自然界はバランスである

2020年5月1日 金曜日

自然界はバランスであると言う法則から、東洋哲学の考え方は右極と左極の中間にその思想があり、「中庸思想」と言う考え方であります。

中庸思想とは足して二で割ると言うものではなく、右極と言う考え方や見方、左極と言う考え方や見方をあくまで尊重し調和や協調を図りながら、中道を歩むと言う考え方や見方であり、バランスよく維持努力していくと言うことです。

気学と言う教示は自然界を手本として、その自然界のもたらすところの法則を中心として人間社会に応用していく教示学です。

この自然界のもたらす輪廻転生の思想、あるいは栄枯盛衰の法則等を自然界の一員である人間の基本的なる生き方の中に、定着させて受け継がれて来たのが宗教(仏教)であり、神道(道教・山岳信仰)そして気学(陰陽五行・儒教)であります。

自然界をそれぞれの分野から説き明かすことにより自然界の法則が人間社会に与える影響と言ったことがあり、その自然界の教典が佛教であり、呪術として神道にあり、実践「行」として気学があります。

こうした三つの方向から自然界を見る方法が「三才観」と言う見方であり考え方です。自然界と言う絶対的なる存在の中で、人間と言う存在がどう言う立場にあるかを自覚することにより、自然界と人間社会の共存共栄を永続的に図る基盤を作る基本が気学実践の本義です。

自然界のもたらす法則を会得し共に栄えて行く為には、人間も時として耐えがたきを耐える心の試練は大切なことであります。まさに今、自然界のコロナ問題で耐える時です。

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