新入社員は何故辞めるのか

2017年6月21日 水曜日

「3日・3月・3年」と言われるように、物事のスタートを切って変化の現れる時期です。4月に新社会人になった人の多くが、わずか3ヶ月で会社を辞める人が多くいます。厳しい経済環境のなかで、努力し就職の内定を取ったのですが、いざ入社してみると、厳しい研修や先輩からの指導に面喰う人も少なくはありません。

5月病ではなく6月病なのです。「本格的な社会人」への第一歩がスムーズに踏み出せない社員がかかってしまうようで、なぜ辛抱ができないのだろうかと思います。その理由をいくつか挙げて見ましょう。

①大きな目標や夢は持って入社するのですが、その目標達成に於けるプロセスで、目標達成の為の基本のスキルがなく、仕事を覚たり、努力する事の大切さの意味が理解できていない。下積みの仕事ではなく、いきなり華やかなわかりやすい仕事をしたがる傾向があります。

②学校の成績は優秀だったので、今までに失敗した経験がほとんどないので、「失敗したくない」「負けたくない」「みんなに付いて行きたい」といった心理に陥り易く、他と比較して自分はどう評価されているのか、自分自身に焦りが見えてきます。与えられた仕事に対して上司や先輩からのアドバイスや期待が逆にプレッシャとなって自分自身を追いこんでしまう傾向があります。

③自信満々のプライドの高い新人は、上司にも議論を挑んで来ます。仕事も出来ない、解っていないのにも係らず、最初から少し偉そうに振る舞い、「うちの先輩はちょっと視野が狭い」「この会社では学ぶことは少ない」など、どこかで自分勝手な評価をしている。口先の人間である。

④1987年から2004年までに生まれた人たちの「国のゆとり教育」の反動です。

⑤電話がとれないで悩んでいる。『知らない人からの電話に出るストレスに耐えられない』とのことである。メールに慣れた生活で多くの若者がオフィスで電話が鳴ると落ち着かないのである。それが嫌で辞めるである。

いつも申し上げていますように、今の若者は、知識(大学を卒業したのだから)は持っています。学生時代は同じ年齢での戦いでありました(受験)。御幣があるかもしれませんが暗記力のある学生がある意味での成績優秀者(有名大学卒)であるのです。

しかし社会へ出ると、すべての年齢者(世の中のすべての人)との戦いであるのです。そして社会では知識よりも自分の力で生きる事や仕事が出来る等の知恵が必要なのです。この知恵が余りにも今の若者にはないのです。

小さな目標をクリアし、成功体験を重ねて行けば、大きな自信が付いてきます。自信とは自らを信じることです。自分は俺は私は「出来る」と信じるのです。

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