2021年を占う

2021年1月19日 火曜日

2021年度は「辛丑(かのとうし)六白金星年」の年にあたります。(2021年2月3日から2022年2月3日までの期間です。)

上元期60年間とは1864年(元冶元年)甲子一白水星年から1923年(大正12年)癸亥五黄土星年までの60年間です。

中元期60年間とは1924年(大正13年)甲子四緑木星年から1983年(昭和58年)癸亥八白土星までの60年間です。

下元期60年間とは1984年(昭和59年)甲子七赤金星年から2043年(令和25年)癸亥二黒土星年までの60年間です。

その下元期60年間の中の38年目にあたりますのが今年の2021年は「辛丑(かのとうし)六白金星年」です。

十干(じっかん)とは「天であり」天象の精神 であります。甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・葵を言います。十干の「辛(かのと)」とは第8番目にあたります。辛は「万物が枯れていく時」を表現します。

十二支は「地であり」四季の形象で「人の身体」でもあります。子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥であります。十二支の丑(うし)は第2番目にあたり方位は東北方位の位置にあたります。「自然界の結びと始まりの時期」を言います。

九星は「人であり」人の気質行動であります。一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星です。九星では六白金星は「中心・完成・円形・公共・交通・尽力・慢心・自信・元首・大統領・先生・僧侶・役人・官僚・主人・高層・高貴・充実・後援・戦争・選挙・競技・運動・防衛・祖先・円満・証券・学校など」の象意があります。

下元期の後半にかかりその特出であるところの「下剋上・実力主義・思想の改革・不安定」という状況をもたらす諸現象も現出し、先行きに対する不安感が蓄積される年で大きな節目の年となります。過去六白金星の年は政変・事変・変革の多発があった年でもあります。

  • 政治面について

昨年は2月からのコロナで始まりコロナで年末を迎えた1年間でした。

政界と政治がかけ離れている。国と地方自治とのバランスが取り難い国だと言う事を、このコロナ問題で特に暴露した(政府と知事の大きな溝)。お互いの意見がまとまらずに相手まかせである。

コロナ問題は多くの影響を与えたが特に教育や観光業界は緊急対策が急がれる状況であったので、GoToキャンペーンを展開した。

しかし年が明け、早々にコロナ第3波の猛威で1月7日には緊急事態宣言が発出された。このコロナの終息があるかないかで、今年の運命は決まると言っても過言ではないです。

六白金星の事象とは「中心・完成・円形・公共・交通・尽力・慢心・自信・元首・大統領・先生・僧侶・役人・官僚・主人・高層・高貴・充実・後援・戦争・選挙・競技・運動・防衛・祖先・円満・証券・学校など」の象意があります。

1年延びたオリンピックの開催は?どうなるのか。色々な意見があるでしょうが、止めるのが良い決断と思います。しかし政府はぎりぎりまで、やる方向で進むでしょう。やる為のこの時に怖いのはワクチンの強制接種をはじめとして、あらゆる対策に(開催の為)勇み足になりミスのないようにしないと大変な事になります。

「歴史は繰り返され災害は忘れた頃にやってくる」を世界中の人達が理解して頂いたらもっと災難は小さくなります。

ヨーロッパ・中国は日本から北西方位にあたり、暗剣殺凶殺を持つ大変危険な年となります。

昨年の安倍政権の末路を垣間見た、そして自ら持病の悪化で辞任した。結局、安倍は雄弁者であり実務者でなかったむしろ策士だったのです。一番長い期間の首相で成果はほとんど語れないこれほど駄目なのもめずらしい。

この政権を継いだ菅首相にも期待はまったく持てません。

菅首相は今回のコロナ問題においてもGOtoキャンぺーンを強引にやったり、2回目の緊急宣言発出も遅れ、この状況でもオリンピックはやると断言しています。先見の目がなく、決断も出来ない人です。これではすべてが上手く行かないでしょう。このまま首相を続けるならこの国は将来もなければ、期待もありません。

今年の六白金星年の事象である建設省(災害地区の復旧と防災)・防衛省(日米安全条約・沖縄普天間基地移設問題)は大変な年となります。

先の見えない読めない衰退の日本に突入しました。今、必要な事は「改革」ではなく思い切った「革命」なのです。真のリーダーが現れるかが今後の鍵です。今はコロナの収束がすべてです。

  • 景気問題について

今年の「辛」の事象は「万物が枯れていく時」で「丑」年は「自然界の結びと始まりの時期」でもあり、今年はコロナに懲りて不自由を忍び、生計困難より脱出せんと各人大いに励む年となります。

日本経済は世界経済の行方に翻弄され日本製品のほとんどを海外に拠点をおいて多くの技術を失っていたことが分かった。(コロナによるマスク不足はその象徴であった)企業の在り方や経済の仕組みを今一度考えなおす時期に来ています。未知の感染症と人類のもろさを痛感した昨年から世界は大きな変化の過程にあります。

ヨーロッパも中国も日本から北西方位にあたり今年の暗剣殺(他動要因)に当たります。相当な覚悟と用心が必要です。

直近の平均株価と為替では・・・
平成24年末(六白金星辰年) 円が 83円前後で株価は10395円
平成25年末(五黄土星巳年) 円が103円前後で株価は16291円
平成26年末(四緑木星午年) 円が119円前後で株価は17450円
平成27年末(三碧木星未年) 円が120円前後で株価は19033円
平成28年末(二黒土星申年) 円が116円前後で株価は19114円
平成29年末(一白水星酉年) 円が112円前後で株価は22764円
平成30年末(九紫火星戌年) 円が109円前後で株価は20014円
平成31年末(八白土星亥年) 円が108円前後で株価は23656円
2020年末(七赤金星子)  円が103円前後で株価は27444円
2021年末(六白金星丑年) 果たして・・

日経平均株価がバブル崩壊後31年振りに最高額となる。浮かれてはいけません。株主の80%が大手企業です。この操作に国民や素人は注意しないと錯覚します。そして将来の見通しで株が一時的に上がっているのです。現実の経済は国民の消費は低く実態経済ではなく虚構経済なのです。「浮かれたら必ず沈みます」ご注意ください。

  • 天変地異については、

昨年同様に地震・台風・大洪水等、天変地異が世界中で多く起こります。2021年度は地震に於いては2月・3月・4月・11月・12月・翌年の1月です。噴火は2月・5月・7月・11月が注意です。

2021年度は地震・噴火ともに2月・11月が要注意月となります。

ここ30年以内にM9クラスの大地震(南海トラフ等)が日本で起こる可能性が80%超と懸念されています。もし発生するなら30年以内ではなく22年以内に起こる確率が高いです。

災害に対する教訓として「備えあれば憂いなし」「災害は忘れた頃にやって来る」この教訓を肝に銘じる事です。

また空気が乾燥する要因から大火災には注意が必要です。天候不順による大型台風による増水や氾濫にも注意が必要です。自然と共に生きる社会の仕組みの構造が急がれます。

今年は六白金星年で定位対沖についても注意です。この方位は、南に一白水星が運行した年(六白の年で五黄の月)にあたります。水(一白)と火(九紫)の相剋関係で生じる凶方位です。
この方位には、年盤と月盤で一白水星と九紫火星が重なったときに発生します。
水と火という相剋関係から大きなケガをしたり、病気になったりします。また、火難、水難によるトラブルも発生します。2月と11月が注意です。

  • 国際問題について

米国・中国・韓国・北朝鮮・ロシア・欧州に注目する年となります。そして今年は政変・事変・変革の多発する年です。

アメリカにおいては昨年大統領選挙がありました。結果はジョー・バイデンの勝利(1942年11月20日生まれ・本命四緑木星午年生まれ)でした。トランプとの激しい選挙戦を勝ち抜いたバイデンに注目が集まりますが、最高齢大統領となったが、今後の政権を歩むのに体力・健康面で不安があります。

ある意味での破天荒な滅茶苦茶なトランプだったから、世界の均衡を取れた面もあったように思います。時にはトランプのような言動が必要な時もあります。しかし今回の引き際の悪さは誰も認められません。

バイデンさんの事を余り知らないのです。コロナ・失業・経済・人種差別・格差社会等の数々の難題を抱えるアメリカの社会背景は大変難しい状態にあります。バイデンの活躍を期待するとともにお手並み拝見です。

中国は七赤金星年(2020年)から六白金星年(2021年)にかけて大きく変動する年にあたっています。昨年の新型コロナの発生元(七赤金星年)も中国の武漢でした。アメリカとの経済戦争の悪化もそうでした。

昨年からのアメリカと中国の動きには不気味さを感じました。そしてインターネットによる情報が今では簡単に入る事から、国への国民の不満や言動の自由が国はコントロール出来るかが大きな鍵になります。

まさに今年の北西方位に位置する中国は日本から見て暗剣殺にあたります。それだけに注視しなければ日本は大変な事になるでしょう。

習近平政治はますます巨大化し世界制覇を目指します。10年後にはアメリカを抜いて世界一の巨大国になっているかも知れません。

欧州もまた新型コロナ感染と経済危機は世界の危機でもあります。この地域は日本から見て北西方位にあたり今年は暗剣殺方位にあたります。中国の出かたや欧州危機は日本には大変不利な要因となります。

韓国においては日本との関係が史上最悪の状態になっています。話し合いを避けた前安倍首相にも問題があります。慰安婦問題(韓国地裁は日本に損害賠償支払いを命じる判決を出した)・徴用工問題・レーダー照射問題・半導体原料のフッ化水素など3品目の韓国向け輸出の優遇措置を停止した問題・日韓感情等。菅首相も苦労するでしょう。何故なら文在寅大統領は南北統一問題にしか力を入れません。すなわち文在寅政権は経済の低迷と外交の孤立である。

ロシアにおいてもロシアは経済が衰退し大変な状況で、あれだけ人気のあったプーチン大統領の支持率も急降下している。菅首相も「北方四島返還」問題で決着をつけたいと思っているが、残念ですがこの問題は解決しません。日本の要望の二島も戻って来ません。

またいつものように北朝鮮から目が離せません。毎年、同じ様な事が繰り返されます。核を持つ事しか国を守る、金政権を持続さす方法のない国の哀れさです。拉致問題は残念ですが解決しません。すでに終わった問題として北朝鮮は捉えています。日本政府にも打つ手はありません。

アメリカ・中国・ロシア・北朝鮮の核開発(ミサイル)が進む危険な時代でもあります。貧困・格差社会・失業等から世界で多くのデモが起こります。

  • 社会問題について

コロナ問題で海外からの訪日者は激減しました。経済は厳しい状況です。期待したオリンピックも延期され今年の開催も危ぶまれる状態です。コロナによる店舗閉鎖や倒産、相次ぐ失業と大変な社会環境です。

外国人を当てにしたビジネスもコロナが終息しない限り、当てにはなりません。仕事も在宅ワークが増え、働き方や生活習慣が変わりつつあります。

いつも申し上げておりますが、自然と共に生きる人間社会の形成が急務です。

六白金星事象から今年は交通関係・電車事故に最善の注意が必要です。凶方位への旅行等は避ける事です。

今年も厳しい年になりそうですが、明るい展望もあります。全員が力を合わせ、このコロナに打ち勝たなければいけません。本当に良くなる年まで、後少しの辛抱です。希望と夢を持って前向きに進みたいと思います。

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