経営者に問う

2019年5月21日 火曜日

2015年から次から次へと起こる大企業の不正問題を問う。
東洋ゴム工業免震不正事件・東芝不正会計事件・マンション傾斜不正事件
KYBが性能データ(耐震)の改ざんそして神戸製鋼所の不正問題はアルミ製品をはじめとして各種の性能データを改竄(かいざん)していた問題。

日産自動車とスバルで無資格の社員が完成車両の検査をしていた問題。
三菱マテリアルの子会社(三菱電線工業、三菱伸銅、三菱アルミニウム)が自動車や航空機向けなどに出荷した素材製品の検査データを書き換えていた問題。「三菱アルミニウム」でも、検査の際に品質データの改竄(かいざん)が行われていた。

東レは子会社の東レハイブリッドコード(THC、愛知県西尾市)で生産するタイヤ補強材の一部について、品質データを8年間も不正に書き換えていた。
政府系金融機関の商工中金が危機対応融資で不正を繰り返していた問題等々です。

そして最近ではレオパレス施工不良問題・大和ハウス建築基準に関する不適合問題・スズキ自動車測定データ改竄(かいざん)問題です。どれだけ出て来るのでしょうか。

会社の会長・社長・幹部が記者会見を開き謝罪するだけでこのような重要な問題が終わります。これで本当に良いのでしょうか。

大きく変革の求められている世界情勢の中で、上に立って日本をリードしていかなければならない経営者たちの自覚のない、使命感のない姿が改めて浮き彫りされた感があります。

大きな視野に立って日本の将来を引っ張って行く企業経営者が、旧体質を繰り返して行くところに経営の弱い姿が見え「輪廻」の恐ろしさを知るのです。

「初心忘れるべからず」です。会社を運営する人の心が使命のない「儲け至上主義」であっては、所詮日本の経営も「金の盲者」と思われても仕方ないのかも知れません。

今、世界は大きな流れの過渡期にあります。気学周期の中の下元期と言う大きな改革期の周期の中にあるのです。

世界が新しい時代に入って来てもそれを運営して行くのは「人の心」であります。世の中、便利になり贅沢になり、物質的に豊かになっても、それは決して人類にとって「有益」なることではないと思います。

今、一人一人の意識改革を確立しなければ日本中「ごみの経営」にまみれてしまうと思います。バレなければ良い。儲かれば良い。このような考えが蔓延しています。世界からの信用を失う事に拍車がかかっている。こんな日本じゃなかった筈です。

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