鬼門方位の事象NO1

2019年3月1日 金曜日

今年は東北方位(表鬼門)に暗剣殺、南西方位(裏鬼門)に五黄殺が廻座する年です。そこで鬼門について更に詳しく解説します。

天海憎上(天文5年・西暦1536年生まれ・本命五黄土星申年)は寛永2年の西暦1625年に江戸城の鬼門方位に当たる忍岡(現在の上野)に寛永寺を創設し東叡山と称して自ら第一世となり、徳川家の廟所ともなりました。

比叡山が京都御所の鬼門の守りとして創建され、江戸は京都を範として町造りを造成したのです。その基盤思想に「陰陽五行説」「風水説」「四神相応説」がありました。

一般に言われる所の鬼門方位は十二支の丑・寅方位である東北方位の60度間を示している方位です。九星では鬼門方位は後天定位八白の存在する方位です。
八白は土性であり、山・丘・高いところの事象です。

丑の月は1月にあたり、寒中の期間であり寅の月は2月にあたり立春の節気であります。

丑は十二支の終わりで地中発芽の内攻期であり、寅は十二支の始まりで発芽顕現の状況です。その意から丑寅は「万物終始」の定位と言われ八白の事象の「止まる」意があり、山は動かずに止まる状態と言う相であります。

鬼門(丑寅)方位は止まる・終始と言う現象の顕現を見ることから、恐れられている方位となりました。

江戸城の徳川幕府にとって鬼門にあたる大名は仙台の伊達藩であり、その押さえとして徳川家康の11男頼房を配置したのです。

物事に於いて順調なる人がこの鬼門方位を用いますと、順調機運は「止まり」意となるところから、鬼門を恐れられる一因にもなっています。しかし逆に不順不調なる人が鬼門を吉方位として活用しますと(東北方位が吉方位に当たる時)不順不調現象が「止まり」順調なる機運に逆転すると言う鬼門現象の効果もあり、方位作用を知って用いることにより、有利に導くことも可能なのです。

鬼門方位を効果的に吉方位として活用すれば大変強烈なる作用で順運に戻す働きがあり、凶方位として用いますと他の方位と異なり強烈な凶作用が現出することから昔から鬼門方位の丑寅(東北方位)を表鬼門として恐れられて来たのはこの吉凶現象がより激しい作用からであります。

今年は表鬼門(東北方位)に暗剣殺、裏鬼門(南西方位)に五黄殺です。
その為、2019年2月4日から2020年2月3日までの期間はこの東北方位と南西方位を使わない事です。旅行・移転・新規な事柄・開店・輿入れは避ける事です。

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