西武鉄道の有価証券報告書虚偽記載事件NO2

2015年10月11日 日曜日

西武鉄道の設立は明治45年5月(七赤金星子年・五黄土星巳月)と言います。堤康次郎氏23歳の年であります。明治末期の設立であり大正期の初年の年でもあり、この年が康次郎氏の厄年であったことが、周囲の人たちへの「負を背負わせる」ことになり、逆に康次郎氏の強運があります。

厄年(康次郎氏)に事を始めると運気の極衰にあり、運気を得るために他の人の運気を奪い取る要因が発生します。それが私生活の離婚や女性の遍歴にとなります。「天は二物を与えず」の理法が発生して来るのであり逆運現象を発生すると言うことになって来るのです。

堤康次郎氏が大きく発展するきっかけは青山操夫人(徳川家老の青山家出身)の所有する軽井沢の不動産が発火点と言います。その夫人との間に誕生した人が清二氏(元セゾン文化財団理事長)であり文筆活動をしていた辻井喬氏であります。

堤家の系譜を見て事業家としては義明氏(本命三碧木星戌生まれ)が父親の康次郎氏(本命三碧木星丑生まれ)の相続人としては適正でありました。清二氏は(本命一白水星卯生まれ)であり、実業家と言うよりも文筆業の方が適業であり、気質・器量の差があります。

そして何よりも賢夫人であるのは義明氏の母親の石塚恒子さんであります。それは三人の男子を誕生させて、それも義明氏(戌年生まれ)・康弘氏(寅年生まれ・元豊島園社長)・猶二氏(午年生まれ・元プリンスホテル社長)と言う十二支三合の関係に子供を誕生させている所であります。それが堤家の主流となり清氏(岩崎そのとの子供・元近江鉄道社長)・清二氏の権限を薄めて行く要因となって来た状況であります。

ではなぜ堤家確執争動となってしまったのかと言うと康次郎氏の家訓・遺訓があり、それが事件の背景になっていると言われています。

つまり康次郎氏の遺産がしっかりと子供たちに相続されていないと言うことであります。義明氏はその家訓・遺訓により財産の分散や税金として国に収める事を引き伸ばして来た経緯があります。

昭和40年代頃のうわさ話しで、「西武に入社すれば新入社員は西武の株を所持出来て、皆新入社員は経営者としての自覚が生まれる。だから西武鉄道はストライキをしない会社ですよ」と聞かされておりました。鉄道各社でストライキが春闘等で常に行われていた時代の話しであります。西武鉄道・小田急鉄道の沿線に住居を構えると言うことが、一つの憧れでありました。それが「コクド」と言う堤家の遺産を守るための噂であり、印鑑が株保有の名義のために1000個以上存在していた等の話があり、堤家の遺産をめぐる要因であった事が伺い知れて来るのです。

2004年10月グループの中核企業のコクドが西武鉄道株を社員名義で借りて大量に保有していたと公表したのです。その後コクドの株にも所有者のあいまいな株があり、コクド株は義明氏36%残りの大半はコクドの社員などの名義で保有されていたと言います。こうした名義借りは堤家の相続対策であったと、康弘氏は述べていると言います。

こうした遺産に対する家訓・遺訓が康次郎氏没42年にして世間に広く報道され、自白の元に曝け出されると言うことは堤家の節目とも言える要因であります。

企業が大きくなり、発展して行くのちに社会貢献と言う大きな役割があります。その社会貢献を私的財産に止めて置くかは、正に企業家そのものの資質であります。子供達の立場から言えば、親の悪口など言える立場にはなく、その家訓・遺訓に従って行動すると言う事はある程度理解できます。しかし人の怨念やうらみ事は消失せずに、幾年も生き続けると言うことです。

義明氏は、平成16年(五黄土星申年)は東方位に本命が回座して、本来ならば大変良い運気にある年です。しかし東方位回座は「秘密や隠し事の表面化する年」でもあります。逆運気の要因が働いて、各役職を辞任しております。本来ならば運気の発展の良い状態の中で、「大改革」すべき年であり、また行動出来たのでありますが、決断と勇気に欠けていたと言うことであり、遺産を死守しょうとして来た行為なのか、分散や国に納める税金逃れなのかは、解りません。

康次郎氏の残したものは財産だけに止まらず因縁・怨念等も解決されない状態にあったと言う事で、没後42年にして堤家の隠された状態が世間にあばかれると言うことで「浄化」と言う自然界の作用に奔走されております。

「同じ因縁寄せて守護する」と言う言葉があります。運命上に恐いのは親の構築したものは有形の財産だけでなく、無形の財産(徳行)もある訳です。たしかに康次郎氏は西武グループを創設し衆議院議長まで務めた偉人であります。しかし女性に関してのスキャンダルは有名な人でありました。関係した全ての女性が恵まれた訳でなく、多くの女性に怨みを買ったと言います。その因縁が義明氏にも受け継がれて、義明氏も数多くのお妾さんが存在しております。

そうした血脈と言いますか因縁と言いますか康次郎氏から義明氏が受け継いだ陰の部分であります。

人生六十を過ぎてきますとそれまで得て来た生き様と、新しく一つ一つの目標なり目的を心して行くと言う状況が生じて来ます。堤家の相続人達が相続においてお互いの疑心暗鬼の状態から脱して、新しい機運を迎える時であり、康次郎氏が遺訓に残した財産を守れと言う私的要因から発せられた欲望が子供達の確執となり、争動となったと言う事柄が事件の背景にあり、また自殺した人の「宮仕え」の苦悩も浮き彫りにして虚しさもある事件です。

西武グループ同様に身内の騒動では最近では「大塚家具」そして今、大きな騒動となっている「ロッテホールディングス」があります。

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