各星の家の張りと欠け

2025年9月20日 土曜日

一白水星とは北方位30度の位置に属し、子(ねずみ)は陰陽の交わりを言う(陰の了(おわり)で陽の一(始まり)です。夜の12時と言えば今日の終わりで、明日の始まる時で、終わりは陰で始めは陽、北は万物の交る所であり天地(陰陽)の交わりを言う。万物は水より始まる(人間も一白の精水より始まる)水は高きより低きに流れつくが、習性にて転々として流れ染みこむ性なれば、一白水星の人は生家を捨てる。即ち他郷に出て成功します。親の元を離れなければ駄目です。吉方位(天道方位に当たる月)として使えば子供に恵まれる。新しい交際取引が起きる。凶方位(暗剣殺)を使えば子供が出来ても流産する。病気に悩まされる。貧乏になる。強盗に見舞われる。火災に遭う。等の事柄に遭いやすいです。特に北欠けの家には住まない事です。

二黒土星とは南西方位60度の位置に属し、地球上に於ける土を言う宅地・道路・田畑の土等です。土用期間に、土堀りは不可とするのは、腐敗発酵の強い悪い士気を避けると言う意味があります。南西方位は坤(ひつじさる)と言って「努力」一生懸命に働くという事も二黒の動きです。南西方位の欠けの家は欲が減って次第に怠け者になる。また妻や女性にとっては最悪の家となります。逆に張りの家は人一倍活動する故に発展します。

三碧木星とは東方位30度の位置に属し、自然界の中で「生木」を表して、一白から九紫までの中で、春夏秋冬の盛衰を受ける要因にして、四季の影響を受ける状況の星であります。独立独歩で行動することと新しい開拓の旺盛さがあります。人によっては職業を転々として定職しなかったり、持たなかったり、協調がなくて自己主張が強く組織の中で目立つ人でもあります。雷の象と言って激しい言動の割には心の純粋な一途な性分でもあります。本命の三碧が東方位に廻座した年は後援者が現れる。口の災いには注意が必要です、そして東南方位に廻座した年は暗剣殺を持つ故に、驚くような事に遭遇する。東方位の張りの家は長男が良く働き、名声が上がり安泰です。逆に欠けの家は長男が活かされず、衰退する家となります。

四緑木星とは東南方位60度の位置に属し、四緑の象徴は「風」です。必ず願望成就する方位が東南方位で吉方位に当たる時に活用する事です。すなわち何かの目的を果たさんとするなら、この東南方位に居る人、物、金を味方にするのです。張りの家は長女の定位と言う意味もある東南方位で、長女は家事に精通し良縁に恵まれる。信用も評判も良く発展する家となります。しかし欠けの家は縁談に障害が出る家で、結婚してもその後、不運の多い人生となる。

五黄土星とは中央に位置しており四方八方を支配します。五黄土星とは物が土に同化されつつあるその過程・腐敗・無能・土化せる力・万物を土化せる力・万物を土化無に帰させる力、土の動きを言います。土用とは前の季節の働きを殺し、新しい陽気を生む、節の変わり目には陽気の変化が起こる。俗に土用に「土を動かすべからず」となります。五黄土星中宮の時は居住家屋の中央を修理増築・動土はしない事です。五黄殺方位へ行ったり、移転したりしない事、また五黄殺方位から来る人にも注意が必要です。

六白金星とは北西方位60度の位置に属し、六白の六と言う字は一と八の上で座禅をしている相(かたち)を示し、一か八かの決断を言います。その決断力のない人を「ロク(六)でなし」と言い表しているのです。ロクは禄にも通じる意もあり、天禄と言い福分を表す意も六白です。持って生まれた禄高で人の一生の寿命を見る「三世相」の教典もあります。

七赤金星とは西方位30度の位置に属し、特に注意する事は、西方位と・北方位に欠けのある家は盗難に注意が必要です。七と言う字は一にLから成り、手堅さの中で後半曲がる相なれば、柔軟さの中で意固地さがあります。芸能の星であり、道楽の星です。良きも悪きも凝り性は特出なるものであります。

八白土星とは東北方位60度の位置に属し、俗に言う表鬼門の丑寅の場所です。陰陽転換の時・場所である(今までの事が終って新しい事が始まる・変化・継目・相続という事にあたる。

九紫火星とは南方位30度の位置に属し、九紫火星とは太陽の火の事です。運気衰運期にあるが、吉凶半ばする時で、過去の行いの善悪・良否・等の報いの露見する時。名誉名声の一段と高じる反面、秘密や隠し事の表面化する時です。物事の処置は早い方が良く、争い事は長引くので回避か穏便にするのが得策です。家の張りは先見・名誉・名声・社会的に活躍する。欠けの家は投機に走り損失を受ける。盗難にあう。

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