節入り日は8月8日

一つの事象や事柄が生じる背景の裏側には、節の変わり目に発現することが多く見られます。

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お盆とお彼岸

2011年8月2日

お彼岸に「お墓参り」する事も開運や護身の重要な実践行動であります。

「人」と言う字は相(かたち)から見れば支える立場と支えられる立場で出来ております。

その相に心が含まれ「ありがとう」と言う立場の感謝心が生まれ「おかげさま」と言う立場の報恩の心が生まれて来ます。昔から「報恩の心と感謝の心」の無い人の事を「人でなし」と言う言葉で表現している訳であります。

彼岸とは現世から来世への橋の渡る期間であり「入り・中日・明け」の七日間の期間があり、年に春と秋の二季節があります。

「お盆さま」は来世から仏様が現世に来訪してくれる期間であり、四日間の期間です。

お盆さまは「和合」と言う考え方が基本であり、お彼岸は「報恩感謝」と言う考え方が基本です。年に一度お盆さまがあり、年に二度お彼岸があります。

人の一生は多くの目に触れない方々や人々等によって支えられています。自分と言う成り立ちの中にも多くの人々の思い入れがあります。運を開く事や吉兆や良果を生じる為にはこうした「縁」のある事を認識する事であり、「先祖」はその基盤であります。

人間の全知全能と言うのは与えられ学び取ると言う事ではなく、体中の全霊が呼び覚まされると言うことであり、それにより開花・結実して行くものであります。

そうした意味でお墓参りは潜在的に眠っている才能・才覚・才質が墓参りと言うきっかけで呼び覚まされ、開運招福や護身守護の道に結び付いて行く実践行動です。

仏教ではこの世の中を「苦界」と説きます。ですから人間誕生と同時に「泣き声」を上げて産まれて来ると言います。

その苦の世界を前向きに明るく・楽しく・感謝と報恩の心で生き抜いて行く為に自然の輪廻に添ってお盆やお彼岸の行事が成り立って来ているのであり、その行事を果たして行く事が、人が人として存在して行く為の必須条件であり「人でなし」ではなく、人である為にこうした行動を大切にする心が教育には大切な事柄です。

このような意義からお彼岸やお盆の期間は「祐気とり」を回避しております。

平成23年
春のお彼岸は3月18日から24日

秋のお彼岸は9月20日から26日

お盆は8月13日から16日です。

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七赤金星年の事象が顕現

2011年7月21日

今年も早いもので半年が過ぎました。今年の七赤金星卯年の象意は「「金融・流通・経済・飲食・娯楽・お金・口・祝事・味覚・少女・遊ぶ・贅沢・流行歌・手術・色情・扇風機」等があります。この象意が多く顕現しています。

特に今年は七赤金星の人(中宮位廻座)・九紫火星の人(年盤で暗剣殺・歳破を持つ、衰運期2年目の運気)・三碧木星の人(衰運期5年目の厄年)は慎重な対応と言動には注意が必要です。

また年間を通して七赤金星・九紫火星・三碧木星の人は結婚・移転・新規な事柄・開店等は控える年です。

ここで今年の顕現している事象をいくつか検証してみましょう。

政治では菅首相(本命星は九紫火星)についてはこのブログまたホームペジを通して、このまま首相を続けるなら国民は不幸ですと何回も警鐘を鳴らしておりますが、延命策を次から次へと打ち出し、総理にしがみついている状況です。まさに暗剣殺・歳破のダブル凶殺を持つ大変、運気の悪い状況ですべてが裏目に出る状態です。(前回の「菅内閣の1年を振り返って(2011年7月11号)と重複する部分があります。)

今年は年盤・月盤と重なる月が3月と12月です。その為、大きな山場が今年は2回ありますと警鐘(政治・経済・天変地異・事件等すべてに該当します。)を鳴らしました。

七赤金星の事象が中宮位にあり、象徴的に現象が顕現してくることになります。次に衰運の要因や暗剣殺の要因、歳破、月破殺の要因が顕現します。

一つ目の山場の3月の年盤・月盤の重なった月に東日本大震災が起きました。過去にも弱いリーダー(首相)の時に大きな天変地異が起こっています。

世界ではニュージランド地震・パプアニューギニア地震・トルコの地震・米国のハリケーン・新燃岳の噴火・チリの噴火・アイスランド噴火等、が多発しております。(地震は三碧木星象意です。)

福島第一原発事故(電力は三碧木星の業種です。運気で言うなら厄年)も東京電力は運気の最悪の状況だったのです。平成11年9月30日の東海村臨界事故から十二支(卯年の一回りの平成23年3月11日(12年後の卯年)の事故です。この事故で今年は節電となります。その為、扇風機(七赤金星象意)が売れています。

また九州電力の真部利応社長は玄海原発の稼働再開をめぐる「やらせメール」問題について辞任の意向であります。

飲食関係では焼き肉チェーン店『焼肉酒屋えびす』の生肉集団食中毒事件(七赤金星の業種・飲食で中宮位)やセシウム汚染の牛肉が流通した事件やドイツを中心にしたヨーロッパの0104集団中毒事件も起こりました。

スポーツ関係では注目の高校・大学と優勝を勝ち取り鳴り物入りでプロ野球の日本ハムファイターズに入った斎藤祐樹氏(本命星が三碧木星で厄年)も苦戦しております。日本ハムファイターズの本拠地は札幌で北方位にあたります。年盤の本命殺への入団となります。状況は大変厳しい時ですが何とか乗り切ってもらいたいものです。

二つ目の山場である12月は無事に平穏に経過する事を強く望みます。

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