第23回冬季オリンピックが韓国の平昌(ピョンチャン)で、2018年2月9日から25日までの17日間、開催されました。隣国北朝鮮が核開発を進めるなど日本や韓国、米国との緊張感が高まる中、国際政治情勢も強く反映された。開催国の韓国は北朝鮮と統一旗を掲げて「コリア」として入場した。政治問題に揺れる国での冬季大会に、最多の92カ国・地域から2、900人を超える選手が臨みました。
北朝鮮の金与正朝鮮労働党中央委員会第一副部長(金正恩の妹)の訪韓が、“微笑み外交”として内外で注目を集めた。また北朝鮮の美女応援団の話題は常に報道された。
日本は長野冬季オリンピック(10個)を上回る最多となる13個のメダルを取った。金メダル4個・銀メダル5個・銅メダル4個でした。
メダルを獲った選手のインタビユーでは実に謙虚な言葉が多く述べられ自分を取り巻く周りの人への「感謝の気持ち」でした。
日本代表として勝ち抜いて来て、世界の中で勝利者となるには、言葉では語る事の出来ない努力・試練・意志力が必要であります。そして勝利の女神に微笑んでもらえる強運がないと勝利者にはなれない難しさや困難があります。平昌(ピョンチャン)五輪での日本代表選手の活躍が多くの国民に勇気や感動を与えました。
選手にとってはいろいろな思いがあるメダルであり表彰台です。金メダルには届かなかったが、表彰台に上る事(3位まで)でプレッシャーや期待から解放された銅メダルの高梨沙羅選手(スキージャンプ)や小平奈緒選手(スピードスケート500メートル)の金メダルには多くの人が涙しました。地元韓国で五輪3連覇を狙う「氷速女帝」李相花((イ・ソンファ)選手(スピードスケート500メートル・銀メダル)と小平選手の友情は見る人の心を強く打ちました。
スピードスケート女子団体追い抜き(チームパシュート)は金メダルを獲得した。メンバー3人のうち高木菜那(女子マススタートとチームパシュートで2つの金メダル)と美帆(3種目で金・銀・銅メダル獲得)の姉妹の活躍は多くのファンの心を掴み感動の金メダルでした。8年越しの努力が実りました。
特に注目を集めたフィギュアスケート男子では前日のショートプログラムで首位に立った羽生結弦選手は男子シングルで66年ぶりとなる五輪連覇を達成。また今大会の日本勢初の金メダルとなりました。2位には宇野昌磨選手が銀メダルを獲得。史上初めて日本人選手が2人表彰台に上った。3位はハビエル・フェルナンデス(スペイン)でした。
前日、首位に立ち自信満々だった羽生選手は控室でフェルナンデスと宇野選手の結果を待っていました。優勝が決まった瞬間、羽生選手の顔が、くしゃくしゃになり泣きました。大変なプレッシャーと怪我との闘いが蘇って来たのでしょう。羽生選手の年齢に会わない生意気すぎるような前日の発言に少し違和感がありましたが、この瞬間、彼もやはり普通の人の子だと感じました。
まさに羽生選手はフィギュアスケートの申し子です。スケートの為に生まれて来たような宿命を感じます。
開催国の韓国の国旗は「陰陽」・「卦」より表されております。陰陽と易卦(えきか)を組み合わせることにより、自然界・宇宙観そして世界観を示しております。滑った曲は陰陽師・安倍晴明の「SEIMEI」です。
ここに改めて人の宿命や運命を感じました。過去のフィギャスケートの金メダル者にある運命とは?生年月日をすべて足してください。総合計が「33」の人がフィギャスケートでは金メダルを取る人が多いのです。
また男子シングルの66年ぶりの五輪連覇は羽生選手(33+33=66)の運命を感じます。
2018年韓国ピョンチャン大会 シングル男子の結果
優勝 羽生結弦
1994年12月7日生まれ(1+9+9+4+1+2+7=33)
第2位 宇野昌磨
1997年12月17日生まれ=1+9+9+7+1+2+1+7=37
第3位 フェルナンデス
1991年4月15日生まれ=1+9+9+1+4+1+5=30
過去のフィギャスケートの金メダル者にある運命とは?
2010年のバンクーバー大会 シングル男子金メダル
エヴァン・フランク・ライサチェク(アメリカ)
1985年6月4日生まれ(1+9+8+5+6+4=33)
2014年ソチ大会 シングル男子金メダル
羽生結弦(日本)
1994年12月7日生まれ(1+9+9+4+1+2+7=33)
2018年韓国ピョンチャン大会 シングル男子金メダル
羽生結弦(日本)
1994年12月7日生まれ(1+9+9+4+1+2+7=33)
2006年トリノ大会 シングル女子金メダル
荒川 静香(日本)
1981年12月29日生まれ(1+9+8+1+1+2+2+9=33)
2010年のバンクーバー大会 シングル女子金メダル
金 姸兒(キム・ヨナ)(韓国)
1990年9月5日生まれ(1+9+9+0+9+5=33)
2014年ソチ大会 シングル女子金メダル
アデリナ・ドミトリエヴナ・ソトニコワ(ロシア)
1996年7月1日生まれ(1+9+9+6+7+1)=33
お解りのように生年月日をすべて足し算した合計が「33」の人にオリンピックでは男も女もフィギャスケートの金メダル者が多いです。
余談ですが実力があるのに一度もオリンピックで金メダルの取れなかった浅田 真央(日本)さんは、1990年9月25日生まれ(1+9+9+0+9+2+5=35)だからかも知れませんね。
勝負事には「天の時」・「地の利」・「人の和」と言う事が付いて回ります。懸念されたテロ事件もなく無事に終わった事は喜ばしい限りです。
次回の開催は2022年の北京冬季五輪です。
大きな夢と感動を与えて頂いた全選手に、感謝の気持ちを込めて「ありがとう!」と言いたいです。