干支と縁起

2009年1月4日 日曜日

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

今年の平成21年は(気学では2月4日からです)「己丑(つちのとうし)九紫火星年」になります。

十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・葵)と十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)はもともと日や月を数える要因から年月日になり、暦として取り入れられたのは中国漢の武帝の時代、紀元前104年の「太陽暦」が最初であります。

日本では西暦602年推古天皇の時に中国から天文書や歴本等が輸入され、その2年後の604年(甲子一白年)に初めて暦日が採用されて「甲子の年」と定めたのです。

これにより干支のもつ五行説の内容をあてはめることにより、吉凶禍福が生じて来ることになります。

甲子は物事の始まりと言う考え方から国造りの神様の大国主命の祭日となり、大国主命を助力した「ねずみ」との関係も十二支の「子」に関連して来る訳であります。(野球の甲子園球場はここから名付けられています。)

十干・十二支による干支の周期が、一見なんの法則もない偶発的な出来事のように見えますが、よくよく見て調べると一定の周期や法則で繰り返されている事が判明出来るのです。

人間は輪廻転生の中で命に限りがあり、時代においても生・旺・墓の循環を繰り返し、自然界全体も同様であります。

天(十干)にあたる太陽はほぼ11年間周期で自転しており地(十二支)にあたる地上は春夏秋冬の四季の周期の中で12ヶ月の周期をめぐっています。

今日では「天候と景気」「天候と事故」「天候と病気」「天候と犯罪」等も因果関係があるのです。それだけ天候の及ぼす作用は、人間社会に多大なる影響を与えているのであります。

年の干支は180年周期で月の干支は180ヶ月(15年)周期で、日の干支は180日(陽道)と180日(陰道)として年360日を循環年としております。

甲子の日は60日に一度繰り返されます。「甲子」は大国主命や大黒天の御縁起日となり「己巳」は弁財天の御縁起日となり「庚申」は猿田彦神社や天釈天の御縁起日となっており、60周期を基準としております。

この中で庚申信仰は深く庶民生活の中で継承された御縁起日であります。日光東照宮の「見ざる・言わざる・聞かざる」はこの庚申の日の御縁起によるものです。

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