自然と共存共栄

2013年6月12日 水曜日

気学の教示に示される「天の道は人の道である」と言い、自然界で教示される天の五つに通じます。また人間には五欲と言って食欲・物資欲・性欲・権力欲・生命欲があり、その欲を満たす為にこの世に誕生したとも言えます。

しかし東洋人と西洋人とに於いて基本的な考え方に違いがあります。

西洋人は五感(視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚)を中心に事物を判断し体系化しますが、東洋人は自然界の目に見えない五感以前の「気」のはたらきを基調としています。

この「気」と言う言葉は西洋の辞書には見受けられません。西洋の文明は科学の発展進歩に大いに貢献したが、物質主義・合理主義の行き過ぎが、逆に人類破局へと追い込む危機を発生させました。

宗教・信仰も生きるための支柱が宗教対立を生じ、今でも争い西洋に於いては一神教として世界を支配し、21世紀に入ってもキリスト教・イスラム教等の国々で紛争や戦争や動乱等を繰り返し続けています。

日本に於いては自然界を神として、大自然と共に歩むと言う神道観が古代から発生し、中国からの仏教・儒教・道教との自然観と共に活かした共存共栄の道が教示されて来て大自然と人間社会が一体となり共に反映し合あう宗教観でありました。

しかし太平洋戦争で敗戦となり占領軍による撤廃した家族制度の崩壊策と便宜的に神(自然界と共に歩む)が宗教扱いされてから混同され、大宇宙の精神、大自然と共に動き報恩感謝の行いに忠実であった日本の歴史。文化・伝統が忘却に至って来ておりました。

ここに来て(平成の現在)昭和の再来ブームや仏像や寺院・仏閣が静かなムードを起こしています。

「衣・食・足りて礼節を知る」この礼節文化が残っていた時代が再考され西洋思考の自由主義競争社会の厳しいストレス社会の中で、日本の自然と共に共栄して来た昭和の時代へ、温もりと癒しを求める人たちが如実に増大して来て新たなる再生の機運も発生している状況です。

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