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イラク戦争の検証

2013年4月11日 木曜日

前号の「イラク攻撃勃発から10年経過」の続きで、今回は「イラク・フセイン元大統領の足跡と二人の外務省の外交官が殺害された事件」を検証します。人の運命が解ります。

イラク・フセイン元大統領・1937年4月28日生まれ(本命九紫火星丑年・月命三碧木星辰月)

1979年        イラク大統領に就任(三碧木星未年)(独裁体制を築く)
1980年        イラク・イラン戦争(1980年~1989年の戦争)、米ソ冷戦時の中で米国の支援で対イラン戦を有利に進める
1990年        夏に突然クウェートに侵攻する。当時のブッシュ米国大統領(現大統領ブッシュの実父)率いる米国はただちに湾岸周辺地域に兵力を配備する。
1990年8月2日    イラクがクウェートに侵攻する
1990年8月8日    クウェート併合を宣言
1990年11月29日  国連安保決議678条採択する
1991年1月17日   多国籍軍の空爆による湾岸戦争開戦
1991年2月24日   地上戦開始
1991年2月27日   クウェート解放し米国等勝利宣言
1991年4月3日    イラクに大量破壊兵器の廃棄義務付け

イラク・フセイン大統領が就任して以来十二支の一循目(12年後)の「未年」のめぐりの時で九星の運気は盛運年の4年目にあたりフセイン政権そのものは敗北後も生き残ることになります。そして中東地域の安全保障にとっての脅威に成長して行きます。

2003年1月27日   国連査察団が安保理に正式報告「イラクの協力は不十分」
2003年3月19日   イラク攻撃開始(未年)でフセイン政権崩壊

フセイン元大統領にとって「未年」は大きな事象の発生している事が判明します。未と対沖するかたちで丑があります。つまり未年(大歳)の対沖には歳破が廻ります。つまり運気上不利となる要因であり十二支は「体」(状態)の同
期となり、就任時の周期が不利に動いています。

1979年就任・1991年湾岸戦争・2003年崩壊と12年毎の大きな事象です。

また平成15年11月29日にイラクにおいて二人の外務省の外交官が殺害されました。

日本からイラクは北西方位にあたり、平成15年(六白金星未年)は暗剣殺の凶方位にあたります。奥外交官(大使昇格)は昭和33年生れ(本命六白金星戌年生れ)で3月に英国大使館より派遣されたと言います。

英国からイラクは東南方位であり、3月は月盤(四録木星卯月)として暗剣殺が東南方位に廻座しており、11月では奥外交官は年盤の暗剣殺に同会しており、井上書記官(昭和48年生れ・本命九紫火星丑年生れ)は年盤で歳破を持っておりました。

奥外交官は3月に英国よりイラクに入国しました。それが月盤の三碧木星の暗剣殺で、年盤の五黄殺でありまた。3月(卯月)に犯した方災は7月(未月)に11月(亥月)という三合路線に従って顕現します。方位は一定の周期を以って生じて来る訳です。

奥外交官は方災と周期と運気の三つが重なって凶現象が顕現してしまったのであります。子(12月)・丑(1月)・寅(2月)・卯(3月)・辰(4月)・巳(5月)・午(6月)・未(7月)・申(8月)・酉(9月)・戌(10月)・亥(11月)で三合とは(子・辰・申)(丑・巳・酉)(寅・午・戌)(卯・未・亥)の関係を言う。

自衛隊の派遣も平成15年は北西方位で暗剣殺にあたり、一長一短に行かない要因が生じ平成16年の立春(2月4日)の年が変わってからの派遣が方位的には無難となり、もし立春前の自衛隊派遣となれば、小泉内閣の政権の危機に直面することになり、立春以降遅ければ遅いほど良い結果となります。これは方位の要因からであります。

人の運気状況・方位の重要性がご理解頂けたと思います。人生の大きな節目の時(結婚・移転・開店・新築・設立・新規な事柄等)には十分に注意する事です。

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イラク攻撃勃発から10年経過

2013年4月1日 月曜日

イラク戦争は「何だったのか?」その後の検証もされずに10年が経過しました。2回に亘って気学検証をします。

イラク攻撃勃発は平成15年3月19日(六白金星未年・四録木星卯月)でした。あれから10年が経過しました。

米国のブッシュ前政権が始めたイラク戦争は(イラク・フセイン大統領・1937年4月28日生(九紫火星丑年・衰運期3年目)平成23年12月、米軍の全面撤収(オバマ大統領)で終結した。

この戦争で占領統治は混乱し、4500人近い米兵の命が失われ、巨額の戦費(1兆ドル。日本円で90兆円)で財政赤字は膨れあがった。その原因の一つとしてアメリカ経済も弱体化した。開戦の理由とした大量破壊兵器が見つからず、威信は揺らいだ戦争だった。少なくともイラク人は50万人が犠牲になったと言われております。

イラク攻撃賛同派の主たる首脳(当時)の運気状況

アメリカ・ブッシュ大統領   1946年7月6日生まれ(九紫火星戌年・衰運期3年目)

イギリス・ブレア首相     1953年5月6日生まれ(二黒土星巳年・衰運期5年目の厄年)

スペイン・ロペス首相     1953年2月25日生まれ(二黒土星巳年・衰運期5年目の厄年)

日本・小泉首相         1942年1月8日生まれ(五黄土星巳年・盛運期3年目)

イラク攻撃消極派の主たる首相(当時)の運気状況

フランス・シラク大統領     1932年11月29日生まれ(五黄土星申年・盛運期3年目)

ドイツ・シュレーダー首相    1944年4月7日生まれ(二黒土星申年・衰運期5年目の厄年)

ロシア・プーチン大統領     1952年10月7日生まれ(三碧木星辰年・盛運期1年目)

平成15年の主たる首脳の運気状況は衰運年であり、フランス・シラク大統領と日本の小泉首相が盛運年にあり、共にリーダーシップをとれた状態にありました。

しかし現実は、小泉首相は米国を追随する形で、イラク攻撃を承認し、平成16年1月に。自衛隊が初めて他国の戦場下に派遣されることになりました、一方シラク大統領は国連中心でイラク問題を解決すべく、イラク攻撃を回避する方向で対応しましたが、イラク攻撃は開始されました。そして多くの尊い命が失われました。

今日も世界のどこかで起こっている戦争は人間の「欲」しかないのです。現在に於いても核開発を進める北朝鮮・イラン、シリアとイスラエル問題、アフガン紛争等、終わる事のない人間の疎かな行動です。また安倍政権の憲法改正問題で、今後大きな論議になるでしょう。

国の指導者の運気によって国民の良否も生じて来ます。運気の良い指導者に当る国々では、国民が安泰の要因を現出して来ます。しかし運気の悪い指導者に当ると国民が苦労し、思い通りに行かぬ事態を現出します。

戦争問題のみだけでなく、経済問題も国の首脳の運気で左右されます。国の首脳の運気の盛衰が良否を分けるということであり、戦争問題や経済問題の見通しも首脳の運気が大きく左右します。次回に続く。

             

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