G7伊勢志摩サミット

2016年6月1日 水曜日

5月26日・27日に8年ぶりに日本で開催されたG7伊勢志摩サミットは史上最大の厳戒態勢の中、事故もなく無事に閉幕しました。

最大のテーマは世界経済の認識についてでした。
安倍首相は世界経済の現状について「2008年に起きたリーマンショック前の状況に似ている」という認識を示し、経済の危機を防ぐためにG7の協調が必要だと訴えました。

その為に必要な事は財政戦略を機動的に実施し、構造政策を果断に進めることだと強調しました。しかし全員からの賛同は得られませんでした。また財政出動に関しても各国の賛否の意見がありました。

経済の伸びが見込めない不透明なこの時期に、消費税を上げて再びデフレになる事を避ける事と、国民に約束をしてきた来年4月からの10%の再延期も視野に入れた発言(参議院選挙を意識している)でした。

安倍首相の懸念する経済危機は、デタラメではありません。(首相に本当に先見の眼があるのかどうかは解りませんが、アベノミクスの失敗を認めたくない・直近に迫った参議院選挙対策で、サミットを利用した発言でもあります。)

リーマンショックとは状況が違いますが、危機が迫っている事では一致する部分があります。何故なら来年は一白水星酉年にあたり過去の経済の流れから推測すると「世界恐慌」が多く起こっているのです。また「酉年は終わりの始まり年」でもあります。詳しくは来年の「2017年を占う」で発表します。

国際的な脅威となっているテロ対策・東シナ海や南シナ海における中国の海洋進出・北朝鮮の核実験やミサイル開発等について論議されました。

今回の伊勢志摩サミットの話題よりはアメリカのオバマ大統領が27日午後、被爆地・広島を現職の大統領として初めて(原爆投下から71年後)訪問する事に話題を集めました。

そして広島平和記念公園での、あの歴史的なオバマ大統領の17分間のスピーチに涙した人も多かったのではないでしょうか。

2009年4月5日にプラハ演説(チエコ共和国)で、オバマ大統領は核兵器のない世界の平和と安全を追求する決意を明言しました。そして半年後ノーベル平和賞を受賞しました。当時は何の実績もないのに何故受賞したのかと思いました。戦争をする国であったアメリカに対する抑止で戦争はするなと言うメッセージを込めてノーベル賞選考委員会が決めたと皮肉ったものです。

あれから8年が経過し来年1月に大統領の任期が終了する前に被爆地広島に訪問をして改めて核のない世界を訴えました。

戦争に加わる事が多かったアメリカで一番戦争を避けた大統領がオバマ氏だったと思います。プラハで始まり広島で終わろうとしている8年間の大統領任務は世界の平和を願った素晴らしい政策のひとつだったと思います。またこれで本当の意味でのノーベル平和賞受賞者になったとも思います。

話題沸騰のアメリカ大統領選(ヒラリー氏かトランプ氏か)で選ばれる次期45代大統領(2016年11月8日予定)も、このオバマ大統領の「核なき世界」「平和な世界」の継承者となって頂きたいです。

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