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2010年を占う

2010年1月18日 月曜日

平成22年度は「庚寅(かのえとら)八白土星年」の年にあたります。(平成22年2月4日から平成23年2月3日までの期間です。)

上元期60年間とは1864年(元冶元年)甲子一白水星年から1923年(大正12年)癸亥五黄土星年までの60年間です。

中元期60年間とは1924年(大正13年)甲子四緑木星年から1983年(昭和58年)癸亥八白土星までの60年間です。

下元期60年間とは1984年(昭和59年)甲子七赤金星年から2043年(平成で言うなら55年)癸亥二黒土星年までの60年間です。

その下元期60年間の中の27年目にあたりますのが今年の平成22年は「庚寅(かのえとら)八白土星年」です。

十干(じっかん)とは天であり、天象の精神 であります。甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・葵を言います。

十干の「庚(かのえ)」とは第7番目にあたります。庚は「自然界の実がなり秋を表現」します。

十二支は地であり、四季の形象で人の身体でもあります。子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥であります。

十二支の寅(とら)は第3番目にあたり方位は東北東の位置にあたります。
「春の訪れの時」であります。

九星は人であり、人の気質行動であります。一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星です。

九星では八白土星は「相続、止まる、変化、蓄財、革命など」の象意があります。山のたとえで人生にも変化の多い人となります。止まる作用や物事の節目・火山噴火・爆発崩落・現状打開・物事の依頼成就。変化の障害が生じる。

下元期の半ばにかかりその特出であるところの「下剋上・実力主義・思想の改革・不安定」という状況をもたらす諸現象も現出し、先行きに対する不安感が蓄積される一方で年が明けました。

今年(2010年)を占う

①政治面については鳩山内閣の威信が問われる事になります。運気最高の時期に総理になった鳩山首相の真のリーダーシップの発揮が出来るかが大きなカギになります。運気は盛運期4年目にあたり、吉凶・善悪・良否がはっきりと顕現する年となります。

今年の政治のキーワードを「革命・変化・蓄財・止まる」から判断しますと舵取りが大変難しい年になります。特に八白土星の事象から山積する問題を抱える国土交通(前原大臣)・厚生労働(長妻大臣)・総務省(原口大臣)に注目です。(国土交通・厚生労働・総務省は八白土星に該当します。)また夏の参議院選挙で民主党が過半数を取るかどうかの大きな年でもあります。

そして鳩山首相・小沢幹事長(1942年5月24日生まれ・本命四緑木星午年・月命五黄土星巳月生まれ)の政治献金問題もあります。特に小沢幹事長の運気は最悪の厄年にあたります。鳩山首相と小沢幹事長の相性関係は大変に悪いので今後の展開は微妙な状態にあります。

新しい展開を進めるには波風は付きものです。勇気と信念を持って前進してもらいたいです。

②景気問題については今年の庚年は実りの秋で収穫の時でもありますが、寅年は始動の時ですので、良かったり悪かったりの年で総合的には景気回復はまだ先になります。そして寅の年は【勤勉の年】真面目に働けば少なくとも利益あり、各人とも業を励む。と言う年になります。

九星においての過去の景気の動向を見ますと「八白土星年」に恐慌が生じているのが判ります。
大正9年(八白土星申年)  戦後の恐慌始まる。
昭和4年(八白土星巳年)  世界大恐慌。
昭和40年(八白土星巳年) 東京オリンピック後の不況。
昭和49年(八白土星寅年) オイルショック
平成13年(八白土星巳年) 金融ビッグバーン。
平成22年(八白土星寅年) 非常に危険な年です。
また十二支による景気動向を見てみますと、過去の寅年は不景気です。その為、今年の2010年の八白土星寅年は不景気からまだ抜けられないと判断します。

この不景気は五黄土星年(2013年)まで続き、四緑木星年(2014年)から本格的な好景気になるでしょう。

③天変地異については地震と火山の噴火に注意の年となります。寅年は自然災害や天災の多い年ですので、「備えあれば憂いなし」「天災は忘れたころにやって来る」を念頭に入れて普段からの用心が大切です。また航空機事故にも注意です。

特に8月は五黄土星の月で地震・噴火の要注意月となります。またこの8月は月盤の二黒土星が年盤の五黄土星に同会します。

過去の事象においても明治35年寅年は大寒波襲来・大正3年寅年の桜島噴火・新潟大地震・昭和61年寅年の三原山噴火等が起こっています。

④国際問題は上海の万国博覧会が今年の平成22年(八白土星寅年)5月に予定されています。中国の景気の見通しには明るい材料です。しかし中国はお金儲けに走り、安全を置き去りしている状態に問題があり、炭鉱の事故多発等の安全問題も大きくクローズアップされます。

そして今年の南西方位(中国の一部も含めたアジア地域)は日本から見て歳破殺にあたっています。鳩山政権がアジアに期待する政策(東アジア共同体)ですが、アジアの経済問題・安全保障問題・経済格差等は大変難しい問題に直面するでしょう。経済の後退期に入ったアメリカ(イラク戦争に突入した事が、今日のアメリカの経済危機を作った。またブッシュ大統領と小泉内閣でアメリカも日本も壊れた。)から着々と国際戦略を固める中国が大注目を集めるでしょう。またアメリカにおいても日本より中国に力を入れています。お互いの腹の探り合い状態です。

日本から鬼門方位(東北方位)にあたるアメリカが今年は暗剣殺方位にあたり、2国間の問題(特に基地移転問題・温暖化問題・経済問題等)で苦慮するでしょう。

オバマ大統領(1961年8月4日生まれ・本命三碧木星丑年・月命九紫火星未月生まれ)の今年の運気は衰運期4年目の南方位廻座です。名誉・名声のあがる時でもありますが、逆に離反・離別や露見のある運気です。また鳩山首相との相性関係は大凶の相性関係です。鳩山首相から見て大変難しい相手となります。

また世界的なテロ問題も要注意年です。北朝鮮においての核問題は世界的な問題です。金 正日(キム・ジョンイル・1942年2月16日生まれ・四緑木星生まれ)今年は厄年にあたります。また病気が重くなる暗示があります。

また世界的な課題の地球温暖化問題は国連を中心に数多くの会議が開かれるでしょう。

⑤社会問題は不景気による犯罪が多く発生し、そして自殺者も増える暗示です。国民7人に1人が貧困者と言われるようになった日本です。経済の底打ちは終わって景気回復の兆しに向かっていると言いますが、残念ながら就職難と各企業の安売りは続いています。

すなわちデフレスパイラル経済の流れに歯止めが利きません。車・電化製品・食品関係・衣服・旅行等々、次から次への値引き合戦です。こんなことではサラリーマンの賃金UPは遠のくばかりです。

生産は外国の安い給料で過酷な勤務時間で働いている(俗に現代版の「野麦峠・飛騨の女性(多くは10代の少女)が女工として働くためにこの峠を越えた昔の日本の労働」)と同じだとの一部批判があります。このようなやり方での安売りは決して日本の経済には良くない事です。さらに格差は付いていきます。

非常に厳しい先の見えない時代ですが、良くなる事を信じて前向きに進みたいと思います。

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2009年の10大ニュース

2009年12月25日 金曜日

今年も残すところ数日となりました。今年もいろいろな事件や事故が多く起こりました。陰陽祐気学「みちのしらべ」の独自に選択した10大ニュースは下記の通りです。

①衆議院総選挙で鳩山由紀夫民主党が圧勝し政権交代となる。

②円高・株安・デフレ経済が加速しました。大不況から就職難民が増え続け、年越しが出来ない人が増えています。自殺者が今年も3万人を超えました。

③世界的に新型インフルエンザが流行しました。

④アメリカのオバマ大統領が誕生。そして「核廃絶」を世界に表明しました。

⑤中国経済の勢いは世界をリードしました。

⑥天変地異の地震・噴火・台風の被害が多かった。地球温暖化問題は世界の危機です。

⑦九紫火星年の事象である火災が山火事も含めて世界的に続発した。

⑧凶悪犯罪が増加しました。(市橋達也事件・島根女子大死体遺棄事件他)

⑨野球日本代表がWBC連覇。イチロー選手が9年連続200安打達成!!

⑩酒井法子夫婦・押尾学等の芸能界の麻薬汚染が止まりません。

等々あげれば沢山の出来事がありました。

1年間、このブログを通して5000年の歴史のある気学から見た政治・経済・事件・事故・天変地異等、あらゆる角度から検証・実証してまいりました。また受け継がれて来た素晴らしい日本の伝統や文化もご紹介致しました。そして人間の生き方や考え方も掲載させて頂きました。

気学下元期(60年間)の半ばにかかりその特出であるところの「下剋上・実力主義・思想の改革・不安定」という状況をもたらす諸現象も現出し、先行きに対する不安感が蓄積される一方で年が暮れようとしています。ある意味では大変な時代ですが、前向きに進みたいと思います。

そしてこのブログが皆様の生活の中で何かのヒントになり、羅針盤として活用して頂けましたら、こんな嬉しい事はありません。

皆様、1年間ご購読ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

来年は皆様にとりまして良い年となりますようにご祈願致しております。

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「積小為大」(せきしょういだい)の教え

2009年12月17日 木曜日

昭和の20年代・30年代は、今ほど一家族から出されるゴミの量は少ない状況で、ゴミの収集等は一ヶ月に一度くらいの回数でした。

またゴミも限られた分量でありました。家庭にも食品や品物も「勿体無い」と言う気風の残っていた時代でありました。

高度経済成長の時代と共に「大量生産・大量消費」の時代を迎え、ゴミの排出量も飛躍的に増大し今日に至っております。

21世紀は地球資源の問題・環境問題・自然環境問題等々地球上におけるこうした諸問題が、すでに許容範囲を超えつつある状況となって来ております。

そうした状況の中で資源を上手に使い切り自然環境を保全すると言う「循環型」による社会造りが芽生え出しています。

4・5年前まではいらないものとして廃棄処分されていた住宅の廃屋材からバイオエタノールと言うガソリンの代謝燃料の開発があり、野積みにされていた色付きのガラスやビンの再生品が開発されたり(日本建設(株))・卵のカラの薄い膜で繊維の軟らかさやパウダーが開発されたり(キューピー(株))茶ガラ(抗菌作用)とトレーで屋外のベンチ類の家具等が開発され(伊藤園(株))小さな村の大きな挑戦として柚子のドリンク化や山に廃棄されている杉材を再生してファッションバッグに製品開発されて(高知県馬路村)発想の転換が図られて来ています。

ここに取り上げた品々や製品はすでに実用化が図れているものであります。こうした創意工夫する文化の土壌は日本の歴史や伝統・伝承の中に流れて来た思考であり数多くのもの作りの土台や基盤に中にあるものです。

昭和40年代の毎年の暮れ近くになると山積された郵便局の映像がテレビで放映され「年内に捌けるかどうか」を見て大和運輸の小倉昌男社長が宅配便と言う新しい分野に進出したと言います。

4・5年前に野積みされた再利用の不可能な色付きガラスビンの山積がテレビで放映され、それを見ていた日本建設の社長がガラスの廃材(ミラクル・ソル)を再生させて水質の浄化や河・川・湖・海の浄化土として自然環境の浄化を促進し有明海の再生・干潟の回復と言う事業に発展していると言います。

ここで思い出される言葉に「名を成すは、毎(つね)に窮苦の日に在り、事に敗れるは、多く得意の時に因(よ)る」と言う訓であります。

同じテレビの放映された映像を何百万・何千万人の人達が見ていた訳であります。見ていた人の中で一番窮苦にあったであろう立場の人達が「発想を転換し創意工夫し試行錯誤しながら」世の中に再生させ還元して行く新規事業の参入や新製品の開発を生んだのです。

建設会社として公共事業が改革の中で激減して行き、それがガラスの廃材が目に止まり試行錯誤して新しい建設素材の開発となり水質浄化へと結実して行きます。また官に任しておくより民が積極的に社会貢献の役割を果そうと言う発想等々が宅配便の誕生となります。

事業興起のきっかけは小さな着想からの出発です。しかし人一倍の実行力と行動力で社会の中で大きく成長して行きます。

「積小為大」(小事を嫌って大事を望む者に成功はない)・・・・二宮尊徳翁と言うことに尽きます。

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