保険会社とは                                                                

2025年12月1日 月曜日

最近では沢山の種類の保険があります。特に身近な保険は生命保険(がん保険含む)と火災保険です。

昔の生命保険の加入は、医者の診断書・自己申告書・過去の病歴等の書類提出があり、保険会社が認めた時に生命保険に入る事が出来ました。若い人は死ぬ時期が何十年も先の事で、その期間に儲けようと言うものでした。表向きは将来の家族の安心の為の保険でした。

いつからか病院で「がん宣告」される事になったのか。今では宣告は当たり前な事になりました。そこで保険会社も今までの提出書類はなく、ほとんどが誰でも簡単に加入する事が出来るようになりました。今では訪問販売(人件費・行動費の削減)もなく簡単にネットで加入できるので保険料は安いです。まさに薄利多売です。

保険というものは入るのは簡単だ、保険金を貰う時は大変だと言います。特に火災保険や地震保険は大変です。保険会社は全壊だの半壊だの20%損壊だの支払いを削る傾向にありました。最近も大きな火災が大分県佐賀関で発生しました。復興には大変な費用と時間がかかります。

今から30年ほど前の阪神淡路大震災の時は、大きな被害が出ました。この時、泣いた人と笑った人に分かれます。直接の被害に遭った方達は泣いたでしょう。ビジネスチャンスと考える会社が沢山あります。これで建設会社・ゼネコン等は忙しくなるぞ。復興に関係する会社は最高のビジネスチャンスが来たのです。良く言われる話で災害や戦争が起きると大きな儲けになると。世の中は皮肉なものですね。

特に阪神淡路地震では地震後の火災の発生が大きな問題になりました。地震後の火災なので火災保険は出ません。出るのは地震保険ですと。当時はほとんどの人の加入保険は火災保険で地震保険には入っていませんでした。

ある保険会社のセールスマンは考えました。予想のされなかった神戸に大地震が発生しました。これで今後100年間は、神戸には地震は来ないと考えました。

ここで保険金の支払いを渋るのではなく、問題なく多くの保険金が早く支払われるように会社に直訴しました。理由は残念ですが、ビジネスです。ここで保険会社の信用を取るのです。簡単に素早く保険金がおりたとみんなに感謝と良い会社だと宣伝になったのです。

その後の保険の加入には沢山の人が加入しました。それも火災保険は勿論の事プラス地震保険に加入です。これで100年間、起こらないと思う地震に多くの人が加入しました。

現在でも支払い請求には大変で支払いまで時間のかかる保険会社があります。

良く吟味して保険加入する事をお薦めします。

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