コロナ給付金不正受給問題

2022年6月11日 土曜日

新型コロナが終息に近づいて来た今、ここに来て当初から指摘していたコロナ給付金不正受給が多く発覚してきています。

政府はいろいろな形で給付金を出しましたが、それに対する不満や制度の支給の問題は初めからありました。国民一人一人に10万支給・店舗でのお酒提供・営業時間制限での支給・Gotoキャンペーン・持続化給付金等々です。使ったお金は何十兆円でしょうか。

初めから不正が出来ると指摘されたおかしな制度だった。何をやっても政府の提案や政策は甘い。真剣に考えているのか、やる気はあるのか、最悪の起こりそうな予測はしているのか、疑問だらけの政策でした。

何故、一律の10万円なのか、何故営業規模が違うのに同じ金額なのか、職種における売り上げ増減等、不満がありました。

例えばひとつの方法として、何故、税務署の確定申告に基づく支給が出来なかったのでしょうか。売り上げも規模も納付金(税金)もすべて税務署は把握しています。正しい申告か、確定申告は出ているか、いくらの支給額が妥当か。

現在、判明して来ている不正は見抜けたのではないでしょうか。何故、偽造が見抜けないのでしょう。またマイナンバーカードの普及率の悪さが命取りでした。

そもそも、お偉いさんの決める事は、私たち庶民とは感覚がずれています。支給は国民の税金です。失敗しても誰も責任はとりません。一方、個人の経営者や会社の経営者は、お金で失敗すると倒産や辞任に追い込まれます。

当初、申請は難しく大変だという事で、会計士や行政書士が儲かる制度だと皮肉を言ったものです。しかし長引くコロナでの給付金支給は偽造しての申請が増加した。

山口県阿武町が誤って振り込んだ4630万円の問題・10億円の不正受給で海外逃亡(逃亡先のインドネシアで6月8日逮捕)している問題・学生や国税職員(もってのほかです)が組織的に仕組んだ不正受給詐欺等々で逮捕者が多く出ています。

本当に貰いたい人が貰えずに、不正した人が貰うという最悪な事柄が次から次へと出てきています。しかしこれはほんの氷山の一角にすぎません。正直者が馬鹿を見る世の中であってはならないです。

どれだけの金額なのか、どれだけの不正人数なのか、取り締まりは今、はじまったばかりです。徹底的に不正を暴いて欲しいです。

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