衆議院解散

2014年11月21日 金曜日

9月3日、第2次安倍改造内閣が発足いたしましたが、当ブログで各閣僚に問題ありと指摘しました。「政治とカネ」の問題が露見し2名の女性閣僚が辞任しました。そして次から次へと他の閣僚へも飛び火しました。

政権にとって大変な窮地に追いこまれました。そして発表された7~9月期の国内総生産(GDP)速報値は年率換算1.6%減と2四半期連続のマイナス成長に沈んだのです。

報道や各エコノミスト(いい加減なものです)はプラス2%前後の成長を予測しておりましたが予想以上の悪化と言う結果でした。野党からはアベノミクスの失敗と声が上がりました。

そこで、安倍首相は平成27年10月からの消費税率10%への引き上げを見送り、1年半後(平成29年4月から実施)に景気に関係なく10%にすると明言しました。そして衆議院の解散を11月21日にすると18日に表明しました。

奇しくもこの解散報道の同日に俳優の高倉健さんが11月10日に亡くなっている事が発表されました。文化勲章の受章(俳優部門)を受けた4名の内3名(故森繁久弥氏2009年11月10日没96歳・故森光子氏2012年11月10日没92歳・故高倉健氏2014年11月10日没83歳)の命日が同じ11月10日なのです。不思議な縁を感じます。ご冥福をお祈りいたします。

そして各局の報道は「衆議院解散」ではなく「高倉健死去」の報道が優先となって大きく報道されています。「衆議院解散」のニュースが飛んでしまっています。

有権者の多くは「理由が分からない」「解散に大義名分はあるか」「決めなければいけない政策があるのに」「年末のこの時期に」と首をかしげている。

安倍首相は消費税のUPの見送りと1年半後の確定消費税の事に対して「国民の信を問いたい」と言う解散である。この解散による選挙の裏に隠された真実を良く考える必要があります。何故、この時期なのかです。

政権運営に暗雲が立ち込めて来た時期で更に支持率が下がる前に、今ならバラバラな野党(11月28日でみんなの党は解党)に勝てるからです。すなわち安倍長期政権を狙っているからです。何故なら安倍首相の最大のテーマである集団的自衛権の問題が来年にあるからです。安倍首相の長年の夢であり政治生命を賭ける案件だからなのです。

12月14日の選挙の投票率は現状のままでは、おそらく低いでしょう。だからこそ組織票のある自民党。公明党に有利な選挙となります。もし与党で過半数が取れなかったら退陣するとまで豪語しています。また12月14日は赤穂浪士の討ち入りの日でもあります。

「国のかたちが変わるような来年の政権運営」に今こそ、国民は真剣に考えなければいけません。賛否両論ある中で、大切な事は国民がもっともっと政治に関心を持ち、自分の一票を大切に一人でも多くの方が投票に行く事です。

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