人生100年時代

2019年6月21日 金曜日

金融庁の審議会が“老後の30年間で2,000万円が不足する”という報告書を発表した問題で、物議を醸している。

最近では、良く言われる事にこれからは人生100年時代だと・・
社会保障費が危ないので、政府は定年を70歳にする。年金の支払いを遅くする等の方法が検討されている。(このままでは年金制度は破綻するので、政府が年金など公助の限界を認め、国民の「自助」を呼びかけている。)
年金制度はこれで良いのでしょうか。喜んでいるのは生命保険会社ではないでしょうか。

年金は自分が支払った総金額が実際に貰えるのに元金だけで7年はかかるそうです。支給開始から7年以内に死んだら元もとれません。
年金は支給開始からもらうべきである。遅くすると支給額が増えると言いますが死んだら元も子もないです。

本来、政治と言うものは弱者に対して守ってくれるものです。しかし昨今の政治はいかがなものでしょうか。安倍政権は弱者には冷たく強者には便利を図るとんでもない政権です。

がむしゃらに働いて来た人生で、65歳を迎え定年退職になった。家の事はすべてが妻任せで、子供たちはそれぞれ独立している。何をして過ごせばいいのか、特に趣味もなく時間の使い方に悩んでいる退職者も多いのではないでしょうか。

人生100年時代なら65歳の定年を過ぎてからまだ35年間も人生が残っている。嬉しいような悲しいような残年数である。

健康ならまだ良いが寝たきりや介護の必要な延命は必要なのか。論議が待たれるところです。


退職金・貯蓄・年金で残り35年生きるのにいくらかかるのか。夫婦のどちらかが早く亡くなった場合はどう生きるのか。
健康で暮らせた若い時と違い、老後は病院代がすごくかかる事を見逃してはいけない。収入がないのに、介護保険・国民保健等の支払いも年々上がり生活はきつくなる。

まるで長寿は生きるも死ぬも地獄のような100歳であると感じます。

いかに健康に生きる事が出来るか。食事と運動のバランスはとっているのか、
健康の対策や方法は・・色々考え実行できるものは実行している。
しかし現実で考えるなら健康寿命は80歳ぐらいに思える。
あんなに若く元気だったのに80歳前後になると、突然バタッと来る人が多いようだ。


皆が望むのは「ある日ある時、ポックリ」と逝きたいと思う人が多いのではないでしょうか。


AI・医学・医薬が恐ろしい速さで進歩し、延命だけを求める時代が来るなら本当の人間の生き方や寿命が問われるべき時代です。

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