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時空を超えて

2016年10月21日 金曜日

人の出会いや巡り合いは合縁奇縁と言う事ではなく因果因縁と言う土壌があるのです。それは十年や二十年と言った単位ではなく百年・千年と言った集積のある事柄なのです。

丁度、千年前に流行していた「陰陽師」の登場であり、藤原王朝の公家社会の中軸で活躍していた参謀の人々であります。日本の地図を見ますと大きく離れた地域でありながら同じ地名の重なりがあることに気付きます。それが「時空」を知るきっかけにとなっていきます。

奈良(大和)・新潟(越後)・静岡(伊豆)のこの三地域で見ていきましょう。
大和・・・高田・川西・下田・加茂・三条・中山・三輪・大和・月ヶ瀬
越後・・・高田・川西・下田・加茂・三条・中山・三島・三和・吉田・柿崎・米山・長岡
伊豆・・・米山・長岡・賀茂・下田・三島・吉田・一条・月ヶ瀬・柿崎
これらの地名は、現在は市・町・村で残っております。

千年の時空は決して正確な状況を残している訳ではありませんが、仮設や憶測の範囲は出ませんが、多くの現代で生じる事件や事象や事柄の流れの中に因縁因果と言う土壌形体があるのです。

奈良時代から平安時代に於いて「越後国分寺」(現在の上越市)は京都・奈良に次ぐ大きな都でありました。そしてその主たる産業は公家社会で重要な布であった「越後布」であります。

この越後布は公式礼服用の材質でありました。越後国分寺を中心として、生産・販売・出荷が行われ繁盛しました。その公家が三条家(明治以後に嵯峨家)であります。

奈良・平安時代の次男や三男は飛地領と言って各地方に領地を専有しており、その領地へと分家されたりして行きます。また政権争いに敗れた公家や島流しに遭った公家を監視する役人も同時に付いて行きその地域へ同化して行ったのです。

京都の都では武士の登場で公家社会が武士社会になった事により、地方公家領地も大きな変動が生じ越後国分寺も三条西家に移管されて来た越後市の座も、上杉謙信と三条西家が争う事となり上杉謙信により敗退し、700年近く続いた越後国分寺も衰退し、現在の上越市の五智国分寺へと移転するに至ります。

戦国時代に正親町三条家から近江の浅井家が誕生します。その浅井家は織田信長によって滅亡します。しかし三人の残された姫は淀君になり、次女は京極家、三女は二代将軍秀忠の元で家光を誕生します。家光の乳母は春日局であり、京都三条西家で修養し養女としての格式を得て家光の元で仕えます。浅井家(正親町三条家分派)の血は徳川家光それを乳母として支えた春日局(三条西家養女)との間にこうした浅からぬ因縁があります。

奈良の平城京から長岡京を経て、京都平安京に都が遷都する流れの中での各一族の栄枯盛衰があり、同じ藤原一族の中でも権力を得て行く者、逆に敗退して地方へと活路を見出して行く者、武士の登場によって栄華を極めていたものも衰退を余儀なくされていくもの等々栄枯盛衰の状況は自然のもたらす理法と言えるのです。

「勝者は歴史を作り、敗者は文化伝統を作る」こうした背景の中で、都から大きく離れた地域に名称として現在も残っている地名には名称の中に込められた以上の思いと一念が含まれているように思うのであります。

府中と言うのは国分寺を示す名称であり、東京でも国分寺と府中の地名は残されております。この国分寺が日本全国に創建されたのは西暦737年であり各国ごとに創建されたのです。

奈良時代の仏教の特徴は王権の安泰と国家の平安を護る「鎮護国家」の仏教と言う点にありました。国分寺の創建も仏教の教理を普及するよりも仏教を一つの呪術(陰陽道も含む)と考え、その力で国家を保護し国家に繁栄をもたらすことを求めたからです。

越後国分寺を統括していたのが三条家であり正親町三条家であり三条西家でありました。この間、奈良時代・平安時代・鎌倉時代・室町時代・戦国時代と時間は経過して行きます。

人の縁とか因は脈々と続いている要因であり、見える範囲の事柄はこうした歴史の流れの中に於いては一瞬に近い出来事でありますが、人間の人生の根元が潜在していると考えて行くと因縁と言う言葉の深さが理解出来る訳です。

テロ事件のアフガニスタンにしてもイラクにしてもシルクロード隆盛の頃には世界中の富が集まると言う位の繁栄した時代がありました。しかし石油と言う豊かさの再来を掘り当てたのにかかわらず民族の苦境が続いております。利害利権の温床となっている悲劇があり5・6百年の繁栄の元を得ても逆に苦境が生じて来ております。

栄枯盛衰のサイクルは、長期的には720年と言う単位があります。そして360年・180年・72年・60年・36年・12年・10年・7年・4年と言う周期のサイクルがあります。人の運命にも周期サイクルがあります。その土地や地域や一族・家族にも「惜福・分福・植福」と言う言葉で表される「福分」のめぐり(運)があります。

昔、栄華を極めた所や地域にも、もう一度栄華はめぐります。ただ周期がどの年数の周期かと言う事であり受け入れる状態良否も加わります。

日本の歴史は、約700年は公家貴族の時代があり約700年武士の時代があり、明治維新後に新しい王権復興となり、約70年後に太平洋戦争に突入しそして敗戦となります。終戦後70年の平和が続いた日本でありますが、近くに一つの節目を迎える新しい姿が誕生するかの周期もあります。

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国の命運も時代周期あり

2016年6月21日 火曜日

国の命運も時代周期があり、その年の事象の顕現があり、首相の運気があって吉凶が決まります。今年は丙申二黒土星の年で、下元期60年間(混乱・混迷・下克上・実力主義)の33年目にあたり激動して行く60年間の真最中にあります。

今年の二黒土星申年の事象が顕現し、安倍首相の運気状況によって国の動向が定まり国民の幸福度が決まります。安倍首相は盛運期3年目で良い運気に乗れるのか、またまた逆運になるのか今年が正念場です。

6月1日に安倍首相は7月10日に参議員選挙を行う事を発表しました。

消費税のUPを2年半先延ばしした事、アベノミクスを今後も進める事で、国民の信を問うと言うことでの選挙です。9年前の安倍首相自身が退陣した参議院選挙です。自民党は9年毎(気学1周期)の参議院選挙においては敗北しています。この悪いジンクスである参議院選挙において今年の自民党はどうなるのでしょうか?

1989年(二黒土星巳年・平成元年)
第15回参議院選挙(宇野宗佑首相)で惨敗し退陣する。リクルート事件後、竹下内閣が退陣し宇野宗佑首相が誕生するも女性問題が発覚する。

1998年(二黒土星寅年)
第18回参議院選挙(橋本龍太郎首相)で惨敗し退陣する。消費税を3%から5%に上げる。景気低迷や失業率の悪化で惨敗する。

2007年(二黒土星亥年)
第21回参議院選挙(安倍晋三首相)の結果で惨敗し退陣する。参議院において連立を組む自民・公明を併せても過半数を獲得できず、第1党から転落した。

2016年(二黒土星申年)
第24回参議院選挙(安倍晋三首相)の結果はどうなるのでしょうか?

世の中は政界・社会機構・教育界等「国造り」の理念の喪失があります。官僚は保身に走り、政界は胆識(勇気・信念・才覚・度量)を失い、国民は弱肉強食の競争に墜ちています。

二黒土星年は過去において歴史が大きく変わる出来事が起こっています。
年号が変わった年は二黒土星年です。昭和元年(1926年・丙寅二黒土星年)・平成元年(1989年・己巳二黒土星年)です。

81年前(9年1周期×9回)の二黒土星年は岡田内閣の昭和10年(1935年)の年で軍部の台頭の流れの中で美濃部達吉の天皇機関説事件があり、満州国承認があり思想(一白事象)の動向が生じました。

45年前の二黒土星年(9年1周期×5)は佐藤内閣の昭和46年(1971年)の年で高度経済成長のピーク時で、第一勧業銀行誕生・ドルショックにより円が変動為替相場制となりました。

このように二黒土星年は大きな出来事が起こっています。これからの日本の国がどこに向かうのか、将来は明るいのか、一つの大きな分岐点にある年でもあります。

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猫ブームの再来

2016年6月11日 土曜日

今、猫ブームに沸いています。最初の大ブームは1980年(二黒土星申年)から1982年にかけてでした。

学ランを着こなした子猫がツッパリ、よろしくポーズを決めた時や「なめんなよ」猫でした。今年の平成28年は二黒土星申年ですが、あれから36年(気学周期の9×4周期)で、再び猫ブームになっています。ブームも繰り返すのです。

猫は散歩させる必要が無く、高齢化や1人暮らしが増えるなかで飼いやすい猫が歓迎されているのが人気になっている要因のひとつだそうです。

ここで十二支の中でなぜ猫はいないのかと言う疑問です。

諸説あるでしょうが、十二支の最初はねずみ(子)から始まります。チョロチョロと素早いねずみは、牛の耳に隠れてゴール手前で降りて一番になった説やある時、神様が正月に動物たちを集めるにあたり、早く来た順番で12番目までのものに1年の間、動物の大将にしてやろうとの約束をしたのです。

猫はその時、集合時間を聞きそびれたのでねずみに尋ねました。ねずみは一番乗りを果たそうと考えたので、わざと遅い時間を猫に教え、当日は見事に一番になりました。牛(丑)は足が遅いので朝早くから出発したために2着になり、虎(寅)は3着でゴールインしました。

猫は出遅れたので番外になり神様から叱られ十二支には入れてもらえ無かったそうです。それ以来、猫はよくもあの時、恥をかかせたなと、ねずみを追っかけ回し、ねずみは猫を恐れていつも逃げ回るようになったと言います。

十二支とは鼠(子)・牛(丑)・虎(寅)・兎(卯)・龍(辰)・蛇(巳)・馬(午)・羊(未)・猿(申)・鶏(酉)・犬(戌)・猪(亥)です。

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因果律と周期律

2012年7月22日 日曜日

東洋哲学の思想の根底に三才観による見方があります。森羅万象において現象した事柄のすべてにおいて、それは「結果」であり結果がある以上は「原因」があります。その原因をもたらしたのは「因縁」と言う結び付きがあると言う考え方です。

結果において「無縁」や「原因」の無いことなどなく、すべて「有縁」であります。

自然界は「天・地・人」、人間界は「精神・肉体・行動」、人の一生は「過去・現在・未来」の三才観です。また「親・自分・子」と言う繋がりの絆があって家族は構成されて来ます。

人生は人と人の出会いとめぐり合いです。「良い事と悪い事」「成功と失敗」「勝者と敗者」「健康と病気」等これらはすべて結果なのです。結果がある以上は因縁と原因があります。

良い結果の出ている人は過去の歴史において「能力」「才能」があっても時代の中に流され埋没して行った人々がいた事を謙虚に知っている事は大切な事です。

こうした謙虚さは戦後の高度成長社会の中では忘れられ、世界1・2位の経済大国(現在は中国に抜かれ3位)になったと有頂天になった時「バブル崩壊」となり、その後、現在まで20年間に亘って苦難の時代を迎えております。

成功と言う花を咲かせたのは根であり土であります。根は親で土は先祖にあたります。そして土壌は耕されていてこそ根も張っていきます。報恩とは土壌を耕す事なのです。この自覚が成功者になかったら、成功は短期的か一代限りの繁栄で終わって行く事になり永続が果たせません。これが天の摂理であり因果であります。

今、時代の大きな過度の中で凶悪な少年犯罪が多発しております。少年の親は40歳から50歳位で戦後の時代の昭和40年代生まれの人であります。

土壌にあたる祖父母は戦争体験者たちの世代です。そうした過去の因縁の土壌があり家族の歴史が語られる事無く「核家族」となり、少年はバブル隆盛の中で育てられ「忍耐」と「辛抱」と言う言葉すら理解できずに幼少時代を過ごしました。自然界で例えるなら「根なし草」の様な状況に家族がなっている結果として凶悪事件が発生している背景が有る事を知る事です。家族の歴史の消失こそ犯罪の元凶であります。

明治維新後に「家族制度(明治30年代)」が確立され、その50年後「核家族(太平洋戦争敗戦後)」になり、またその50年後の現在に家族の在り方が問い直されております。教育改革を含めて変革が生じて来ております。

こうした変革もひとつの周期(50年)であり、過去の歴史の経緯を知り、そして将来のより良き家族や世の中を作り上げる為に現在(今)と言う時代の重要性があります。報恩こそ次代への繁栄の基であります。

「因果応報」とは仏教の言葉で過去や前世の行なった事に対して言われる事です。良い行いをした人には良い報いがあり、悪い行いをした人には悪い報いがあると言われております。

また「因果は廻る尾車のごとし・・」と言う言葉がありますが、忘れかけた過去の原因が数十年後に結果となって来る応報という周期があることを改めて認識します。「因果応報」の教示は時代を超えて繰り返されていく真理です。

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方位と時期と周期律

2012年3月2日 金曜日

ある時期に因を結ぶと,方位に於いても時期に於いても周期が顕現しそれがその人の運命に重大な影響として表出するのです。

この場合、方位学による一定の周期律と時期(自分の本命がどの宮位に廻座していたかによる)による周期律とに分けることが出来ます.方位学的に六大凶殺方位を用いた為に一定の年数によってその凶災が顕現する場合、その現象状態は各々の凶殺によって異なりますが犯した方位によって年数が定まっております。

そして方位学による流れ自体は因を現表出させる導火線のような用き(はたらき)になることが多いです。過去に於いて五黄殺や暗剣殺を用いても凶災が顕現しないで居た人が自然とその周期の流れの中で、それらの要因が重なり、ある一定の時期に過去を含めて一度に現出することが多く見受けられるのであります。

例えば実例として田中角栄元首相について考えてみることにします。田中角栄元首相は大正7年4月生まれ(本命一白水星午年・月命六白金星辰月)であります。

田中元首相の誕生した家相というのは三合吉相の家相で地相的にも「四神相応の地」の中で玄武の相(北が高く)朱雀の相(南に広く)といった新潟県の中では数少ない地相的に恵まれた地に誕生しています。

それは先祖の努力による結果であります(吉相家相吉地相等)そして一白水星本命星の特質である流れ行くことにより、大成することが首相までに成した要因です。これらは先天要因からの「良きめぐり」であります。

しかし首相になってからの要因の中に問題が発生している状態があります。勿論それまでは多少後天的に方災を犯しても先天的要因が勝る為に凶災として表出し難いのであります。

首相となった昭和47年(年盤一白水星子年)7月7日(月盤三碧木星未月)であります。首相の本命は中宮廻座、月盤においては東方位廻座暗剣殺を持つ象であります(時期による因)そして故郷の人が来ていつでも接待できるようにと昭和47年に南方位に増改築を行っています(南方位は年盤の五黄殺)そして家相上庭内に大きな池のあること(家相上凶災)これらすべて後天の要因であります。

こういった時期による顕現年数による要因と家相の改革によって生じる要因を南方位後天九紫火星定位とし九紫事象を警察・裁判等とし過去の現象露見という意があり、そして南方位(一白水星中宮位の年の南方位は五黄殺方位)を足掛け6年とし顕現を見ることになります。

こういった後天要因が先天要因の良因をひとつひとつ打ち消し、後天の凶災要因が勝った時点ですべての努力が「無」に帰して行くのであります。このブログを通して何度も中宮位は現状維持の時であって多少力があっても衰運に備える時ということになりますと教示させて頂いております。そして絶対に六大凶殺方位は使ってはいけないのです。

鑑定において、その人の運気状況(盛運期か衰運気か)方位(吉方位か凶方位か)家相(吉家相か凶家相か)の鑑定が最低でも必要になります。

過去昭和29年(年盤一白水星中宮位)の時に首相になった鳩山一郎元首相(明治16年1月1日生れ・本命一白水星午年・月命七赤金星子月)も足掛け3年で次の石橋首相に変わっています。

中宮位の時というのは物事の花開く時であり満開に咲く花のような時期なのであります。過去何十年の努力の表出する時であり吉にしても凶にしてもすべて過去の状態の顕現する時なのです。それだけにこういう時期は大変難しい状態なのです。

その後の首相で福田首相(明治38年1月生れ・本命六白金星辰年・月命三碧木星丑月)も中宮位で首相になった為に有利な状態でありながら足掛け3年で大平首相に変わることになってしまう事になりました。現在の野田首相(本命七赤金星酉年)も本命が中宮位(平成23年の七赤金星卯年)の年に首相に就任しました。

周期律というのは方位学周期と時期的周期の交差した時により強い現象が起こるのであります。

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中国共産党の節目

2011年12月12日 月曜日

中国共産党の節目の出来事は下記の通りです。

1921年(七赤金星酉年)   中国共産党結成

1937年(九紫火星丑年)   日中戦争開戦

1949年(六白金星丑年)   中華人民共和国成立

1957年(七赤金星酉年)   反右派闘争開始

1966年(七赤金星午年)   文化大革命始まる。

1977年(五黄土星巳年)   文化大革命終結宣言

1976年1月(七赤金星卯年) 周恩来首相死去

1976年9月(六白金星辰年) 毛沢東主席死去

1980年(二黒土星申年)   趙紫湯首相就任

1987年(四緑木星卯年)   総書記就任

1989年(二黒土星巳年)   民主化運動・天安門事件・江沢民総書記

1993年(七赤金星酉年)   社会主義市場経済確立のための方策を採択

1994年(六白金星戌年)   江沢民体制

1997年(三碧木星丑年)   香港返還

2004年(五黄土星申年)   胡錦濤体制

2008年(一白水星子年)   オリンピック開催

2009年(九紫火星丑年)   世界同時大不況

2010年(八白土星寅年)   万博開催  

2011年(七赤金星卯年)   インフレ景気で湧くが格差社会が露見

2012年(六白金星辰年)   胡錦濤体制が終わる。次期は習近平国家副主席有力 

中国は現共産党結成以来90年経過(9年×10周期)しております。中華人民共和国として成立して来年で63年(9年×7周期)に至っております。

酉年・丑年・巳年(酉・丑・巳は三合の関係)に節目があり、七赤金星年・六白金星年である金星の年に脱皮している波動があります。

国でも個人でも会社でも誕生する年・月・日があります。それを基準にして運気運勢の周期が発生して行きます。それを一歩踏み込んで「事象・現象の予測」をして行くのであります。

金星年は今年の2011年(七赤金星卯年)・来年の2012年(六白金星辰年)にあたります。この2012年は胡錦濤体制が終わり次期は習近平国家副主席が有力です。また巳年(2013年)・酉年(2017年)にも注目の年となります。

中国においては急速なる発展により、国内の貧富の差の拡大、学生や若者のインターネット情報による自由等への憧れの高まり、そして共産主義体制を堅持するために日本を標的にして、不満をかわしている状況があります。そして節目の63年(9年×7周期目・来年)が加わります。

世界の経済が今、中国を中心に動いていると言っても過言ではない流れの中で、インターネット上で得る情報が「自由」と言うことに関して、立ち遅れている現状に対して(政府の管理下にある)、若者中心にイラ立ちが発生しています。

中国人の気質は「自分に余裕があり優越のある時は、今の上海市のように国際的に開かれて外国の企業が殺到して来る姿を「千客万来繁栄の姿」と見ます。しかし、一見手放しで受け入れてこそ中華文明の勝れたる優越の証としての度量の広さがありますが、ひとたび事態の悪化や損を受けると被害妄想的な排他的に変貌します。自己中心的に基づく寛大さがありますが、状況に対する繊細さに欠ける大陸的風土の気質があります。

ですから自国同志で戦った中国国民党と八路軍の事や、文化大革命での多大なる人民の犠牲や、文化歴史消失等を日中戦争の要因に置き換えても疑問を持たない雑な気質があり、殿様気質(よきに計らえ要因)があります。度量の広さと被害妄想的な良否二面性のある民族気質であり、自己主張の強い国民性です。

中国の勢いは日本全国各地で中国系資本など外資による土地買収が深刻な状態になって来ています。水源地や森林だけでなく、中国資本が企業を買収して「中華街」のような街を作っています。

千葉県木更津市の中華門(中国資本に買収された老舗ホテル)をはじめとして、新潟市の現在、衰退著しい中心商店街が誘致に名乗りを上げているが、「新潟が東京・池袋(中国人が大量に流入した)のようになる恐れがある」(住民)と、地元には景観や治安の面から無警戒な進出を危惧する声もある。平成18年に仙台市内で進んでいた「中華街構想」は撤退させた。

そしてチュニジア(ベンアリ大統領)、エジプト(ムバラク大統領)、リビア(カダフィ大統領・死亡)等、北アフリカや中東で相次ぐ反体制の動き(民主革命)が活発化した。独裁政権側が情勢の急激な変化に対応できない状況をさらしています。この民主革命運動が中国に飛び火しないか中国は警戒をしています。

中国共産党の一党独裁による言論統制や国民の貧富格差、また地域格差など国内のひずみを解決しなければ、いずれ内部崩壊を起こして再度国内の混乱状態に陥り、ソ連同様に中華人民共和国という国家体制そのものが解体し消滅するという事も考えられるのです。そのようにならないように中国政府は舵取りをしなければいけません。

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気学より見た隣国近代事象

2011年12月2日 金曜日

来年の2012年は六白金星辰年にあたり、中国は1931年の満州事変の六白金星未年より満81年(9年×9周期)に当たります。

明治期の中国は清王朝による西太后の摂政時代であり清王朝は中国東北部の満州出身の王朝であります。そして清王朝も末期時代となり、明治27年(七赤金星午年)には日本との間で日清戦争が勃発しております。

17世紀に明が滅びて、当時夷狄(イテキ)の地の満州から清王朝が国を建てることにより、中国での「儒教思想」は崩壊し、李王朝の朝鮮はその儒教思想を受け継ぐことになり、すなわち「中華思想」が朝鮮へと儒教伝承として入っていく事になります。中華の儒教思想を受け継いだと言う自負心が朝鮮にはあります。

明治27年2月に朝鮮全羅道に暴動が起こります(東学党の乱)これに端を発して日清戦争へと発展していきます。翌年明治28年(六白金星未年)に日清講和条約が調印されますが、独・露・仏三国による遼東半島の清国返還を勧告されます。(三国干渉)

日清戦争(明治27年8月1日清国へ宣戦布告)
日本と中国は五黄殺・暗剣殺の対立関係にあります。

日清戦争休戦(明治28年3月30日) 三国干渉4月23日
日本と三国が五黄殺・暗剣殺の対立の関係となり満州・朝鮮半島の統治権をめぐります。

日露戦争が勃発(明治37年2月10日)
三国干渉より10年目の年にあたり露国は暗剣殺方位でありました。日露戦争に一応勝利した日本ですが、明治43年(九紫火星戌年)より日韓併合となり、大陸への侵略に至ります。そして中国では革命運動が盛んになっていきます。

第一次世界大戦(大正3年8月・五黄土星寅年)が勃発
露国では大正6年(二黒土星巳年)11月(五黄土星亥月)にレーニンによる革命が起きます。富国強兵の世界烈強の支配から共産主義の台頭へと変革して行くのであります。歴史の事象には一定の周期があります。

この時期台頭したレーニンの共産主義も36年後の昭和28年(二黒土星巳年)にスターリンが死去して、そのまた36年後の平成元年(二黒土星巳年)に崩壊に至る道筋が生じてきております。

大正6年(二黒土星巳年)3月に2月革命(ロシア暦)が起こる(ニコライ二世退位)11月に10月革命(レーニン・ソ連政府樹立する)昭和28年3月スターリン死去(二黒土星巳年)平成元年(二黒土星巳年)共産党崩壊し始める。

ロシアは二黒土星巳年を基点として国としての周期があります。九星・十二支の36周期が国の興隆衰退の分岐点を発生しています。中国においても明治45年(七赤金星子年)に十二世297年(9年×33周期)続いた清王朝が滅びる。革命運動のリーダーであった孫文・袁世凱等の権力闘争があります。ここから中国は混迷混乱の時代を迎えます。多くの内乱や権力闘争の流れの中で、外国圧力の入り込む素地が生じていったと言う状況があります。

特に昭和に入り金融恐慌・世界恐慌の時代が襲来し日本は満州事変(昭和6年9月18日(六白金星未年・七赤金星酉月)を勃発させます。日清戦争後、独・露・仏の三国による干渉から36年後の周期であります。周期には緑・因・果の要因があります。

そして36年後の昭和42年(六白金星未年)中国歴史上の最大の汚点となる「文化大革命」の発生をみるに至ります。

中国は清王朝が「七赤金星子年」で滅びて、中華民国を孫文が成立させます。しかし、翌年の(六白金星丑年)より、革命や革命運動等の権力闘争が続き外圧の影響を受け易かった状態でありました。満州を日本が侵略しなければ露国、あるいは革命後のソ連の侵略は当然あった訳です。

中国は六白金星という年を基点として、国としての周期があります。九星・十二支の36周期、国の興隆衰退の分岐点を発生しています。

第二次世界大戦後の昭和24年(六白金星丑年)に中華人民共和国が成立しています。清王朝が滅びてから36年後のことであります。昭和41年(七赤金星午年)には紅衛兵が出現して翌42年(六白金星未年)文化大革命へと発展し、大きな粛清の嵐が吹き荒れました。昭和51年(六白金星辰年)9月に毛沢東が死去し、強行的指導の 実権者の江青・張春橋ら文化指導者が逮捕失脚します。鄧小平権力復活し、以後中国の近代化が促進することになります。

近代中国は七赤金星の年から六白金星の年にかけて大きな事象事件の周期を巡っております。七赤金星年は今年で来年は六白金星年です。

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民主党代表選

2011年9月1日 木曜日

延命策を次から次へと打ち出した菅首相も、ついに8月26日退陣の条件である3つの退陣条件(第2次補正予算・再生可能エネルギー特別措置法・特例公債法)が成立した事で退陣を表明致しました。

そして民主党代表選が29日に行われ野田佳彦氏が決戦で海江田万里氏を破り新代表に決まりました。30日に菅内閣は総辞職し、野田佳彦氏が第95代内閣総理大臣に就任致しました。

代表選への候補者は下記の5名でした。

野田佳彦財務相 1957年 5月 20日生まれ
       本命七赤金星酉年(盛運期4年目・中宮位廻座)

海江田万里経済産業相 1949年2月26日生まれ
       本命六白金星丑年(盛運期3年目・東南方位廻座)

前原誠司前外相  1962年4月30日生まれ
       本命二黒土星寅年(衰運期4年目・南方位廻座)

鹿野道彦農相  1942年1月24日生まれ
       本命五黄土星巳年(盛運期2年目・東方位廻座)

馬淵澄夫前国土交通相   1960年8月23日生まれ
       本命四緑木星子年(盛運期1年目・南西方位廻座)

第1回目の投票結果
海江田万里氏 143票(盛運期3年目)
野田佳彦氏  102票(盛運期4年目)
前原誠司氏   74票(衰運期4年目)
鹿野道彦氏   52票(盛運期2年目)
馬淵澄夫氏   24票(盛運期1年目)

誰も過半数を取れなかった為に上位2名の決選投票となりました。

決選投票結果
野田佳彦氏  215票(盛運期4年目)
海江田万里氏 177票(盛運期3年目)

運気状態(盛運期1年目~4年目)の通りの結果となりました。

気学では「時期」においても「方位」においても「初めての状況・動き」というものを重視します。すなわち「人の吉凶は動より生ず」であり着手・実施・始動等々を基準とします。

新代表に決まった野田佳彦氏の今年の運気は盛運期4年目で本命星の七赤金星は中宮位廻座であります。それだけに今後の動向に要注意であります。

中宮位廻座は過去要因の「結実と開花」の生じる宮位で「天国か地獄か」の両極端な年であり、中宮位廻座で願望成就(民主党の代表になり第95代内閣総理大臣に就任)を果たす事は多くあります。しかし新規改革・拡張拡大行動は後々において凶現象となり、成就に至らないで中途で頓挫する事も多く顕現する要因があります。過去の努力や実績が結実したり、開花する状況であっても自ら新しい事柄や新規行動は頓挫すると言うことです。

過去に田中角栄元首相(大正7年4月生れの本命一白水星午年・月命六白金星辰月の生れ)が首相となった昭和47年(年盤一白水星子年)7月(三碧木星未月)7日であります(中宮位廻座での首相就任)。その後あの「ロッキード事件」で昭和49年に辞職します。本命星が中宮位廻座の時は現状維持の時であって多少力があっても衰運に備える時ということになります。

また昭和29年(一白水星午年・中宮位廻座)の時に首相になった鳩山一郎元首相(明治16年1月1日生れ本命一白水星午年・月命七赤金星子月・鳩山由紀夫元首相の祖父)も足掛け3年で次の石橋首相に変わっています

本命星が中宮位廻座の時というのは物事の花開く時であり満開に咲く花のような時期なのであります。過去何十年の努力の表出する時であり吉にしても凶にしてもすべて過去の状態の顕現する時なのです。それだけにこういう時期は大変難しい状態なのです。

ですからその後の首相で福田赳夫元首相(明治38年1月生れ・本命六白金星辰年・月命三墾木星丑月)も中宮位廻座で首相になった為に有利な状態でありながら足掛け3年で大平首相に変わることになってしまう事になりました。

また 検察審が再議決し強制起訴となった小沢一郎氏(1942年5月24日生まれ・本命四緑木星午年)も初当選は昭和44年の四緑木星酉年)の本命星が中宮位廻座です。

他には仙谷由人氏(1946年1月15日生まれ・本命一白水星酉年)の初当選は平成2年(一白水星午年・中宮位廻座)です。野田佳彦氏(1957年5月20日生まれ・本命七赤金星酉年生まれ)も初当選は平成5年(七赤金星酉年・中宮位廻座)です。初当選の時期・大臣や首相になった時期が中宮位廻座・厄年である事は後々において不利や凶現象が顕現します。

周期律というのは方位学周期と時期的周期の交差した時により強い現象が起こるのであります。

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人生は駅伝に似ている

2011年1月5日 水曜日

明けまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

元旦に行われた第55回ニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝)はトヨタ自動車が初優勝を果たしました。

また2日・3日と行われた新春恒例の「第87回箱根駅伝」は早大が18年ぶりの総合優勝。大学3大駅伝(出雲全日本選抜・全日本)を史上3校目の3冠を達成しました。

「人生は駅伝に似ている」と語ったのは、メキシコ五輪マラソン銀メダリスト君原健二氏であります。

今タスキを受けて現在を走っている現代走者は先人から受け取ったタスキを、責任を持って次の世代に引き渡さなければなりません。このタスキリレーが人生と駅伝と相通じると言うことです。

人類発祥以来脈々と受け継がれて来た先人たちの思いや努力の結晶が込められたタスキの意義が、現在の走者である現代人に理解され、次の世代の人々が少しでも走り易い状況(余裕)で渡すことが出来るかが、現代を担っている私たち走者の果たして行く責務であり自覚であります。

先人たちの思いや努力を知ることが「歴史に学ぶ」と言う事であります。

日露戦争の勝利で浮かれ油断や慢心の時代(区間)があり、太平洋戦争と言う敗戦を味わう苦境の時代(区間)があり、そして高度経済成長と言う発展と繁栄の時代(区間)があり、バブル経済崩壊を発生させた苦闘の時代(区間)があり、そして徐々に立て直す時代(現在の区間)へと入りつつあります。

気学ではこの区間を36年間ずつの繰り返しで捉えて世代のタスキリレーと考えます。ある区間の人が苦境を味わえば次の区間は楽となり、また次の区間が苦境を味わうことになり、この36年区間は苦と楽が発生します。36年間の中でも18年ずつの苦楽の繰り返しが生じます。

自然界はバランスなりと言うことです。現代を走るものが油断し慢心し責務を怠り楽や欲望を過剰に求めると次の区間は苦の時代を招くことになります。社会で発生する凶悪事件も何かを捨て去って来た結果であり、お金や、もの重視の思考に心が荒廃してしまった状況であります。

次の走者に希望の持てる状況でタスキを引き継ぎたいものです。

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逆運のライブドア堀江前社長の墜落

2010年12月1日 水曜日

当時IT関連の改革に10年近く乗り遅れて森内閣(平成12年4月から平成13年4月)が、IT革命と称して改革を始動させました。

そして利便性のみが常に優先し、法律の整備が後手に回っていた状況の中で、こうした法律の不備や盲点に付け込む形で、ライブドアの驚異的な成長がありました。時代の寵児と持て囃されて来ました。

しかし2006年1月16日(1月16日ですので前年の四緑木星酉年)夕方東京地検特捜部による証券取引法違反による捜査が入り、その後逮捕されました。

実績を上げて株価に反映させ上昇させて行くと言う本来の姿ではなく、株価を上昇させる為にM&Aを行い、実績を後追いさせて行く手法でありました。株価を上昇させる為に粉飾決算を装い利益がある様に見せかけての虚為になったと言う事です。

堀江前社長は昭和47年10月29日生まれ(本命一白水星子年・月命九紫火星戌月生まれ)です。

堀江前社長は1996年(平成8年四緑木星子年)に始動しました。運気は本命南西方位廻座で上昇年(盛運期1年目)でありますが、誕生日前の厄年(衰運期5年目)の影響下の状態のある始動です。そして盛運期4年目(平成11年・一白水星卯年)は順調機運でM&Aで進展します。

しかし衰運期(平成12年から平成16年)に突入した頃から、野球の球団の買収に名乗りを上げ、ニッポン放送・フジテレビ等に対するM&Aの問題が世間の注目を集める事になります。

こうした一連の行動は衰運期中であり自重し慎重に対応・対処する時期でありました。事件の主たる嫌疑の元となった事柄は平成16年3月(五黄土星申年・一白水星卯月)の買収に関する事柄です。事件の容疑の年は平成16年(本命北方位廻座の厄年)が基点となります。

運気的には本厄年(本命の一白が北方位廻座の衰運年の5年目)であり、自重し盛運期に向い準備すると言う衰運期の時です。それを実行に着手し行動した訳であり、その間の要因は全て無駄になると言う状態時の行動であります。

運気が本格的に開いて行く時に、こうした状態になることを気学では「逆運」と称しております。

拡大拡張を慎む時期に行動し運気旺盛になる状況時に発覚要因となりました。気学では4年間の盛運期があり、5年間の衰運期があると定義付けております。つまり物事において、5年間は苦労や耐える期間の努力の後には4年間の比較的思い通りに進展する期間があり、それが9年と言うサイクルで繰り返されると言う事です。

堀江前社長のIT分野始動からちょうど9年経過(気学の1周期)と言う節目の年に起こった事件です。

それが自然界の法則であり、周期なのです。自然の法則に従いながら発展・繁栄を行うか、あるいは自然の法則に逆らい行動することで短い成就で終結するかは、中心になる社長の舵取り一つであります。

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