鬼門とは

2015年3月11日 水曜日

鬼門方位には表鬼門(東北方位)と裏鬼門(南西方位)があります。

方位学に言う東北方位(表鬼門)は丑・寅の方位であり、昔から嫌われていると考えられていますが、九星遁甲術においては用い方一つで良くも悪くもなると考えられ、物事の変革を成す方位と言われています。

十二支において丑は冬季の集結であり、陰気の極まる方位で終焉期であります。寅は春季の開始であり、陽気の始まる時であり、希望の到来であり、丑と寅の境の「節分」においては「豆まき」を行って、丑までの陰気を払い、寅への陽気を祝って「鬼(丑の陰気)は外、福は(寅の陽気)内」と唱えて豆をまく習慣は今でも続いています。丑の終結と寅の始まり、そこから東北方位(丑・寅)は「万物終始」の方位と言われています。

日本国にとっての鬼門方位は米国(東北方位)であり、常勝国日本が初めて敗戦国となり、米国によって思想の改革がなされた変革を求められた。
第二次大戦中、常勝ドイツ・ヒトラーはソ連(東北方位)へ進攻し失敗。以後敗戦へところがりました。

中国にとって満州は東北方位に当たり、長い歴史の中で争い事の発端となって来た。八路軍(中国政府)は満州で旗揚げして全土を制圧。物事の紛争や征圧や介入は東北方位(表鬼門)と南西方位(裏鬼門)との方位関係が多いのです。

大戦中のフランスとドイツ(東北方位)の関係・ベトナムにとってのアメリカ(東北方位)・チェコスロバキアにとってのソ連(東北方位)・エジプトにとってのイスラル(東北方位)等、国と国の関係の交流にはこうした方位によって生じる因果的要因があります。

陰の気に代表される丑寅の表鬼門方位も使い方一つで上手に活用出来るのは、こうした改革や変革をもたらす方位であり、その要因をプラスに引き出せば良果になります。戦後日本がアメリカで半強制的に押し付けられた憲法も、今では平和憲法として、当時の経緯も忘れて当然視している姿は、結果として70年間大きな戦争もなく争いもなかったと言うことは、明治以降10年に一度は争い戦争をして来た国としては大変良かったと言えます。

しかし歴史は流動的であることも心に明記して置く必要はあります。いつ現況が変わるかは方位的に見て米国の出方一つと言えます。今年は戦後70年(70年変動説)にあたります。安倍首相の決断でこの国のかたちが大きく変わるかもしれません。

鬼門の方位をしっかり固めて城壁を作る。また陰の気が入らないように家を造る。対人関係においても丑寅の方位から悩み、苦労を持ち込まれないようにする。要因が方位的には示されるのであり、特に物事万事うまく行っている人にとっての東北方位はまさしく鬼門であり、余程注意して行かなければなりません。

逆に物事万事において窮している人にとっての鬼門方位(東北方位)の活用程大事な方位はないのです。つまり失地回復方位であります。桓武天皇が長岡京から平安京(東北方位)に打開の道を求め「失地回復」を願って東北に都を求めたのもこうした意味があります。

鬼門はあくまで鬼門ですので、場合によっての吉方位と言えども何度も活用出来る方位ではありません。効率良く失地回復する方位であり、順運の人や順調に物事が運んでいる人には方位的には活用不可の方位です。

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