若者の破産

2018年7月11日 水曜日

私が社会に出た頃は、銀行金利が平均で年間5%ありました。将来に備えて貯蓄をすれば結構な利息になったものです。毎年の利子が利子を生んで、10年間も銀行に預けておけば元金の2倍になった時代でした。

振り返れば1990年バブル崩壊で、潰れる銀行も出て、銀行は最悪の危機を迎えたのです。その銀行を救ったのが国民は利子を貰わない低金利政策だったのです。

あれから30年間、銀行は危機を脱出し正常に戻ったにもかかわらず、国民の利息は一向に変わらず微々たる利息でないようなものです。

バブル崩壊後、社会的な問題になったもののひとつに消費者金融(サラ金)がありました。高い利息で破産者が沢山出たのです。その後、消費者金融は法律が整備され消滅した会社や復活したのが銀行の傘下に入った会社(聞こえの良い・銀行系カード)です。

政府の政策であるマイナス金利で銀行は今、流行りのシェアハウス投資に力を入れましたが、このシェアハウス投資会社が倒産している現状が多く報告され銀行も個人投資家も破産の心配をされています。

個人の破産を押さえる為に、限度額や持っているカードの枚数等、制限を設けたにも係わらず、その決め事も守られる事無く、儲けの為に銀行は限度額をどんどん増やしているのです。

大学を出ても正規の社員になるのが難しい時代で、苦労して卒業したのに、返せる筈だった大学の奨学金返済も社会人になった今、大きな負担になっています。安定しない就職・仕事・アルバイト等で収入が見込めない、将来が不安で、結婚出来ない若者が増え、ますます少子化になって行きます。

生活は借金でやる若者が増え、そして破産に向かっている若者が増加しています。働き方も変わり、まるで転職することが、バイトが良いように思う若者も少なくないです、近い将来に待っているのは破産と生活保護に向かう姿です。ますます税金に負担がかかり社会保障費は破綻へと向かいます。

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