2023年を占う

2023年1月20日 金曜日

2023年度は「葵卯(みずのとう)四緑木星年」の年にあたります。(2023年2月4日から2024年2月3日までの期間です。)

上元期60年間とは1864年(元冶元年)甲子一白水星年から1923年(大正12年)癸亥五黄土星年までの60年間です。

中元期60年間とは1924年(大正13年)甲子四緑木星年から1983年(昭和58年)癸亥八白土星までの60年間です。

下元期60年間とは1984年(昭和59年)甲子七赤金星年から2043年(令和25年)癸亥二黒土星年までの60年間です。

その下元期60年間の中の40年目にあたりますのが、今年の2023年は葵卯(みずのとう)四緑木星年です。

十干(じっかん)とは「天であり」天象の精神 であります。甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・葵を言います。十干の葵(みずのと)」とは第10番目にあたります。葵は「種子が甲に向かって生命体が伸びる時」を表現します。

十二支は「地であり」四季の形象で「人の身体」でもあります。子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥であります。十二支の卯(う)は第4番目にあたり方位は東方位の位置にあたります。「草木が地面を押し分けて地上に萌え出す状態」を言います。

九星は「人であり」人の気質行動であります。一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星です。九星では四緑木星の事象は風、整理、遠方、信用、旅、商売、迷い、柔軟性の意味があります。四緑木星の方は世話好きな人が多いようです。一般には物事が整う。信用から福分を掴み良縁に恵まれる等です。

また四緑木星年の事象である外務省(外交問題)・経済産業省(原発・エネルギー問題)は重要な年となります。

今年は過去のすべてを清算して次のステージに行く年となります。

下元期(残り20年)の後半にかかりその特出であるところの「下剋上・実力主義・思想の改革・不安定」という状況をもたらす諸現象も現出し、先行きに対する不安感が蓄積される年で、今年は大きな節目の年となります。

  • 政治面について

第7波が猛威を振るい、猛暑と豪雨と地震の自然災害が多かった昨年です。そして統一教会と政治の関係・物価高(円安)・外交問題等々、岸田政権にとっては大変な難題の多い状況です。

岸田政権から早1年が経過したものの、何をやるわけでもなく、本当に実行力と指導力に疑問を感じます。当然支持率も急降下しています。この状況をどう乗り越えるのか、乗り越えられるのか?

岸田首相を取り巻く、各閣僚の政治家として閣僚としてあまりにも資質のない人が多すぎます。次から次へと閣僚の辞任がありました。総務:寺田稔・法務:葉梨康弘・元経済再生:山際大志郎・復興相:秋葉賢也等々、あげれば切りがないです。就任当時から岸田政権の足を引っ張ると申し上げました。首相をはじめとして多くの議員が収支報告で指摘されています。旧統一教会と献金問題(お金)、政治家と収支報告書(お金)とどちらも同じようなものです。

5月に開催される2023広島サミットは岸田首相が期待していますが、毎回、サミットは何の意味もないような実積に感じます。これだけの予算を使い、最高の警備をして成果は何ですか。


また世界情勢から日本は「国防費」の増額を求めます。各国もまた国防費の増額です。そんなに必要でしょうか。核開発やミサイル、戦闘機に莫大な費用を突っ込んで(税金)本当に意味があるのでしょうか。使うことがあるのでしょうか(核を使ったら世界は終わりです)見せかけの防衛です。でもこれで抑止力になると言う考えから増額するでしょう。また「原子力再稼働」「憲法改正」問題も多くの論議を呼ぶでしょう。

  • 景気問題について

今年の「葵」の事象は「種子が甲に向かって生命体が伸びる時」で「卯」年は「草木が地面を押し分けて地上に萌え出す状態」を言います。

今年は昨年からの原油価格の高騰で、ガソリン・電気・ガス、食品・衣類等の生活用品がすべて値上げです。想像を超える値上げラッシュです。物は上がるが「給料が上がらない」という今一番の庶民には大変な問題です。岸田首相に頑張って頂き、経済界へ指導して頂きたい。

企業の在り方や経済の仕組みを、今一度考えなおす時期に来ています。未知の感染症(コロナ)と人類のもろさを痛感した昨年から世界は大きな変化の過程にあります。

直近の平均株価と為替では・・・

平成26年末(四緑木星午年) 円が119円前後で株価は17450円
平成27年末(三碧木星未年) 円が120円前後で株価は19033円
平成28年末(二黒土星申年) 円が116円前後で株価は19114円
平成29年末(一白水星酉年) 円が112円前後で株価は22764円
平成30年末(九紫火星戌年) 円が109円前後で株価は20014円
平成31年末(八白土星亥年) 円が108円前後で株価は23656円
2020年末(七赤金星子年) 円が103円前後で株価は27444円

2021年末(六白金星丑年) 円が115円前後で株価は28791円
2022年末(五黄土星寅年) 円が132円前後で株価は26094円

2023年末(四緑木星卯年) 果たして・・

何といっても円安状況が続いています(昨年の最安値は150円ですが今は少し戻した)。経済の回復の為には現在の構造(仕組み)を変えないと変わらないです。過去四緑木星年に1987年に世界的株価暴落ブラックマンデーがあった年でもあります。世界恐慌が起きやすい年です。

今年は「GAFA」(Google/Apple/Facebook/Amazon )を筆頭に大企業の大きな改革が行われます。人員の削減・経費の再確認、将来の展望等再建が必要です。

円安・不景気による倒産や廃業が増えます。

  • 天変地異について

昨年ほど自然災害の多くを受けた年はありません。年々厳しい大きな被害が出ています。これはもう止まらないでしょう。

昨年同様に今年も地震・台風・大洪水等、天変地異が世界中で多く起こります。

特に「風」の影響が多くある年です。台風に注意です。

2023年の地震は5月・6月・7月・8月、噴火は3月・5月・8月・12

月が注意です。2023年度は地震・噴火ともに5月・8月が要注意月となります。

ここ30年以内にM9クラスの大地震(南海トラフ等)が日本で起こる可能性が80%超と懸念されています。もし発生するなら30年以内ではなく20年以内に起こる確率が高いです。

またここに来てトンガの海底噴火が起きました。鹿児島のトカラ列島が揺れに揺れています。近い将来の大きな噴火や地震に繋がるような予兆があり、Xデーはいつなのか?最大の注意が必要です。

今年は関東大震災から100年です。日本国土強靭化にお金を使って欲しいです。

災害に対する教訓として「備えあれば憂いなし」「災害は忘れた頃にやって来る」

この教訓を肝に銘じる事です。

  • 国際問題について

米国・中国・韓国・北朝鮮・ロシア・欧州と我が国を取り巻く環境は厳しいものがあります。そして今年は特にアメリカとの外交が重要になります。

アメリカとの同盟を更に強化し日本を取り巻く隣国に対して防御する事です。

アメリカ・バイデン大統領の高齢にも関係があるでしょうが、余り期待が出来ない状況です。バイデンの支持率は落ちています。

これだけのインフレでどうにもならない実情がアメリカにはあります。中間選挙の結果はかろうじて勝ったが、政権運営の苦しい状況であります。元大統領のトランプ氏(共和党・野党)が自分の不信と人気が落ちる中で2024年の選挙に立候補する事を表明しました。

長く世界を制覇してきたアメリカですが、今では面影もありません。やはり中国の絶大な動きには要警戒です。コロナ・失業・経済・人種差別・格差社会等の数々の難題を抱えるアメリカの社会背景は大変難しい状態にあります。

中国は習近平一強政治になりました。習近平政治が続きます。しかしここに来て中国市民は声を上げました。習近平政治に対して不満爆発で抗議デモが全国で起こっています。「コロナ「0」政策」も大きく舵を切り緩和した。

日本としても習近平は大変やりにくい相手でもあります。台湾問題と有事・尖閣問題・南シナ海・東シナ海問題と経済問題・香港問題等、あらゆる面で難しい局面を迎えています。

韓国においては日本との関係が史上最悪の状態に今もなっています。新大統領の誕生(第20代大統領に尹錫悦(ユン・ソンニョル)氏が就任した。しかし韓国国内での支持率は低く、期待の持てない状況です。

ロシアにおいてはプーチン大統領の仕掛けたウクライナ侵攻は世界中を巻き込む悲惨な状況です。人は死に、経済は悪化し、物流は止り、物は高騰し、大変な状況です。いつになったら終わるのか、誰が止めるのか。ロシアの崩壊はいつか。プーチンの健康状態は。今年に大きな結果が出るでしょう。

北方四島返還も幻と終わりそうです。1945年に北方四島がソ連に占領されて以降,今日に至るまでソ連・ロシアによる不法占拠が続いています。100年の実効支配が続けば(2045年)ロシアのものになります。

北朝鮮は相変わらず毎年、同じ様な事が繰り返されます。核を持つ事しか国を守る事や金政権を持続さす方法のない国の哀れさです。拉致問題は残念ですが解決しません。すでに終わった問題として北朝鮮は捉えています。日本政府にも打つ手はありません。昨年は過去最大数(39回)の弾道ミサイルを発射した。いつも北朝鮮に対して日本は「強い言葉で抗議する」と言うだけである。

日本・アメリカ・韓国とすべて政権トップの支持率が低いです。ロシア・中国・北朝鮮は変わることなくトップを継続している。すなわち世界の国々がおかしいのは、人々がこれに気付かないから、変えないから世界中が大変なのです。世界は歴史上、最悪な状況です。

アメリカ・中国・ロシア・北朝鮮の核開発(ミサイル)が進む危険な時代でもあります。現在の日本の防衛力では(ミサイル対策)まったく効き目がありません。

ミサイルを持っている国はどんどん新開発をやっています。その防御に対する

開発はできていません。何故、日本はあらゆるものに対して未完成(進歩がない)

なのでしょうか。本当に日本の力がどんどん劣っています。

貧困・格差社会・失業・地球温暖化・自由化等から世界で多くのデモが起こります。日本を取り巻く国のロシア・中国・韓国・北朝鮮との関係は上手く行っていません。すべての近隣国が敵のような現状です。

  • 社会問題について

コロナ問題で緩和策が取られ、徐々に海外からの訪日者は増えて来ています。

今後の日本を見た時には、「観光国」になっていくようです。観光でしか外貨を稼ぐ方法が見つからないぐらい情けない状況です。

あらゆる技術が世界に負け、人口減少・高齢化社会で将来が見えない国になりつつあります。2025年には団塊の世代がすべて後期高齢者になります。今更ですが、何十年も前から少子化や高齢社会は予測がつきました。将来の課題を放り投げ何もしなかった結果が今の現状です。政治家が悪いです。

こんな時代で思う事は、日本は1980年から1990年のあのバブルで頂点に立ちました。一度咲いた花は咲きません。昔のオランダがそうです。世界の栄華を極めそして滅び復活に180年(上・中・下元期の格60年間×3)を要したのです。日本も同じ道を歩むように思います。次回の繁栄期は西暦2160年です。確認は誰も出来ませんが歴史が語る事になるでしょう。

今年は地球温暖化問題が更に大きな議題になります。自然と共に生きる人間社会の形成が急務です。また政府は「国防費増」「憲法改正」を強力に求めてきます。国民の賛同がなければ成立しません。国民的な議論が求められます。

今年も厳しい年になりそうですが、昨年に申し上げました「原点回帰」を実行された会社や個人は明るい展望もあります。全員が力を合わせ、生きているなら希望と夢を持って前向きに進みたいと思います。

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