京都大文字五山送り火

2017年8月11日 金曜日

京都大文字五山送り火として、祇園祭とともに夏の行事の風物詩となっております。起源に於いては諸説あり、平安時代に弘法大師空海が始めた。室町時代に足利義政が始めた等々ありますが、いずれにせよ近世になり一段と行事として定着したのであります。

8月13日は月遅れ盆迎え火
8月15日は月遅れ盆
8月16日は月遅れ盆送り火

東山如意ヶ岳の「大文字」焼きが有名ですが、京都五山の送り火として最初に点火され、次に金閣寺付近の「左大文字」そして松ヶ崎西山と東山の「妙法」。西賀茂明見山の「船形」、上嵯峨仙翁寺山の「鳥居形」の五つあり、古都の街並みを囲む山々に次々と点火されます。

お盆の送り火は精霊を冥途(めいど)に送り帰す行事でありますが、京都の送り火は「松明」を投げて、虚空を行く霊を見送る風習が発展したものと言われております。

お盆の精霊を送る火祭りの行事であり、京都では五山の送り火で先祖の霊を送るので、各家庭では送り火は焚かないで五山に託しております。大文字の点火には、先祖の霊や生者の無病息災も祈念された護摩木が使用されております。

関東でも箱根にて大文字送り火の行事が催されています。
灯篭祭り(熊本県)・精霊流し(長崎)等、旧盆の8月には全国で多くの盆の行事が行われます。

みちのしらべ「陰陽祐気学」本サイトはこちら

みちのしらべ 毎日の運勢はこちら

みちのしらべ 今月の運勢はこちら

タグ: ,

コメントは受け付けていません。