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気学で見る地相学と神社・仏閣

2009年11月25日 水曜日

気学の地相学は陽宅・陰宅より発し日本独自の大成を辿りますが、神社・仏閣の建立に対して「四神相応の地」を選んで建立しました。
「四神相応の地」とは・・・
http://www.hiroro.jp/content/kaso/land.htm

明治以降においての大学を建立するにあたり、神社・仏閣の地域に大学を造り、地相学で吉相にあたる所に大学を造りました。優秀な人材育成を作る一翼に用います。その思考背景に陰陽道があります。

東京大学は上野寛永寺・慶応大学は芝増上寺・早稲田大学は穴八幡神社・京都大学は吉田神社等々が造られています。地相学の四神の活力を生かす思考があるのです。

日光東照宮の三猿は庚申信仰による「見ざる」「言わざる」「聞かざる」でありますが、秩父神社の三猿は妙見信仰による「見て」「聞き」「話そう」とお力を授けて下さる「お元気三猿」であり、情報化社会に向けての必須条件が伺い知ることが彫刻されて本殿の西側を守護しております。

妙見信仰は北方位の北斗七星の北斗信仰であり「人間の元気な命を司り不老長寿を願う神様」との事です。

北方位は気学では一白であり、万物の生み出される一陽来復の方位であり、神道・仏教・気学(陰陽道)の帰一する要因の位置です。

日光東照宮の庚申信仰は自らを律する三猿で秩父神社の妙見信仰は自らを高揚する三猿で、共に江戸時代初めに創建されました。

現代社会にとっては自らを律する生き方よりも、自らを表現すること、コミユニケーションすることの生き方が今の時代には適している背景があり、「しっかり見て」、「しっかり聞いて」、「しっかり話す」ことがより重要となって来ております。歴史・文化・伝統を継承し、自然に感謝し、今ある事に報謝し、過ぎし先祖に報恩して行く生き方に気付かされます。

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東洋思想の基盤

2009年11月17日 火曜日

東洋思想の基盤であります陰陽道・三才観・五行説について解説致します。

陰陽道とは

原義は日陰(陰)と日向(陽)です。山があれば自然は日陰と日向が出来ます。そして太陽の移動により、その日陰と日向が少しずつ入れ替わります。1年の歳月の寒暖の差もそのような要因で生じて来ます。

陰陽は二元論でありますが、固定的な二元論ではなくある意味での変化を含んだ二元論です。そのような二元論をもって自然界の生成発展を説明したのが「陰陽道」です。この陰陽道と五行説が組み合わさって「陰陽五行説」として成立しています。

韓国の国旗は、陰陽を取り入れ中央の円は太極(宇宙)を表し、すべてのものの統一・一体性を表す。巴の形は陽(赤)と陰(青)を表し、積極と消極・善と悪・男と女・太陽と月・・といった二元論を表している。四隅のしるしは伏犠八卦で四つの相対立し、しかも調和の組み合わせ、すなわち、東西南北、父母兄妹などを表しています。

三才観とは

三才観の思想には天・地・人の位の三才。生・旺・墓の動の三才。中庸・過・不及の量の三才。と三種類があります。

三才の「三」は無限に広がる数を示し、才は「働き」の事であります。自然界の無限なる働きを示す見方(観)が三才観です。儒教(韓国は儒教の国です)の要因が強い教示となっています。

仏教は出家と言う形を、儒教思想に取り込んで日本独自の仏教となり成立しております。

五行説とは
自然界の森羅万象は、ことごとく五行により関連づけられております。大宇宙の自然界に五行のはたらきがあり、人間の体や思考や行動にも五行のはたらきがあり、人間は小宇宙と言われるところです。

古代中国の哲学思想の学問の体系であり「陰陽五行説」として日本に伝来して来ました。道教要因が強い教示となっています。

こうした東洋の思想は(陰陽道・三才観・五行説)は自然界と人間との関係をより親密にして、人間も自然界の一員であると言う自覚のもとに成立して来た思想であります。

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人の幸せ(仕合せ)

2009年11月9日 月曜日

近頃の大流行している占いとか、四柱推命とか西洋星占術と言った運命学は、みんな個人を対象として占う判断をしております。

運命学の主流は個人主体に判断されるのでありますが、今の時代は一時代前の、一人の人間の成金や成功を許さない時代的背景があります。個人や家族の単位から国単位にあるいは地球単位で物事を考える時代にあり、地球のどこかの国で内乱や戦争があれば地球の隅々まで何らかの影響を及ぼす時代であります。

気学と言う運命学はどちらかと言うと、個人も含めた家族全体、あるいは会社や組織等の全体に主眼を置いている唯一の運命学と言えます。

個人を一国と考えるならば、家族は地球全体であります。家族の中で一人具合が悪い人が居れば、家族の人たちにも大なり小なり影響を与えます。これは今の社会の構造が「管理社会」となり、核家族となり、一人一人の権利が拡大された余り、国全体で管理すると言う方向に進んでいる表れであります。

一時代前のように何でもかんでも一族一家の主人に権限のあった時代から一家の細分化、核家族への移行にともない主人の権限も縮小された結果と言えます。そうした中で今までは大きな家族の中で学び学習していた部分の「しつけ」や「行儀」や「道徳」を国に任せてしまっている人が多くなって来ている訳であります。

人よりも豊な生活をすることが、「幸福」につながる道だと錯覚して、人を押しのけてでも、と言った道が幸せ(仕合せ)と思い込んでいるのであります。運命学は自然界の輪廻転生を言い、楽をすれば苦もあり、苦もあれば楽もありと言ったサイクルの教示であります。

今の世の中は元禄以来の豊かさの高揚した時代と言われています。元禄時代は多くの文化を残しました。今の時代は宗教界では建造ブームであり、こころ中心の問題よりも物中心の時代反映となり、色々と問題が生じて来ております。

霊感商法・洗脳商法等の存在が運命学とは別の時限で生じて来ている訳でありす。

「みちのしらべ」陰陽祐気学は、自分個人の幸せ(仕合せ)のみを願うのではなく、夫あるいは妻、あるいは子供達あるいは孫のためと言ったまず身近な廻りの人々の幸せ(仕合せ)を願う心で始まります。

人の運命とは流動的であります。一人の人間と出会う事により大きく分岐して行きます。幸福とか幸せ(仕合せ)とかは、身近な相手の存在に対する思いからの出発であります。自分一人だけの幸せ(仕合せ)だけならば、運命学は必要無いかも知れません。身近な家族の幸せ(仕合せ)の為にと願う事が大切です。

個人の運勢が良くても他の家族の運勢が悪ければ、その個人の運勢は半減する訳であり、運命とか運勢とかの係わり合いの中にはこうした要因が強く引き合う形で反映されるのです。

世の中は真の運命学の活用法を知らず幸せ(仕合せ)の道を物に求め、心の荒廃を招くことに気付かずに進んでいるのです。今の世の中は権利意識が優先して「感謝心」を失い「贅沢になれてしまい」何事も当たり前と言った要因が強くなっております。

幸せ(仕合せ)感とか幸福感とは「互いに喜び合える心」を持てるかと言う事です。満たされれば満たされる程、人の心は当たり前の心となり謙虚さを忘れ慢心します。親は自分の世代が苦労したからと言って子供達には苦労させまいと努力し、その結果欲望のみ広がってしまった子供達に手を焼いて不平を言っております。

大人でさえ感謝心を表す事の出来ない人やケジメの付けられない人の多い事に驚かされる時流の中で、せめて謙虚な心を失わずに行動する事を心して欲しいものです。

我が成功は、「時代的な今という恵まれた世の中に、生かさせて頂いている」と感じることの感謝が出発であり、自分の能力が平穏なる時代背景の中で発揮出来る「喜び」を自覚し、自分の幸せ(仕合せ)は多くの人に、支えられている事を認識して感謝する心を忘れぬ事で、開花成就はそこに生じる事を知る事です。

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食べ物と病気の因果関係

2009年11月2日 月曜日

味覚の秋を迎えて店にはいろいろな種類の果物・野菜等が並んでおります。

昔から「旬」のものを食していれば健康の基と言われておりますが「医食同源」と言う言葉の通り、病気に対する予防の意味からも食事は大切なる予防効果があるとされています。

病気の予防に役立つ食べ物の因果関係を知っておくと毎日の食生活が有意義と言えます。

たまねぎ・・・・・・・血糖値の調整。

なす・・・・・・・・・コレストロールを減らす。

キャベツ・・・・・・・潰瘍の予防。

シイタケ・・・・・・・免疫力を高める。

イチジク・・・・・・・消化を助ける。

カボチャ・・・・・・・肺がんの予防。

サクランボ・・・・・・虫歯の予防。

日本茶・・・・・・・・鎮静力あり。

グリンピース・・・・・虫垂炎予防。

ブロッコリー・・・・・子宮ガン予防。

ブルベリー・・・・・・動脈硬化を防ぐ。

コーヒー・・・・・・・アレルギー性鼻炎緩和。

生姜・・・・・・・・・乗り物酔いの予防。

ピーナッツ・・・・・・糖尿病を抑える。

ニンニク・・・・・・・慢性気管支炎の予防。

アサリ・・・・・・・・中性脂肪を減らす。

サケ・イワシ・サバ・・心臓発作の予防。

しじみ・・・・・・・・肝臓負担の軽減。

わかめ・・・・・・・・乳がんの予防。

牛乳・・・・・・・・・胃の負担の軽減・むかつきの緩和。

ハチミツ・・・・・・・傷の化膿を防ぐ。

これらを食べていると、この病になりにくくなる因果関係が生じます。

また根っ子のものは体を温める効果があり、実るものは体を冷やす効果があります。上手にこうしたものを取り入れて、秋の味覚を味わうこと、それが健康の基にもつながって行くのであります。

冬の季節に対する備えの意味からも、こうした食べものに対するバランスを考えて常日頃から予防として心することも大切と思います。

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二宮尊徳翁

2009年10月26日 月曜日

気学周期の180年「上元期(復興時代)・中元期(充実時代)・下元期(下克上時代)が各60年」です。下元期(昭和59年が下元期の始め)に入り平成21年は26年目に当たります。

今から180年前の下元期時代は、今の時代と類似して重なる要因がいくつかあります。現在の赤字国債800兆円と同様に徳川幕府・各藩は赤字財政が重く発生している状態の中で、商人が強力な財閥として影響力を増大して行きます。つまり貧富の二極化です。そして明治維新までの上元期までの間、天保の改革や開国への兆しや安政の大獄や地震、そして黒船襲来へと激動の下元期が続いて行きます。

この下元期にあたる徳川時代後半の時に登場した人物が、二宮金次郎(尊徳)翁であります。

衆院議員を親・子・孫で務める故河野一郎氏・河野洋平元衆議院議長・河野太郎氏(今回の自民党総裁選で敗れるが派閥を批判した)らは、二宮金次郎の妻方の一族であります。そして我々の小学生時代に薪を背負った金次郎の銅像が校庭の隅で見守っていた事を思い出します。

約180年近く前の下元期にあたる徳川時代に一農民から破産寸前の藩を次から次へと再建し、勤務・分度・推譲の精神の教えを後世に残した人物であり、豊田佐吉氏(トヨタ自動車の基礎を築く)・松下幸之助氏(ナショナル松下電気創業者)・土光敏夫氏(経団連会長等々歴任)らの人達に多大な精神支柱を与えたのであります。

二宮尊徳  天明7年7月23日生まれ(旧暦)
      1787年9月4日生まれ(新暦)
      本命六白金星丁未年・月命八白土星戊申月生まれ

江戸後期の農政家・報徳主義の創唱者・通称金次郎(尊徳)・身長5尺526寸(約170cm)筋骨たくましい偉丈夫と伝えられる。

相模国足柄上郡栢山村(小田原市)の百姓利右衛門と妻よしの長男。14歳で父を失い(本命南方位廻座・離別)その2年後に母が死亡(本命坤方位(南西)廻座・育成努力)伯父の家に預けられたが、奮励努力して没落した生家を20歳で再興した(本命乾方位(北西)廻座・成就)。

文化9年(1812年・八白土星年・本命東方位廻座・発展)小田原藩家老服部十郎兵衛家の若党となり文政元年(1818年・二黒土星年・本命南廻座・名声名誉)服部家の財政建て直しを依頼され、倹約と借入金の運用によりそれを成功させた。

同5年(1823年・六白金星年・本命中宮位廻座・開花・結実)その功により小田原藩に登用され、藩主の分家旗本宇津氏の領地下野国桜町領(栃木県真岡市二宮町)の難村復興を命じられ天保8年(1837年・一白水星年・本命北方位廻座・苦労・厄年)にかけて報徳仕法のモデルと言われる桜町仕法を施して成功。

天保4年(五黄土星年)以降、旗本川副氏の領地常陸国青木村、細川氏の谷田部、茂木藩宇津氏の一族である大久保氏の鳥山藩、石川氏の下館藩、真岡・東郷両代官所支配の幕領、日光神領など現在の茨城・栃木県下の北関東各地の仕法を手掛けた。

のちに二宮門四大人と呼ばれる富田高慶・斉藤高行・福住正兄・岡田良一郎はいずれもこの間に教えを受けた門弟である。子の弥太郎尊行も尊徳を助け娘文子は高田高慶に嫁入りした。尊徳は晩年、御普請役格二十俵二人扶持の幕臣に取り立てられ日光領仕法中、下野今市で病没(安政3年10月20日・旧暦・1856年11月17日新暦・本命九紫火星亥年)。

これらの領主層から依頼され領主の趣法あるいは主法として行った難村復興事業を行政式仕法と言うが、そのほか地主・豪農が中心となり村民の自主的な組織である報徳結社によって報徳の教えを実践する結社式仕法が各地に普及した。

報徳仕法が成功した要因のひとつは事前に詳細な調査を行ってプランを立て、領主をはじめ地主・農民の分に応じて消費を規定した。「分度(ぶんど)」を画定し、余財を自己の将来や他人のために「推譲(すいじょう)」することとし、報徳金と称する領主と農民との中間に位置する資金を創設運用したこと。

もうひとつは窮乏する共同体の経済から上昇農民の自立を目指す「勤労」エネルギーを褒賞制度などによって引き出したことである。

明治以降、内村鑑三(代表的日本人著)などは経済行為の基礎としての道徳を説いた尊徳を肯定的に評価した。明治政府は国民教化の観点から尊徳を顕彰し明治37年以降、修身教科書に孝行・学問・勤勉・精励・節倹などで多くの徳を備えた人物として登場させた。今日でも勤倹節約の模範人物としてのイメージが強く残っている。

二宮尊徳翁遺訓
一、 働きを最上の喜びとし、勤労を尊び、物を大切にする。
一、 自分と同じく他人を敬愛し、互いに長所・美点を育て上げる。
一、 人々の意見を尊重し、多数の幸福を念願する。
一、 自然の恩、社会の恩、父母先祖の恩を感謝し、至誠を第一として働く。
一、 今日成すべき事を明日に延ばすな、明日には明日の使命がある。
一、 他人を生かせば自分も生きる。八十才になっても、希望を持つ者は青年である。
一、 繁栄の秘訣は人に幸福を与えるにあり。

激動する下元期時代に活躍し、そして180年後の現代も同じ下元期時代を迎えた状況の中、創意・工夫を以って、社会構築再興の時代の中にあるのです。まさに鳩山政権に期待するものです。

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気学で見るこの9年間の日本の政治 NO10

2009年10月20日 火曜日

平成21年9月16日(九紫火星丑年・七赤金星酉月・三碧木星子日)に第93代内閣総理大臣に鳩山由紀夫氏がなりました。民主・社民・国民新の三党連立による鳩山政権の誕生です。

鳩山由紀夫首相(1947年2月11日生まれ・本命八白土星亥年・月命二黒土星寅月生まれ)は年盤で盛運期3年目の最高の運気です。「変わり者、宇宙人」と言われる性格・気質は生まれ日の生年月日より判断できます。

鳩山内閣の人事

総理       鳩山由紀夫 62歳 1947年2月11日
         本命八白土星亥年・月命二黒土星寅月(盛運期3年目)

副総理・国家戦略 菅  直人 62歳 1946年10月10日
         本命九紫火星戌年・月命六白金星戌月(盛運期4年目)

総務       原口 一博 50歳 1959年7月2日
         本命五黄土星亥年・月命七赤金星午月(衰運期5年目厄年)

法務       千葉 景子 61歳 1948年5月11日
         本命七赤金星子年・月命五黄土星巳月(盛運期2年目)

外務       岡田 克也 56歳 1953年7月14日
         本命二黒土星巳年・月命六白金星未月(衰運期2年目)

財務       藤井 裕久 77歳 1932年6月4日
         本命五黄土星申年・月命八白土星巳月(衰運期5年目厄年)

文部科学     川端 達夫 64歳 1945年1月24日
         本命二黒土星申年・月命九紫火星亥月(衰運期2年目)

厚生労働     長妻  昭 49歳 1960年6月14日
         本命四緑木星子年・月命四緑木星午月(衰運期4年目暗剣殺)

農水       赤松 広隆 61歳 1948年5月3日
         本命七赤金星子年・月命六白金星辰月(盛運期2年目)

経済産業     直嶋 正行 63歳 1945年10月23日
         本命一白水星酉年・月命九紫火星戌月(衰運期1年)

国土交通     前原 誠司 47歳 1962年4月30日
         本命二黒土星寅年・月命九紫火星辰月(衰運期2年目)

環境       小沢 鋭仁 55歳  1954年5月31日
         本命一白水星午年・月命五黄土星巳月(衰運期1年目)

防衛       北沢 俊美 71歳 1938年3月6日
         本命八白土星寅年・月命一白水星卯月(盛運期3年目)

官房       平野 博文 60歳 1949年3月19日
         本命六白金星丑年・月命四緑木星卯月(盛運期1年・歳破)

国家公安委員長  中井  洽 67歳 1942年6月10日
         本命四緑木星午年・月命四緑木星午月(衰運期4年目・暗剣殺)

金融・郵政問題  亀井 静香 72歳 1936年11月1日
         本命一白水星子年・月命九紫火星戌月(衰運期1年目)

消費者・少子化  福島 瑞穂 53歳 1955年12月24日
         本命九紫火星未年・月命四緑木星子月(盛運期4年目)

行政刷新     仙谷 由人 63歳 1946年1月15日
         本命一白水星酉年・月命六白金星丑月(衰運期1年目)

盛運期の人は(鳩山・管・千葉・赤松・北沢・福島・平野)7名で衰運期の人は(原口・岡田・藤井・川端・長妻・直嶋・前原・小沢・中井・亀井・仙谷)11名です。

特に原口氏(総務大臣)・藤井氏(財務大臣)は厄年で、長妻氏(厚生労働大臣)・中井氏(国家公安委員長)は暗剣殺(他動要因から発生)を持ち、平野氏(官房長官)は歳破殺を持つ、そして問題が山積している前原氏(国土交通大臣)の運気状態が悪いのと岡田氏(外務大臣)の巳年生まれが、今後の舵取りに微妙な影響が出るでしょう。

鳩山首相との九星相性関係で良い人は(菅・原口・千葉・岡田・藤井・川端・赤松・前原・北沢・平野・福島)11名です。福島氏とは十二支の三合の関係で大変良い相性関係となります。九星相性関係の悪いのは(長妻・直嶋・小沢・中井・亀井・仙谷)6名です。

国民の鳩山政権の支持率は73%と大変に大きなものです。そこには国民の大きな期待があります。鳩山首相の外交デビューは国連において、今までにない衝撃的な形で世界に発信しました。選挙公約のマニフェスト実現に向けて期待したいものです。

運気最高の鳩山首相の下でスタートをする新政権には大いに期待したいものです。そして鳩山首相の来年の盛運期4年目の開花・成就で大きな成果を期待します。新しい日本の出発です。

また9月28日には自民党総裁選(野党)において谷垣貞一氏が第24代総裁に選出された。「気学で見るこの9年間の日本の政治」を回顧する事により、より良い日本を作って貰いたいと願わずにはおれません。終わり。

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気学で見るこの9年間の日本の政治 NO9

2009年10月15日 木曜日

平成20年(一白水星子年)9月24日、麻生 太郎氏(1940年9月20日生まれ・本命六白金星辰年・月命七赤金星酉月)が第92代内閣総理大臣に就任しました。

本命星の六白金星は北方位廻座の厄年にあたり、運気最悪の時の就任になりました。自民党内の圧倒的人気を得た麻生氏は福田氏に替わり解散・総選挙を行う筈でしたが、その時期を延ばし続けたのです。

そしてあの世界的な金融危機が起こりました。「政局より政策(景気回復)」を旗頭に解散総選挙を、またまた延ばし続けたのです。支持率が急落した背景には、麻生氏の発言や漢字の読み間違いが続き、繰り返し批判を受けたこともありますが、最大の要因は経済政策に一貫性がないと見られていることでした。

日本郵政西川社長問題・中山成彬(国土交通大臣)・中川昭一(財務大臣・金融担当大臣・10月3日急死)・鳩山邦夫(総務大臣)の相次ぐ辞任も続きました。

また都議選を含んで地方選挙に惨敗・民主党に6連敗(知事選)をしたのです。そして平成21年7月21日ついに解散したのです。総選挙は8月30日に決まりました。

総選挙にあたりこの人の話題も大きく取り上げられました。
東国原英夫氏(昭和32年9月16日生まれ・七赤金星酉年・一白水星酉月生まれ)は平成19年1月21日(気学では前年にあたります。三碧木星戌年・衰運期4年目の南廻座)に宮崎県知事に当選しました。

南方位廻座は名誉・名声があがる時(知事に当選)ですが、離反離別もある時です。(かとうかずこ氏と離婚した)平成19年は衰運期5年目の厄年でしたが宮崎のセールスマンとしては活躍しました。

そして平成21年(盛運期2年目)は国への転身をはかるが世論は反対し大きな逆風が吹き、自民党からの今回の衆議院選出馬予定も公認されなかったのです。すべては「人の吉凶は動より生ず」です。当選した時期の悪さがあります。本来は来年が最高の盛運期3年目ですが、知事に就任した時期が悪かったので逆運(本来は運気の良い時期なのに悪い事が起こる)の運命に遭わなければ良いのですが心配です。連日、マスコミに取り上げられた人気も最近では下降気味です。

また人気のある枡添要一氏(昭和23年11月29日生まれ・七赤金星子年・八白土星亥月生まれ)は平成13年初当選(八白土星巳年・盛運期3年目)・平成19年2回目の当選(二黒土星亥年・衰運期5年目の厄年)です。

平成21年8月30日の衆議院総選挙で自民党の勝利であったならば次期総理大臣の呼び声もあったのですが、平成19年の厚生労働大臣になった時が衰運期5年目の厄年であっためぐり合わせが、大きな夢の実現を逃したのです。(今回の選挙での自民党の大敗)

平成21年(九紫火星丑年)8月(八白土星申月)30日に総選挙が行われ民主党の大勝利になりました。今年の占いのキーワード(みちのしらべの占い予測)である「風」が民主党に大きな風が吹き歴史が動きました。そして「政権交代」が実現したのです。

4年前の選挙で自民党が大勝したように今回はその逆の民主党が大勝しました。小泉チルドレンと言われた人の当選は83名中で10名でした。また次ぎ次と大物代議士も破れ世代交代も起こっております。

選挙の神様と言われる小沢一郎の巧みな戦法は故田中角栄氏から学んだもので、今回は小泉チルドレンに変わって小沢ガールズが旋風を巻き起こしました。

1955年(九紫火星未年)の自民党結党以来、第一与党であったが2009年(九紫火星丑年)のこの選挙で実質的な野党になりました。九紫火星未年で始まり九紫火星丑年の歴史的な敗北です。

民主党・鳩山由紀夫氏(1947年2月11日生まれ・本命八白土星亥年・月命二黒土星寅月生まれ)は年盤で盛運期3年目の最高の運気です。また月盤においては盛運期4ヶ月目の開花・願望成就の月でもあります。

自民党・麻生 太郎氏(1940年9月20日生まれ・本命六白金星辰年・月命七赤金星酉月生まれ)は年盤で盛運期1年目ですが歳破を持つ運気です。

今回の選挙は吉田茂氏と鳩山一郎氏の孫同士の戦いでもあったのです。

麻生太郎氏の祖父である吉田茂氏(1878年9月22日生まれ・本命五黄土星)は1946年(九紫火星戌年)に第45代内閣総理大臣になった。第48代・49代・50代・51代も総理大臣を務めた。
同じように民主党・鳩山由紀夫氏の祖父である鳩山一郎氏(1883年1月1日生まれ・本命一白水星午年)は1954年(一白水星午年)に第52代内閣総理大臣になった。第53代・54代も総理大臣を務めた。

1954年の吉田茂内閣から鳩山一郎内閣に替わったように、2009年に孫の麻生内閣から孫の鳩山内閣に替わった。1946年(九紫火星戌年)の吉田茂氏が総理大臣になってから鳩山由紀夫総理大臣の誕生(2009年・九紫火星丑年)は63年後(9年×7周期)です。

「平成21年(九紫火星丑年)が自民党の節目の周期にあり政界も混迷度が加速する状況もあります。」とNO5で予測いたしました。

また「政界において70年変動説があります(気学では72年周期)。平成19年は明治維新から140年であります。明治維新から70年後に太平洋戦争が勃発し、そして終戦となり新しい息吹による社会造りが成され、そしてまた70年と言う節目の時期を迎える周期の流れの中に、今の日本と言う混迷時代が生じている事を知る事であります。」とNO8で予測いたしました。

そして新しい民主党政権がここに誕生し、新しい日本の夜明けです。
次回に続く。

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気学で見るこの9年間の日本の政治 NO8

2009年10月10日 土曜日

世の中の構成状況の中で勝ち運に乗る人がいれば、負の役割の立場に立つ人に分かれます。

小泉純一郎元首相が改革を行い世間から高支持率を得た5年間で、勝ち運状態で来られたのは、表面には目立ちませんが負を担ってくれた人々の存在があり、長い政権を堅持する上での「役割分担」がしっかり作用し、思う存分に政策が実行出来るように表舞台で行動出来るよう、支えてくれた負の立場の姉弟が有り優秀な秘書官やブレーンの発案者が存在しておりました。

しかし、安倍元首相はそうした「勝負の法則」「正邪の法則」とも言うべき運気の存在を知らずに権力の座に着いてしまいました。

小泉元首相は改革・改革と言いながら無難な官僚主導の主軸から遠い道路行政・郵政民営化と言う枝部の改革を大きく誇張し、国民の目を真の官僚主義の改革には手を着けず崩れかけた自民党をうまく延命させたのです。

自民党をぶっ壊すと言って5年間以上自民党延命の時間稼ぎを立派に果した訳で、安倍元首相はそうした手練手札の小泉流でなく、真に実行し官僚主導のアキレス腱の公務員制度改革を断行するにおよび、各官僚関係の巻き返しが安倍元首相辞任の背景にあるのです。

国民を味方にして官僚主導を打破することが重要なのに、その国民に年金問題や政治とカネの問題で支持率を失い辞任に追い込まれて行く背景に、勝ち運(政策を実行する)に乗るには、負を担う立場の人たちの存在が必須なのに、改革のブレーン人材も負を担う立場や優秀な人がいない現実がありました。

福田首相は崩れ去って行く自民党の派閥の長を集めた再生内閣であり、元の官僚主導を貫く自民党の復興であります。小さい政府からの転換であり、民主党の説く大き目の政府である社会主義要因へ少し近づいている内閣です。

民主主義は国民主導を目指す社会です。国民主導の政治があり国民が勝ち運になるよう官僚や政治家は負の担い手である存在が、逆の官僚が勝ち運に乗り、国民への負担増があります。これが今の現実状態であります。

福田内閣の誕生は平成19年9月26日(二黒土星亥年・四緑木星酉月・七赤金星亥日)でした。

前内閣の任命された閣僚13名の再任がありその中で法務大臣・鳩山邦夫(再任)、文部科学大臣・渡海紀三郎(新任)、厚生労働大臣・桝添要一(再任)、環境大臣・鴨下一郎(再任)、沖縄北方大臣・岸田文雄(再任)と厄年廻座の閣僚が5名おります。運気上、前途多難が伺えます。
福田首相の運気も「順運状態の中で突風や高波を受ける」と言う要因があります。

政界において70年変動説があります(気学では72年周期)。平成19年は明治維新から140年であります。明治維新から70年後に太平洋戦争が勃発し、そして終戦となり新しい息吹による社会造りが成され、そしてまた70年と言う節目の時期を迎える周期の流れの中に、今の日本と言う混迷時代が生じている事を知る事であります。これから最低10年は覚悟していかなければいけない時代が続きます。次回に続く。

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気学で見るこの9年間の日本の政治 NO7

2009年10月5日 月曜日

安倍首相の辞任表明は「青天の霹靂」の感がありました。安倍内閣は高支持率で平成18年の発足始動の時でありましたが、「安倍総裁は父晋太郎氏の惜福を引き継いだ要因で選出されましたが、好機盛運年ですが暗剣殺を持ち政権に微妙に影響しそうです。とNO5で予測いたしました。

平成19年(二黒土星亥年)9月(四緑木星酉月)12日(三碧木星酉日)の昼過ぎに安倍首相の辞意表明が報道されました。参議院選敗退後、意欲を持って続投を決意し、10日に臨時国会が召集され所信表明演説が行われた3日後の事であります。正に全てを放り出しての行動であります。

丁度、9月の運気は上昇機運月であっても月破殺に同会し(12日は月盤に同会し暗剣殺も持つ)、9月・10月は試練月が続く状態であり、苦境に立たされる状態から11月の本年の山場まで持つのかなと言う懸念がありました。

気学では精神・肉体・行動の一致を見ることや順調に合致して行動出来る時を盛運期状態(4年間、4ヶ月間)の時期と言います。逆に衰運期状態(5年間、5ヶ月間)の時期は精神の不一致・肉体の病・そして行動の不一致を見ると判断します。

父安倍晋太郎氏の死去に伴ない跡目として国会議員として初当選(始動)した年は平成5年の七赤金星酉年で衰運期3年目の鬼門廻座でした。めぐり合わせの時期が凶悪の始動(平成5年)となり、今回の事象要因の根元に、国会議員としては当選したが天運の要因(めぐり合わせの悪さ)が始動時から発生していた事になります。

そして国会議員として180ヶ月のタイムリミット(15年)の気学周期で逆運作用(本来なら盛運期3年目の最高の年ですが過去の要因により凶現象が顕現する事)の極限が作用して活力・活気・活動が消滅するに至ったと言う事です。

運気的要因においては盛運年にありましたが暗剣殺(他動要因)を持っている年に首相就任となり多くの重要法案を通して来た情勢にかかわらず任命した大臣の不祥事で足を引っ張られてしまい、多大なるストレスを受けてしまったようです。

その後、後任の総裁を決めるにあたり福田康夫氏・麻生太郎氏の決戦となりました。

福田康夫氏 昭和11年7月16日生れ(本命一白子年・月命三碧未月生れ)初当選は平成2年(一白午年)で本命は中宮位に廻座の盛運4年目でした。平成19年は巽(東南)廻座の盛運期3年目の最高の年です。

麻生太郎氏(昭和15年9月20日生れ(本命六白辰年・月命七赤酉月生れ)初当選は昭和54年(三碧未年)で本命は艮方位(東北・鬼門)に廻座し衰運期の3年目でした。麻生氏が勝負時のめぐり合わせの平成19年は本命が南廻座の衰運期4年目であります。

総裁選は福田氏の勝利でした。その後、9月25日に第91代福田康夫首相が誕生致しました。まさに父・福田赳夫氏が首相になった年齢と同じ71歳です。

福田氏は昨年、麻垣康三(麻生の麻・谷垣の垣・福田康夫の康・安倍晋三の三を取った言葉)と小泉首相の後継争い時にひとり争いを回避し辞退した背景に、今日の情勢を見抜いていた要因があります。勝負は時の運と言い「天」は思いがけない命を降ろします。

しかし本命の巽(東南・盛運3年目)廻座は、運気は良いのですが歳破を持つ状況です。今後、忍耐力と辛抱が強く求められます。国民にとっては一長一短の生じる首相です。国民不在では自民党の衰退は加速します。

激動して行く世界情勢の流れの中で衆院の大多数を得ている与党が高慢な強引な態度で法案を通し、国民と乖離(かいり)した行動は失敗に値するものです。改革も機構の改善程度で7年と言う歳月の無駄がありました。

改革とは社会や政界を含む大改造であり、旧態依然と実権を握る官僚主導による政治全体の機構が改たまらぬ限り、中途半端な目先きのみの改革で政権のたらい回しと堂々巡りに終り、国民主導の政治は夢の彼方の絵空言で時の無駄使いが続きます。次回に続く。

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気学で見るこの9年間の日本の政治 NO6

2009年9月30日 水曜日

小泉前首相の改革政策は、安倍内閣へと引き継がれていると言います。しかし今の安倍内閣は、反安倍首相の立場の人たちも多く取り込まれており、小泉前首相のように思い切りのよい姿を国民の前に見せるのは難しいようです。

小泉前首相の行政改革の本格実施はこれからであり小泉内閣の行った改革が真に日本の為であったかは今後の成り行きを待たず、多くの破綻が生じて来ております。タウンミーティング時の水増し請求や、やらせ質問等が生じ小泉前内閣の丸投げ体質もあり、この政権の5年間は該当者方でなく、内閣府の主導で決定され強引な姿で行われて来た状況の顕現であります。

内閣府における経済財政諮問会議と規制改革・民間開放推進会議の二つが、ここ5年の改革の一大発信地であり、その中心に竹中平蔵改革大臣が位置し小泉前首相は政策をこうした機関に丸投げして来た状況があり、その真意や責任に不明瞭さも露呈してきております。

就任時において(平成13年度・八白土星年)宮内義彦オリックス会長(昭和10年9月13日生れ・本命二黒土星亥年・月命四緑木星酉月生れ・規制改革会議議長・平成18年村上ファンド事件の余波で辞任する)

本間正明阪大教授(昭和19年3月11日生れ・本命二黒土星申年・月命一白水星卯月生れ・経済財政諮問会議・安倍内閣で税調会長に任命されますが、官舎に愛人と同居しているのが発覚し辞任する)この二人の本命二黒は艮方位(東北方位)で暗剣殺を持ち衰運年3年目でした。

また佐田玄一郎行政改革担当相は27日に自身の政治団体の政治資金収支報告書に不適切な処理があった問題の責任を取って辞任する意向を表明しました。

竹中平蔵前大臣(昭和26年3月3日生れ・本命四緑木星卯年・月命八白土星寅月生れ)と吉川洋東大教授(昭和26年6月30日生れ・本命四緑木星卯年・月命四緑木星午月生れ・経済財政諮問会議)の二人の本命である四緑木星は北廻座のすなわち厄年でした。

小泉前首相(昭和17年1月8日生れ・本命五黄土星巳年・月命九紫火星丑月生れ)の星で政策の良否の可能性を判断するのですが、改革を立案して行く人たちがほぼ運気的に良果に至る時期に就任していないと言う事です。これらの要因は行く末は結実しないと言う事で当事者には「労して功なき」と言う事で負を担うマイナスが後に出て来ます。

小泉前首相の5年半に亘る良否の評価が統括されずに、小泉政権を引き継ぐ形で安倍内閣が誕生しました。出足は順調に見えた安倍内閣も、3ヶ月経過し支持率も低下の傾向が生じて来ており、打つ手が逆風となって来ております。その一例が本間氏を税調会長に任命し裏目となったり、佐田玄一郎氏の問題も不利を受ける状況が出始めていることです。

1月は安倍首相(昭和29年9月21日生れ・本命一白水星午年・月命一白水星酉月生れ)にとってこの吉凶・良善・悪善等の、評価の顕現の生じる月であり、首相にとってこの試練月となり凶現の不利も生じます。

小泉前首相は常に対峙する相手を設定して国民の目を自分の側に引き寄せて、対決する姿勢を演出して来ました。その国民を誘導する手腕は天才肌であったと言えます。しかし対峙する相手に正義や正論があっても国民を上手に自身側に引き込み高支持率を保って来ました。

そうした手腕は時として行き当たりばったりの要因を含んでいるのです。その結果が小泉政権下で一気に250兆円と言う国の負債が増大した事です。多くの改革と言う名の元で改革が促進されたと思っている人は余程現実を直視しない人たちであり、小泉政権下で高成長したのは経済財政諮問会議や規制改革会議の大企業経営者それに関連する日本経団連・経済同友会などの経済団体であります。

今の日本の景気上昇の恩恵に属しているのは約3割の企業と言います。そして切り捨てられた人の側にニートやフリーターやパート従業員やリストラになった高齢者がおります。

本来政治は弱者を救済する政策が重要な項目です。しかし長く続いた不況を脱出すると言う改革を旗印にして実際行った事の結果として、格差は増大し250兆円の負債を嵩上げし、国民の目をかっこ良さと劇場型政治に引き込んだのです。そして次に来るものは増税であります。

本命五黄の小泉首相の登場は月命九紫で九紫命のパフォーマンスと実利の乏しさが際立ち本来の五黄命の「新生」と言う要因より「破壊」要因のみが働き自民党をぶっ壊す所か日本をぶっ壊してしまった状況があり、国民にとってこの行方は大きな後遺症に悩む状況です。安易な人気投票的な選挙での一票がやがて自分自身に跳ね返ると言う試練の行く末です。次回に続く。

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