会社経営の心構え

2020年7月21日 火曜日

運をもたらす「天の時」が流動性である以上、停滞を生じる「油断」は禁物です。自惚れると言うことは、油断の入り口であります。自信と自惚れの違いは自己の心を律する差であり、前向きな心の持ち方の違いです。

自信は常に己の器量と才覚を知った上での行動努力であり、謙虚さが根底にあります。自惚れは己の器量を知らない要因であり、これ以上の発展が望めない状態となり易く現状から一歩も前進し向上させる事や開運を果たすことを放棄する要因となります。

「満つれば欠ける」の摂理から小さな自己満足で終始することになります。そこには自己の器量以上に発展する要因が生じません。

会社の使命や蓄積は、儲けることも重要なることでありますがもっと大事なことは、世の中の人たちに「役立っている」と言う自覚を持つ事の大切さです。

そして安心感を持つのではなくあらゆる心配をした後、即ち「人事を尽くしたら天命に委ねる心」を持つことであります。「人事を尽くして天命を持つ」ことで、最善を尽くして天の命に委ねる心であり、安心感とは異なる状態です。

安心感は自分が得るのではなく、相手方の人に与えることが安心感と言うものであり、自分側の得る状況ではないのです。そして満足感は慢心を生じ、進行が停止し運気に於いて油断となり「気が滞る」ことになります。

充実感と満足感は似ているようで違うのです。経営は誕生した以上「前進」「努力」しかないのです。後進は許されないのです。それだけに前向きに、前向きにプラス思考で前進あるのみです。

自分の一途な努力により、大きな可能性を信じて挑戦して行くことが経営の基礎の精神であり、経営にも「六道の経営」と言う段階があり、ただ儲けるのみの「畜生界」・争う事に終始する「修羅界」・喜怒哀楽の「人間界」・世の中に役立つ精神の「天上界」他に「餓鬼道」・「地獄道」があります。経営者の志す姿勢により六道に分かれる要因となることを認識すべきです。

コメントは受け付けていません。