気学と言う自然界の輪廻法則の教示が、ともすれば場当たり的な分野の「易占術」や「霊感術」等と同一視されることに驚かされることが多々あります。
気学は個人の幸や不幸と言うよりも家族や会社や社会全体の福徳を祈願する教示の広がりがあります。開運の願望成就はバランスにあります。
神さま仏さまは常にバランスを考えております。気学の教示に「天は二物を与えず」と言う教示があります。その教示の具体例として次の教訓があります。
愛想が良ければ器量が悪い
器量が良ければ愛想が悪い
両方良いと思えば体が弱い
金がある時は暇がない
暇がある時は金がない
生まれた子供はままならず
貰った嫁は気に入らす
とかく世の中ままならず
天は二物を与えずと言うけれど諸事何事も一つ良ければ感謝の心で良とする。と言う事であります。
なぜバランスが開運の基の土台かと言いますと、幸運は「腹一杯の人」よりも、心に余裕等がある人に巡って来るからであります。
会社の経営でも満足している企業は後退の一途にあります。「満れば欠ける」の道理です。