‘気学’ カテゴリーのアーカイブ

奈良東大寺二月堂のお水取りと陰陽道

2009年2月20日 金曜日

春を迎える行事として、奈良東大寺の二月堂における「お水取り」は有名であります。

もとは旧暦2月1日から14日間行われる修二会行事の一つです。

今日では3月1日より14日間で、12日目の香水を堂下の井から三樽の「お水」を汲みます。

この香水は若狭の国から送られる聖水とされ、同じ時刻に若狭明神の神宮寺で送水神事が行われ、神宮・僧呂・修験の神仏混合によりお水送りの行事が行われます。

二月堂の開祖実忠和尚が天平勝宝4年(西暦752年)に、菩薩衆である十一面観音の悔過行法の様を、人間の世に移し行なったのが初めだと言われております。

お水は若狭国遠敷明神鎮座地を流れる音無川を水源(鵜の瀬)としています。

奈良二月堂より遠敷明神は北方位の子(ね)の方にあたり子(ね)と午(うま)である南方位と北方位の関係と言う事になります。

子(ね)の冬至(一陽来復)で始まる陽差しも春分に至る旧二月は春の陽差しも本格の季節です。

陰陽道で北方位は一白で水性であり、若狭は奈良の真北方位で子(ね)の方であります。この若狭から送水されると言うのは「水」の象徴は北方位だからです。

そして子(ね)の方位は「陰極まりて、陽となすの一陽来復」の方位であり、陽動への発芽への始動であります。

東大寺修二会のお水取りの中には子(冬至)卯(春分)午(夏至)に至る相性(陽動)の理が伺い知られます。

お水取りに際しては椿の造花がいちじるしく堂内を飾ります。椿は「木」と「春」に分解されます。

廻り来る「春」の五穀を象徴する「木気」の精気それらを祝うのに最もふさわしい祭場は、都の東方位「卯の方」の東大寺二月堂です。

お水取りの根本義念は万象の無事の輪廻より、巡り来る春を今年も迎え、精気と活力を迎えると言う春迎えの行事であります。

古代日本神道は東方位と西方位における太陽思想が中心でありました。そこに南方位と北方位の思想を持った仏教、そして陰陽道思想が加わり東・西・南・北の揃った自然哲理が生じて来たのです。

その思想を受け継ぐ行事が東大寺二月堂のお水取りであります。

すべての遂行は陰陽道・五行説の理法の思想哲理によって成立している行事でもあります。自然の輪廻の中で迎い入れる春への期待を含む行事です。

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運は金銭では買えない。

2009年2月13日 金曜日

この度のL&G(健康寝具販売会社の組織的詐欺事件)、および関西の女相場師詐欺事件で相次いで逮捕される事件が起こりました。

いつの時代にも偽装や詐欺商法・マルチ商法等が出て来ます。

運命学を利用して、物を原価の何十倍の価格で販売して、裁判沙汰を引き起こしている詐欺事件です。

運命学は人が人生を歩む上で、より豊かなる安心と立命への手段であり、方法論であり知恵を示す教示です。

運命という実体の不明確・不確実なる分野であるために、いろいろな説や指導法が生じます。

人は自分の運命を見てもらうと言うのが一般的な行動です。人は見かけの立派な人に見てもらったり、話上手な人に見てもらう事で安心してしまいます。そうして高価な品物を買わされて先祖の供養が果されたり、運が明日からでも良果して来る気になります。

運命学は自然界を手本として、自然界の輪廻観を説くものであります。

人の成功・幸福と物質的充実とは、必ずしも一致しません。また宗教の悟りと言う無限の世界と商売の道の有限の世界との真義は正反対であります。

宗教の基本的概念は「人間忘れ去られることこそ最上の成仏」と説かれており、商売の道は「忘れさせない」ことが原点であります。

これらの考え方は仏教や宗教を語る上で、また商売の基本を知る上で、心して行く基本思考であります。

人は相形にとらわれます。こうした「忘れさせない」と言う商道の手段が、運命と言う不明確さに相乗して。霊感商法・詐欺商法・マルチ商法等なる商道が生れて来たとも言えます。

運命学は自然の輪廻観を説く以上は商売であってはならない訳であり、その人の悩み苦しみ不安等の相談的な要因から、人生哲学の問題までも含めた要因である広い範囲ですが、運は決して金銭では買えないものであり、どれだけ自然界を手本として実践し意義ある人生にするかにあるのです。

欲心(目的を持つ)も大切でありますが、同じくらい無欲(委ねる心)も大切であります。

運命学を指導相談している人で、その人の欠点とか短所をことさら強く言う人がおりますが、そう言う人は運命学の基本すら知らない人であり、生きて行くため生活の向上に尽力する方法・良くなるための手段を指摘してくれる人が本義の指導相談人であります。

宗教家でも占いでも運命鑑定でもそうですが、人間の弱い部分・性格の欠点を突く人は本当にその人のためにと言うより、自分のために自分が生活とか人よりも欲深い場合が多いものです。

「立命安心」と言う言葉があります。立命とは命を磨くことであり、それが安心(幸福)なる道の努力であり、手抜きの人生を行えば手抜きの結果となります。

人生には無駄と言うことはなく、無駄と言う道中があり、至らぬ心があってこそ、人生は花咲くのであり、金銭や財産名誉によって、因縁浄化や開運は招来しないのであり、自らの手足体で実行しない限り決して手抜きでは出来ないのです。

実践した人には、次世代に生き様が継承されていく面があるのです。実践実行の道こそ運命学の基本姿勢であります。

近江商人の伝統信条に「三方よし」と言う考えがあります。

商人である為の基本として「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」と言う教えです。こうした商いをすることの大切さが日本の代表的「商人道」には存在していたのです。

今流に言えば「モラルなき企業に商売する資格なし」と言えるのです。

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ストレスと上手に付き合う方法

2009年2月7日 土曜日

現代医学の中で「健康学の定義」と言うものが忘れられて来た経緯があります。

現代医学の中心役割は「対処療法」すなわち、どこそこが悪いからそこを治すと言うことに主眼があり「どうすればより健康的に過ごす事が出来るか」と言うことに余り定義がなかったのが実情であります。

病気をしないから健康であると言うくらいの認識であります。しかし現代社会において個人主義の確立する中でいろいろと心を悩ませる問題や事柄が多くなり、友人関係・職場の対人関係・家族の問題・夫婦の問題・等いろいろ生じて来てそれが知らず知らずに「心」を圧迫し、身体に影響を及ぼす病気へ発展して行く事になります。

昔は家族主義の体形で家においても社会においても問題解決のための人達・家長や村長・お寺の和尚さん等が尽力して相談に乗ってくれたり、解決に奔走してくれたりして、問題解決へ補ってくれた時代でありました。

ストレスとは精神的あるいは肉体的に等々、強く刺激する状況のことであり、それに耐えている内は健全状態にありますが知らず知らずの行動が負担になったり、苦になったりした時に、重圧に耐えられなくなりそれが病気への導火線となることが定義付けられて来たのであります。

日本においてもこうした「心療内科」が20数年前から生まれて来ていますが、近年よりその因果関係の深い状況が突き止められて来ているのであります。

ここ5年間の間に心の定期診断を受ける人が3倍以上の伸びで生じて現代病とも言える「心」から生じる病気を考え直すことが多くなって来ているのです。

こうしたストレスに耐えられなくなって来ている状況を心で感じて把握出来ている間は良いのですが、自覚の無い又プライベートなことである場合、何が心の重圧になっているかをまず探り当てて行かねばならないのです。

単に肩凝りであったり、不眠症であったりしている内は何とか対処療法で処理して行くことが出来ますが、身体全体に至る場合もあり心の因を解決しない限り回復に至らぬことが多いです。

ではストレスに打ち勝てない時に発生する病にはどんなものがあるのでしょうか。これは軽いものですと体がだるい・疲れ易い・イライラ・肩凝り・風邪・寝付き難い・夜中眼が覚める・胃がもたれる・目がチカチカすると言ったことから重くなると意欲減退に始まり虚脱症状から無気力感になり、会社拒否・登校拒否・等と言った拒否反応として生じて来ます。そして無力状態となります。

ストレスとは悩みとかの病気ではなく毎日生活して行くためには大なり小なりこうした刺激によって影響されて人は生きているものであり、それがバランスよく生活に入り込んでいる人は健全なる生活を営なんでいる人であります。

ではどう言う人がストレスに打ち勝てずに病気まで進んでしまうのかと言いますとひとつの特徴が気質の上から言えます。

1;人一倍頑張り屋の人

2;仕事でも勉強でもばりばりやり過ぎる人

3;物事を几帳面に考え過ぎる人

4;完璧主義の人

5;人一倍気配りする人   等

人間の心にも逃げ道が必要なのです。

心と言う風船球が張っていればいる程、外圧のストレスの影響を受け易い訳であり、多少ゆるみのある方がストレスを受け入れる素地があると言う事です。

仕事をばりばり一人で頑張るのではなく、共にコミユニケーションを取りながら成果を上げて行く、対立するライバル意識ではなくチームワークによる成果へと行動する努力であります。

ではストレスに打ち勝つためにはどうしたらよいのでしょうか。

まずストレスを受けて圧力に負けそうになった時の体の反応を知ることであります。そして手軽な自分だけの解消法を見出しておく事です。

近頃、家相の設計依頼の中に自分だけのプライベートルームが一部屋欲しいと言う希望の方が多くなって来ています。誰からも干渉されずに自分だけの気ままに過ごせる部屋、カラオケの好きな人は歌い、音楽の好きな人は聞き、ゴルフの好きな人はその練習と好みに応じてその解消を見出しているのです。

そうした自分で自由になる時間を少しでも持つ事が大切であり、管理されている又計算された生活から一歩踏み出して、自由気ままな時間を作り楽しむことであります。

次にお互いに本音を言い合える仲間の人を持つ事です。
何事にも「こだわらず」「とらわれず」と言う仲間を持つ事です。

現代社会は利害の多い社会であります。一歩踏み出せばお金儲けの話しばかりであります。そうした中で心から人間として話し合える友人を持つと言うことであります。利害を超えた友を持つことこれが大切なことであります。

次に呼吸法があります。

気学健康学の基盤は「呼吸法」であります。今、若者の6、7割の人達が、歩行中に口を開けて歩いています。口で呼吸している訳であり、鼻呼吸と言う本来の呼吸も今の若者においては忘れかけていると言うことです。

「万病は口より入ずる」訳であり、空気もその一つに数えられるのです。本来呼吸は鼻で空気を吸い込み、口で吐くというのが基本です。生活のテンポが早くなるに従いまた夜更かしが多くなるに従い、呼吸という何げない生活の中の基本が失われている訳です。

鼻で呼吸しますと空気は五臓六腑へと浸透していきます。口で呼吸しますと空気は肺か胃の所で止まってしまいます。若者が口を開けて歩く姿が、街の中で多く見受けられるようになったという状況は鼻呼吸の人が少なく、口で呼吸していることの証明であります。口で呼吸することにより空気による内臓への新陳代謝が、損なわれることにより体力の弱体化が進むことになるのです。

現状の医学の中に原因不明と称されている所の「慢性疲労症候群」や「ストレスに因を発する病」に対して対応は遅れながらも始まったばかりです。

黄信号から赤信号になった時の受け皿の不足はどうにもならない現実があります。急激なる社会変化にともないそうした変化に対応出来ない人達が大変多くなっていることは現実であり、病気のみならず精神的なる弱さや無計画さが多くの自己破産の若者を産み出す一因にもなっているのです。

そうした状態に陥った時に病気にしろ、精神的虚弱にしろ根本的治療の受け皿でありますところの「心の医療」の対応がなされていない為に、医者のはしごをしたり、また新興宗教に凝ったりすることになるのです。根本的には「人間」には本来生存して行く為の「治愈力」(自分で治して行く力)が備わっているのであり、医学もこの「治癒力」に背負う所が大きいのであります。

一に気力・二に治療・三に天命です。気力は人間の生命線であります。

ストレスと上手に付き合う法とは自分なりのペースで三つの「わ」で行動することです。

一つ笑顔で接する「和(わ)」と言う行動努力

一つ共に助け合う「話(わ)」と言う実践努力

一つ協力し奉仕する「輪(わ)」と言う使命努力

こうした連帯感のある精神で行動することが外圧と言うストレスと上手に付き合って行ける道であり、真の自立とはこうした自覚に立ってのことであります。

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日本建国の日と紀元

2009年2月2日 月曜日

日本の国においては、紀元を皇紀と呼びます。西暦2009年は皇紀2669年(皇紀は西暦に660年プラスする)になります。

西暦はイエスキリスト様がお生まれになった年を元年としています。

神武天皇(第一代天皇)から紀元元年・皇紀元年は「辛酉年」から始まります。斎明天皇(第三十七代)が崩御された年が辛酉年であり、元正天皇(第四十四代)の御譲位の年が甲子年であります。

また光仁天皇(第四十九代)の御譲位の年が辛酉年であり、醍醐天皇(第六十代)の四年が辛酉年に当たりますので延喜と改元しております。

また村上天皇(第六十二代)の天徳五年が辛酉年に当たりますので応和と改元され、その四年後が甲子年に当たりますので康保と改元しております。明治天皇(第百二十二代)までの辛酉年と甲子年の年は改元が行われております。

十干とは・・・甲(きのえ)・丙(ひのえ)・戊(ちのえ)庚(かのえ)・乙(きのと)・丁(ひのと)己(つちのと)・辛(かのと)・壬(みずのえ)癸(みずのと)です。

十二支とは・・・子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)です。

「辛酉年・辛酉為革命」や「甲子年・甲子為革命」が来ると必ず「改元」の時なのです。即ち新しい出発の期でもあります。

上元・・・甲子一白水星の年から癸亥五黄土星の年までの60年間。

国土に関する変化・復興・建設がなされる。上元から中元の変わり目には、天変地異による国土の変化の生じる期。過去においては大正12年(癸亥五黄土星)に、関東大震災が生じた。

中元・・・甲子四録木星の年から癸亥八白土星の年までの60年間。

経済・交流・安定・権威権力尊重がなされる。中元から下元にかけては権威の失墜・権力の崩壊、組織構造の変化の生じる期。過去においては昭和58年(癸亥八白土星)に行政改革による民営化の実現と進んで行きます。

下元・・・甲子七赤金星の年から癸亥二黒土星の年までの60年間。

思想・文化・民族による変化気運の状況が生じる期。過去においては文久3年(癸亥二黒土星)明治維新への混迷期が生じています。

そして紀元の日は(建国記念日)2月11日でありますが、2月(立春)年度変わりであり、2月は寅月で立春は甲であり、2月4日であります。

2月4日(甲寅)・2月5日(乙卯)・2月6日(丙辰)・2月7日(丁巳)・2月8日(戊午)・2月9日(己未)・2月10日(庚申)・2月11日(辛酉)つまり2月11日の日が辛酉の日と言う事で、この日が建国記念日となります。

神武天皇(第一代)皇紀元年(西暦BC660年)辛酉年。

斎明天皇(第三十七代)皇紀1320年(西暦660年)・1321年目が辛酉年です。

昭和天皇(第百二十四代)皇紀2640年(西暦1980年)・1321年目が辛酉年です。

昭和64年1月7日御崩御さる。

今上天皇(第百二十五代)平成2年11月12日即位する。

日本の天皇制は125代にも及ぶ世界最古の王朝です。歴史の持つ大きな「うねり」のような流れの周期が見えます。

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節分と陰陽道

2009年1月23日 金曜日

2月4日は気学及び旧暦の年度変わりです。日本では明治5年12月3日を以って明治6年1月1日となり、今の暦の太陽暦になり西暦何年と言うようになりました。

それまでは、太陰太陽暦(旧暦)でありました。

しかし今現在、アジア地域においては、旧暦が主流であり中国・台湾・韓国・香港・タイ・シンガポール等が旧暦を使用しています。

2月3日は節分で2月4日が立春(24節季)となり年度変わりとなります。

2月の立春の前日は節分会であり、陰陽道の重要な祭りの一つであります。

節分とは本来、季節の変わり目であります立春・立夏・立秋・立冬の前日を指します。

そのなかで立春の前日は中国の暦法では24節季の起点であり、すなわち年の始めであり、立春を元旦とする古い暦では大晦日にあたり俗に年越しとも言われるところです。

その為、立春が重視されて、今日では立春の前日の節分のみが称されており、太陽暦(グレゴリオ暦)では節分は2月の3日か4日か5日にあたります。(年によって変わります。)

歴史的事件や祝い事の行事において、旧暦の年月日をそのまま新暦に置き換えているために、季節に違和感が生じている状況や、本来の行事と意義とずれるために形式のみとなってしまったことも多くあります。

七五三は11月15日ですが、旧暦では冬至の頃にあたり、冬至祭がその行事の意義なのですが、新暦のぜんぜん関係のない月日に祝う行事となっています。

今日、節分の夜に行われる行事に豆まきがあります。人を疫鬼(赤鬼・青鬼)に扮装させて駆逐する行事です。

鬼の姿は1月(丑の月)・2月(寅の月)の丑と寅の混合した姿であり、陰の気(丑)から陽の気(寅)へ始動する時季であります。

陰気(鬼)を追い陽気(福)を入れると言うことです。

春が来る前日に全ての悪鬼を払い、新たなる年の始動に向かうことへの思いが節分と言う行事の中に含まれており、自然の法則の中での人の生活や営みの感謝の念がこうした行事に含まれていることに日本人は心豊かな民族と思うのです。

習慣の豆まきは「鬼は外、鬼は外、福は内」と豆を蒔きます。このとき蒔かれた豆を自分の年の数だけあるいは、年の数+1だけ拾って食べ、一年の無病息災を願う風習があります。

また最近では定着しました「巻きずしの丸かじり」を恵方に向かって食べる習慣です。今年の恵方は東北東方位です。

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今年の各星の注意する病気とは?

2009年1月16日 金曜日

人間誰しも健康で生活したいと思っています。誰でもが一番関心のある事は「健康と病気」ではないでしょうか。

今年は「健康と気学について」も当ブログで発表していきたいと思います。

今回は「平成21年の各星の注意する病気とは?」です。

自分の本命星でご覧下さい。こちら

一白水星の人
血圧関係を中心とした疾患に注意が必要です。また交通事故やケガにも注意すべきです。脳に関する諸疾患や骨折や打撲にも用心です。右足も右半身の注意年です。

二黒土星の人
口内炎等の口に関する諸病です。特に歯痛・舌病・咽喉炎であり、また喘息や肺炎等の呼吸器系統には注意が必要です。また人により精神的疾患があります。

三碧木星の人
関節炎やヘルニアや脾臓に関する疾患です。便秘も含め新陳代謝の停滞する事です。運動と休養は必ず行う事を心掛ける事。

四緑木星の人
心臓に関する病気や頭を中心とした病気等で心臓弁膜症・心筋症・心不全・心筋梗塞・頭痛・脳卒中等であり、大事を取って早めの対策が必要で注意する年です。

五黄土星の人
冷えに関する病気で下腹部を中心とした疾患です。腰や足の冷え・痔・睾丸炎・子宮炎・腎臓・あるいは心筋梗塞やノイローゼ等です。特にストレスを解消出来ない要因も生じるので、翌日に持ち込まないように一日一日、区切り良く生活する事です。
 
六白金星の人
消化器系統による疾患です。消化不良・胃炎・腸炎・胃酸過多・胃下垂・胃潰瘍等には充分注意を払って下さい。

七赤金星の人
神経痛や肝臓疾患や左手足の怪我です。また声帯の故障や声が出なくなる事があります。特に過去に患った病気の再発やストレスによる疾患も生じ易いです。原因もはっきりした形で顕現します。

八白土星の人
今年は余り大きな病気はありませんが、多少腸系統の疾患のある人は用心する事です。呼吸器系統の病気で、風邪・流行性感冒等に注意する事です。

九紫火星の人
風邪や感冒と言うちょっとした疾患から余病を併発する年です。過去の患った持病のある人は再発に注意です。今年は身体の中心を一直線で結ぶ頭部の脳から胸部・下腹部に至る病には注意が必要です。また胆臓・脾臓にも警戒です。

健康には十分に注意をして毎日を楽しく過ごしたいものです。

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2009年を占う

2009年1月9日 金曜日

平成21年度は「己丑(つちのとうし)九紫火星年」の年にあたります。(平成21年2月4日から平成22年2月3日までの期間です。)

上元期60年間とは1864年(元冶元年)甲子一白水星年から1923年(大正12年)癸亥五黄土星年までの60年間です。

中元期60年間とは1924年(大正13年)甲子四緑木星年から1983年(昭和58年)癸亥八白土星までの60年間です。

下元期60年間とは1984年(昭和59年)甲子七赤金星年から2043年(平成で言うなら55年)癸亥二黒土星年までの60年間です。

その下元期60年間の中の26年目にあたりますのが今年の「己丑(つちのとうし)九紫火星年」です。

十干(じっかん)とは天であり、天象の精神 であります。甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・葵を言います。

十干の「己(つちのと)」とは第6番目にあたります。自然界の草木が新緑の頃で葉先が目立って伸びる頃であります。また己(おのれ・自分)の意味もあります。

十二支は地であり、四季の形象で人の身体でもあります。子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥であります。

十二支の丑(うし)は第2番目にあたり方位は北北東の位置にあたります。自然界の結びと始まりの時期(丑(うし)は紐(ひも)の意もあり物事が絡む。)で万物が振るう時であります。

九星は人であり、人の気質行動であります。一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星です。

九星では九紫火星は離合集散・光明・離反離別・明瞭・露見・名声・火災等の意があります。

下元期の半ばにかかりその特出であるところの「下剋上・実力主義・思想の改革・不安定」という状況をもたらす諸現象も現出し始め、先行きに対する不安感が蓄積される一方で年が明けました。

今年(2009年)を占う

①政治面については衆議院総選挙があり、迷走の多い政治と内閣になります。また1年を通して法改正問題や制度の改革の閣議決定の多い年になります。特に法務省・科学技術庁に注目です。

②景気問題については己(つちのと)の年は己(おのれ・自分)を中心として善悪共に明白な事実としての事態が起こります。丑の年は【発奮の年】不景気に懲りて不自由を忍び、生計困難より脱出せんと各人大いに力む年となります。また亥・子・丑年は反省期間でもあります。景気の回復はまだまだ先の見通しとなります。またスタートを切った株の電子化からの詐欺事件も発生する可能性があります。そして中身も実態も不透明なまま証券化される商品に警戒をして下さい。

③天変地異については地震と台風に注意の年となります。特に「風」から起る被害(大火災・台風被害等)や社会問題(風向きが変わる)が考えられます。

④国際問題は日本から見た南西方位(台湾の独立問題)が気になります。今年の南西方位は歳破殺を持つ方位となります。日本と中国においては昭和12年(九紫火星丑年)の日支事変と言う周期があり、昭和20年(一白水星酉年)までの戦いがあり長期化する状況でした。北京オリンピックが昨年の平成20年(一白水星子年)に開催され、上海の万国博覧会が平成22年(八白土星寅年)に予定されています。

周期36年(陽期)・36年(陰期)合計72年の一循環から言えば、北京オリンピックの翌年の平成21年(九紫火星丑年)に日中間においての大きな出来事が勃発すると言うことであります。(昭和12年から平成21年で72年です。)
またアメリカのオバマ政権による政治が日本にあたえる影響も大であります。

⑤社会問題は不景気による犯罪が多く発生し、そして自殺者も増える暗示です。また食品関係の偽装問題から国民は食に対する意識がさらに強くなります。

過去の九紫の年を振り返りますと節目・節目の状況の年にあたります。

特に気学周期の36年周期で見ますと昭和3年(戊辰九紫火星年)から昭和38年(癸卯一白水星年)は「陰の時代」の流れです。軍部台頭からの暗黒時代です。

昭和39年(甲辰九紫年)からの平成11年までの36年間は「陽の時代」の流れです。昭和39年は大不況の後の好景気(昭和42年以降)でした。

そして平成12年(庚辰九紫年)から平成38年は「陰の時代」の流れにあり、平成21年は日本の情勢は楽観視の出来ない流れの中にあります。こうした流れの中で怖いのは「思想の改革」です。

上記についての詳しい実証(経済・景気・天変地異・社会問題・国際問題等)は今年のこのブログで随時発表してまいります。
乞うご期待ください。

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干支と縁起

2009年1月4日 日曜日

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

今年の平成21年は(気学では2月4日からです)「己丑(つちのとうし)九紫火星年」になります。

十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・葵)と十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)はもともと日や月を数える要因から年月日になり、暦として取り入れられたのは中国漢の武帝の時代、紀元前104年の「太陽暦」が最初であります。

日本では西暦602年推古天皇の時に中国から天文書や歴本等が輸入され、その2年後の604年(甲子一白年)に初めて暦日が採用されて「甲子の年」と定めたのです。

これにより干支のもつ五行説の内容をあてはめることにより、吉凶禍福が生じて来ることになります。

甲子は物事の始まりと言う考え方から国造りの神様の大国主命の祭日となり、大国主命を助力した「ねずみ」との関係も十二支の「子」に関連して来る訳であります。(野球の甲子園球場はここから名付けられています。)

十干・十二支による干支の周期が、一見なんの法則もない偶発的な出来事のように見えますが、よくよく見て調べると一定の周期や法則で繰り返されている事が判明出来るのです。

人間は輪廻転生の中で命に限りがあり、時代においても生・旺・墓の循環を繰り返し、自然界全体も同様であります。

天(十干)にあたる太陽はほぼ11年間周期で自転しており地(十二支)にあたる地上は春夏秋冬の四季の周期の中で12ヶ月の周期をめぐっています。

今日では「天候と景気」「天候と事故」「天候と病気」「天候と犯罪」等も因果関係があるのです。それだけ天候の及ぼす作用は、人間社会に多大なる影響を与えているのであります。

年の干支は180年周期で月の干支は180ヶ月(15年)周期で、日の干支は180日(陽道)と180日(陰道)として年360日を循環年としております。

甲子の日は60日に一度繰り返されます。「甲子」は大国主命や大黒天の御縁起日となり「己巳」は弁財天の御縁起日となり「庚申」は猿田彦神社や天釈天の御縁起日となっており、60周期を基準としております。

この中で庚申信仰は深く庶民生活の中で継承された御縁起日であります。日光東照宮の「見ざる・言わざる・聞かざる」はこの庚申の日の御縁起によるものです。

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初詣・初参りは菩提寺か地元の産土さまから

2008年12月25日 木曜日

今年も残りが1週間になりました。

お正月は普段疎遠になっている神社仏閣へのお参りや、参詣が盛んであります。

そこで初詣・初参りについての基本的な考え方について述べます。

新しい年を迎え、今年こそと願う事柄が生じます。これを現世において利益を求めることと言う訳です。

商売繁盛・家内安全・学業成就・会社発展等の自分を取りまく外因要因の加わる願望、これが現世利益を求める行いであります。

一方自分の健康・家族の事柄・子孫繁栄・ご縁に関する事・心の平穏・厄除け等に見る身体の節目等、これらは内因的要因の加わる祈念、これが報恩感謝から発する行いであります。普段商売や住居をさせて頂いている土地や場所を守り、その土地の発展と繁栄に尽力しているのが産土神社(うぶすなじんじゃ)であります。それを外因要因と言います。

自分の健康・家族の幸せ・一族の繁栄と発展に供養と報恩を尽くしてくれているのが菩提寺であります。それが内因要因と言います。

戦後家族も核家族が主体となり、都会化されてこうしたその土地にまつわる神社や家族や一族の絆を見守ってくれる菩提寺の縁も、希薄になりがちであり、まずそうした希薄なることを修正して行く事が大切です。

有名なる神社・仏閣への初詣・初参りは二次的機会に廻し、まず地元の産土さま・家の菩提寺からの参拝で新しい年の出発と言うことが何より大事な行いです。

遠方の神仏に参拝参詣したら3年連続で行う事も頭にいれておいてください。

また、祈願・祈念したら必ずお礼参りを忘れないことです。神仏に対して、「お拝みっぱなし・願いっぱなし・頼みっぱなし」では駄目です。

報恩感謝の大切さを知って下さい。神社仏閣の由来も知らず、ただベストテンに入る人出の参拝参詣があるからと言って出掛けるのは、新年早々道のはずれた事であり、せめて由来ぐらいは知って行う事です。

1年間ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

皆さんにとりまして来年は良い年になりますように願っております。

良いお年をお迎え下さい。

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除夜の鐘と気学

2008年12月19日 金曜日

新年を迎える行事に大晦日の「除夜の鐘」があります。

長い間にわたっての習慣である除夜の鐘ですが、なぜ108つなのかは余り聞いた事がなく「人間108の煩悩があり、それを打ち祓うために鐘を108回打つ」と言います。

しかし簡単に言えば十二支・九星の掛け算(12×9=108)を、しただけとも言えます。

気学では、十支は人の精神・十二支は人の肉体・九星は人の行動を言います。

その肉体と行動に着く邪気を拭うと言う意があり、これが気学の解釈です。

他の説として煩悩を108つとした根拠として、死苦(しく・4×9)の36と八苦(はっく・8×9)72で、36+72で108になります。

また1年の12ヶ月が苦(く・9×12)で108つという説もあり、もうひとつは1年間の12ヶ月+24節気+72候で合計108つとなる説等々あります。

人と自然界との係わり合いが108の数の中に含まれていることが解ってきます。お数珠も108つの数です。

日常生活の中で誰しもが持ち合わせるような悩み事(煩悩)を鐘を叩くことにより、「報恩と感謝」の心となり、また煩悩から解かれることにも成っていきます。

親や先祖から授かった糧と言う「宿命」を自分の「立命」(心を磨く)によって「運命」が定まるということです。志なかばで頓挫するのは糧「宿命」の使用法「立命」の使い方「運命」を誤ったからです。

大晦日の除夜の鐘とともに煩悩を一つ一つ反省し、来年は良い年になりますようにと鐘を叩くことです。

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