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2016年のあなたの注意する病気は?

2016年3月11日 金曜日

人間誰しも健康で生活したいと思っています。誰もが一番関心のある事は健康と病気ではないでしょうか。

2016年を健康に過ごす為には自分の注意する病気には十分に注意をして下さい。(注意・・1月1日から2月3日までの生まれの人の本命星は前年になります。)

一白水星の人(昭和11・20・29・38・47・56・平成2年生まれの人)
今年の本命星は東南方位に廻座の盛運期3年目です。
今年は余り大きな病気はありませんが、多少腸系統の疾患のある人は用心する事です。呼吸器系統の病気で、風邪・流行性感冒等に注意する事です。

二黒土星の人(昭和10・19・28・37・46・55・平成元年生まれの人)
今年の本命星は中宮位廻座の盛運期4年目です。
風邪や感冒と言うちょっとした疾患から余病を併発する年です。過去の患った持病のある人は再発に注意です。今年は身体の中心を一直線で結ぶ頭部の脳から胸部・下腹部に至る病には注意が必要です。また胆臓・脾臓にも警戒です。早めの検診をお薦めします。

三碧木星の人 (昭和18・27・36・45・54・63年・生まれの人)
今年の本命星は北西方位に廻座の衰運期1年目です。
血圧関係を中心とした疾患に注意が必要です。また交通事故やケガにも注意すべきです。脳に関する諸疾患や骨折や打撲にも用心です。右足と右半身の注意年です。早めの検診をお薦めします。

四緑木星の人(昭和17・26・35・44・53・62・平成8年生まれの人)
今年の本命星は西方位に廻座の衰運期2年目です。
口内炎等の口に関する諸病です。特に歯痛・舌病・咽喉炎であり、また喘息・肺炎等呼吸器系統には注意が必要です。また人により精神的疾患があります。

五黄土星の人(昭和16・25・34・43・52・61・平成7年生まれの人)
今年の本命星は東北方位廻座の衰運期3年目です。
関節炎やヘルニアや脾臓に関する疾患です。便秘も含め新陳代謝の停滞する事です。運動と休養は必ず行う事を心掛ける事。

六白金星の人(昭和15・24・33・42・51・60・平成6年まれの人)
今年の本命星は南方位に廻座の衰運期4年目です。
心臓に関する病気や頭を中心とした病気等で心臓弁膜症・心筋症・心不全・心筋梗塞・頭痛・脳卒中等であり、大事を取って早めの対策が必要で注意する年です。

七赤金星の人(昭和14・23・32・41・50・59・平成5年生まれの人)
今年の本命星は北方位に廻座の衰運期5年目の厄年です。
冷えに関する病気で下腹部を中心とした疾患です。腰や足の冷え・痔・睾丸炎・子宮炎・腎臓・あるいは心筋梗塞やノイローゼ等です。特にストレスを解消出来ない要因も生じるので、翌日に持ち込まないように一日一日、区切り良く生活する事です。早めの検診をお薦めします。

八白土星の人(昭和13・22・31・40・49・58・平成4年生まれの人)
今年の本命星は南西方位に廻座の盛運期1年目です。
消化器系統による疾患です。消化不良・胃炎・腸炎・胃酸過多・胃下垂・胃潰瘍等には充分注意を払って下さい。

九紫火星の人(昭和12・21・30・39・48・57・平成3年生まれの人)
今年の本命星は東方位に廻座の盛運期2年目です。
神経痛や肝臓疾患や左手足の怪我です。また声帯の故障や声が出なくなる事があります。特に過去に患った病気の再発やストレスによる疾患も生じ易いです。原因もはっきりした形で顕現します。

特に病気で悩んでおられる方は、気学の「祐気とり」をお薦めします。個々の実践の方法が違いますので「正しい祐気とり」をして下さい。気学の開運法には多種ありますが、こうした祐気とりの実践実証はその体験者・実践者のみが実感として味わうことであり、事が起きてから行動するのではなく、目的・ 使命感を持って「祐気とり」実践を心掛けることです。

多くの方から健康になった。病気が和らいだ。改善された。と言うような喜びの報告を頂いております。健康には十分に注意をして毎日を楽しく過ごして頂きたいと思います。

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鬼門とは

2015年3月11日 水曜日

鬼門方位には表鬼門(東北方位)と裏鬼門(南西方位)があります。

方位学に言う東北方位(表鬼門)は丑・寅の方位であり、昔から嫌われていると考えられていますが、九星遁甲術においては用い方一つで良くも悪くもなると考えられ、物事の変革を成す方位と言われています。

十二支において丑は冬季の集結であり、陰気の極まる方位で終焉期であります。寅は春季の開始であり、陽気の始まる時であり、希望の到来であり、丑と寅の境の「節分」においては「豆まき」を行って、丑までの陰気を払い、寅への陽気を祝って「鬼(丑の陰気)は外、福は(寅の陽気)内」と唱えて豆をまく習慣は今でも続いています。丑の終結と寅の始まり、そこから東北方位(丑・寅)は「万物終始」の方位と言われています。

日本国にとっての鬼門方位は米国(東北方位)であり、常勝国日本が初めて敗戦国となり、米国によって思想の改革がなされた変革を求められた。
第二次大戦中、常勝ドイツ・ヒトラーはソ連(東北方位)へ進攻し失敗。以後敗戦へところがりました。

中国にとって満州は東北方位に当たり、長い歴史の中で争い事の発端となって来た。八路軍(中国政府)は満州で旗揚げして全土を制圧。物事の紛争や征圧や介入は東北方位(表鬼門)と南西方位(裏鬼門)との方位関係が多いのです。

大戦中のフランスとドイツ(東北方位)の関係・ベトナムにとってのアメリカ(東北方位)・チェコスロバキアにとってのソ連(東北方位)・エジプトにとってのイスラル(東北方位)等、国と国の関係の交流にはこうした方位によって生じる因果的要因があります。

陰の気に代表される丑寅の表鬼門方位も使い方一つで上手に活用出来るのは、こうした改革や変革をもたらす方位であり、その要因をプラスに引き出せば良果になります。戦後日本がアメリカで半強制的に押し付けられた憲法も、今では平和憲法として、当時の経緯も忘れて当然視している姿は、結果として70年間大きな戦争もなく争いもなかったと言うことは、明治以降10年に一度は争い戦争をして来た国としては大変良かったと言えます。

しかし歴史は流動的であることも心に明記して置く必要はあります。いつ現況が変わるかは方位的に見て米国の出方一つと言えます。今年は戦後70年(70年変動説)にあたります。安倍首相の決断でこの国のかたちが大きく変わるかもしれません。

鬼門の方位をしっかり固めて城壁を作る。また陰の気が入らないように家を造る。対人関係においても丑寅の方位から悩み、苦労を持ち込まれないようにする。要因が方位的には示されるのであり、特に物事万事うまく行っている人にとっての東北方位はまさしく鬼門であり、余程注意して行かなければなりません。

逆に物事万事において窮している人にとっての鬼門方位(東北方位)の活用程大事な方位はないのです。つまり失地回復方位であります。桓武天皇が長岡京から平安京(東北方位)に打開の道を求め「失地回復」を願って東北に都を求めたのもこうした意味があります。

鬼門はあくまで鬼門ですので、場合によっての吉方位と言えども何度も活用出来る方位ではありません。効率良く失地回復する方位であり、順運の人や順調に物事が運んでいる人には方位的には活用不可の方位です。

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2015年のあなたの注意する病気は?

2015年2月1日 日曜日

人間誰しも健康で生活したいと思っています。誰もが一番関心のある事は健康と病気ではないでしょうか。2015年を健康に過ごす為には自分の注意する病気には十分に注意をして下さい。
(注意・・1月1日から2月3日までの生まれの人の本命星は前年になります。)

一白水星の人(昭和11・20・29・38・47・56・平成2年生まれの人)
今年の本命星は東方位に廻座の盛運期2年目です。
神経痛や肝臓疾患や左手足の怪我です。また声帯の故障や声が出なくなる事があります。特に過去に患った病気の再発やストレスによる疾患も生じ易いです。原因もはっきりした形で顕現します。

二黒土星の人(昭和10・19・28・37・46・55・平成元年生まれの人)
今年の本命星は東南方位に廻座の盛運期3年目です。
今年は余り大きな病気はありませんが、多少腸系統の疾患のある人は用心する事です。呼吸器系統の病気で、風邪・流行性感冒等に注意する事です。

三碧木星の人 (昭和18・27・36・45・54・63年生まれの人)
今年の本命星は中宮位廻座の盛運期4年目です。
風邪や感冒と言うちょっとした疾患から余病を併発する年です。過去の患った持病のある人は再発に注意です。今年は身体の中心を一直線で結ぶ頭部の脳から胸部・下腹部に至る病には注意が必要です。また胆臓・脾臓にも警戒です。早めの検診をお薦めします。

四緑木星の人(昭和17・26・35・44・53・62・平成8年生まれの人)
今年の本命星は北西方位に廻座の衰運期1年目です。
血圧関係を中心とした疾患に注意が必要です。また交通事故やケガにも注意すべきです。脳に関する諸疾患や骨折や打撲にも用心です。右足と右半身の注意年です。早めの検診をお薦めします。

五黄土星の人(昭和16・25・34・43・52・61・平成7年生まれの人)
今年の本命星は西方位に廻座の衰運期2年目です。
口内炎等の口に関する諸病です。特に歯痛・舌病・咽喉炎であり、また喘息・肺炎等呼吸器系統には注意が必要です。また人により精神的疾患があります。

六白金星の人(昭和15・24・33・42・51・60・平成6年まれの人)
今年の本命星は東北方位廻座の衰運期3年目です。
関節炎やヘルニアや脾臓に関する疾患です。便秘も含め新陳代謝の停滞する事です。運動と休養は必ず行う事を心掛ける事。

七赤金星の人(昭和14・23・32・41・50・59・平成5年生まれの人)
今年の本命星は南方位に廻座の衰運期4年目です。
心臓に関する病気や頭を中心とした病気等で心臓弁膜症・心筋症・心不全・心筋梗塞・頭痛・脳卒中等であり、大事を取って早めの対策が必要で注意する年です。

八白土星の人(昭和13・22・31・40・49・58・平成4年生まれの人)
今年の本命星は北方位に廻座の衰運期5年目の厄年です。
冷えに関する病気で下腹部を中心とした疾患です。腰や足の冷え・痔・睾丸炎・子宮炎・腎臓・あるいは心筋梗塞やノイローゼ等です。特にストレスを解消出来ない要因も生じるので、翌日に持ち込まないように一日一日、区切り良く生活する事です。早めの検診をお薦めします。

九紫火星の人(昭和12・21・30・39・48・57・平成3年生まれの人)
今年の本命星は南西方位に廻座の盛運期1年目です。
消化器系統による疾患です。消化不良・胃炎・腸炎・胃酸過多・胃下垂・胃潰瘍等には充分注意を払って下さい。

特に病気で悩んでおられる方は、気学の「祐気とり」をお薦めします。個々の実践の方法が違いますので「正しい祐気とり」をして下さい。気学の開運法には多種ありますが、こうした祐気とりの実践実証はその体験者・実践者のみが実感として味わうことであり、事が起きてから行動するのではなく、目的・ 使命感を持って「祐気とり」実践を心掛けることです。

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原因と結果

2012年6月2日 土曜日

人は知らず知らずのうちに方災(凶方位)を犯して生活してしまいます。災難や凶現象は方位の吉凶及び家相関係によって起こって来ることが多く見受けられます。

「人の吉凶は動より生ず」と言うことです。災難や凶現そのものは結果であります。その結果に対しては、方位なり家相なりより発せられた因縁なり原因と言うものが存在しているものです。

その因縁なり原因を探求し解明することで、次への同じ過ちを再び繰り返さないと言う心掛けは大事な要因となります。

例えば大きく社会問題化されています「少子化の問題」「後継者問題」「雇用問題」「未婚者の増加や離婚者の増加」等はすべて家相の北欠けの作用現象であります。

住居の高層化やプレハブ住宅や団地等において、玄関・水廻りが北方位・東北方位に集中しており、今日の社会問題化の主たるものは北方位に係わる現象が多いです。

家相の影響は木造ですと5~6年から顕現し、鉄筋コンクリートで15年から発生し、高層住宅は20年以上から発生し、凶現作用が現出します。

都市一極集中化は人間関係を希薄にし、家族の交流や絆をも断ち切ります。家相・方位・自然界の作用は一体であり、優秀な(人間的に勝れている人)人は地方出の人が多く、例えば日本人のノーベル賞受賞者は東大出身者より京大出身者の方が多い事も家相・方位の影響が生じているのです。

またバブル期に建てられたガラス張りの建築物も「気」を育てられないビルで不利な状態となっております。山一證券本社ビル・長銀ビル・カネボウ本社ビル・リクルートビル等々、家相上凶相となるビルで崩壊の浮き目を見ている現状があります。

住居している家相・働いている会社の社相等、利便性を求める余り、こうしたビルの建設となり予測のつかないような結果を現出しております。

高層の上階に住む程、人間関係は淡白になります。人間としての情が薄くなる傾向にあります。それらすべて北方位に係わる現象です。

原因と結果は表裏一体であり、方位・家相・自然界も一体なのです。それが家族にも及びます。

「家相は思想なり」と教示されております。そして方位が常に家相に付いて廻り自然界には一定の周期があり、家相にも周期があるのです。

人間は自然界の絶対的な法則の影響下にあると言うことであり、断ち切れない必然です。方災を犯したり凶相の家に住居したり、このような事を知ると知らざるとに係わらず影響してくると言うことです。凶現象に偶然は無く、すべて必然と言うことであり因縁・原因のある事を認識すべきです。

教育の崩壊が低年齢化して来ている背景の中にこうした家相の凶作用現象のある事を心すべきであり、避けるべきは避ける努力が必要であります。

「気学」は家相・方位にのみ限定されたり、占い要因のみ流布したりして狭く捉え勝ちでありますが、気学は集大成されている学問であり、人間学の大道に根差している事を知る事であります。

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運気循環は「自然の理法」なり

2010年4月1日 木曜日

朝、太陽の昇る所が東の方位で、夕方太陽の沈む所が西の方位です。この事実に狂いがない限り、この世に方位は永遠に存在します。

方位とは太陽を中心として、太陽と地球との関係において太陽運行の時間的経過、すなわちその位置によって確立されているのです。

一日に取れば朝の太陽の居る場所が東の方位であり、昼の太陽の居る場所が南方位であり、夕方の太陽の居る場所が西方位であり、夜の太陽の居る場所が北方位であります。

一年に取れば春があり夏があり秋があり冬があります。これは太陽の方位の如何によって起こる気の変化であって万物の生成がこの間に行われます。
発芽・開花・繁茂・結実・洞落・枯死というような盛衰もこの間に生じます。

人間も自然界の一員である以上、万物と同じように天地運営の大作用によって生れ且つ死するものであり、万物と同様にこの大自然の支配と作用を受けるのです。これは当然のことであり天地の運行そのものが人間の運気(運勢)そのものであります。運気の哲理の裏付けをするのが方位哲学であります。

大観すれば人の一生一代は東・南・西・北の運気を巡ると言うことが言えます。

幼青年時代は春で東の運気であり、発展進歩希望の時代であり、壮年時代は夏で南の運気であり、安定円熟活動の時代であります。また晩年時代は秋で西の運気で寛容頑固偏屈時代であります。老後の時代は冬で北の運気であり洞落衰死の時代に当てはまります。

天地・自然界の運行は原則通りであり、また10年(9年廻って振り出しに戻る年)を一期として周期の理と軌とを一つにしております。すなわち自分の本命星(自分の生年の星)が東に廻座した時が春であり、運気も上昇にあり、中央に廻座した時が夏であり運気も旺盛にあり、西に廻座した時は秋で、北に廻座した時は冬の運気となります。

また方位において東方位に向かって事をなせばその運気は東の支配を受けるのです。例えば吉方位として東の方位を活用すれば大変強い作用(吉運)が顕現します。しかし凶方位として活用すれば凶方位現象は大変強く(凶運】作用してくるのです。

この方位また方位の作用が厳存することはこの様な理によって疑う余地のない事実であります。

方位は磁石によって知ることが出来ますが、方位の作用及び作用の吉凶を判断する器械と言うものはありません。

しかしそれを測る無形の磁石と言うべきものが「気学」と言う哲理でありましてその羅針盤となるべき教示が方位哲理学です。

人間は自然界との繋がりがあります。この自然界は人間に恵みを与え教訓と言う試練を起こします。自然界の運気循環作用は人間生活の中に大きく投映され、人の一生に栄枯盛衰の運行のあることを教示してくれます。

運気循環は9年を一期として巡ります。そしてその9年ごとに自然界同様の栄枯盛衰の循環があるのです。運気とはそうした「気の運用」を知ることにあり、運気を知ることは、自然界の恵や働きが今自分にとって盛んであるか衰えているかを知る事です。人生の中にこの気の運用を上手に活用して成果を得ることであります。

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2010年を占う

2010年1月18日 月曜日

平成22年度は「庚寅(かのえとら)八白土星年」の年にあたります。(平成22年2月4日から平成23年2月3日までの期間です。)

上元期60年間とは1864年(元冶元年)甲子一白水星年から1923年(大正12年)癸亥五黄土星年までの60年間です。

中元期60年間とは1924年(大正13年)甲子四緑木星年から1983年(昭和58年)癸亥八白土星までの60年間です。

下元期60年間とは1984年(昭和59年)甲子七赤金星年から2043年(平成で言うなら55年)癸亥二黒土星年までの60年間です。

その下元期60年間の中の27年目にあたりますのが今年の平成22年は「庚寅(かのえとら)八白土星年」です。

十干(じっかん)とは天であり、天象の精神 であります。甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・葵を言います。

十干の「庚(かのえ)」とは第7番目にあたります。庚は「自然界の実がなり秋を表現」します。

十二支は地であり、四季の形象で人の身体でもあります。子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥であります。

十二支の寅(とら)は第3番目にあたり方位は東北東の位置にあたります。
「春の訪れの時」であります。

九星は人であり、人の気質行動であります。一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星です。

九星では八白土星は「相続、止まる、変化、蓄財、革命など」の象意があります。山のたとえで人生にも変化の多い人となります。止まる作用や物事の節目・火山噴火・爆発崩落・現状打開・物事の依頼成就。変化の障害が生じる。

下元期の半ばにかかりその特出であるところの「下剋上・実力主義・思想の改革・不安定」という状況をもたらす諸現象も現出し、先行きに対する不安感が蓄積される一方で年が明けました。

今年(2010年)を占う

①政治面については鳩山内閣の威信が問われる事になります。運気最高の時期に総理になった鳩山首相の真のリーダーシップの発揮が出来るかが大きなカギになります。運気は盛運期4年目にあたり、吉凶・善悪・良否がはっきりと顕現する年となります。

今年の政治のキーワードを「革命・変化・蓄財・止まる」から判断しますと舵取りが大変難しい年になります。特に八白土星の事象から山積する問題を抱える国土交通(前原大臣)・厚生労働(長妻大臣)・総務省(原口大臣)に注目です。(国土交通・厚生労働・総務省は八白土星に該当します。)また夏の参議院選挙で民主党が過半数を取るかどうかの大きな年でもあります。

そして鳩山首相・小沢幹事長(1942年5月24日生まれ・本命四緑木星午年・月命五黄土星巳月生まれ)の政治献金問題もあります。特に小沢幹事長の運気は最悪の厄年にあたります。鳩山首相と小沢幹事長の相性関係は大変に悪いので今後の展開は微妙な状態にあります。

新しい展開を進めるには波風は付きものです。勇気と信念を持って前進してもらいたいです。

②景気問題については今年の庚年は実りの秋で収穫の時でもありますが、寅年は始動の時ですので、良かったり悪かったりの年で総合的には景気回復はまだ先になります。そして寅の年は【勤勉の年】真面目に働けば少なくとも利益あり、各人とも業を励む。と言う年になります。

九星においての過去の景気の動向を見ますと「八白土星年」に恐慌が生じているのが判ります。
大正9年(八白土星申年)  戦後の恐慌始まる。
昭和4年(八白土星巳年)  世界大恐慌。
昭和40年(八白土星巳年) 東京オリンピック後の不況。
昭和49年(八白土星寅年) オイルショック
平成13年(八白土星巳年) 金融ビッグバーン。
平成22年(八白土星寅年) 非常に危険な年です。
また十二支による景気動向を見てみますと、過去の寅年は不景気です。その為、今年の2010年の八白土星寅年は不景気からまだ抜けられないと判断します。

この不景気は五黄土星年(2013年)まで続き、四緑木星年(2014年)から本格的な好景気になるでしょう。

③天変地異については地震と火山の噴火に注意の年となります。寅年は自然災害や天災の多い年ですので、「備えあれば憂いなし」「天災は忘れたころにやって来る」を念頭に入れて普段からの用心が大切です。また航空機事故にも注意です。

特に8月は五黄土星の月で地震・噴火の要注意月となります。またこの8月は月盤の二黒土星が年盤の五黄土星に同会します。

過去の事象においても明治35年寅年は大寒波襲来・大正3年寅年の桜島噴火・新潟大地震・昭和61年寅年の三原山噴火等が起こっています。

④国際問題は上海の万国博覧会が今年の平成22年(八白土星寅年)5月に予定されています。中国の景気の見通しには明るい材料です。しかし中国はお金儲けに走り、安全を置き去りしている状態に問題があり、炭鉱の事故多発等の安全問題も大きくクローズアップされます。

そして今年の南西方位(中国の一部も含めたアジア地域)は日本から見て歳破殺にあたっています。鳩山政権がアジアに期待する政策(東アジア共同体)ですが、アジアの経済問題・安全保障問題・経済格差等は大変難しい問題に直面するでしょう。経済の後退期に入ったアメリカ(イラク戦争に突入した事が、今日のアメリカの経済危機を作った。またブッシュ大統領と小泉内閣でアメリカも日本も壊れた。)から着々と国際戦略を固める中国が大注目を集めるでしょう。またアメリカにおいても日本より中国に力を入れています。お互いの腹の探り合い状態です。

日本から鬼門方位(東北方位)にあたるアメリカが今年は暗剣殺方位にあたり、2国間の問題(特に基地移転問題・温暖化問題・経済問題等)で苦慮するでしょう。

オバマ大統領(1961年8月4日生まれ・本命三碧木星丑年・月命九紫火星未月生まれ)の今年の運気は衰運期4年目の南方位廻座です。名誉・名声のあがる時でもありますが、逆に離反・離別や露見のある運気です。また鳩山首相との相性関係は大凶の相性関係です。鳩山首相から見て大変難しい相手となります。

また世界的なテロ問題も要注意年です。北朝鮮においての核問題は世界的な問題です。金 正日(キム・ジョンイル・1942年2月16日生まれ・四緑木星生まれ)今年は厄年にあたります。また病気が重くなる暗示があります。

また世界的な課題の地球温暖化問題は国連を中心に数多くの会議が開かれるでしょう。

⑤社会問題は不景気による犯罪が多く発生し、そして自殺者も増える暗示です。国民7人に1人が貧困者と言われるようになった日本です。経済の底打ちは終わって景気回復の兆しに向かっていると言いますが、残念ながら就職難と各企業の安売りは続いています。

すなわちデフレスパイラル経済の流れに歯止めが利きません。車・電化製品・食品関係・衣服・旅行等々、次から次への値引き合戦です。こんなことではサラリーマンの賃金UPは遠のくばかりです。

生産は外国の安い給料で過酷な勤務時間で働いている(俗に現代版の「野麦峠・飛騨の女性(多くは10代の少女)が女工として働くためにこの峠を越えた昔の日本の労働」)と同じだとの一部批判があります。このようなやり方での安売りは決して日本の経済には良くない事です。さらに格差は付いていきます。

非常に厳しい先の見えない時代ですが、良くなる事を信じて前向きに進みたいと思います。

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気学と健康

2009年7月28日 火曜日

「病者に開運なし」と言う教示があります。病気と言っても一般的に言われている病気も含めて精神的な病気・身体的な病気・行動的な病気があります。

これらの病気はすべて方災(悪い方位)に対する結果であり、決して元から存在するものではありません。その為にその結果に対する原因を解明し、対策を講じれば病気は治ると考えるのであります。勿論急に改善されたからと言って、今日・明日にも治るものではありませんが、しかしその原因を取り除かない限り、また対策を講じないかぎりその原因は末代まで続くと言うことであります。

現代社会においては半ば自然界を無視して発展して来ております。生活の便利さも大変重要ですが、やはり人間は自然界の一員であります。そうした自覚から少々の不便さは耐えるべき許容の範囲であります。便利な車社会になり、歩くと言う人間本来の備わった機能が減少して、運動不足となり、病気の遠因になったりしております。

気学では病気になる。あるいは病者になると言うことは自然界の発動する「尅気」を受けたからと解釈します。尅気を受け心に悪気が生まれ、体へとそして行動へと浸透進展して行くと考えます。

「人の吉凶は動より生ず」「病は不動点より発す」と言う教示があります。

「尅気」とは五黄殺・暗剣殺・歳破殺・月破殺・本命殺・本命的殺と言う六大凶殺から発する悪い気の事を指します。そして小児殺(数え年で12歳以下の子供に該当する。)と言う凶方位もあります。これら凶方位を知らず知らずの内に積み重ねて行ってしまいます。

また家相の上から見て逆相の家(四神相応の地の逆)・池のある家・新陳代謝の少ない家等は、常に病気の出易い状態を作り出しているのです。

方位によって現れる病気は急な病であり、慢性的な疾患による病気や長年に亘る病気は家相による影響と言えます。

そして気学では行動的な面の病気・例えば引きこもりや家庭内暴力等も方位や家相の影響の方災現象を教示しております。幼年期の頃は、大変に賢い利発であった子供が、成人になるに従い不良になる人に変貌して行きます。これらは家相や方位の影響から資質が悪い方位(尅気現象)に働いたからであります。

親がいくら子供に対して、いろいろと期待しても、ままならない原因は、親みずから天理に従うことのない点にあります。「心因医学」「心療内科」の諸先生は、親と子の関係においてすべて親の行動・精神が、子供の病の根元にあると述べております。この親の行動・精神は自然界の教示する法則によって左右されるのだと言う事をしっかり明記して欲しいものです。

明日からと言わず今日からでも自然界に則した生き方を選択して行くことです。21世紀に入りスローライフ・スローフード等の自然回帰の運動が発生し、あらためて健康と自然との係わり合いが見直しされて来ております。気学はその意味で環境学の先達役でもあり心すべき教示学であります。

五臓における関係は下記の通りとなります。

水星人は腎臓(申)で膀胱(子)と耳(辰)の関係となります。

木星人は肝臓(寅)で目(午)と胆(戌)の関係となります。

火星人は心臓(子)で小腸(辰)と舌(申)の関係となります。

土星人は脾臓 (丑) で胃(巳)と口(酉)の関係となります。

金星人は肺臓(酉)で大腸(巳)と鼻(丑)の関係となります。

例えば肝臓(寅)の衰えは目(午)の疲労となり胆(戌)の負担となるのです。

これすべて十二支の三合因果関係(子―辰―申・丑―巳―酉・寅―午―戌・卯―未―亥)です。

「気」と「血」が五臓六腑の器官の中を流れ結んでおります。

「五臓」とは、肝臓・心臓・脾臓・肺臓・腎臓を指す。

「六腑」とは、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦(さんしょう)を指す。

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気学で見る日本の国相と人の資質

2009年6月25日 木曜日

国民性を知るには、その国の首都を中心としてどのような国の相(カタチ)をしているかで「国民の資質」を知る事が出来ます。

日本の場合においては、東北より南西に長く弓のように国の相が成り立っています。資質において、東北方位の特長では「勤勉」「保守的」「閉鎖的」等が挙げられます。南西方位は「器用」「真面目」「服従」等が挙げられます。

日本の国にとって今一番の不幸なる状況は「日本の将来」と言う国造りの理論や将来の展望と言う社会を作り上げていく政策の見えない所です。

この将来の指針を示す方位が「南方位」の先見性であります。その南方位の国相はと言うと、小笠原諸島を含め伊豆諸島以外は「海」の状態であります。すなわち国相上は、ほぼ南欠けの相なのです。この南欠けの相がはっきりとした国の将来を示せる政治家の生まれない要因なのです。

この南欠けを補うには北の出身の人がその重責を担う形となりますが、北の出身の人が明治以降の日本の指導者には登場しておりますが、国民の人気で今一息なる状態でありました。

新渡辺稲造(1862年9月1日生まれ・本命三碧戌年・月命八白申月)
盛岡生まれ・五千円札の肖像になるまで知る人は少なかった。「武士道精神」を世界中に認識させた偉大な人物。

原 敬(1856年3月15日生まれ・本命九紫辰年・月命四緑卯月)
盛岡生まれ・初めて本格政党内閣を実現した。普通選挙や社会運動を弾圧し経済の恐慌を招き、駅員に刺殺された悲劇の首相。

後藤新平(1857年7月24日生まれ・本命八白巳年・月命六白未月)
水沢生まれ・関東大震災後の、東京の復興の為の都市計画を指導する。アイデアが溢れるくらいの施策のために民衆から「大風呂敷」とあだなされるくらい先見性のあった人物。

これらの人物は「南方位」の先見性と言う長所を持っていると言う共通点がありました。つまり誕生地において南方位に首都(江戸期は幕府)があり、こうした地が日本の先見性を示す相となり歴史上の人物と成した訳です。

「江戸っ子は夜越しの銭は持たない」とか「江戸っ子は三代身上が続かぬ」とか言う「計画性」「先見性」「見栄っ張り」「ケンカ好き」等は南方位の特長であります。江戸庶民にとっての南方位は東京湾(江戸湾)であり、その南方位の短所が江戸っ子の資質を作り上げていた要因の一つに上げる事が出来ます。

今、日本で政治家・官僚そして国民一人一人に南方位の欠けの作用が強く影響しております。時代の比較的安定期においては機能して来たことが、時代の激変激動の期においては一気に不利要因が現出するものであります。

そうした時代の変動に対応する時に求められる「決断力」「積極性」「前向き」の必要性は東方位の特長です。しかし東京より100キロ先の銚子以東は海であり、なかなか行動出来ぬ国民性の相がそこに示されているのです。

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気学で見る凶方位の移転現象

2009年6月13日 土曜日

方位学の基本理念は「人の吉凶は動より生じる」ということであります。特に本社ビルを建造する時、また凶方位に向かって本社を移転すると蓄積していたものが表に現れてくる訳です。

日本テレビは本社の社屋が麹町から汐留に平成15年(六白金星未年)の春に移転しております。それが巽方位(東南方位)の五黄殺方位にあたります。巽方位は世間信用を司る方位であり、その巽方位に本社が移転することにより、世間信用の失墜という現象が顕現したのであります。

その後、日本テレビプロデュサーによる視聴率買収工作事件が発生しました。そして役員一同の降格へと発展します。一社員の問題だけでなく会社の体質が問われる訳です。

同様にフジテレビが平成8年(四緑木星子年)に河田町から今のお台場に本社社屋を移転した時も社員による不祥事事件が発生しました。この時は巽方位(東南方位)に暗剣殺が廻座しておりました。共に巽方位の「世間・信用」と言うところの凶方位を犯したことによる社員の不祥事事件ということが発覚した訳です。

方位作用や家相作用による現象の顕現の因果関係があり、先の首相官邸の新築においてはゴーサインをした小渕首相が人柱になった(死亡)。また外務省の新改造築に関しては記憶に新しい所であります。そうした建造物による方位因果・家相因果を恐れる余り、旧首相官邸は取り壊さずに移動し保存すると言う事になり実施されました。

会社の新社屋に建て替えると時期・運気・方位・等やお祓いや清めや供養に関する報恩と感謝等を、行っても多少何がしかの影響が生じるのであり、その影響は代表者に顕現する場合、あるいは従業員に顕現する場合、取引営業に顕現する場合等、方位や時期の吉凶によって現出して来るのであります。

過去社会面を賑わせた会社の多くは、旧社屋を新社屋にした会社であったり,大きな拡張をした会社であったりして影響から生じた因果関係であります。

TBS・高島屋・また映画の松竹は撮影所を蒲田から大船へ移転した時、二枚目役の俳優佐田啓二氏・高橋貞二氏・森美樹氏に影響して死去、大船撮影所を大改造して大船シネマワールド(平成7年五黄土星亥年建設・五黄の年にはやってはいけない)に改築したら、看板映画の主役・渥美清氏(平成8年に死亡)その他の従業員に影響が出て一本につき十億円以上の人気シリーズ(寅さんシリーズ)の頓挫に遭い、そして松竹は平成12年に大船撮影所を閉鎖する。

会社の拡張時には用心の上にも用心が必要であり、経営者・代表者が、自然の法則を守ることが繁栄の第一歩です。

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北朝鮮拉致事件

2009年3月25日 水曜日

3月11日に北朝鮮拉致被害者である田口八重子さんの兄(飯塚繁雄さん)と長男の耕一郎さんが、大韓航空機爆破事件の実行犯として有罪判決を受けた金賢姫(キム・ヒョンヒ)元死刑囚と釜山で面会しました。

政府認定の北朝鮮拉致被害者は17名です。そして北朝鮮における拉致事件も2002年の5名の生還以来、進展のない状況が続いています。

昨年も拉致被害者の市川さんのお母さんが息子と会えないまま亡くなりました。一日も早い政府の対応が求められます。

ここに改めて気学検証をしてみたいと思います。

帰国者

拉致された年月日は1978年7月7日(四緑木星午年・三碧木星未月)でした、

地村保志氏   1955年6月4日生まれ
        本命九紫火星未年・月命二黒土星巳月生まれ

浜本富貴恵氏  1955年6月8日生まれ
        本命九紫火星未年・月命一白水生午月生まれ

拉致という事象は一白水星(誘拐)で判断します。

両名共に拉致された年(1978年)は厄年にあたり、本命九紫火星は年盤(四緑木星午年)で歳破殺を持ち、月命において二黒土星(地村さん)は月盤(三碧木星未月)で暗剣殺に同会している。

月命一白水星(浜本さん)は月盤(三碧木星未月)で暗剣殺を持っています。(暗剣殺は他動的損害を受ける要因です。)また本命九紫火星(お二人)は月盤の九紫火星が年盤の四緑木星午年の一白水星(誘拐)に同会しています。

帰国者

拉致された年月日は1978年7月31日(四緑木星午年・三碧木星未月)でした。

蓮池 薫氏    1957年9月29日生まれ
         本命七赤金星酉年・月命一白水星酉月生まれ

奥土祐木子氏   1956年4月15日生まれ
         本命八白土星申年・月命九紫火星辰月生まれ

月命一白水星(誘拐)の蓮池さんは月盤(三碧木星未月)で暗剣殺を持ち、月命九紫火星の奥土さんは一白水星が(誘拐)年盤の四緑木星午年に同会しています。

帰国者

拉致された年月日は1978年8月12日(四緑木星午年・二黒土星申月)でした。

曽我ひとみ氏   1959年5月17日生まれ
         本命五黄土星亥年・月命八白土星巳月生まれ

月命八白土星は(月盤の二黒土星月)暗剣殺を持ち、一白水星(誘拐)は年盤(四緑木星午年)で暗剣殺に同会しています。

不明者

拉致された年月日は1977年11月15日(五黄土星巳年・二黒土星亥月)でした。

横田めぐみ氏   1964年10月5日生まれ
         本命九紫火星辰年・月命七赤金星酉月生まれ

月命七赤金星は月盤(二黒土星亥月)で北方位に廻座(厄月)しています。また一白水星(誘拐)は五黄土星の年盤において北方位で同会しています。

不明者

拉致された年月日は1978年6月29日(四緑木星午年・四緑木星午月)でした。

田口 八重子氏  1955年8月10日生まれ
         本命九紫火星未年・月命八白土星申月生まれ

本命星の九紫火星は年盤で北廻座の厄年・月盤においても厄月のダブル厄にあたっています。また歳破殺・月破殺のダブルで持っています。
          
拉致事件で生還された人たち5名は、すべて1978年(四緑木星午年)に拉致された人たちです。年としての運気のめぐり合わせの悪い時であったことが判断できます。そして拉致された年と同じ年の午年(2002年)に24年振りに日本に生還することになりました周期の示す流れの状況です。

事件の起きた年を「起」とするならば次に「承」「転」「結」という流れがあります。1978年(四緑木星午年)が「起」となり12年後の1990年(一白水星午年)が「承」となり、この年に金丸・田邊訪朝使節団が北朝鮮に行き大きな外交上の失態があった年でありました。

そのまた12年後の2002年(七赤金星午年)(5名が生還)は「転」の状態となり拉致問題を前提として日朝国交正常化交渉へとなり、次の12年後の2014年(四緑木星午年)が「結」のめぐりの「36周期年」となり問題の全面解決には後5年の歳月が必要となりそうです。物事の動向には因縁・原因・結果という因果律というものがあり、また「起・承・転・結」という流れの推移もあります。

例えば日本と朝鮮半島の関係において、明治42年(一白水星酉年)に「日韓併合」が決まり、その年に伊藤博文初代首相がハルピンにて狙撃されて死亡する。そして36年後の昭和20年(一白水星酉年)に日本は敗戦となり、日韓併合も消滅しています。

日本と北朝鮮との間には昭和45年(三碧木星戌年)3月(四緑木星卯月)に起きた日航機「よど号」ハイジャック事件があり、その犯人たちが拉致問題に直接関与していたという状況も判明するに従い「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」という国民性の弱点も出ました。

こうした長期に亘る必要性のある事件は個人の問題というよりは、国家間のレベルの問題であり日本側の認識において、事件当時は甘い現実逃避の認識しかなかった事が、事件の拡大や被害者を多く発生してしまったという事であります。

現場の警察官等の尽力や努力が国家犯罪であるという認識の低い政治家や報道陣の対応に消し去られ、個人レベルの力でしか対応してこなかった状況が被害拡大に至ったと言えます。

人の運命というのは時代背景が大きく関わってきます。再び国民の間にも、この拉致事件の早期解決を望む声が高まって来ています。一日も早い解決を政府に切望します。

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